金正日総書記革命活動史

第8章 先軍の旗を高く掲げて社会主義強盛国家を
建設するために

第3節 金日成主席の生誕90周年を盛大に祝うために

 2002年は、金日成主席の生誕90周年にあたる年であった。

 金日成主席は、チュチェ思想を創始して人類に明るい未来を指し示した思想・理論の英才、卓越した指導と壮大な革命実践によって現代史を飾った偉大な政治家、百戦百勝の鋼鉄の総帥であり、限りなく広大な徳望と高潔な人品を備え、人民を懐に抱いて保護してくれた慈父である。

 金日成主席は、つとに革命に身を投じたときから生涯を終える最期の日まで、ひたすら人民の自由と幸せのためにすべてをささげ、あらゆる試練と辛苦をなめながら朝鮮革命と世界革命を勝利に導き、不滅の功績を残した。

 歳月が流れるほど、主席を懐かしむ朝鮮人民の思想・感情は、なお強烈になり、これは主席の生誕90周年が近づくにつれ、さらに高まった。

 金正日総書記は、金日成主席の生誕90周年を高い政治的熱意と輝かしい勤労の成果で迎えるための活動を賢明に導いた。

 総書記は、主席の生誕90周年を高い政治的熱意と勤労の成果をもって迎えるための組織・政治活動に第一義的な力を注いだ。

 金正日総書記は、次のように述べている。

 「党組織と党の初級宣伝活動家は、金日成同志の生誕90周年を高い政治的熱意と勤労の成果をもって迎えるための政治活動を集中的に展開しなければなりません」

 総書記は2001年1月10日、主席の生誕90周年を意義深く迎えるための準備活動を進める措置を講じた。これに従い2001年6月6日、朝鮮労働党中央委員会、朝鮮労働党中央軍事委員会、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会、朝鮮民主主義人民共和国内閣は、決定書「偉大な領袖金日成同志の生誕90周年を高い政治的熱意と輝かしい勤労の成果で迎えることについて」を採択して各級党組織と機関に下達した。この共同決定書では、金日成主席は、社会主義朝鮮の始祖であり、チュチェの永遠なる太陽であると称揚して金日成主席が残した不滅の業績を記述し、民族最大の祝日である翌年の太陽節(金日成主席の誕生日、4月15日)を高い政治的熱意と輝かしい勤労の成果で迎えるための課題と方途を示した。

 7月17日には、首都の金日成広場で10万余の大衆の参加のもとに、主席の生誕90周年を高い政治的熱意と輝かしい勤労の成果で迎えるための平壌市大衆集会が開かれた。これを皮切りにして各道、市、郡、機関、企業、協同農場、大学、専門学校など全般的単位で大衆集会や決起集会が開催された。そして、全国の町や村、職場ごとに「偉大な領袖金日成同志の生誕90周年を高い政治的熱意と輝かしい勤労の成果で迎えよう!」「偉大な領袖金日成同志を千年万年高く戴こう!」というスローガンがかかげられた。

 また2002年1月1日の党機関紙、軍機関紙、青年同盟機関紙の共同社説「金日成主席の生誕90周年を迎える今年を強盛大国建設の新たな飛躍の年としてかざろう」では、「経済強国建設の誇り高い成果で民族最大の祝日をかざろう!」というスローガンを高くかかげ、社会主義建設のすべての部門で新たな革命的高揚を起こすことをアピールした。

 総書記は全人民の高揚した熱意に依拠して、社会主義建設のすべての部門で新たな革命的高揚を起こすよう導いた。

 2001年9月、党中央委員会の責任幹部たちに、黄海南道の10万ヘクタールの耕地整理と价川──台城湖間の用水路工事を翌年の農繁期以前に完了し、軽工業製品の生産を増大するとともに食の問題を解決して、何不自由することなく暮らせる国にしようとした金日成同志の願いを実現させようと述べ、2001年11月には、主席生誕90周年に関する共同決定書の実行状況を確認し、各級党委員会は活動家と勤労者が共同決定書の決定貫徹のための決意目標を狂いなく達成するよう極力援助すべきだと強調した。

 こうして、黄海南道の耕地整理が完成し、大同江ビール工場が建設されて操業を始めたことをはじめ、主席の生誕90周年に贈る数多くの勤労の成果がもたらされた。
 金正日総書記は、金日成主席の生誕90周年を迎え、主席の革命業績を永遠に輝かせていくための事業を賢明に指導した。

 2001年1月3日、党中央委員会の責任幹部への談話で、金日成同志の革命活動史は先軍革命指導の歴史だと言える、金日成同志は先軍革命指導によって朝鮮革命を開拓し、勝利に導いてきた、金日成同志が切り開いたチュチェの革命偉業を完成させる革命的政治方式である先軍政治の正当性と不敗の威力を明確に知り、その要求を立派に具現していくべきであると語った。

 また、2001年4月12日の著作『新世紀の革命的進軍の要求に即して、党初級宣伝活動家の役割をいっそう高めよう』では、主席の偉人の姿と革命業績を体得させる活動を絶えず深め、人民が金日成民族としての限りない誇りと自負を抱き、主席をチュチェの永遠なる太陽として崇めるようにし、主席の偉大さの宣伝を続けることによって、現世代はもちろん、次世代にも主席にたいする人民の忠実性の伝統が永久に継承されていくようにすべきであると強調した。

 また2001年11月18日には、朝鮮記者同盟第8回大会の参加者に送った書簡『記者、言論人は、我々の思想、我々の制度、我々の偉業を断固として擁護、固守する思想的旗手である』で、記者、言論人は、軍隊を先に創建し、それに依拠して祖国解放偉業と党創立偉業、国家建設偉業を実現し、強固な軍事的土台のうえで社会主義偉業を正しく導いてきた金日成主席の偉大さについての宣伝を全般的に深めていくべきであると強調した。

 こうして、主席の生誕90周年を迎え、図書、革命逸話集、回想実記など数多くの図書が出版され、全党的に主席の偉大さについての講習や録音講演が行われた。そして、主席の偉大さを内容とする問答式学習コンテストが行われ、主席の接見を受けた内外人士のテレビ回顧舞台もおこなわれた。

 主席の生誕90周年に際して、「解放の千里の道」・价川革命史跡地と清津市羅南区域に主席の銅像が丁重に建てられ、平壌紡織工場(当時)には白頭山3大将軍の現地指導事績碑が、万景台養鶏工場には金日成主席と金正日総書記の現地指導事績碑が建立されて除幕式がおこなわれた。

 金正日総書記は、主席の生誕90周年慶祝行事が盛大におこなわれるよう導いた。

 この慶祝行事が、金日成主席は永遠に我々とともにおられるという全人民的思想・感情を社会全般にみなぎらせる重要な契機に、太陽称賛の意義深い大祝典になるようにした。そのために、さまざまの政治・文化活動をおkなって、主席にたいする敬慕と称揚の熱気が全国に満ちあふれるようにした。

 2002年4月2日、平壌では金日成主席の生誕90周年記念全国チュチェ思想討論会がおこなわれた。そして、4月14日には金日成主席生誕90周年記念中央報告大会が盛大に開催され、地方と朝鮮人民軍各部隊でも祝賀報告大会や祝賀報告会がおこなわれた。

 総書記は、主席の生誕90周年に際して金日成花・金正日花展示館を開館し、第4回金日成花展示会を催すようにした。2001年6月6日、展示館の形成図案を見て、建設を早めて翌年の太陽節に開館し、そこで第4回金日成花展示会をおこなうよう指示し、その後2002年3月7日、またも展示館の建設と展示会の準備状況を確かめ、展示館の建設で提起される問題を解決するようはからった。

 こうして、金日成花・金正日花展示館は完成され、2002年4月14日に第4回金日成花展示会が開幕された。この他にも、金日成主席生誕90周年慶祝労農赤衛軍の閲兵式や大マスゲームと芸術公演『アリラン』、平壌市青年学生の祝賀夜会、中央科学技術祭典、全国労働者・事務員家族芸能サークルコンテスト、中央写真展覧会、平壌美術祭典、国家図書展覧会、万景台賞体育祭などが盛況を呈した。全国各地でも太陽節を迎えて多彩な行事がおこなわれた。特に、大マスゲームと芸術公演『アリラン』は、主席の生誕90周年慶祝行事を最も立派にかざった。

 総書記は、主席の生誕90周年に際し朝鮮でおこなわれる国際行事が盛大におこなわれるよう深い関心を払った。

 2002年3月13日、主席の生誕90周年に際して訪朝する外国の党および国家代表団と代表たちに先軍政治の正当性と生命力、人民のたたかいの姿を見せて、彼らに人民大衆の自主偉業、社会主義偉業にたいする勝利の信念を与え励ますようにした。

 4月16日、平壌では金日成主席と金正日総書記の業績に関する世界各国政党の討論会とチュチェ思想国際研究所理事会執行委員会第9回会議が開かれた。参会者たちは、自主時代の前途を指し示した金日成主席の尊名は不滅のチュチェ思想とともに世紀と世紀を継いで永遠に光り輝くであろうと称賛し、さらに力強くたたかっていく決意をかためた。

 総書記は、主席の生誕90周年に際して催される第20回4月の春親善芸術祭にたいしても深い関心を払った。4月14日から20日にかけて第20回4月の春親善芸術祭がおこなわれ、これには5大陸の60余の国からきた国際・国内コンクール受賞者や名優で構成された100余の芸術団、サーカス団、それに海外同胞の芸術団と国内の芸術団が参加した。

 世界の革命的人民も金日成主席の生誕90周年を人類共通の祝日として盛大に慶祝した。

 毎年そうであったが、主席の生誕90周年に際しても、数多くの国の国家元首と110余の進歩的政党から総書記に祝電と書簡、花かごと贈物が寄せられた。また、世界の50余の国で70余の政党が政府高官、政界、社会各界の著名な人士を網羅して太陽節慶祝準備委員会を組織し、全社会的な関心のもとに280回余りの記念集会や回顧集会、講演会、討論会、映画鑑賞会、図書および写真展示会、芸術公演など多彩な政治・文化行事を盛大に催した。

 金日成主席の生誕90周年慶祝行事が盛大におこなわれることによって、党の先軍革命指導に従い、金日成主席によって切り開かれたチュチェの革命偉業をあくまで実現せんとする党と軍隊と人民の強い意志が内外に力強く示された。



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