金日成勲章の肖像を太陽像に変更
 最高人民会議常任委政令
−2012年6月20日− 


 朝鮮中央通信によると、朝鮮最高人民会議常任委員会は20日、政令第2477号「金日成勲章、金日成賞金メダル、金日成青年栄誉賞メダル、金日成少年栄誉賞バッジに偉大な主席の肖像を太陽像にかえて配することについて」を発表した。政令の全文は次のとおり。


 偉大な金日成同志は、我が人民が数千年の歴史で初めて迎えていただいた偉大な領袖、民族の慈愛深い父であり、希代の政治元老、人類の太陽である。

 早くから10代の若いころに革命の道に立った時から80歳の高齢に至るまでの長い歳月、卓越した思想と指導、高邁な徳望で人民の絶対的な支持と信頼を受けて20世紀を輝かしく導いてきた偉大な領袖金日成同志は、祖国と人民、時代と歴史に永久不滅の業績を積み上げた。

 我が民族と全世界が仰ぎいただく偉大な金日成同志の革命の生涯と不滅の業績は、朝鮮革命と世界の革命の前途をてらす勝利の旗印、希望の灯台として祖国の隆盛繁栄とともに永く輝いており、高潔な人品で万人を魅了し、陽光のような微笑を浮かべた主席の太陽の姿は、千万軍民の心に永遠に根差し、主席に対する熱烈な敬慕の念と思慕の念の大河はこの地に限りなく流れている。

 最高人民会議常任委員会は、偉大な金日成同志をチュチェの太陽として永遠に仰ぎいただき、主席の聖なる革命偉業を最後まで継承し、完成させようとするすべての党員と人民軍軍人、人民の一様な信念と意志を反映して次のように決定する。

 1.金日成勲章、金日成賞金メダル、金日成青年栄誉賞メダル、金日成少年栄誉賞バッジに偉大な主席の肖像を太陽像にかえて配する。

 2.偉大な主席の太陽像を配した金日成勲章、金日成賞金メダル、金日成青年栄誉賞メダル、金日成少年栄誉賞バッジの図案を承認する。

 3.チュチェ64(1972)年3月20日の最高人民会議常任委員会政令第1359号および第1358号で承認された金日成勲章、金日成賞金メダル、チュチェ63(1974)年5月8日の中央人民委員会政令第513号および第514号で承認された金日成青年栄誉賞メダルと金日成少年栄誉賞バッジの図案の効力を失する。


金日成勲章の図案

 金日成勲章は、長さ67ミリ、幅65ミリの金色に輝く陽光の筋模様の五芒星の上に金色の帯で結んだ稲の楕円形の中に社会主義朝鮮の始祖であり、民族の父である金日成主席の太陽像を配した。

 勲章の上部には、我が軍隊と人民を常に勝利と栄光の一路へと導いている朝鮮労働党を象徴する党のマークが刻まれており、下部には朝鮮民主主義人民共和国を象徴する共和国旗があり、裏面には「金日成勲章」「第(番号数字)号」の文字があり、衣服に留めるためのピンがある。

 略章は横33ミリ、縦10ミリの金色の板の中心に五芒星があり、裏面には衣服に留めるためのピンがある。


金日成賞金メダルの図案

 金日成賞金メダルは、直径39ミリの12角形で、主席が創始して総書記が深め、発展させてきた偉大なチュチェ思想を象徴して金色に輝く陽光をあしらい、その中心に内径24ミリ、外径28ミリの円があり、その中に金日成主席の太陽像を配した。

 円の下部には勝利と栄光を象徴する月桂樹があり、上部には主席と総書記の賢明な指導のもとに強盛国家の建設でおさめられた成果を象徴して直径0.8ミリの実がある。

 金メダルは、金製装飾の輪で幅27ミリ、長さ11ミリの金色の板と連結されており、全体の長さは65ミリである。

 金メダルの裏面には「金日成賞金メダル」の文字があり、金色の板の裏面には衣服に留めるためのピンがある。


金日成青年栄誉賞メダルの図案

 金日成青年栄誉賞メダルは、長さ31ミリ、幅23ミリの赤旗の中にある直径20ミリの金色の円の中に金日成主席の太陽像を金色で浮き彫りにし、その下には15本の光の筋と白頭山の天地、長さ20ミリの青い帯の中に「金日成青年栄誉賞」の文字があり、その両側に金色の月桂樹がある。

 金日成主席の太陽像を配した赤旗は、我々の青年が敬愛する金正恩同志の指導に従ってチュチェ革命偉業の完成をめざすたたかいに力強く前進することを象徴し、白頭山の天地は我が党の輝かしい革命の伝統を継承し、発展させることを象徴する。

 「金日成青年栄誉賞」と刻まれている青い帯と金色の月桂樹は、敬愛する金正恩同志のまわりに鉄のように固く団結した我々の青年を象徴し、金正恩同志の真の戦士らしく党の戦闘的後続部隊、革命の継承者、強盛国家建設の突撃隊としての栄えある使命と任務を立派に遂行しようとする青年の固い決意を象徴する。

 メダルの裏面には、「朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会」の文字が刻まれている。

 メダルは、横30ミリ、縦6ミリの3色の共和国旗型の七宝焼きを施した金属板と輪に連結されており、金属板の裏面には衣服に留めるためのピンがある。


金日成少年栄誉賞バッジの図案

 金日成少年栄誉賞バッジは、長さ37ミリ、幅37ミリの金色の光の筋が入った五芒星の中にある直径20ミリの金色の円の中に金日成主席の太陽像を配し、その下には白頭山の天地があり、長さ20ミリの国旗を模した帯の中に「金日成少年栄誉賞」の文字があり、五芒星の両側に金色の月桂樹がある。

 金色の筋の五芒星は、朝鮮少年団が偉大なチュチェ思想、先軍思想でしっかりと武装し、どんな逆境のなかでも敬愛する金正恩将軍を政治・思想的に命がけで擁護、防衛し、チュチェ革命偉業の完成のために力強く前進することを象徴する。

 白頭山の天地は、我が党の輝かしい革命の伝統を代を継いで継承し、発展させることを象徴し、金色の月桂樹は敬愛する金正恩将軍のまわりに固く団結した先軍革命の継承者であり、未来の主人公である我々の少年団員を象徴する。

 「金日成少年栄誉賞」の文字が刻まれている国旗を模した帯は、金日成主席と金正日総書記を永遠のチュチェの太陽に仰ぎいただき、敬愛する金正恩将軍の指導に従って社会主義祖国のために常に準備していく少年団員の固い決意を象徴する。

 バッジの裏面には、「朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会」の文字が刻まれており、衣服に留めるためのピンがある。【朝鮮通信=東京】




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