ビラ散布は米国・南朝鮮の対朝鮮戦争行為
 祖国統一研究院白書
−2014年10月24日− 


 朝鮮中央通信によると、祖国統一研究院(祖統研)は24日、「米国と南朝鮮かいらいの反共和国ビラ散布策動の犯罪的な真相を明らかにする」と題する全文次のような白書を発表した。


 最近、米国と南朝鮮かいらいの唆しのもとに人間のくずが働く反共和国ビラ散布の妄動によって朝鮮半島情勢は日増しに険悪になっている。

 内外の世論は、サラエボでの一発の銃声が第1次世界大戦を触発したように、軍事境界線一帯で行う反共和国ビラ散布によって朝鮮半島で戦争の火ぶたが切られかねないとし、深刻な懸念を示している。

 祖統研は、米国と南朝鮮かいらいが、人間のくずを駆り出して行っているビラ散布狂乱の犯罪的な真相を明らかにするためにこの白書を発表する。




 こんにち、世界には、思想と制度、理念が、互いに異なる多くの国が国境を接して暮らしている。

 しかし、そのどこにも、朝鮮半島でのように主権国家の神聖な領土に国家の最高の尊厳と体制を悪辣に冒涜、中傷するビラが毎日のようにまかれ、それによって銃撃戦まで発生している所はない。

 朝鮮半島で対決を激化させて戦争の危険をまねくビラの問題を発生させ、事態をこんにちの険悪な域にまで追い込んだ張本人は米国と南朝鮮かいらい一味である。

 米国は既に先の朝鮮戦争時、ビラは「聞こえない銃声」「紙爆弾」「心理戦の歩兵」であると騒ぎ、米極東軍司令部と第8軍司令部傘下に心理戦部隊を設け、各地でわが共和国に反対するビラ散布行為を働いた。

 1952年1月、「敵をビラで埋めよ」という米陸軍省長官の妄言に従って、米帝侵略軍が1カ月間にまいた反共和国ビラは1億5000余万枚に達した。

 米帝侵略軍が3年間の朝鮮戦争時にまいた反共和国ビラは、彼らが公表した資料によっても24億6000余万枚に及び、これに南朝鮮かいらい軍がまいたものまで合わせると計40億余枚に達する。

 米国と南朝鮮かいらいの反共和国ビラ散布策動は戦後、さらに悪辣に行われた。

 米国の唆しのもとに南朝鮮かいらいは、「北の軍隊と住民の意識を変えられる効果的な手段はビラだけ」であると騒ぎ、前線部隊にビラ散布を担当する心理戦部隊を大々的に組織してビラ散布に狂奔したし、1970年代にはビラをわが方の後方地域にさらに深く飛ばすための「ビラ風船作戦」なるものまで行った。

 かいらいは、1972年の歴史的な7.4共同声明の発表後も誹謗中傷の中止に関する合意を踏みにじってビラ散布に狂奔した。

 1980年代に入り南朝鮮かいらいは陸軍傘下に心理戦部隊を新たに設けたのに続き、1991年にはこれを国防部直属の「国軍心理戦団」に拡大、改編してかいらい軍の反共和国ビラ散布を統一的に指揮する体系まで立ててビラ散布に狂奔した。

 2011年、かいらい国防部が「国会」に提出した資料「対北心理戦現況」によると、かいらい軍部が1980年代から90年代末までにわが方地域に散布したビラは19億1800余万枚に達した。

 南朝鮮かいらいは、歴史的な6.15共同宣言が、採択、発表された後、北南軍事当局の間でビラ散布を含むすべての心理戦を中止し、一切の敵対行為を終息させることに関する合意が遂げられたことによって当局が直接行えなくなると、「脱北者」の人間のくずと極右保守団体を押し立ててビラを散布する狡猾な手法にしがみついた。

 そうして2003年10月、人間のくずである李民馥が、「キリスト北韓人連合」なる宗教団体代表の仮面をかぶって反共和国ビラ散布を行ったし、「北韓民主化運動本部」「自由北韓運動連合」「脱北人団体総連合会」「北韓民主化推進連合会」など人間のくずの多くの烏合の衆の謀略団体が出現してビラ散布劇を始めた。

 かいらい一味の反共和国ビラ散布策動は、李明博逆徒の執権時にさらに大々的に行われた。

 李明博一味は、「北の体制変化に注目する方向で対北政策を志向させよ」「対話の扉を閉ざしてビラ散布などで北を圧迫しなければならない」と公然と言い散らし、誹謗中傷を含む一切の敵対行為を中断することに関する北南合意を白紙に戻し、ビラ散布を「対北政策」実現の中核の課題にかかげた。

 これに基づいて、かいらい軍の放送とビラ散布をはじめとする反共和国心理戦が再開され、一日8万枚以上のビラを刷ることができる装備が開発されて第一線の部隊に配置された。

 当時、かいらい軍関係者は、「戦時の対北心理戦のためにビラ原稿1300余種、放送原稿470余種をデータ化して保有している」と明かした。

 李明博一味は2011年1月、青瓦台で「北韓民主化委員会」の洪淳京委員長、「世界北韓人連盟」のアン・チャンイル総裁、「NK知識人連帯」の金興光代表、「自由北韓運動連合」の朴相学代表など悪質な逃走者20余人と会食し、ビラ散布に必要な資金支援を約束する茶番を演じる一方、「脱北者」支援の名目で、毎年1億ドル以上の予算を割り当てて人間のくずのビラ散布に莫大な資金を与えた。

 資料によると、かいらい当局が2011年から12年7月までに人間のくずのビラ散布に支援した予算だけでも20万ドルに達する。

 反共和国ビラ散布狂乱は、現「政権」になって、李明博逆賊一味も顔負けするほど悪辣に行われている。

 現南朝鮮執権者は「大統領」の仮面をかぶる前の2012年10月、反共和国ビラ散布の先頭に立った悪質な逃走者で構成された「北韓民主化推進連合会」の結成式に「祝賀メッセージ」なるものを送って世論の非難を浴びたし、青瓦台に入った後にはビラ散布に血眼になって走る人間のくずを青瓦台に引き入れて激励する茶番を演じた。

 その一方で、「大統領」直属機関である「国民大統合委員会」と「統一準備委員会」に「北韓民主化委員会」「NK知識人連帯」「北韓戦略センター」などの反共和国謀略団体の人間のくずを引き入れて、ビラ散布をはじめとする反共和国対決騒動に積極的に駆り立てた。

 かいらい一味は、人間のくずにビラ散布用の風船に設置する衛星航法装置と風向き、速度によって気球を調節するプログラムとわが方の後方地域まで電子ビラを伝送できる無線データ伝送システムの技術を開発して無料で与えている。

 かいらい保守一味は去る2月、第1回北南高位級接触で相手側に対する誹謗中傷を禁止することで合意した以降も、ビラ散布行為を中断なく続けたし、わが方の後方地域にさらに深く飛ばすためにK9自走砲用新型ビラ散布弾まで新たに開発して配置しようとしている。

 かいらい当局が、「脱北者」の反共和国ビラ散布の妄動に対して「制止する法的根拠や関連規定がない」というのは破廉恥な詭弁である。

 かいらいの「航空法」には、「休戦ライン付近は、飛行禁止区域P518に該当、対北ビラ、風船の散布が制限される」となっており、「航空法」施行規則第14条には「これに違反した場合、航空法第172条に基づいて6月以下の懲役または500万ウォンの罰金刑に処される」と規定されている。

 また、「休戦ラインの飛行禁止区域は、京畿道の坡州、漣川など漢江以北の地域がすべて該当し、対北ビラ風船は航空法により国防部と韓米連合司令部の承認を得なければならない」との規定もある。

 これは、人間のくずのビラ散布妄動が、かいらい当局の黙認、操縦と南朝鮮占領米軍の保護のもとに行われていることを示す。

 米国は、南朝鮮かいらいと悪質な「脱北者」をビラ散布策動をはじめ、反共和国謀略騒動に駆り立てている張本人、背後操縦者である。

 米国は、ビラ散布のような心理・謀略戦がわが共和国を瓦解、転覆させるための効果的な手段であると公然と騒いでビラ散布劇を積極的に支援した。

 特に、米国は、6.15以降、北南の間に和解と統一の機運が高まると、かいらい軍とともに「連合心理戦司令部」を組織して「空中放送局」と呼ばれるEC130航空機と心理戦部隊まで投入して反共和国心理戦に熱を上げた。

 一方、米国は、我々の「体制変化」を目標とする「北朝鮮自由法」なるものをでっち上げて「脱北者」を反共和国謀略騒動の前面に立たせている。

 2006年4月と08年9月、当時のブッシュ米大統領は、「自由北韓放送」だの、「自由北韓運動連合」だのの謀略団体代表の帽子をかぶった金聖玟と朴相学のような人間のくずを米国に呼び付け、「自由拡散の前哨兵」であるだの何のとおだてて反共和国ビラ散布をけしかけた。また、今年2月、朴相学と「北韓戦略センター」の姜哲煥代表のような人間のくずを米国の情報技術(IT)産業の中心地であるシリコンバレーに引き入れてUSB、DVDなどの電子媒体を衛星利用測位システム(GPS)を用いて、わが方の地域に散布できる技術を見せる茶番を演じた。7月には、またもや逃走者を参加させて「ハック・ノースコリア」なるものを国際的規模で開いて反共和国心理・謀略戦のための先端技術開発資料を渡した。

 特に、「作戦計画5029」に「非政府組織(NGO)を通じて、北の住民の認識を変え、北を崩壊させる」との項目を明記し、その実現のために「国立民主主義基金」「北韓自由連合」「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」など、米国のNGOを通じて毎年莫大な資金をビラ散布を行う「脱北者」団体に与えている。

 反米国家の政権転覆をなりわいとしている「国立民主主義基金」の場合、2007年に121万ドル、08年に127万ドル、09年に140万ドル、10年に145万ドルなど、「脱北者」団体に対する支援金を毎年増やしている。

 米国務省もやはり、2009年から毎年「北韓民主化ネットワーク」「自由北韓放送」「脱北人権女性連帯」などの謀略団体に100余万ドルずつ与えている。

 このような方式で、米国は毎年人間のくずに2000万ドル以上の莫大な資金を与え、南朝鮮と米国はもちろん、国連の舞台で我々の最高の尊厳と体制、人権の実情を悪辣にそしり、歪曲するよう駆り出している。

 これによって「北韓民主化運動本部」「自由北韓運動連合」「キリスト北韓人連合」など、さまざまな謀略団体に加担した悪質な「脱北者」が、わが方の地域にまき散らす謀略ビラは年平均1000余万枚にもなる。

 現実は、反共和国ビラ散布狂乱の主犯は、米国と南朝鮮当局であることを告発している。




 米国と南朝鮮かいらいが、いわゆる「人権闘士」に粉飾して反共和国謀略騒動に駆り立てている悪質な「脱北者」は、一様に法的、または社会的に放置してはならない犯罪者の群れ、人間のくずである。

 この連中は、米国と南朝鮮かいらいが騒ぐように「政治亡命者」でも「難民」でもない。

 この連中は、あらかた共和国で醜悪な犯罪を犯し、法的制裁を免れようとして逃走した者である。

 反共和国ビラ散布騒動の先頭に立って血眼になって狂奔している「自由北韓運動連合」代表なる朴相学だけを見ても、父が対外事業部門で重要職責を担っているにもかかわらず国の貴重な文化財を盗んで、海外に売り飛ばし、国家機密まで抜き取るスパイ行為を働いて摘発、処断されるようになると日本に逃走した重犯罪者である。

 朴相学は、自分の父のように働くのが嫌で放浪し、盗みばかりに明け暮れたし、弟とともに青磁器をはじめ、国の貴重な歴史的文化財を盗んで海外に売り飛ばし、司法機関の拘束を受けることになるとそれを逃れて越境、逃走した前科者である。

 現在、「北韓同胞直接支援運動対北風船団」団長役の李民馥もやはり、共和国の懐で高等教育を受け、農業研究を行うことになったが、仕事をせず、ドルに狂って詐欺、密輸、不法越境などあらゆる犯罪を働いて我々の司法機関はもちろん、中国の公安機関にまで逮捕されるなど、もはやどうすることもできなくなると、臨月を迎えた妻まで捨てて逃走した獣にも劣るくずである。

 「北韓民主化委員会」委員長の帽子をかぶっている洪淳京は、タイ駐在朝鮮大使館参事を務めていた間、酒色におぼれて道楽生活に明け暮れた汚らわしい変態性欲者、暴利悪徳商人である。彼は、800万ドルの公金を詐取して海外に秘密口座まで開き、麻薬の密輸、密売の犯罪を犯したあげく、国家の重要な機密を売り飛ばして国家転覆の陰謀まで企てて事実があらわになると越境、逃走した反逆者である。

 「北韓戦略センター」なる謀略団体の代表職を務めるという姜哲煥も、共和国で働くのが嫌で工場の財産を盗んで売り飛ばしたことで法的制裁を受けたし、無職の怠け者として放浪して個人財産の窃盗行為で再び法的処罰を受けることになると、南朝鮮に逃げた前科者である。

 かいらい一味が、「成功した脱北者」に描写するセヌリ党所属の「国会」議員、趙明哲は、共和国にいた際、肩書は大学教授であったが資質不足で教壇には一度もまともに立てなかったし、既婚女性と痴情の関係をもったうえ、教え子である女子大学生まで暴行して色魔と呼ばれた者である。彼は、外国に留学していた期間も酒色におぼれ、他人の財布をくすねて無為徒食し、かいらい情報機関の美人局にかかって逃走しては、自称「博士」にまで化けた詐欺師である。当然、極刑に処されるべきこのようなくずを「国会」議員にまで押し立てたのを見ると、セヌリ党と南朝鮮政界がどんなに腐り切っているのかがよくわかる。

 反共和国の悪態に満ちたインターネットメディア「ニューフォーカス」の張真晟代表(本名ウィ・チョルヒョン)も、わが共和国で大学で学んだ後、怠け者となり、女色にはまって集団暴行まで働く一方、公金3000ドルを横領して逃走しては、名前と経歴まで偽装して汚れた口先で延命を図る醜悪な人間の廃物である。

 このように、悪質な「脱北者」は、一様に共和国で人の皮をかぶってあらゆる犯罪と反人倫的悪行を働いた破倫、背徳の輩であり、その罪過は口にするのもはばかられる域である。

 したがって、かいらい統一部も「国会」に提出した国政監査資料で「脱北者」の大半が南朝鮮に来る前、既に、北で殺人、強盗、人身売買、強姦および窃盗、麻薬密売、公金横領などの凶悪犯罪を働いた者であることを認めざるを得なかった。

 2013年10月、南朝鮮の野党「国会」議員は、同年に南朝鮮に入った「脱北者」のうち8人がハイジャック、麻薬取引、大量殺人など国際刑事裁判に該当する犯罪者であり、7人は殺人など重犯罪者であると明らかにした。

 くずは、どこに持っていっても、やはりくずである。

 わが共和国で重罪を犯し、祖国も父母妻子も、兄弟も皆捨てて逃げた前科者の群れであり、覚えたものといえば怠けることと性暴力、殺人、窃盗行為しかない人間のくずは、南朝鮮に逃走した後もそのような犯罪の悪習を捨てられなかった。

 2007年6月釜山で、金もなく酒を飲み、代金を求める店主の首を締めて殺した事件、08年7月仮病で病院に入院して保険金をだまし取った詐欺事件、11年初男女をエアガンで脅して金を強奪した事件、今年釜山で第三国を通じて麻薬を密輸、密売して摘発された事件などは、その一部にすぎない。

 去る10月、かいらい法務部が「国会」に提出した資料によっても、2011年から現在まで殺人、強姦、強盗、麻薬などの凶悪犯罪で逮捕された「脱北者」だけでも170余人に達し、犯罪を犯して獄中生活を送る「脱北者」は、11年に51人、12年に68人、13年に86人、14年に97人と毎年増加している。

 南朝鮮の北方問題研究所は、「脱北者」の5分の1が犯罪の泥沼にはまっているとの調査結果を発表した。

 どれほどなら、かいらい当局でさえ「脱北者」を保護対象ではなく、監視して統制すべき潜在的犯罪者として扱っていると明かすであろうか。

 悪質な「脱北者」の永遠に許せない罪悪のなかの罪悪は、わが共和国の尊厳ある体制を中傷して同族の対決と戦争を扇動する民族反逆行為を働いていることである。

 「自由北韓運動連合」「北韓同胞直接支援運動対北風船団」「北韓人民解放戦線」「自由北韓放送」「南北大学生総連合」「北韓民主化運動本部」「北韓民主化ネットワーク」「平和統一脱北人連合会」などに所属する人間のくずは、自分を育てて学ばせた共和国で犯した罪、祖国に反逆して逃走した罪でも足りず、かいらい一味の反共和国謀略騒動の突撃隊、ラッパ手となっている。

 悪質な人間のくずである申東赫(本名シン・イングン)の犯罪行為だけ見ても、人々の怒りをかき立てている。

 この者は、共和国で無料教育制の恩恵により、一銭も払わずに勉強をして職場に配属された後、仕事が嫌で盗みに明け暮れて2001年6月には13歳の少女を強姦する歯ぎしりする犯罪を犯すなど、あらゆる悪事を働いて逃走した醜悪な犯罪者である。

 にもかかわらず、申東赫は、米国と欧州をうろついて「政治犯収容所で生まれ育った」だの、「校門の前にも行けず、字も書けなかった」だの、「収容所の人権の実態が残酷である」だの、「罰として手の指を切られた」だのの荒唐無稽な嘘を並べ立て、わが共和国を悪辣にそしった。

 その経歴と「証言」が、すべて真っ赤な嘘であることは、父母と周辺の人々によって余すところなく確認された。手の指が切れたのも鉱山で働いていた際、夜に逃亡して自分の不注意でぼた山の石の上に落ちて骨折し、手術を受けたものである。彼は、このように嘘を売ってわずかな金を得て汚らわしい命脈を長らえようとしているのである。

 米国とかいらい一味が出している「北朝鮮人権報告書」なるものは、すべて、このような詐欺師、人間の不良品のラッパを「証言」であるとかき集めたものである。どれほど荒唐無稽で大笑いすることであろうか。

 「脱北者」が醜悪な民族反逆行為に血眼になって狂奔しているのは、金もうけ目的にも重要に関わっている。

 彼らは、自分らの値打ちを上げて、さらに多くの金を得ようと互いに競うようにあらゆる捏造された資料で偽証して国際舞台を訪ねており、我々を冒涜する「人権映画」だの何のまで作って流している。

 「東亜日報」「メディアトゥデー」をはじめ、かいらいメディアは、「脱北者は、金をより多く払うメディアに気に入られるように北の人権の実情を意図的に歪曲して伝えている。脱北者の偽証とこれを誘導する韓国社会の風土、嘘であることを知りながらもこれを黙認、助長する当局の無責任な態度によって北の人権の実情が韓国と国際社会に歪曲されて伝わってる」と明らかにした。

 金に狂った人間のくずは、「朝鮮人民軍総政治局の機密」「朝鮮労働党幹部」など、イモ判が押された虚偽文書を流して「北政治犯収容所」の「実情」をでたらめに描いた想像画と動画まで作って提供し、金をもらっているその一方、かいらい軍と地方自治団体、教会などを巡回して捏造と歪曲で一貫した内容の「安保講演」で共和国の体制を中傷しており、第三国に行って共和国の住民を誘引、拉致して南朝鮮に連れて行き、我々の地域に浸透して破壊・謀略策動を行ってはその代価として金を得ている。

 金聖玟のような悪質な「脱北者」は、かいらい一味と徒党を組んで「北韓人民解放戦線」のような反共和国テロ組織まで結成して無礼に狂奔している。

 2012年7月、その真相があらわになり、わが人民の大きな怒りをかき立てた「トンカモ事件(銅像破壊計画)」は、かいらい一味が反共和国謀略・破壊策動にどれほど悪辣にしがみついているのかをそのまま示している。

 金のためなら、ごみ箱にも飛び込むこのような人間のくずによって反共和国ビラ散布の妄動があれほど分別なく行われているのである。


※    ※    ※

 反共和国ビラ散布行為が、北南関係に及ぼした破局的な結果は計り知れない。

 歴史的な7.4北南共同声明も朴正煕一味がそれに署名して戻った後、「一枚の紙切れに運命をゆだねられない」とし、ビラ散布をはじめ、反共和国心理戦を強行して対決と戦争策動にさらにしがみついたことで白紙に戻った。

 1980年代と90年代を経て続いてきた多岐にわたる対話と協力事業が壊れて中途半端になったのも、米国と南朝鮮かいらい一味が、北侵戦争挑発に狂奔し、ビラ散布をはじめ、反共和国心理・謀略策動を大々的に行ったことに重要に関わる。

 歴史的な6.15、10.4の両宣言も李明博一味の反共和国対決妄動で、紙切れになってしまった。

 去る10月10日には、朝鮮労働党創立記念日に合わせて我々の最高の尊厳を悪辣に中傷するビラを再び散布することで、銃弾・砲弾が飛び交う軍事的衝突の事態まで引き起こすことになった。

 反共和国ビラ散布はこんにち、米国とかいらい好戦狂の北侵戦争シナリオの重要な内容をなしている。

 かいらい軍の高位当局者は、「脱北者団体が、ビラ散布を行えば周辺の軍部隊はすべてA級レベルの作戦警戒態勢に入る。状況によってA、B、C級に分かれるが、A級なら管下の火力部隊がすべて動員される最も高い水準の作戦対応態勢である」と明かした。

 米国と南朝鮮かいらい当局の庇護と操りのもとに行われる悪質「脱北者」の卑劣な反共和国謀略騒動は、明白に停戦協定と北南合意を踏みにじる重大な戦争挑発行為である。

 あらゆる虚偽と捏造で我々の最高の尊厳と体制を激しく冒涜、中傷するのは事実上、宣戦布告と同じである。

 反共和国ビラ散布は、国際法的見地から見ても重大な違反事項である。

 人類の戦争の歴史は、謀略ビラ1枚、銃弾1発によっても戦争が起こった事実を記録している。

 諸般の事実は、米国と南朝鮮かいらいが、人間のくずを押し立てて強行している反共和国ビラ散布劇は、徹底的に組織的な犯罪であり、意図的な戦争挑発行為であることを示している。

 人間のくずのビラ散布劇に米国大統領の顔が描かれたドルまで用いられているのは、米国にとって国家の恥にほかならない。

 米国は、自分の主権を象徴するドルが、人間のくずによって謀略騒動に悪用されていることに恥を知らなければならない。

 一心団結した不敗のわが共和国をその類いのつまらないビラ散布劇でどうにかしようとするのは愚かな妄想である。

 我々は、人間のくずのビラ散布妄動を絶対に許さないであろう。

 米国と南朝鮮かいらい当局は、反共和国謀略騒動がまねく破局的な結果を直視して恥ずべきビラ散布妄動を直ちにやめなければならない。【朝鮮通信=東京】




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