金正恩委員長が「火星15」型の試射を指導
−2017年11月29日−


 朝鮮労働党委員長で国務委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官であるわが党と国家、軍隊の最高指導者金正恩同志の直接的な指導のもとに29日、ICBM「火星15」型の試射が成功裏におこなわれた。

 わが党と国家、軍隊の最高指導者金正恩同志が「火星15」型の試射の全過程を現地でみずから指導した。

 張昌河、全日好、趙甬元、劉進の各氏が同行した。

 経済建設と核戦力建設の並進路線を示し、その実現のためのたたかいに自身の熱と情魂をすべてささげる敬愛する最高指導者は、国防科学院に米帝との対決戦で確固たる勝利を決定付けられる新型ミサイルの開発方向を示し、毎日のように細やかに指導して「火星15」型兵器体系を完成させた。

 わが党の膝元で百折不撓の闘争精神を骨に刻んだ決死貫徹の先鋒闘士であり、自力更生の先駆者である軍需労働者階級は、短期間にみずからの力で我々式の9軸(18輪)輸送起立発射機をつくったし、国防科学者、技術者は創造的知恵と情熱をすべて爆発させて新型のICBMを研究開発した。

 その日々、敬愛する最高指導者は、何度も「火星15」型の開発戦闘場とロケットエンジンの燃焼実験場に出向いて実態を随時直接了解し、国防科学者、技術者、労働者を今日の成功へと導いてきた。

 28日、新型のICBMの試射準備が完了したとの報告を受けて深夜にミサイル技術準備現場に到着した最高指導者はまず、我々の労働者階級がつくった9軸輸送起立発射機を見た。

 最高指導者は、軍需労働者階級の清らかな哀惜の念が宿る自力更生の創造物をほほ笑ましく眺め、発射機を非の打ちどころがなく立派につくった、塗装もきれいに施し、すべての要素をとても細密で堅固に製作したとたたえ、開発戦闘に参加した工場の労働者階級の労をねぎらった。

 最高指導者は、軍需工業部門が発射機の車体とエンジン、大型タイヤと起立アーム、発射台、油圧装置、電気制御装置、動力装置をはじめ、すべての要素を100%国産化、主体化する突破口を開いたことで、いまや我々が意のままに発射機をどんどん生産できるようになったと満足の意をあらわした。

 敬愛する最高指導者は、発射場に出向いて国防科学者、技術者とともにいて、ICBMを垂直に起立させるのをはじめ、発射前の工程を一つ一つ細やかに指導した。

 続いて最高指導者は、指揮監視所に陣取って「火星15」型の試射計画を具体的に了解した後、発射断行の命令をくだした。

 その瞬間、天地を揺るがす大きな爆音を爽快に上げ、チュチェ朝鮮の限りなく強大な力をのせた「火星15」型がまばゆい閃光の中、重い胴体を現して宇宙のかなたに飛び立った。

 今回の試射は、新たに開発した「火星15」型兵器体系の戦術的・技術的諸元と動作の信頼性の確定に目的を置いてロフテッド軌道でおこなった。

 「火屋15」型は、最大高度4475キロまで上昇し、距離950キロを53分間飛行して朝鮮東海の公海上の設定された水域に正確に着弾した。

 今回の試射を通じて、兵器体系のすべての数値が設計の要求を正確に満たしたし、戦略兵器体系の使命に即して戦闘環境での信頼性を十分に保てることを確定した。

 特に、ミッドコース段階の姿勢制御および速度調整による命中率、推力ベクトルの制御を実現した高出力ロケットエンジンと比推力の高いロケットエンジンの動作の正確性が実証されたし、それに伴う誘導および安定化システム設計の数値の正確性が検証された。

 また、新たに開発し、完成させた9軸輸送起立発射機の機動および起立能力と発射システムの動作の信頼性を確認した。

 これとともに、既に実証された制御および安定化技術、段階分離および始動技術、再突入環境で弾頭部の信頼性を再度実証した。

 機動性と命中率が確実に保たれた「火星15」型兵器体系は、100%我々の力と技術での我々の実情に即して開発した名実共に朝鮮労働党式の兵器体系であり、これによって、わが国家は米本土全域を攻撃できる超大型重量級核弾頭の装着が可能なもう一つの新型ICBM兵器体系を保有することになった。

 敬愛する最高指導者は、新たに開発した「火星15」型の1回での成功に喜びを禁じ得ず、満足も満足、大満足である、新型のミサイル兵器体系の開発に参加したすべての戦闘員に自身の熱い感謝を贈ると感激に満ちて述べた。

 敬愛する最高指導者は、今日は国家核戦力完成の歴史的大業、ミサイル強国偉業が実現した意義深い日であると述べ、わが共和国の戦略的地位をより高く引き上げた偉大な力が誕生したこの日を祖国の青史に特筆すべきであろうと指摘した。

 敬愛する最高指導者は、最近、国防科学部門をはじめ、国のすべての部門でおさめられる目覚ましい成果は朝鮮労働党が選択した並進路線と
科学重視政策の輝かしい結実であると述べ、歴史のあらゆる風波のなかでもびくともせず、わが党の偉業を忠実に支えてきた英雄的朝鮮人民だけがおさめられる偉大な勝利であると指摘した。

 敬愛する最高指導者は、新たに開発した「火星15」型の試射を成功裏に断行してチュチェ朝鮮の尊厳と威容を改めて全世界に誇示した国防科学部門の科学者、技術者、労働者と活動家を熱烈に祝い、彼らを愛の懐に抱いて歴史に末永く残る意義深い記念写真を撮った。

 祖国と人民の運命に責任をもつ崇高な使命感を抱いて核戦力強化の道なき道を先頭に立ってかき分け、国家核戦力完成の巨大な成功の塔を築き上げて帝国主義の侵略と核の威嚇の歴史に終止符を打った偉大な大勝利をもたらした金正恩同志の空前絶後の核戦力建設業績は、わが革命の勝利の前身とともに永遠に輝くであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


親筆命令
−2017年11月28日−

 わが党と国家、軍隊の最高指導者金正恩同志が28日、新たに開発したICBM「火星15」型の試射の断行について親筆による命令をくだした。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】





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