「真由美自白」の真っ赤なウソ
トリックを駆使しただましのテクニック


編者 『統一評論』編集部
発行所 統一評論新社
1988年2月10日発行

  大韓航空機事件は乗客95人を含む115人を乗せたKAL858機が1987年11月29日(日本時間)、イラク・バグダッド空港を出発しアブダビ経由でソウルへ向かう途中、ミャンマーのアンダマン海上空で行方不明となった事件。当時、韓国政府は、この事件を朝鮮の指令を受けた特殊工作員、「金賢姫=真由美」と「金勝一」による爆弾テロという結論を出した。

  2006年8月1日、南朝鮮の「国家情報院過去事件真実解明を通した発展委員会」(真実委)は、大韓航空機事件調査結果の中間報告書と韓国朝鮮労働党事件の調査結果を公式発表した。

  報告書は、1987年当時、政府はKAL858機爆破事件を大統領選に利用するため金賢姫(キム・ヒョンヒ)を選挙前に強制連行しようという外交的努力を行い、1992年の大統領選前に発表した韓国朝鮮労働党事件も政略的に活用しようとした、としている。

  報道によると、「真実委は、金賢姫に真実解明のため面談調査に応じるよう繰り返し要請した」が、「金賢姫=真由美」は応じていない。

真実委員会の記者会見

 統一評論新社が1988年2月10日付けで発行した「『真由美自白』の真っ赤なウソ」は、「北の工作員」とされた「真由美」(「金賢姫」なる女性がもっていた偽造パスポートの日本名)なる女性の「自白会見」のデタラメさを喝破している。


「真由美自白」と「捜査報告」の疑惑をつく
パートT 暴かれた「自白」と「捜査報告」にみるトリックとウソ
パートU 立証された公開写真のウソと経歴のデタラメ
パートV 「捜査報告」でさらに深まった“爆破”にまつわる数々の謎 
パートW “神隠し”にあった機体の謎
パートX 米日韓共通の“利益”と三者三様の狙いと背景

資料  日本のマスコミにみる事件の疑惑


関連する朝鮮の主張・報道

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共謀結託を糾弾する
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