『金日成主席革命活動史』

第2節 3大技術革命の推進と全社会の政治的・思想的統一の強化。
社会主義憲法の制定


 金日成主席は第5回党大会後、3大技術革命と全社会の政治的・思想的統一の強化に力を傾けた。

 主席は6か年計画に取り組むにあたって、3大技術革命と6か年計画の全目標をくりあげて達成するための突破口を開いていった。

 ここでは、なによりも工作機械の生産に力が集中された。

 金日成主席は、次のように述べている。

 「(略)6か年計画の中心課題である技術革命の課題が遂行できるかどうかは、機械工業部門にかかっています。機械工業部門では各種工作機械の生産を最大限に増やし、各工場の建設に必要な特注設備をより多く、より立派に生産しなければなりません」(『新年の辞』1971年1月1日)

 3大技術革命をおし進め、6か年計画をくりあげて達成するには、各種の近代的機械設備の生産を増やさなければならず、なかでも工作機械の生産を決定的に増やすことが必要であった。工作機械の生産は、3大技術革命と新しい展望計画遂行のカギであった。

 主席は、この問題の解決をはかって1971年2月、煕川工作機械工場を訪ね、労働者たちに工作機械の生産で飛躍を起こし、1972年4月までに1万台を生産する課題を与え、全国の労働者を工作機械の生産に呼び起こした。全国の工場、企業所の労働者は、主席の呼びかけにこたえて、「技術革新突撃隊」「自動化先鋒隊」などを組み、技術革新運動を起こして、1年余のあいだに3万台の工作機械を製作した。こうして、3大技術革命と6か年計画遂行の突破口が開かれ、現有経済基盤の威力を発揮させて、国の経済発展と社会主義建設全般をより早く、より立派におし進めるための土台がきずかれた。

 主席は、工作機械生産で飛躍が起きると、直ちに機械工業全般を急速に発展させる措置を講じた。

 そして1971年11月、党中央委員会第5期第3回総会で、3大技術革命遂行における機械工業部門の課題を示し、工作機械の台数と品目を増やし、各種の近代的農業機械を増産し、電子工業と自動化工業の発展をはかり、各地に中小規模の自動化計器・器具分工場を設けるよう指示した。

 こうして、機械工業部門では設備の利用度を高め、工場、企業所を整備、拡張して、工業の発展と農村技術革命に役立つ各種近代的な機械設備を大量に生産した。

 主席は、機械工業の伸展と並行して人民経済の各部門で技術革新運動を起こし、3大技術革命を促すようはかった。採掘工業では、総合的機械化を実現するとともに半自動化、自動化に移行し、建設、運輸など骨の折れる作業の多い部門では機械化水準を高め、金属工業、セメント工業、化学工業などでは高熱労働や有害労働をなくすようにした。また、総合的機械化と全面的化学化を農業部門の中心課題として提起し、トラクター、自動車など各種の近代的農業機械、化学肥料、農薬などを増産して農村に送るようにした。これとあわせて、託児所、幼稚園を増設し、食品加工工業と日用品工業の発展をはかり、各種加工食品や近代的な台所用品を増産する措置を講じた。

 全国の党員と勤労者は、主席への忠誠心に燃え、主席の誕生60周年を迎える1972年4月15日までに、3大技術革命に拍車をかけ6か年計画の2年分の課題を完遂することを目標にして決起した。こうして、1年余のあいだに3000余の工場と企業所が、6か年計画の2年分の課題をくりあげ完遂し、3大技術革命でも大きな成果を達成した。

 主席はまた、全社会の政治的・思想的統一の強化に力を傾けた。

 当時大規模な社会主義建設と、祖国統一のたたかいを強くおし進めるためには、革命隊列をかため、全社会の政治的・思想的統一を強化しなければならなかった。特に、革命と建設の発展にともない各階層の広範な大衆が党に積極的な支持を寄せている状況にあって、大衆にたいする活動を強めて、社会・政治経歴の複雑な人々とその子弟の問題を正しく解決することは焦眉の急務であった。

 主席は、1971年8月と9月の党中央委員会政治委員会と、平安北道および黄海南道道党委員会拡大総会で、現実と革命発展の要請に即して革命隊列をかため、社会の政治的・思想的統一を強化するための綱領的な課題を示し、この課題を遂行するためには、党の組織活動と大衆指導を根本的に改善して、党を拡大、強化し、各階層の大衆を党のまわりに結集しなければならないと強調した。

 会議後、主席はまず、党勢の拡大に力を入れた。そして、勤労者を党の唯一思想で武装させるとともに、全社会の革命化、労働者階級化をおし進め、労働者、農民のなかから点検された人々、特に革命的教育を系統的に受けた党の後続部隊である青年を多く入党させる措置を講じた。こうして党隊列は、多数の勤労者と青年で急速に拡大された。

 主席はまた、各階層の大衆にたいする活動、特に、社会・政治経歴の複雑な階層にたいする活動に大きな力を傾けた。そして、この活動では、階級的原則を堅持し、同時に人々の階級成分を正しく評価することが重要であると強調した。

 金日成主席は、次のように述べている。

 「(略)人の階級成分を評価するに当たっては、あくまでも本人の思想を主とすべきであり、父や祖父の出身階級は、その人にたいする思想的影響関係を知るための参考資料とすべきです。言いかえれば、本人がいま、革命活動に積極的に参加しているかどうか、我が党と革命のために献身的にたたかっているかどうかによって評価すべきであります」(『婦人の革命化、労働者階級化について』1971年10月7日)

 主席は、革命発展の各段階で党を支持し、現在も革命のために忠実に働いている人々にたいしては、階級成分を再評価し、特に共和国の制度のもとで生まれ育ち、党を支持して仕事と生活を健全におこなっている若い世代にたいしては家庭の環境を理由に差別するようなことがあってはならないとし、当人が本心から党を支持し党に忠実であれば、過去の経歴や家庭環境に欠陥があっても党に受け入れるべきであると強調した。

 社会・政治経歴の複雑な階層にたいする活動を正しくおこない、かれらを教育、改造するという主席の思想は、人の階級成分が不変のものでなく、生活環境と条件の変化によって、また、本人の実践闘争と思想の鍛練によって変わるという人間改造の合法則性を正しく反映した独創的な思想である。それはまた、すべての人を信頼してチュチェ型の革命家に育成し、共産主義社会へともに進もうという主席の人民への深い愛と配慮に貫かれた革命的方針である。

 主席の示したこの方針に従って、社会・政治経歴の複雑な人々にたいする活動が改善され、闘争を通じて改造された人々の階級成分の再評価がなされ、その子弟の将来問題が円滑に解決されることになった。こうして、革命隊列は一枚岩のようにかためられ、社会の政治的・思想的統一と団結はさらに強化された。

 全党員と勤労者が、主席のまわりに強く団結し、社会主義建設の大高揚期を迎えた壮大な環境のなかで、党と人民は主席の誕生60周年を迎えた。

 主席が歩んできた60年の歳月は、祖国と人民のため、労働者階級の革命偉業のためにすべてをささげた革命への限りない忠実さと献身的服務の歴史であり、朝鮮革命の進路を独創的に切り開き、いばらの道を踏み分けて朝鮮人民の民族的および階級的解放と社会主義・共産主義建設のたたかいを勝利へと導いてきた輝かしい歴史であり、偉大な思想と理論、卓越した指導力と高邁な共産主義的徳性をもって祖国と革命、民族と人類のために不滅の功績を積みあげた最も偉大な革命の領袖の栄光に輝く歴史である。

 主席の卓越した指導があったからこそ、勝利と栄光に彩られた朝鮮革命の歴史があり、百戦百勝の朝鮮労働党と隆盛繁栄する社会主義祖国があり、朝鮮人民の幸せな今日と希望にみちた明日があるのである。また、主席の不眠不休の活動があったからこそ国際共産主義運動と世界革命の勝利が促進され、共産主義者と革命的人民の明るい未来が約束されることになったのである。それゆえ、朝鮮労働党と人民は、世界の革命的人民とともに、この日を最大の慶事として意義深く迎えた。

 全党員と勤労者は、この日を民族最大の慶事として祝い、主席の不滅の革命業績を末永く後世に伝えるため、革命史跡地や革命戦跡地を整備し、各地に革命事績碑を建て、革命の首都平壌の万寿台(マンスデ)の丘に記念の銅像を建立し朝鮮革命博物館を新装開館して主席に忠誠の贈り物とした。

 全党員と勤労者は、六十星霜を人民の自由と幸福のためにつくしてきた主席に最大の敬慕と忠誠をこめて最高の栄光と感謝をささげ、主席の万年長寿を祈った。

 最高人民会議常任委員会は、主席の誕生60周年にさいして、朝鮮人民の一致した意思と念願をこめて、朝鮮革命を勝利に導き祖国と人民のために不滅の業績を積みあげ、国際共産主義運動と世界革命に大きく貢献した主席に朝鮮民主主義人民共和国二重英雄称号を贈った。

 全国の人民はこの日を迎えて、主席を永遠に領袖として仰ぎ、主席が切り開いた革命偉業をあくまで完遂せずにはおかない決意と忠誠の念に心を燃やした。

 朝鮮人民とともに、世界の革命家と革命的人民も、主席の誕生60周年を心から祝った。

 世界の多くの革命家が、主席への最大の敬慕の念をこめて多彩な慶祝行事を催し、各国の新聞、通信、放送が、主席の革命活動史を特集して紹介した。また、世界各国から祝電とメッセージ、贈り物が数多く寄せられ、主席に最高の栄光をささげ、万年長寿を祈った。

 しかし主席は、還暦の日も普通の日と同じように、休息をとろうとはしなかったし、革命と建設で達成したすべての成果を人民のものとしてみずからを低くした。

 主席は、人民の念願を反映して立案された各種記念行事の計画に目を通すと、すべての計画をとりやめるべきであると厳しく指示し、ただ全国の子供たちへの贈り物のみを承諾した。そして、4月15日には人民の切なる願いを断りきれず祝賀宴に臨席したが、60年の艱難辛苦のなかで積みあげた不滅の業績をすべて革命同志の栄誉としたのであった。

 主席はその日、革命同志と苦楽をともにした数々の思い出を感慨深く回顧し、親の愛も貴いが、それにもまして貴いのは同志愛であり、革命と建設で輝かしい成果をおさめることができたのも全人民が党のまわりに一心同体となって力強くたたかってきたからであると述べ、同志的団結の強化が求められている情勢のもとで、全党と全人民がさらにかたく団結すべきであると強調した。

 金日成主席は、次のように述べている。

 「団結は、我々のすべての勝利の裏付けであります。全革命勢力がかたく団結してのみ、革命の最後の勝利を達成することができます。
 朝鮮革命の最後の勝利のために、全党が団結し、全軍が団結し、全民族が団結し、党と政権機関をはじめ、各部門の活動家がかたく団結しなければなりません」

 主席の誕生60周年を契機に、主席を中心とする党と人民の統一と団結は、崇高な革命的信義と同志愛にもとづく、最も強固な思想的、意志的な統一と団結へと高められた。

 主席は国家社会制度の強化をはかるため、共和国新憲法の制定に深い関心を払った。

 反帝反封建民主主義革命に勝利し社会主義へ移行していた過渡期の初期に制定された共和国憲法は、社会主義革命と社会主義工業化の歴史的課題が完遂され、社会主義の完全な勝利が当面の問題となった朝鮮の新しい現実にそぐわなくなった。したがって、新憲法の制定は革命発展のさし迫った課題であった。

 主席は『朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法』を起草し、1972年12月、最高人民会議第5期第1回会議の審議にかけ、会議はこれを採択した。

 主席は会議で、『我が国の社会主義制度をいっそう強化しよう』と題する演説をおこない、新憲法の基本的内容と性格、その制定の意義を全面的に明らかにした。

 金日成主席は、社会主義憲法の基本的内容について次のように述べている。

 「新しく作成された社会主義憲法は、我が国における社会主義革命と社会主義建設の諸成果を正しく反映しており、社会主義社会における政治・経済・文化分野の諸原則ならびに公民の基本的権利と義務を規定しており、また国家機関の構成とその任務と活動原則を定めています」(『我が国の社会主義制度をいっそう強化しよう』1972年12月25日)

 主席の作成した社会主義憲法は、社会主義社会における政治、経済、文化各分野の諸原則を全面的に規定している。

 社会主義社会は、集団主義にもとづいた社会であり、人民大衆の政治的・思想的統一が達成され、すべてが高度に組織化された社会である。したがって、すべての国家機関と公民が、政治、経済、文化の各分野で遵守すべき共通の活動原則と生活原則および社会主義・共産主義建設で堅持すべき活動方向と闘争原則を全面的に規定し、その貫徹を法的に保障しなければならない。

 主席は、社会主義憲法で国家の性格と任務および活動諸原則を明らかにし、朝鮮民主主義人民共和国は自主的な社会主義国家、主権が、労働者、農民、兵士、勤労インテリに属する労働者、農民の国家であり、朝鮮労働党の栄えある革命伝統を継承し、活動においてチュチェ思想を指導指針とする革命的な政権であると規定した。そして、北半部における社会主義の完全勝利と祖国統一の達成を共和国政権の基本的な革命任務とし、そのためには、内外の敵対分子との階級闘争を強め、思想革命を促進すべきであり、共和国政権は、その活動において常に階級路線と大衆路線を貫き、チョンサンリ精神、チョンサンリ方法にもとづいて活動し、チョンリマ運動をたえず強化して勤労者を共産主義的に教育、改造する活動と経済建設をともに強くおし進めるべきであると指摘した。また、共和国の武装力の使命と、自衛の原則にもとづいた祖国防衛方針および自主的で革命的な対外活動方針についても規定した。

 主席は、社会主義憲法で、社会・経済生活の諸原則を明らかにし、生産手段の社会主義的所有は共和国経済の基礎であり、たえず増大する物質的富はすべて勤労者の福祉増進にふり向けられるとし、共和国政権の経済的課題は、社会主義の物質的・技術的基盤を強固にきずき、勤労者を骨の折れる労働から永久に解放し、協同的所有を漸次全人民的所有へと移行させ、都市と農村の差、労働者階級と農民の階級的差をなくすことであると規定した。また、共和国における労働の性格と勤労者の労働生活原則および社会主義的分配原則、そして、社会主義経済管理形態と国家の経済指導原則について規定した。

 主席は社会主義憲法で、文化革命と社会主義的民族文化建設の諸原則を規定し、社会主義社会における文化革命の基本的な目的は、すべての勤労者を自然と社会にかんする深い知識と高度の技術を身につけた有能な社会主義・共産主義建設者に育成し、文化を社会主義勤労者のために役立つ人民的で革命的なものに発展させることであるとし、そのためには、帝国主義の文化的浸透を防ぎ、復古主義的傾向を克服するために強くたたかい、教育、科学、文学・芸術をはじめ、社会主義的文化建設のあらゆる部門を健全な土台のうえで急速に発展させるべきであるとしている。

 主席は社会主義憲法で、社会主義社会の本性に即して公民の基本的権利と義務を規定し、共和国公民の権利と義務は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という集団主義の原則にもとづいているとし、共和国の人民が社会生活で実質的に享有している民主主義的権利と自由を公民の基本的権利と規定し、また、社会主義制度を強化、発展させ、祖国の富強をはかるうえで人民が履行すべき任務を公民の義務として規定づけた。

 社会主義憲法はまた、発展する現実に即して国家機関の構成と任務、活動原則なども新たに規定した。特に、朝鮮民主主義人民共和国主席を国家の首班とする新たな国家機関体制を制定し、民主集中制の原則をすべての国家機関の組織と活動の基本原則として規定した。これによって、主席の唯一指導を強化し、労働者、農民、兵士、勤労インテリを国家活動と国家管理に積極的に参加させるようにした。

 主席の作成した社会主義憲法は、独創的なチュチェの法典である。この憲法は、勤労人民大衆を国家と社会の主人とし、かれらに自主的で創造的な生活を全面的に保障する原則にもとづいて国家建設と国家活動のすべての問題を規定している。また、自主、自立、自衛の原則を具現し貫徹することができるように、国家機関の活動原則、人々の生活原則および活動方式を規定している。そして従来の憲法が、既定の成果を法的に固定させ、国家機構体系と公民の権利および義務を規定したにすぎなかった通例を打破し、政治・経済・文化分野の諸原則を全面的に規定することによって、憲法の全般的体系と構造を一新した。そればかりでなく、公民の権利と義務、国家機関の構成と任務、活動原則なども新たに規定した。

 共和国の社会主義憲法は、最もすぐれた憲法である。

 金日成主席は、次のように述べている。

 「朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法は、労働者、農民、兵士、勤労インテリのための最も人民的な憲法であります。(略)朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法は最も革命的な憲法であります」(同上)

 新憲法は、労働者、農民、兵士、勤労インテリの意思と要求を反映し、勤労人民の利益を徹底して擁護しているばかりでなく、社会生活のあらゆる分野にわたって全人民に真の自由と権利を与え、それを実質的に保障するあらゆる条件を法的に裏付けている。新憲法はまた、チュチェ思想とその具現である朝鮮労働党と共和国政府の政策を擁護し、社会主義革命の獲得物を守り、思想、技術、文化の3大革命を促進することを法的に保障している。

 これらのことは、朝鮮の社会主義憲法が最も人民的な憲法であり、チュチェの革命偉業を遂行するための強力な武器であることを示している。

 共和国社会主義憲法の発布は、大きな意義を有している。社会主義憲法の制定によって共和国の国家権力が強化され、共和国政府の機能と役割が高められ、朝鮮人民は、北半部の社会主義制度の強化、社会主義の完全勝利と祖国の自主的平和統一の不動の法的保障をもつこととなった。社会主義憲法の施行は、社会の民主化と祖国の自主的平和統一をめざす南朝鮮人民の闘争を励まし、その進路を示した。新憲法はまた、社会主義憲法の手本として、労働者階級の法理論を発展させ、民族の独立と社会主義をめざしてたたかう各国の革命的人民を励まし、社会主義を中傷する帝国主義者をはじめ、あらゆる反動勢力に大きな打撃を加えた。

 歴史的な最高人民会議第5期第1回会議は、全朝鮮人民の意思と念願をこめて、金日成主席を朝鮮民主主義人民共和国の初代主席に選出した。

 主席は社会主義憲法の制定後、それを正確に実施するため力を傾けた。ここではまず、新憲法にもとづいて現行法規と規定を全面的に改定する措置がとられた。

 金日成主席は、次のように述べている。

 「(略)すべての国家・経済・文化機関で社会主義憲法にもとづいてそれを実行する法規と規定をつくり、現行の法規と規定も新憲法の要求に即して改めるべきです」(『思想革命、技術革命、文化革命をさらに力強くおし進めよう』1973年3月14日)

 主席は、新憲法にもとづいて『朝鮮民主主義人民共和国土地法』『朝鮮民主主義人民共和国社会主義労働法』など各部門の法規を制定し、現行の法規は、全面的に修正、補充するようにした。また、国家・経済・文化機関でも、変化した現実と社会主義憲法にそぐわなくなった法規や規定を改定または制定し、各機関や部署の職務規程も新たに制定して、それを徹底させるようにした。

 主席は、社会主義憲法と各種法規を遵守するよう人民大衆のなかで遵法教育と法的統制を強化することを思想革命の重要な課題として提起した。こうして、社会主義憲法と各種法規の学習が、全党・全人民的にすすめられ、社会の全構成員にたいし遵法教育が実施された。また、すべての勤労者が憲法と法規、規定にもとづいて活動し生活するよう法的統制が強められた。

 金日成主席の正しい指導のもとに、憲法とそれにもとづく法規と規定が正確に実施されるなかで、国家・経済・文化機関の活動と人民の生活に大きな変化が生じ、革命と建設は強くおし進められていった。





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