金 正 日 略 歴


 朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員・党中央軍事委員会委員・党中央委員会書記・朝鮮人民軍最高司令官。

 1942年2月16日、革命的家庭で誕生。

 19世紀60年代から代々、外来侵略者に反対して祖国の独立と人民の自由と解放ために、社会主義・共産主義偉業の完成のためにたたかってきた、最も愛国的で革命的な家庭で幼少期から両親の革命的教育を受けて成長。

 1950年9月〜1960年8月、普通教育課程を修了。

 1960年9月〜1964年3月、金日成総合大学で高等教育課程を修了。

 大学在学時、多くの著作を発表して金日成主席の革命思想を断固と擁護し、それをさらに発展させ、豊富にする。また、大学生を革命偉業の頼もしい継承者に育てる活動を指導し、青年運動の強化発展と党基層組織の組織的・思想的強化につとめる。

 1964年4月から朝鮮労働党中央委員会の指導員、課長をへて副部長、部長などの重責をにない、党を組織的、思想的に強化し革命隊列をいっそう強固にするために大きな力をそそぐ。

 また、新たな情勢に対処して全国に革命的大高揚の炎を燃えあがらせ、経済建設と国防建設、社会主義建設のすべての部門で一大飛躍を起こすよう指導する。

 1973年9月、党中央委員会書記に、1974年2月、党中央委員会政治委員会委員に選挙される。

 全社会のチュチェ思想化を実現するために全党と全社会に党の唯一思想体系を確立する一方、党のいっそうの強化につとめる。

 金日成主席によって切り開かれたチュチェの革命偉業を完成するため、朝鮮労働党の栄えある革命伝統の継承発展に大きな力をそそぐ。

 金日成主席によって築かれた党の革命伝統を断固と擁護し、党員と勤労者を革命伝統で武装させる。

 全社会のチュチェ思想化を力強くおし進めるため、思想、技術、文化の三大革命をさらに深化発展させるたたかいを賢明に指導する。

 三大革命にたいする指導の問題を立派に解決するため、金日成主席が発起した三大革命グループ運動を革命と建設の各部門に拡大し、その整然たる指導体系を確立し、三大革命の遂行を大衆自身の活動に変えるために人民経済各部門で三大革命赤旗獲得運動を力強く展開する措置を講じる。

 人民経済発展6か年計画と第2次7か年計画、第3次7か年計画の遂行へと全党と全人民を奮い立たせ、社会主義の物質的・技術的土台を強固に築くうえで大きく貢献する。

 全社会のチュチェ思想化の要求にのっとって社会主義文化を開花発展させる活動を指導する。

 金日成主席の主体的文芸思想を具現して独創的な文学・芸術革命方針を示し、それを貫徹して主体的芸術の全盛期をもたらす。

 教育のレベルを決定的に高め、科学研究活動に革命的転換をもたらす。

 帝国主義者の新たな戦争挑発策動に対処して国防力を鉄壁のごとくうちかためる。

 1980年10月、朝鮮労働党第6回大会で党中央委員会政治局常務委員会委員・党中央委員会書記・党中央軍事委員会委員に選挙される。

 第6回党大会後、全社会のチュチェ思想化に決定的な転換をもたらすため、党の基礎をいっそう強固に築く事業を指導する。

 民族自主の原則で祖国統一の実現をめざす朝鮮人民のたたかいを精力的に指導する。

 国際共産主義運動と世界革命の強化発展のための朝鮮労働党の対外活動を精力的に指導する。

 1982年2月から朝鮮民主主義人民共和国第7期、第8期、第9期最高人民会議代議員に選挙される。

 1990年5月、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第1副委員長に、1991年12月、朝鮮人民軍最高司令官に選挙され、1992年4月、朝鮮民主主義人民共和国元帥称号を授与される。

 革命と建設にかんする労働者階級の革命思想を発展させ、豊富にする。

 思想・理論活動を通じて労働者階級の党建設理論と社会主義・共産主義建設にかんする理論の発展に卓越した寄与をなす。

 著作としては、『チュチェ思想について』『チュチェ哲学の理解で提起される若干の問題について』『全党と全社会に唯一思想体系を確立しよう』『朝鮮労働党は栄えある「トゥ・ドゥ」の伝統を継承したチュチェ型の革命的党である』『マルクス・レーニン主義とチュチェ思想の旗を高くかかげて進もう』『反帝闘争の旗をさらに高くかかげ、社会主義・共産主義の道を力強く前進しよう』『朝鮮労働党は朝鮮人民のすべての勝利の組織者であり導き手である』『社会主義建設の歴史的教訓と我が党の総路線』『革命的党建設の根本問題について』『映画芸術論』『主体的文学論』など数多くある。

 朝鮮革命と世界革命、国際共産主義運動の強化発展に寄与した功績により、朝鮮民主義人民共和国英雄称号(二重)と金日成勲章(3回)をはじめ、数々の勲章を授与される。また、外国の大学の名誉博士称号と数多くの外国の勲章を授与される。

出典:「金正日略歴」 平壌 科学・百科事典総合出版社 1993




inserted by FC2 system