金正恩委員長が中長距離弾道ミサイル発射訓練を指導
−2017年8月30日−


 朝鮮労働党委員長で国務委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官であるわが党と国家、軍隊の最高指導者金正恩同志が、朝鮮人民軍戦略軍の中長距離戦略弾道ミサイル発射訓練を現地で指導した。

 李炳哲、金正植、趙甬元、劉進の各氏をはじめ、朝鮮労働党の責任活動家と張昌河、全日好の両氏をはじめ、国防科学研究部門の活動家が訓練を参観した。

 敬愛する最高指導者を現地で金絡謙司令官(戦略軍大将)をはじめ、朝鮮人民軍戦略軍の指揮メンバーが迎えた。

 訓練には、有事に太平洋作戦地帯内の米帝侵略軍基地を攻撃する任務を帯びている朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊と中長距離戦略弾道ミサイル「火星12」型が動員された。

 周知のとおり、朝鮮人民軍戦略軍の中長距離戦略弾道ミサイル発射訓練は、重大な意味と重みが込められた我々の警告に挑戦してあくまで強行されている「ウルチフリーダムガーディアン」合同軍事演習に備えた対応武力示威の一環としておこなわれた。

 今回の訓練は、朝鮮半島の有事に我々の戦略兵器の迅速対応態勢を判定、検閲し、新たに装備した中長距離戦略弾道ミサイルの実戦運営能力を確定するために不意の機動と攻撃を組み合わせておこなった。

 敬愛する最高指導者の命令に従って、わが国家の首都で初の発射訓練をおこなうことになった火星砲兵の胸は、言葉で言いあらわせない戦闘的熱狂で激しく高鳴っていた。

 敬愛する最高指導者は早朝、暗闇をついて発射場に到着し、「火星12」型ミサイルの発射台を迅速に機動展開し、発射準備をおこなう火星砲兵の作業を見守り、敏捷でありながらも正確で上手であるとたたえた。

 敬愛する最高指導者は続いて、中長距離戦略弾道ミサイル発射計画と設定された飛行軌道、目標水域などを具体的に了解し、発射命令をくだした。

 その瞬間、白む平壌の夜明けの空を赤い火光で染め、激しい爆音高らかに主体的核強国の尊厳と威容を抱いて「火星12」型が勢いよく飛び立った。

 発射された弾道ミサイルは、予定された飛行軌道に沿って日本の北海道の渡島半島と襟裳岬の上空を通過して北太平洋海上に設定された目標水域に命中、着弾した。

 朝鮮人民軍戦略軍の中長距離戦略弾道ミサイル発射訓練は、周辺諸国の安全に何の影響も与えなかった。

 訓練では、戦略軍火星砲兵部隊のミサイル実戦運営能力と新たに装備した中長距離戦略弾道ミサイルの戦闘性能が完璧であると評価された。

 敬愛する最高指導者は、「火星12」型ミサイルの発射が成功裏におこなわれたことに大満足の意を表した。

 敬愛する最高指導者は、戦略軍の火星砲兵が新たに装備した先端ミサイルシステムに精通し、機材を上手に扱うと述べ、今回の訓練を通じてミサイル実戦運営で良い経験を積んだであろうと指摘した。

 敬愛する最高指導者は、実戦をほうふつさせる今回の弾道ミサイル発射訓練はわが軍隊がおこなった太平洋上での軍事作戦の第一歩であり、侵略の前哨基地であるグアム島を牽制する意味深長な前奏曲になると述べ、今後、太平洋を目標にして弾道ミサイル発射訓練を多くおこない、戦略兵器の戦力化、実戦化、現代化を積極的に推し進めなければならないと指摘した。

 敬愛する最高指導者は、米国が自分らの態度を見守るとした我々の警告に好戦的な侵略戦争演習でこたえたと厳しく指摘し、今日、戦略軍がおこなった訓練は米国とその手先がおこなった「ウルチフリーダムガーディアン」合同軍事演習に対する断固たる対応措置の序幕にすぎないと言明した。

 敬愛する最高指導者は、極度に緊迫した情勢を緩和することに関する我々の主動的な措置に背を向けてずうずうしく振る舞う米国には、おとなしく言葉で言ってはならず、行動で示さなければならないというのが今回、改めて得る教訓であると述べ、既に宣明したように、我々は米国の言動を引き続き注視するであろうし、それに従って今後の行動を決心するであろうと力強く指摘した。

 敬愛する最高指導者は、戦略軍将兵が峻厳な情勢の要求に即して火星砲の戦闘準備をよりいっそう強化し、強力な弾道ミサイルをいつでも発射できるように万端の決戦進入態勢を徹底的に整えることで、米帝とそれに追従する群れの軍事的妄動を抑止し、祖国の安全と人民の幸福をしっかり保証するものとの大きな期待と確信を表明した。

 朝鮮人民軍戦略軍のすべての将兵は、107年前、「韓日併合」という恥ずべき条約が公布された血の8月29日に残虐な日本の島国のやからが仰天する大胆な作戦を立て、首都圏地域からの弾道ミサイルの発射を承認して、わが人民の胸に積もり積もった恨みを晴らした不世出の愛国者、民族の英雄である敬愛する最高指導着金正恩同志に最も熱い感謝のあいさつを送り、党中央が命令さえくだせば反帝・反米対決戦を総決算することになる最後の聖戦の先頭で朝鮮労働党の頼もしい核兵力としての聖なる使命と本分を全うする決死の誓いを立てた。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】






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