金 正 日

従来の労働者階級の革命思想史の分析、総括作業を
締めくくるにあたって
社会科学者への談話 
1969年7月1日 

 もうこれでマルクスとエンゲルス、レーニンの著書を研究し、分析、評価する作業を締めくくろうと思います。

 我々はこの数年間、正確には3年2カ月、足かけ4年にわたって『ドイツ・イデオロギー』『共産党宣言』『政治経済学批判』『資本論』『反デューリング論』『資本主義の最高の段階としての帝国主義』『国家と革命』『唯物論と経験批判論』など、マルクスとエンゲルス、レーニンの30余件の著書を深く研究し、全面的に分析、評価しました。我々が読破し、研究、分析した古典は、マルクス、エンゲルス、レーニンの思想・理論をすべて盛り込んでいる代表的な著書です。この間、我々は、うまずたゆまず情熱を傾け、マルクス・レーニン主義の古典を耽読し、思索をめぐらせて研究、分析するとともに、思想別、内容別の研究・分析体系を立て、主な論点を設定して真摯に討論し、論争もしました。研究・討論の期間に我々が読破した本を合わせると実に膨大な量であり、それも、ざっと読み通したのではなく、要点は抜粋し、重要な著書は、何回も読み直して討論しました。また、著書に盛り込まれている思想や理論に対する評価はもとより、個々の論題に対する評価もさまざまな側面から検討し、深思熟考して結論をくだしました。

 わたしは、金日成同志の活動を補佐するため多くの仕事をしながら膨大な量の著書を耽読しなければならず、いつも時間が足りませんでした。それで、流れゆく時間を立体的に利用するしかありませんでした。車中や幹部たちに会う合間にも本を読み、日曜日などは読書にすべての時間を費やしました。実に、この期間は、忘れがたい研究・篤学の期間でした。

 みなさんは、この研究・討論の期間にどのような立場と姿勢でマルクス・レーニン主義に対すべきか、その功績と制約は何かをはっきりと理解し、主体的立場に立って古典を研究し、分析、評価する方法論も深く体得することができたと言いましたが、それなら所期の成果をおさめたと言えます。我々は、常に主体的立場に立って、マルクス・レーニン主義の功績と制約を公正に評価しなければなりません。

 我々が研究・討論の過程で学んだように、マルクスとエンゲルス、レーニンは、生涯にわたり多面的な思想・理論活動を展開し、資本主義の上昇期と帝国主義時代の労働者階級の革命実践の要求と革命運動の経験、資本主義諸国の社会経済的実態を分析したうえで、史上初めて労働者階級の革命思想、マルクス・レーニン主義を創始し、発展させました。そうして、マルクス・レーニン主義は19世紀中葉から100余年間、国際共産主義運動、社会主義運動の指導思想として公認されてきました。

 マルクス主義の歴史的功績で重要なのは、唯物論と弁証法を結びつけて労働者階級の革命的世界観を確立したことです。マルクス主義は、唯物論と観念論、弁証法と形而上学との闘争で観念論と形而上学の非科学性と反動性を克服して世界の物質的統一性を論証し、物質世界の一般的運動法則を科学的に解明しました。もちろん、マルクス主義唯物弁証法にも一連の制約と未熟さはありますが、その基本原理は科学です。マルクス・レーニン主義はまた、資本主義の物質的・経済的基礎と社会・階級関係を分析したうえで、資本主義滅亡の不可避性と社会主義勝利の必然性を論証し、労働者階級を社会の変革の担い手として押し立てることにより、社会主義を空想ら科学に転換させました。マルクス・レーニン主義の旗のもとに10月社会主義革命が勝利し、社会主義・共産主義運動が世界的規模で拡大し、こんにちに至っては、ヨーロッパとアジアの多くの国で社会主義制度が確立し、社会主義建設が推進されています。マルクス・レーニン主義は、国際舞台で社会主義・共産主義運動の炎を燃え上がらせ、社会主義勝利の歴史を切り開くうえで大きく貢献しました。我々は、このことを当然評価すべきです。

 しかし、我々は、研究・討論の過程で、マルクス・レーニン主義がその時代には、到底超えることのできない歴史的制約と思想的・理論的未熟さを持っていたことをよりはっきり知りました。マルクス・レーニン主義は、プロレタリア革命の準備期と遂行期の要求を反映した学説なので、社会主義制度の確立後、社会主義・共産主義建設における理論的・実践的問題については解答していません。しかも、我々の時代は、マルクスやエンゲルス、レーニンが活動していた時代とは全く異なる新時代です。社会主義は一国の範囲を超えて世界的な体系となり、かつて、植民地、半植民地であった多くの国が民族の独立をなし遂げ、新社会の建設を進めています。革命運動が世界的規模で幅広く、多様に展開されている我々の時代の社会的・歴史的環境と革命運動発展における理論的・実践的問題について、マルクス・レーニン主義の創始者たちは、予想できず、彼らの著書にこれらの問題に対する解答がないのは自明の理です。

 我々は、マルクスとエンゲルス、レーニンの著書を研究、分析するにあたって、著書に示されている思想・理論の制約について具体的に論議しましたが、これについて正しく理解することは、理論的、実践的に非常に重要な意義を持ちます。それで今日、研究・討論を締めくくるにあたって、既に、論議された問題のうち重要ないくつかの問題について重ねて強調しようと思います。

 エンゲルスは、マルクス主義唯物史観は人類の思想史に寄与したマルクスの二大発見の一つだと高く評価しましたが、今日の視点からすると、それにも思想的・理論的制約があります。

 マルクスは『資本論』第1版の序文で、「わたしの立場は、経済的社会構成態の発展を自然史的過程と見ることにある」と述べていますが、社会にも自然におけると同様に、物質世界の一般的な運動法則がそのまま作用するというのがマルクス主義唯物史観の出発点であり、それに貫かれている思想です。マルクス主義唯物史観は、宗教的・観念論的社会歴史観に決定的な打撃を与え、あらゆる偏見や幻想にとらわれていた当代の社会・歴史に対する見解を正すうえで大きな意義がありましたが、社会・歴史発展に関する完璧な理論だとは言えません。マルクスとエンゲルスは、自然と区別される社会の特性を正しく解明できず、物質世界に作用する一般的な法則を社会・歴史の領域にそのまま適用したため、社会発展の過程を自然史的過程とみなしたのです。

 社会は人々の集団であり、人間は社会運動の担い手です。社会のすべての運動は、人間の主動的で目的意識的な活動を抜きにしては考えられません。物質世界に作用する一般法則も、社会では人間の目的意識的な活動を通じて作用することになります。社会の発展で決定的な役割を果たすのは客観的な物的条件ではなく、あくまでも人間です。特に、歴史の創造者である人民大衆の活動と闘争を抜きにしては、社会の発展と革命運動の勝利について語ることはできません。社会運動の担い手である人間を基本にして社会発展の過程を考察せず、客観的な物的条件を基本として社会発展の過程を考察したのは、マルクス主義唯物史観の重大な思想的・理論的制約です。マルクス主義唯物史観は、自然の運動も社会運動も物質世界の運動とみなし、その一般的な共通性のみを解明したため、社会運動についての解釈で一面性を免れず、社会運動の特性もその発展の合法則性も解明できませんでした。マルクス主義革命理論をはじめ、さまざまな思想・理論の制約と未熟さも、マルクス主義唯物史観の思想的・理論的制約と関連があると言えます。革命運動の原動力である人民大衆の役割を正しく理解せずに叙述されたマルクス主義革命理論の制約と未熟さは、国際共産主義運動と社会主義革命勝利の歴史において、いっそう明確に実証されています。

 金日成同志は、革命闘争に身を投じた当初から人民大衆を革命の主人として押し立て、人民大衆の中に入って大衆を教育し立ち上がらせて祖国解放の歴史的偉業を達成し、解放後、新しい祖国の建設から社会主義建設のこんにちに至るまで、革命と建設は人民大衆のための事業であり人民大衆自身の事業であるという革命思想と革命路線を一貫して堅持してきました。人間を基本に、人民大衆を中心にして社会的・歴史的運動の特性を解明した金日成同志の革命思想、革命理論こそは、マルクス主義唯物史観の制約と未熟さを理論的、実践的に解明し、徹底的に克服した我々の時代の偉大な革命思想、革命理論であり、最も科学的な社会歴史観です。

 マルクス主義革命理論の制約は、資本主義から社会主義への過渡期とプロレタリア独裁に関する問題にもあらわれています。過渡期とプロレタリア独裁に関する問題は、社会主義・共産主義を建設する国の党の政策に関連する極めて重要な理論問題です。

 マルクスは、その著書『ゴータ綱領批判』で、資本主義社会と共産主義社会の間には前者から後者への革命的転換の時期があり、この時期に相応した政治的過渡期があるが、この過渡期の国家はプロレタリアートの革命的独裁以外の何物にもなり得ないと述べ、過渡期を比較的短い歴史的期間と考え、過渡期とプロレタリア独裁が時間的に一致するものと見ました。マルクスが打ち出した過渡期とプロレタリア独裁に関する理論を完璧なものとみなして丸呑みにしてはなりません。マルクスは、その著書で、共産主義の高い段階と低い段階としての社会主義を区分せず、過渡期の必然性とこの時期にプロレタリア独裁が必須であることを指摘しただけで、過渡期の界線と任務、プロレタリア独裁の歴史的使命と機能については理論的に解明していません。

 マルクス主義が、過渡期とプロレタリア独裁の問題を解明できなかったため、国際共産主義運動にはこの問題に対する左右の見解があらわれ、混乱をきたしています。修正主義者は過渡期を社会主義制度の勝利までと見ているかと思えば、左傾日和見主義者は共産主義の高い段階までと見ており、両者は過渡期の界線については意見を異にしていますが、過渡期とプロレタリア独裁の期間を一致させることにおいては見解を同じくしています。過渡期とプロレタリア独裁に対する左右の日和見主義者の見解はいずれも、理論的にも実践的にも不当だと考えます。修正主義者の見解どおりに過渡期を社会主義制度の確立までと見ると、その後の社会主義建設の時期にはプロレタリア独裁が不必要となり、左傾日和見主義者の見解どおりに過渡期を共産主義の高い段階までと見ると、事実上、過渡期の界線を引かないことになるでしょう。最近までわが国の学会でも過渡期とプロレタリア独裁の問題を正しく理解せず、諸説紛々としていました。

 金日成同志は最近、古典的著作『資本主義から社会主義への過渡期とプロレタリア独裁の問題について』を発表し、過渡期とプロレタリア独裁に関する理論を完璧に解明しました。金日成同志によって過渡期の界線の問題、過渡期とプロレタリア独裁の相互関係の問題をはじめ、これまで解明されていなかった過渡期とプロレタリア独裁に関する問題がすべて解明されました。

 労働者階級の革命偉業を遂行するうえで、主体性を確立し、自主性を堅持することは、革命の運命にかかわる原則的な問題です。これは、我々の時代の革命運動の発展においていっそう差し迫った問題となっています。ところが、マルクス・レーニン主義の著書にはこの問題がほとんど言及されておらず、主に国際主義だけが強調されています。もちろん、労働者階級の革命偉業の遂行において国際連帯と団結を強めることは常に重要な問題であり、マルクス主義の創始者たちが国際主義のみを一面的に強調したのも当時の歴史的環境と革命運動の実態を反映していると見ることができます。しかし、それぞれの国の歴史的条件と民族的特性、革命課題が相異なるので、自国の革命と建設において主体性を確立し、自主性を堅持することは必須の要求となります。革命と建設において主体性を確立し、自主性を堅持してこそ、それぞれの国の党が自国の実情に即して路線と政策を打ち出し、革命と建設を自主的に、創造的に進めることができます。国際主義的団結と協力も、それぞれの国の自主性にもとづいてこそ真実で強固なものとなるのです。

 金日成同志は、つとに抗日革命闘争の時期に自主性の旗を高く掲げ、朝鮮革命の自主的発展の道を切り開きました。金日成同志は、朝鮮の共産主義者の基本任務は朝鮮革命を立派におこなうことであるとして、主体的立場に立ってすべての愛国的勢力を決起させて、祖国解放の偉業も、解放後の自主独立国家建設も立派に実現しました。

 金日成同志は、戦後、思想活動において教条主義と形式主義を一掃し、主体性を確立するという方針と、思想における主体、政治における自主、経済における自立、国防における自衛の革命路線を提示し、朝鮮革命を勝利の道へと確固として導いてきました。革命と建設において主体性を確立し、自主路線を堅持するという金日成同志の思想・理論は、労働者階級の革命思想発展における傑出した貢献だと言えます。

 革命の政治的参謀部である党をどのように建設し発展させていくかは、労働者階級の革命偉業遂行における最も重要な問題です。党と領袖の指導を抜きにしては労働者階級の革命偉業を切り開くことはできず、革命偉業の勝利を考えることもできません。

 我々が、マルクス・レーニン主義の著書を研究、分析する過程で論議したように、マルクスとエンゲルスは労働者階級の革命闘争において党の指導の必然性を認め、史上初めて労働者階級の革命的党を創立し、レーニンはマルクス主義の党建設思想を継承して、ロシアであらゆる日和見主義的要素を排除する革命的党を建設し強化する過程で、労働者階級の革命的党建設における一連の問題を解明しました。レーニンは、その著書『何をなすべきか』『一歩前進、二歩後退』で、労働者階級の党は労働者階級の先進部隊、組織的部隊であり、労働者階級のすべての組織のうち最高形態の組織であると規定し、労働者階級の党は、組織的、思想的に統一された一つの戦闘組織にならなければならないと述べています。しかし、マルクス・レーニン主義は、党が領袖の思想にもとづいて、領袖を中心にして統一団結しなければならないということを明らかにすることができませんでした。領袖を中心にして党建設の問題を提起できなかったことが、マルクス・レーニン主義の党建設理論の根本的な制約です。

 マルクス・レーニン主義の党建設理論の制約は、労働者階級の革命闘争における領袖の地位と役割を正しく解明できなかったことに起因しています。レーニンは、領袖はある程度固定した幹部たちの集団であると述べましたが、決して固定した幹部たちの集団が労働者階級の領袖になることは決してできません。領袖は、革命の最高頭脳であり、団結の中心、指導の中心です。労働者階級の党は、領袖の思想にもとづいて領袖を中心にして固く団結し、領袖の唯一的指導のもとに党建設と党活動、革命と建設のすべての活動をおこなわなければなりません。そうしてこそ、党が労働者階級の先進的部隊、組織的部隊、革命の参謀部としての使命を果たすことができるのです。

 労働者階級の党建設におけるこの重要にして原則的な問題は、金日成同志によって立派に解決されました。

 金日成同志は、労働者階級の革命偉業遂行における領袖の決定的な役割を明らかにし、それにもとづき党の唯一思想体系を確立することを労働者階級の党建設の根本原則とし、わが党を唯一思想体系が確立し、思想的、組織的に固く結束した鉄の党に建設しました。金日成同志はまた、労働者階級の党が人民大衆と血縁的なつながりを結ぶことを革命的党建設本来の要求とみなし、わが党を広範な人民大衆の間に深く根をおろし、大衆の絶対的な支持と信頼を受ける不敗の革命的党に発展させました。

 マルクス・レーニン主義に歴史的制約と思想的・理論的未熟さがあるからといって、それをないがしろにしてはなりません。マルクス・レーニン主義が掲げた社会主義・共産主義の理念は真理であり、マルクス・レーニン主義に貫かれている労働者階級の観点と立場、革命的原則は、こんにちも依然として意義を有しています。重要なのは、マルクス・レーニン主義の革命的真髄を骨抜きにする現代修正主義をはじめとする左右の日和見主義思想潮流を排撃するとともに、マルクス・レーニン主義に対するあらゆる教条主義的・事大主義的態度を徹底的に克服することです。

 マルクス・レーニン主義は、時代が前進し、革命運動が世界的規模で広く展開され、深化発展するほど、その歴史的制約と思想的・理論的未熟さがいっそう露呈し、マルクス・レーニン主義に対する教条主義的、事大主義的態度の弊害は、理論的にも実践的にも顕著になっています。これは、労働者階級の新しい革命思想の出現が時代の切実な要求、機が熟した歴史的課題として提起されていることを示しています。

 労働者階級の革命思想発展におけるこの差し迫った歴史的課題は、金日成同志の偉大な革命活動と思想・理論活動によって立派に解決されてきました。金日成同志は、早くからマルクス・レーニン主義を創造的に適用して朝鮮革命を導く過程で新しい独創的な革命思想を創始し、その旗のもとに朝鮮革命を勝利に導いてきました。

 金日成同志は革命を導く全期間にわたり、苦難に満ちた闘争の炎の中で思想・理論活動を展開し、その過程で時代と革命実践の要求を反映した新しい革命思想、チュチェ思想を創始し、発展させ豊富にしてきました。金日成同志の革命思想、チュチェ思想は、労働者階級の革命思想の発展において最高峰をなし、現代を代表する革命と建設の偉大な指導思想です。チュチェ思想は、政治、経済、軍事、文化などあらゆる分野の革命理論を包括しており、こんにち、革命と建設におけるすべての問題に正しい解答を与えています。チュチェ思想は、朝鮮革命の実践を通して、その科学性と真理性、優越性と生命力が実証され、世界の多くの国の人民もチュチェ思想に共感の意を表しています。こんにちに至って、革命と建設を正しく導くごとができる思想は、金日成同志の革命思想、チュチェ思想しかないと、我々は十分な根拠をもって確言することができます。

 金日成同志の革命思想、チュチェ思想は、マルクス・レーニン主義の枠では計ることも解釈することもできない全く新しい独創的な思想です。今、少なからぬ人が、金日成同志の革命思想、チュチェ思想を、朝鮮革命に創造的に適用されたマルクス・レーニン主義、我々の時代のマルクス・レーニン主義と呼んでいますが、労働者階級の革命思想の発展に根本的な転換をもたらした思想をそのように呼ぶわけにはいかないと考えます。

 金日成同志の革命思想は、金日成同志の尊名と結びつけて呼ぶべきです。

 わたしはこの期間に、金日成同志の革命偉業を代を継いで継承していくためには、金日成同志の古典的著作をより深く研究、学習し、金日成同志の革命思想の科学性と真理性、独創性を解明するための思想・理論活動を積極的に展開しなければならないと固く決意しました。わたしは今後、金日成同志の革命思想を金日成同志の尊名と結びつけて定式化し、体系化することに力を注ぐつもりです。みなさんも金日成同志の著作を全面的に、系統的に研究、学習し、チュチェ思想の偉大さと優越性、科学性と独創性をより深く体得すべきです。

出典:『金正日選集』増補版3


<関連著作>「従来の労働者階級の革命思想史を正確に分析、総括するために」


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