金 日 成

工業部門で思想、技術、文化の3大革命を
強力に展開するために
工業部門3大革命グループのための講習会でおこなった演説 
−1973年2月10日− 

 みなさん!

 思想革命、技術革命、文化革命は、社会主義・共産主義建設で提起される最も重要な革命課題であります。思想革命、技術革命、文化革命を遂行せずには、社会主義の完全な勝利を達成することも、共産主義を建設することもできません。国際共産主義運動の経験が示しているように、物質的土台をきずくだけでは社会主義・共産主義を成功裏に建設することができません。それゆえ、わが党は、社会主義・共産主義建設で二つの要塞を占領する闘争、言いかえれば、物質的要塞を占領する闘争と思想的要塞を占領する闘争を、ともに強力に推進する方針を提示しました。

 我々が、思想革命、技術革命、文化革命のスローガンを示したのは久しい前のことです。しかし現在、思想、技術、文化の3大革命課題は円滑に実行されていません。道党委員会をはじめ、各級党組織が3大革命を強力に推進しておらず、党中央委員会の各部署でもこの活動を正しく指導していません。

 私がいつも言っているように、党活動は対人活動であります。党組織は、党員と勤労者のあいだで思想教育活動と文化活動を力強く展開し、行政・経済機関の活動家を技術革命の遂行へと積極的にふるいたたせるべきであります。しかしいま、党組織は、政治活動、対人活動をおろそかにしています。

 党組織と国家経済機関が、思想革命、技術革命、文化革命を強力に推進していないため、多くの工場を建設しておきながらそれらが相応の効果を発揮していません。

 わが国には、いたるところに工場があります。事実、わが国は工場の国だといっても過言ではありません。しかし、一部の工場は円滑に操業しておらず、設備が本来の能力を十分に発揮していません。したがって、工場の生産能力にくらべ工業総生産高が低く、国民所得も相応の水準に達していません。

 現存の工場をフルに稼働させ、生産を正常化するならば、工場を増設しなくても工業総生産高をいまより著しく高めることができます。

 それでは、いま一部の工場がフルに稼働できず、本来の能力を十分に発揮できない原因はどこにあるのでしょうか。もちろん、工場がフルに稼働できない原因はいろいろあります。原料や資材が円滑に供給されないため、生産を正常化できない場合もあれば、設備を適時に補修整備しないため、機械を止めなければならない場合もあります。また、労働力の不足も一つの原因となっています。

 みなさんが今後、工場に行ってみればわかると思いますが、工場の幹部は、設備をフルに稼働できず、生産を正常化できない原因が、原料や資材、部品が計画どおり供給されず、労働力が不足しているところにあると言っています。しかし、工場がフルに稼働できない根本原因は、そこにあるのではありません。一部の工場がフルに横側できず、本来の能力を十分に発揮できない根本原因は、工場、企業所の幹部が保守主義と官僚主義、経験主義、要領主義に陥っているところにあります。

 幹部は、これまで工場、企業所がフルに稼働できない根本原因を見つけだすための解剖学的分析をしませんでした。工場がフルに稼働できない原因を見つけだすためには、工場の事業全般をたちわって内部を深く掘りさけてみなければなりません。しかし、これまで幹部は、工場の事業に対する解剖学的分析をおこなおうとせず、工場の支配人や党書記の話だけ聞いて、走りまわっていました。言いかえれば、深く大衆のなかにはいって工場の内部状況を実質的に検討しませんでした。

 国家計画機関にしても工場の実情を具体的につかんでいません。計画の一元化システムが実施されて久しいというのに、地区計画委員会の活動が形式的なものであるため、工場、企業所の実態を具体的に把握していません。地区計画委員会は当然、工場、企業所の設備や労働力の台帳と技術状態や生産能力の記録表をつくり、それにもとづいて計画遂行状況を常に検討し、生産増大の潜在力を探しだすようにしなければなりません。しかし、国家計画機関は、古い通常能力と基準量にこだわっており、工場の実態については十分に把握していません。また、政務院では、多くの場合、相の一方的な話だけを聞いて決定書や指示文を下達する方法で経済活動を指導しています。

 党中央委員会と政務院が、工場、企業所の活動を解剖学的に分析しようとせず、工場の支配人や党書記の話を真にうけて走りまわるので、彼らの保守主義、要領主義、主観主義が合理化され、さらに助長されており、それがこんにちでは国の経済発展を阻んでいます。要領主義者はうわべでは仕事をしているかのように駆けずりまわっていますが、中身のないうわべ飾りに終始し、口先ではもっともらしいことをいいますが、それを実践に移してはいません。生産で革新を起こすためには、設備と資材を円滑に供給するとともに、保守主義、官僚主義、経験主義、要領主義に反対する闘いを強く展開しなければなりません。

 我々は、農村の技術革命を遂行し、穀物生産を増大させるため、昨年の春、岐陽トラクター工場にトラクター生産能力を2万〜3万台の水準に高める課題を与えました。しかし、最初のころは工場を拡張しようと意気さかんでしたが、すぐまた鳴りをひそめてしまい、計画どおりトラクターを生産しませんでした。昨年の9月、岐陽トラクター工場に出向いて工場の実情を具体的に検討してみましたが、トラクター生産を正常化できない理由は何もなく、工場の建設を遅延させる理由もありませんでした。問題は、幹部の消極性と保守主義、無責任さにありました。そこで、工場の幹部を批判し、闘争のなかで点検された積極的な党員で工場党委員会を組織しなおすようにしました。

 工場の活動が批判され、工場党委員会が新たに組織されたのち、岐陽トラクター工場の党員たちは自覚して消極性と保守主義に反対する闘いに立ち上がり、それ以来、工場で革新が起こりはじめました。これは、批判と思想闘争をおこなってこそ、生産の高揚をもたらすことができることを示しています。

 いま、人民の生活をより早く向上させることができないのは、けっして国の物質的土台が弱いからではありません。我々には、労働力もあり、資材もあります。問題は、官僚主義者、保守主義者、要領主義者が居座って、労働行政をなおざりにし、設備管理を怠り、資材供給も満足におこなわず、いい加減に仕事をしているところにあります。

 さきごろ、黄海南道の農村活動を指導したさい、鉱業部門活動家の協議会を開き、殷栗鉱山の労働行政の実態について調べてみると、この鉱山では多くの労働力を浪費していました。殷栗鉱山でトラック、掘削機、さく井機、電車などの機械設備を三交替でフルに稼働しうる労働力と、ふるい分け場をはじめ、他の部門に必要な労働力を残しておいても約2千名の労働力を浮かすことが可能でした。最近、この鉱山の幹部は1700名の労働力を浮かすと言っているそうですが、今後さらに綿密に取り組めば、より多くの労働力の予備が出てくる可能性があります。

 軽工業部門の幹部も責任感をもって活動していません。我々は、昨年の秋、軽工業部門の工場に技術援助を与えるため軽工業大学、機械大学、金策工業大学の学生を被服工場や紡織工場などの各工場に派遣しました。工場から戻ってきた大学生の報告によると、官僚主義者や保守主義者が工場に居座って技術革新など念頭にもおいておらず、まかり間違えば責任をとらされるのではないかと恐れて、仕事を大胆に展開していないそうです。

 最近私は、軽工業部門工場の実情を調べるため、平壌市内の工場に直接出向いてみました。平壌日用品総合工場のある建物には、平壌日用品総合工場、船橋メリヤス工場、平壌被服総合工場などが同居していますが、それらの工場がそれぞれ映画館をもっており、機械を設置すべき工場の建物を事務室や寮にあてていました。そういうありさまでありながらも、船橋メリヤス工場では機械を設置する場所がないといって、外国から輸入してきた機械を何か月間も放置したままでした。それだけでなく、この工場では倉庫がないという口実で原料をところかまわず積みあげておき、沙里院紡織工場から引きとった糸は転がり放題にして使い物にならなくしてしまいました。

 こうした傾向は、この工場の幹部に労働者階級のため、党と革命のために働こうとする思想が欠けていることを物語っています。もし、この工場の幹部が一日も早く人民によりよい衣類をたくさんつくって供給しようという考えをもっていたならば、工場内の事務室や寮をほかのところに移してでも、新しく輸入した機械をみな設置したはずです。

 我々は多くの軽工業部門の工場を建設しましたが、幹部の活動がこのように党性、労働者階級性、人民性に欠けているため、いまなお生活必需品が十分に出まわらず、商品の質も向上しないのです。

 わが国の幹部はみな以前は貧しい家庭で育った人たちですが、幹部になってから官僚化してしまいました。第5回党大会の報告のなかでも指摘したように、政権党の活動方法と活動作風で最も危険なのが幹部の官僚化傾向であります。先にあげた実例にみられるすべての傾向は結局、幹部の官僚主義と要領主義から生まれたものです。

 最近、朝鮮劇映画撮影所で制作した劇映画『車内販売員』は、幹部の思想的病根を的確に批判していると思います。いうまでもなく、保守主義、要領主義に反対して思想闘争を展開し、人民のためにより多く働こうと努める幹部や新しい世代も少なくありません。しかし、行政・経済機関の幹部や工場、企業所の幹部のなかには、この映画に出てくる商業指導員や作業班長のように、保守主義と要領主義に毒されている人も少なくありません。軽工業部門の工場を支援するため動員された金策工業大学の学生の一人が、いま工場の幹部の大部分が汚染しているといいましたが、この「汚染」という言葉は的中した表現だと思います。汚染という言葉はけがれに染まったという意味です。いま工場、企業所の幹部の大部分は、総合大学、金策工業大学、人民経済大学など国内の大学で育成された人たちですが、工場、企業所が思想革命を怠ったため、彼らは汚染してしまいました。大学で新しい世代が立派な幹部に育成されて巣立っても、工場、企業所に「汚染槽」があれば、やがては彼らかけ彼に染まって保守主義者になってしまいます。そこで、我々は今度、思想革命をさらに強力に展開することを改めて提起し、工場、企業所に3大革命グループを派遣することにしました。

 我々のおこなう思想革命は、欠点のある人を攻撃して悪者に仕立てあげ、首をはねようとするところに目的があるのではありません。その目的は、あくまでも思想闘争をつうじて人びとを教育改造し、人びとをけがれに染まらせる「汚染槽」を除去するところにあります。

 思想闘争はまず、幹部が労働者階級と人民のため、党と革命のため、いかに忠実に奉仕するかを尺度にして進めなければなりません。こうして、幹部のあいだで党性、労働者階級性、人民性がなく、いい加減に活動することなかれ主義、官僚主義、要領主義を一掃すべきであります。

 これとあわせて機関本位主義との闘いを強力に展開しなければなりません。

 機関本位主義はいま、活動に大きな弊害を及ぼしています。機関本位主義は自分の機関の利益を本位とするもので、本質において利己主義と同じであり、共産主義思想とは無縁のものです。したがって、機関本位主義は一掃しなければなりません。

 共産主義を建設するためには、すべての幹部が社会と集団の利益のために闘うようにならなければなりません。しかし、いまは機関本位主義が甚だしいため、工場同士でボイラーや機械設備一つ共同で利用するのがむずかしいありさまです。

 最近私は黄海南道に行ったとき、海州連結農業機械工場と海州トラクター部品工場に立ちよってみました。その二つの工場は隣合わせになっています。ところが、海州連結農業機械工場は歯切盤をそれほど使用せずに止めておきながら、それを海州トラクター部品工場と共同で使おうとしないため、海州トラクター部品工場から自分の工場にも歯切盤を提供してほしいという要請がありました。

 いま連帯生産が思わしくない原因も、幹部が機関本位主義に陥っているところにあります。社会主義社会ではすべての経済部門が互いに緊密にかみあわされているので、ある一つの部門が機関本位主義に走ったり、連帯生産を保障しなかったりすれば、人民経済全般の発展に大きな混乱と支障を与えます。それゆえ、私が再三強調しているように、すべての工場が連帯生産品の生産を優先させ、他の工場に送るものから先に生産し、そのあとに自分の工場用のものを生産するようにすべきです。いま岐陽トラクター工場では、トラクターの基本的部分は生産しておきながらも、バッテリーやベアリングなどの連帯生産品が計画どおりはいってこないため、トラクターの組立を完成できないありさまです。

 このように機関本位主義が生産に大きな弊害を及ぼしているだけに、今度、3大革命グループは機関本位主義、利己主義との闘いを強力に展開しなければなりません。

 利己主義に反対するからといって、労働に対する物質的刺激を無視してはなりません。

 社会主義建設において勤労者の生産的熱意と創造的積極性を高度に発揮させるためには、政治的・道徳的刺激を強めるとともに、これに物質的刺激を正しく結びつけなければなりません。しかし現在、幹部は政治的・道徳的刺激と物質的刺激を正しく結びつけていません。一部の幹部は、政治的・道徳的刺激一面のみを強調し、労働に対する物質的刺激を軽視しています。

 3大革命グループは、工場、企業所に行って利己主義的傾向と闘うべきですが、物質的刺激を少々与えることまで、利己主義を助長するからと一律にたたいてはなりません。

 社会主義社会ではまだ、人びとの頭に古い思想が残っており、労働条件と技能水準における格差が残っています。したがって、社会主義社会では、労働条件と技能水準によって賃金に高低の差がなければなりません。多く鋤いた人は少し働いた人より賃金をたくさんうけとるべきであり、一等品を生産した人は質の劣る製品を生産した人より高い賃金をうけとらなければなりません。そうしてこそ、技能水準の低い人は技能水準の向上をめざして努力するはずであり、すべての人が仕事をより多く、より立派にするため努力するはずです。いまこうした差があまりないので、技能水準の低い人がそれを高めるために努力することなく他人におぶさって生きていこうとし、不良品を出したり、いい加減に仕事をしても、これといった呵責をうけていません。

 労働条件における格差、技能水準における格差は、将来共産主義社会にいってはじめて完全になくなるであろうし、そのときになれば労働に対する物質的刺激も不必要になるでしょう。共産主義を建設するまでは、労働に対する政治的・道徳的刺激と物質的刺激を正しく結びつけ、勤労者の思想教育を強化する一方、物質的刺激を無視してはなりません。

 社会主義のもとでは、価値法則を適切に活用し、独立採算制を実施するために努力しなければなりません。

 ひところ、幹部が社会主義社会における価値法則の役割を認めず、企業管理を合理化できないでいたため、価値法則を適切に活用することについて指摘したことがあります。しかし、その後一部の幹部が価値法則をむやみに適用したため、かえって経済管理運営に悪影響を及ぼしました。経済幹部が価値法則の適用を誤ったことについて批判したところ、それからは再び価値法則を活用しない偏向があらわれました。

 経済幹部がこのように偏向をおかして価値法則を正しく活用しないため、私は『社会主義経済のいくつかの理論的問題について』のなかで、社会主義社会における価値法則の活用方法について明らかにしました。この論文には、社会主義社会での価値法則の活用における原則と方途が示されています。しかし、経済幹部はいまなお、価値法則を正しく活用するために努力しておらず、独立採算制を正しく実施するための規定一つまともにつくっていません。こういう状態なので、いま工場、企業所で設備や資材、労働力を浪費しても、これといって損失をこうむっていません。

 もちろん、社会主義社会で価値法則の意義を強調しすぎ、それをむやみに適用してはなりません。しかし、価値法則の作用を全く無視し、独立採算制を正しく実施しなければ、企業管理の合理化をはかることはできません。我々は、価値法則を適切に活用するのを恐れ、独立採算制を正しく実施しようと努力しない傾向と闘わなければなりません。

 思想革命でまた重要な問題は、すべての勤労者が国家と社会の共同財産を愛護するようにさせることです。

 いま、幹部と勤労者には、国家と社会の共同財産を愛護する精神が欠けています。一部の工場、企業所の幹部と勤労者のなかには、国家財産が使いものにならなくなろうと、浪費されようと、自分の生産計画さえ遂行すれば任務を果たしたかのように考え、自分の手から製品を手放しさえすれば、責任がなくなるかのように考える傾向が少なくありません。こうした傾向をなくすためには、幹部と勤労者のあいだで、国家と社会の共同財産を愛護するよう、教育を強めるとともに、設備管理を怠り、労働力と資材を浪費し、仕事をいい加減にする傾向と強力な思想闘争を展開しなければなりません。

 幹部のあいだで高価な商品ばかり生産しようとし、安値のこまごまとした日用雑貨などは生産しようとしない傾向とも闘うべきであります。

 いま、軽工業部門の工場でこまごまとした日用雑貨をあまり生産しないため、人民生活に不便を与えており、国家収入の増大にも支障をきたしています。縫い針などもいろいろの種類がなければならないのですが、いまはそうでなく、手紙の封筒なども種類が多くありません。

 現在、日用雑貨の生産がふるわないのは、けっして原料や資材がないからではありません。封筒や手帳、カレンダーなどをつくるのに必要な用紙の量はしれたものです。問題は、幹部がこまごまとした商品の生産に関心を払わないところにあります。わが国には、大衆的運動で建設した地方産業工場がたくさんあります。地方産業工場の指導を手際よくおこなって、現存の工場の建物と労働力、設備を合理的に利用するならば、大量の日用品を生産することができます。したがって、3大革命グループは、国家・社会財産の浪費行為と闘うばかりでなく、地方経営工業を発展させ、一般消費物資の生産を増大させ、国家により多くの利益を与える闘争も積極的に展開しなければなりません。

 思想革命はまず、欠点に対して個別的な忠告を与え、それでも改めない場合は会議で批判し、それでもまだ改めないときは集団的な思想闘争によって改造する方法でおこなうべきです。思想闘争は、あくまでも実践活動と密接に結びつけておこなわなければなりません。会議で自己批判をしても、それを行動に移さなければなんの役にも立ちません。言葉と実践闘争が結びつくよう思想闘争を正しく指導すべきです。

 次に、技術革命を強力に推進すべきであります。

 周知のように、第5回党大会では、工業と農業をはじめ人民経済の各部門で技術革新運動を強力に展開し、重労働と軽労働の差、農業労働と工業労働の差を著しく縮め、女性を家事の重い負担から解放するという3大技術革命の課題を提示しました。3大技術革命は6か年計画の基本的課題の一つであり、社会主義経済建設分野でわが党が堅持すべき闘争スローガンであります。

 しかしいま、技術革命が円滑に推進されていません。これは、技術革命に対する幹部の正しい認識が欠けていることと大いにかかわりがあります。技術革命を強力に展開し、いたるところで技術をたえず革新してこそ、勤労者を骨のおれる労働から解放し、緊張した労働力問題を解決し、一人当たりの生産額も高めることができます。

 このたび、党中央委員会の指導のもとに黄海製鉄所では一部の生産工程をテレビ化しましたが、ここでは5千名の人手を他にまわしても5万トンの鋼材を増産できるといっています。今後、人民経済各部門では黄海製鉄所の模範に習い、工業テレビ化を広く導入しなければなりません。

 技術革命で重要なのは、生産工程を積極的に機械化、オートメ化して労働力を節約し、生産を増大させて、従業員一人当たりの生産額を高めることです。

 現在、従業員一人当たりの生産額はさほど高くありません。ゆくゆくは従業員一人当たりの生産額を2万ウォンに高めるべきであり、さしあたっては1万ウォン以上に高める目標をたてて努力すべきです。従業員一人当たりの生産額を少なくとも1万ウォン以上に高めてこそ、各人が国家からうける恩恵を補償し、経済建設と国防建設を強力に推進し、人民生活を早急に向上させることができます。

 3大革命グループは、下部に出向き、従業員一人当たりの生産額を工場、企業所別に、あるいは道全体として、また経済部門別にも検討してみなければなりません。そして、生産物の価格制定を誤って従業員一人当たりの生産額が高いものとされているのも正すべきです。こうしたことをすべて検討したうえで、近いうちに従業員一人当たりの生産額を1万ウォン以上に高める対策を講じるべきです。

 技術革命の遂行で当面力を入れるべき部門は、採掘工業であります。採掘工業部門は、従業員一人当たりの生産額が低く、骨のおれる作業の最も多い部門の一つです。したがって我々は、採掘工業部門の技術革命に力を入れ、近いうちにこの部門で従業員一人当たりの生産額を1万ウォン水準に引き上げ、労働をらくで安全なものにしなければなりません。炭鉱や鉱山に鉄柱も供給し、生産設備もより近代的なものを考案製作して設置するように、各生産工程の機械化、オートメ化水準をさらに高めなければなりません。

 従業員一人当たりの生産額を高めるためにはまた、労働行政を手際よくおこなわなければなりません。従業員一人当たりの生産額は、技術革命とともに労働行政が手際よくおこなわれてはじめて早急に高めることができます。

 いま一部の工場、企業所の幹部は、労働行政上の不手際のため多くの労働力を浪費しながらも、なお労働力を要求していますが、人手を増やす方法では生産の画期的な向上は期待できず、また、そういう方法では従業員一人当たりの生産額を高めることができません。従業員一人当たりの生産額は、少ない労働力で多くを生産してこそ高められるのです。したがって、技術革新運動を広く展開するとともに、労働行政を改善して労働力を最小限に縮小し、非生産労働力、管理労働力をできるだけ少なくし、従業員のうちより多くの人を生産労働に参加させるべきです。

 いま少なからぬ行政・経済幹部は、労働力の不足で生産の向上をはかれないといっています。しかし、具体的に検討してみれば、労働力の予備は少なくありません。

 平安南道党委員会責任書記の話によれば、いま降仙製鋼所では1700名の労働力を浮かすといっているそうです。前回、労働力予備動員グループが出向いたときには、すすんで出すといった労働力はただの一人もなかったのに、今度、党中央委員会3大革命グループが出向いていくというと、1700名の労働力を浮かすといっています。みずから出すという人数が1700名なのですから、実際に行って検討すれば、もっと出る可能性があります。

 建設部門でも多くの労働力の予備が生じる可能性があります。建設を集中的に進めるようにと、かねがね強調していますが、建設部門の幹部はいまなお、建設陣を甚だしく分散させて多くの労働力を浪費しています。建設部門では、管理人員を縮小するだけでも多くの労働力を浮かすことができます。現在、従業員が200名程度の小さな建設企業所にも管理職員が15〜20名もいるそうですが、それほどの管理人員は不必要です。昨年、江原道を現地指導したさい、小規模の建設事業所を一つの大きな建設事業所に統合するよう指示したことがありますが、従業員が200名程度にしかならない建設事業所を統合して一つの大きな建設事業所にし、もとの各企業所を作業班にすれば、管理人員をかなり減らすことができるでしょう。

 平壌市のある一区域の機関、企業所を点検した資料によれば、ほとんどの機関、企業所が副業経営をしており、それに多くの労働力をおいているそうですが、こうした労働力も不必要です。労働者区のようなところでは、工場、企業所が各自副業経営をおこなう必要もありますが、住民への給養活動が円滑になされている平壌市内の機関、企業所などでは、めいめいの副業経営をおこなう必要がありません。平壌市では、円滑に運営されているいくつかの機関、企業所の副業経営を除いては全部とりやめさせるべきです。

 技術革命で解決すべき重要な課題は、生産を正常化することです。人民経済の全面的な技術改造のためには、新たに近代的な機械設備を多く設置しなければなりません。しかし現段階で重要なのは、既存の設備を最大限有効に利用して生産を正常化することです。3大革命グループは、技術革命の遂行において生産の正常化を、第1段階の闘争目標とすべきです。

 生産を正常化するためには、いくつかの原則を厳守しなければなりません。第1に、設備管理、工場管理を正しくおこない、第2に、原料と資材を十分に供給し、第3に、生産者が技術操作法を遵守することです。

 生産を正常化するにはまず、設備管理を正しくおこなわなければなりません。設備を大切にし、点検、補修に万全を期してこそ、設備の能力を最大限に利用でき、寿命を保つこともできます。

 しかし、少なからぬ工場で設備の管理を怠ったため、立派な設備をいくらもたたないうちに使いものにならなくしたり、生産に支障を与える現象があらわれています。

 軽工業部門の工場を支援するために派遣されていた金策工業大学学生の報告によると、ある紡織工場では多額の外貨をかけて輸入した機械設備に適した油をささなかったため、5年間使えるベアリングを2年もたたないうちに使えなくし、ベルトもあうものかなくて生産に支障をきたしているというのに、工場の幹部はこの問題を解決するための何らの対策も講じていなかったそうです。そこで今回、金策工業大学の学生が取り組んでこれを解決したのですか、いまでは機械の寿命を保ち、生産を正常化できるようになったそうです。

 生産を正常化するためには、設備管理に関心を払うとともに、工場の管理をきちょうめんにおこなわなければなりません。

 私が1962年11月、大安電機工場を現地指導したさい、この工場の幹部はボイラーを1基増設しないことには暖房がゆきとどかなくで生産がまともにできないと言いました。工場の実情を具体的に調べてみたところ、彼らのいうとおりボイラーを1基増設するとしても、問題は解決されそうにありませんでした。工場管理をなおざりにしたため、建物の窓ガラスがほとんど壊れ、戸もまともについていないのに、ボイラーを増設したところで石炭を浪費するだけで、効果がないのは目に見えていました。そこで、ボイラーを増設するまえに窓ガラスを全部入れ、戸をこしらえさせました。その結果、ボイラーを増設しなくても工場の暖房は十分なものになりました。もしあのとき、工場の幹部のいうとおりボイラーを1基増設することにしたならば、その冬はボイラー設置のために生産を進めることができなかったでしょう。

 いまなお、工場、企業所のなかには、10余年前の大安電機工場の状況と変わらないところがなきにしもあらずです。

 生産の正常化をむずかしく考えることはありません。設備を効果的に利用できるよう工場の建物をきちょうめんに管理するのも、生産の正常化をはかるうえで重要な仕事の一つです。

 原料と資材を円滑に供給し、それを極力節約させるのは、生産の正常化において最も重要な問題の一つであります。

 生産の保障において原料や資材の円滑な供給が重要であるため、我々はテアンの事業体系をうち立てるにあたり、上部が責任をもって資材を下部に供給する資材供給システムを確立し、資材供給活動を専門とする資材商社を設けました。しかし、いまなお資材供給システムは確固とうち立てられておらず、工場、企業所は資材が円滑に供給されないため、生産に支障をうけています。一方では資材が円滑に供給されなくて生産が満足にできないかと思うと、他方では資材を死蔵させたり、やたらに使って浪費しています。現在、石炭や熱量の不足で生産を正常化できないところが多いにもかかわらず、一部では石炭の保管と熱管理を怠って大量の石炭を浪費しています。

 機械工場に行ってみると、鋼材の浪費も少なくありません。規格鋼材がよく供給されないため、規格にあわない鋼材をやたらに使って多くの鋼材を浪費しています。これには資材商社の不手際もかなり作用しています。資材商社は、工場、企業所が生産を円滑におこなえるよう必要な資材を供給する機関です。資材商社は各工場で使われる鋼材の規格を知り、必要な規格の鋼材を供給しなければなりません。しかしいま資材商社はこうするのではなく、いい加減に仕事をしています。ある工場で何トンの鋼材が必要だといえば、規格があおうとあうまいと、どんな鋼材でも送りこみます。鋼材の浪費には、工場、企業所の幹部にも誤りがあります。工場、企業所では資材商社から受け取る鋼材の規格があわなければ、受け取らずに規格鋼材を要求すべきですが、それを待っていたのでは鋼材をもらえなくなるのではないかと、浪費を承知のうえで規格鋼材でないものでもそのまま受け取って使います。

 これと似たりよったりの現象は被服工業部門にもみられます。我々は最近、開城に行ったさい、ある婦人服工場に立ちよってみました。この工場の支配人は、自分の工場でつくる婦人服の色合いが悪くて売れないのを十分承知のうえで、ほかの色合いの生地が供給されないのだから、さしあたり手持ちの生地で生産計画でも実行しておこうという考え方で、ひきつづき、その生地で婦人服をつくっていました。その生地では男子服をつくらせ、女性の好む別の色合いの生地をもらうふうにすべきであるのに、売れもしない婦人服をつくって積んでおくのですから、これは全くの浪費というものです。そこで我々は、婦人服工場と子ども服工場に生地を供給する資材商社を別個に設け、適当な色合いの生地を供給するようにさせました。

 3大革命グループは、工場、企業所に行って、資材の浪費行為と強く闘うべきであります。また、資材倉庫の資材を調査して、その工場に不必要を資材はいっさい登録し、必要な部門にまわすようにすべきです。

 テアン(大安)の事業体系の要求に即して資材供給システムを確立し、工場、企業所の働き手が資材入手のため歩きまわることのないようにすべきです。

 我々は今度、技術革命を強力に推進し、テアンの事業体系の要求どおり経済指導管理を改善するため、政務院の一部の省を統合または廃止し、同一部門のいくつかの企業所を統合して経営局または連合企業所を組織し、資材の供給に責任をもつ資材商社を設けることにしました。このようにすることによって、企業管理運営において集団性を保障し、資材の供給と利用における機関本位主義を一掃できるようにしました。

 生産を正常化するためにはまた、すべての生産者に技術操作法を遵守させなければなりません。機械設備がいかにすぐれたものであっても、それを扱う人が技術操作法を遵守せず、いい加減に仕事をするならば、良質の製品は生産されるものではなく、機械設備がすぐ台無しになり、生産の中断をまねきかねません。したがって、生産の正常化において、生産者に技術操作法を遵守させることは極めて重要であります。

 3大革命グループが現場に行って立派に闘い、先に指摘した条件が十分に保障されるようにするならば、生産を正常化することができるはずです。

 技術革命で解決すべき重要な課題の一つは、設備を改善することです。人民経済の各部門で設備改善と生産工程の合理化をめざす技術革新運動を広く展開して、手工業的な生産がおこなわれている部門では半機械化、機械化を実現し、半機械化された部門では機械化、半オートメ化を実現し、機械化された部門では半オートメ化、オートメ化を実現すべきです。

 設備を改善し、生産工程を合理化するためには、広範な大衆の力と知恵をあますところなく発揮させなければなりません。そうして、機械化のできる人は機械化を、オートメ化のできる人はオートメ化を、テレビ化のできる人はテレビ化を実現するようにさせるべきです。才能のある人は、誰でも自分の才能と情熱をつくして機械化やオートメ化、そしてテレビ化を実現するように仕向けるべきです。

 人民経済の各部門で技術革命を強力におし進め、たえず技術革新を起こすためには、生産現場に現代科学技術知識を所有した技術者、専門家が多くいなければなりません。我々は国の事情があれほど困難な状況下にあっても、解放直後から多くの元手をかけて多数の技術者を養成しました。しかし、技術者が適材適所に配置されなかったため、そのうち少なからぬ人が非専攻部門、あるいは政務院の委員会や省などの上部機関に勤めています。農業部門にしても、これまで各農業大学で2万名近くの技術者を養成しましたが、そのうち協同農場で働いている人は数千名しかいません。それゆえ、農村に行ってみると、農業科学技術知識と豊富な経験をもった有能な働き手がいくらもいません。ですから、農業を科学的、技術的に指導することができず、結果的には穀物生産を早急に高めることができないのです。

 農業部門だけでなく、探鉱、鉄道運輸、採掘工業などの部門にも専門の科学技術知識をもつ技術者がいくらもいません。この部門の技術者もかなり養成したのですが、専攻部門で働いている人はわずかにすぎません。

 3大革命グループは、技術者の配置状況を検討し、適材適所に配置されていない人は全部専攻部門に送りかえすようにすべきです。いま研究所が多く設けられていますが、これも検討して、不必要な研究所は全部なくし、そこにいた大学卒業者を生産現場に送るようにすべきです。

 次に、文化革命を強力に促進しなければなりません。

 まず、生産文化を確立すべきです。工場の生産環境が清潔であってこそ、良質の機械や織物が生産され、日用品も上質なものが生産されます。

 生産文化を確立するためには、工場の外観をきれいにし、屋根もふきかえ雨漏りのないようにしなければなりません。工場内に集塵装置や排気装置をととのえ、床面もきれいにみがき、日ごろから掃除をきれいにしてほこりがたたないようにすべきです。工場の塀もきれいにつくり、手入れを怠らないようにすべきです。すべての機械設備を念入りに管理し、熱網管の保温装置を完璧にし、工場の構内をとおっているパイプも目ざわりにならないようにすべきです。

 工場構内の道路はすべて舗装すべきです。セメントがなければ風化土を敷いて固めるなり、天然スレートや大きな石を敷きつめてもよいでしょう。

 こうして、すべての工場が内部は宮殿のように、構内や周辺は公園のようにつくらなければなりません。

 製品の包装設備をととのえ、生産品をきれいに包装し、製品倉庫と原料倉庫をつくり、原料や製品の保管管理を入念にしなければなりません。また、原料倉庫と製品倉庫で入庫および出庫秩序を確立しなければなりません。

 生産文化を高めるためには、労働者の技術熟練度を高め、生産者が技術操作法を遵守するようにさせなければなりません。

 技術操作法と技術規定を正しく守り、労働者の作業を能率的かつ文化的なものにするうえで重要な問題の一つは、交替作業を合理的に組織することです。

 現在多くの工場で三交替作業をしていますが、三交替制では、480分の労働時間を完全に利用するのも、機械設備を適時に整備するのも困難であり、三交替目などは作業能率もあがりません。そこで我々はいま、工場の作業を何交替制にするのか合理的であるかを研究中ですが、機械工場と連続工程でない工場では二交替制にするのかよさそうです。

 かりに、平壌総合紡織工場などで二交替制を実施するとすれば、早番の労働者は朝の7時から12時まで作業し、30分間昼食をとってから簡単な休息をとり、12時半からまた作業を始めて午後の3時半に終えることができます。早番の労働者は朝の4時か5時に起きるとしても、晩に早寝ができるので、十分な休息がとれます。遅番の労働者は午後4時から7時半まで働き、30分間夕食をとって8時からまた仕事を始めて夜の12時半に終えることができます。このようにすれば、いずれの交替にしても完全な8時間労働ができます。

 工場が二交替制をとる場合、設備整備工は遅番の作業が終わってから機械を引きつぎ、夜のあいだにすべての機械を技術規定の要求どおり入念に整備し、朝の作業準備をしておけるでしょう。このようにすれば、三交替制のときより設備の整備も十分にでき、生産能率もあがるでしょう。

 しかし職工の女性たちと話しあってみると、機械を長時間止めておくのはよくないし、織機の分当たり回転数がかぎられており、時間当たりの織物生産量があるため、三交替制でなくては生産を高めることができないそうです。それゆえ、いまのところは従来どおりにし、今後さらに研究してみなければなりません。3大革命グループが、工場、企業所に行ってこの問題をもっと研究してみる必要があると思います。

 文化革命で重要な問題の一つは、生活文化を確立することです。工場、企業所が労働者の食堂や休憩場をきれいにつくり、託児所や幼稚園をきれいに管理するようにさせるべきです。また、住宅の手入れと村づくりに力を入れるべきであります。

 3大革命グループは、各道にもれなく出向いていくべきです。そして、まず中央から指定された重要な工場、企業所に取り組むべきです。3大革命グループは地方に行って、道党委員会と郡党委員会の一部の活動家を参加させ、中央から指定された対象のほかにも必要と認められる工場、企業所を指導することができます。

 3大革命グループは、工場、企業所に行って、まず実態調査からはじめるべきです。今後思想闘争を進めるための準備として、工場、企業所の幹部のあいだにある保守主義と官僚主義がどの程度のものであるかを知り、また工場、企業所で生産を正常化する方途を研究すべきです。実態調査が終わってから、調査資料の報告をうけたうえで、以後の闘争方向と闘争方途を示すようになるはずです。

 3大革命グループ活動における基本は教育です。3大革命グループは欠点のある幹部の首をはねるのではなく、思想闘争をおこなうべきであり、思想闘争をつうじて欠点を改めさせ、人びとを教育改造しなければなりません。今度の指導活動はあくまでも党的指導であるため、党的方法でおこなうべきであり、指導メンバーは生産労働にもともに参加しながら、下部の人を大いに援助し、教育しなければなりません。

 したがって、今度の指導活動は、3大革命グループのメンバーになる大学生にとっては学校で学んだ知識を生き生きとした現実のなかでさらにみがきあげる絶好の機会となり、社会進出のための準備となるでしょう。

 3大革命グループは、工場、企業所に行って健全な生活をしなければなりません。すべての行動において模範を示し、絶対に安逸に流れてはなりません。労働者のなかにはいって彼らから学び、まず自分自身を革命化、労働者階級化するため積極的に努力しなければなりません。こうして、3大革命グループ自身が全員労働者階級化、革命化されなければなりません。

 指導活動期間、3大革命グループの生活条件は、道党組織と工場、企業所が保障すべきです。

 3大革命グループによる闘いは、工場、企業所をはじめ、工業部門から始めて教育部門や保健医療部門でもおこない、ゆくゆくは買付け機関や商業機関などの流通部門でもおこなうようにすべきです。

 私は、みなさんが党中央委員会のあつい信任のもとに3大革命グループとして派遣されることを光栄と思い、工場、企業所に行って立派に闘うものと信じます。
出典:『金日成著作集』28巻


<参考>「価値法則」については、金正日総書記の著作『社会主義経済建設における若干の問題』(1962年3月1日)を参照してください。
                                               
出典:『金日成著作集』28巻 
 

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