金正恩委員長が国防科学院化学材料研究所を現地指導
−2017年8月23日−


 朝鮮労働党委員長で国務委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官であるわが党と国家、軍隊の最高指導者金正恩同志が、国防科学院化学材料研究所を現地指導した。

 朝鮮労働党の趙甬元、金正植の両副部長が同行した。

 敬愛する最高指導者を現地で、国防科学院化学材料研究所の責任活動家が迎えた。

 金日成主席の1966年8月11日の教えに従って設けられた国防科学院化学材料研究所は、金正日総書記が2009年6月30日にみずから訪れて、それまで国防科学研究事業がおさめた成果を高く評価し、先端装備の開発に必要な化学材料の研究開発で提起される綱領的な教えを示した不滅の指導業績が宿る研究所である。

 国防科学院化学材料研究所は、「火星」系列ミサイルの耐熱材料と弾頭部、噴射口の材料をはじめ、各種の現代的な装備に用いるさまざまな化学材料の研究開発と生産をおこなっている。

 特に、研究所は近年、自分の力と技術でICBMの弾頭ノーズコーンと固体燃料ロケットエンジンの噴射口の製作に用いられる最先端材料である三次元(3D)炭素繊維織物/炭素・炭化ケイ素複合材料を研究開発して国産化に成功したことで、チュチェ朝鮮の初のICBM試射で大成功をおさめるのに大きく寄与した。

 敬愛する最高指導者は、出迎えた活動家の手を取り、研究所の実態を了解して力添えするために訪れたと述べ、近年、研究所がわが党の国防科学技術重視政策、軍需工業政策に従って陰ひなたなく愛国的な先端突破戦を力強く繰り広げて多くの仕事をしたと述べた。

 敬愛する最高指導者は、新たに整えた革命事績教育室と科学技術成果展示室を見て回った後、ICBMの弾頭ノーズコーンと固体燃料ロケットエンジンの製作工程を了解した。

 敬愛する最高指導者は、炭素繊維によるプレフォーム・ウィービング工程と化学気相蒸着工程、高圧液相蒸着工程、最終処理工程を了解し、プレフォームの密度、化学気相蒸着工程での沈積温度、真空度、沈積速度、高圧液相蒸着工程での沈積温度、圧力、作動媒体、沈積回数、最終処理工程での技術的特性について具体的に尋ねた。

 敬愛する最高指導者は、我々が生産したノーズコーン材料の試験結果の報告を受け、ミサイル技術が発展したとされる先進国が製造した物よりも密度、強度、耐腐食性などすべての特性値がより優れていることを高く評価した。

 敬愛する最高指導者は続けて、固体燃料ロケットエンジンの製作工程を視察し、生産をより高い水準で正常化するための具体的な課題と方途を明らかにした。

 敬愛する最高指導者は、研究所の科学者、技術者、労働者が、党中央の戦略的構想と命令に従って高出力固体燃料ロケットエンジンの製作に用いるスーパー繊維やミサイル弾頭ノーズコーンの材料である炭素繊維強化炭素複合材料を我々式に研究開発し、数回のICBM試射を通じて大気圏再突入能力を立証したのは、ロケット工業の発展で要の意義をもつすばらしい成果であると述べ、主体的国防力強化に特出した貢献をした国防科学院化学材料研究所の事業成果をたたえた。

 敬愛する最高指導者は、我々式の戦略ミサイルの開発で国防科学院化学材料研究所が担っている責任と任務が特別に重要であると述べ、研究所に提起される綱領的な課題を示した。

 敬愛する最高指導者は、研究所が国防工業の自立性を強化して発展に寄与する重要な部署であるだけに、新世紀の要求とわが党の科学技術重視政策の要求に即して建築美学的に、実用的側面で非の打ちどころがないほど研究所を一新し、生産能力を拡張して科学研究開発と生産が一体化した最先端研究拠点に改修、現代化しなければならないと述べた。

 敬愛する最高指導者は、研究所にスーパー繊維巻取り盤によるロケットエンジンの生産工程と炭素繊維強化炭素複合材料によるミサイルの弾頭ノーズコーンおよびロケットエンジン噴射口の生産能力もさらに拡張し、固体燃料ロケットエンジンと弾頭ノーズコーンを量産しなければならないと指示した。

 敬愛する最高指導者は、科学研究の成否は活動家の思想観点と働きぶり、活動気風に重要にかかっている、実績と技術を見る前にまず人を見なければならないと述べ、科学者、技術者、労働者の科学研究に必要な各種の実験器具、分析設備を十分に供給し、彼らの研究と生活、給養に深い関心を払わなければならないと指摘した。

 敬愛する最高指導者は、陰日なたなくわが党に従う純潔な衷情の誠意を心に刻み付け、党の国防科学政策に従って献身的にたたかってきた研究所の活動家のような隠れた英雄、愛国的な科学者部隊をもっているのは、わが党の誇りであると高く評価し、党中央委員会の名で特別感謝と特別賞金を贈る配慮を示した。

 敬愛する最高指導者は、国防科学院化学材料研究所は党が非常に重視している国防科学研究拠点の一つであると指摘し、今後、研究所の改修・拡張工事をはじめ、提起される問題は自身がすべて解決する、問題が起こればその都度報告せよと恩情深い言葉を述べた。

 敬愛する最高指導者は、国防科学院化学材料研究所の科学者、技術者、労働者が、党に対する忠実さと高い愛国心、英雄的闘争精神と闘争気風で頭脳戦、技術戦を力強くおこない、チュチェ朝鮮の総合的国力と自衛的な国防力を百倍、千倍に強化していくうえで積極的に寄与するものとの期待と確信を表明し、彼らとともに記念写真を撮った。

 国防科学院化学材料研究所の活動家と科学者、技術者、労働者は、国の国防工業発展を第一の重大事にかかげて、不眠不休の心血と労苦をささげ、遠い自分たちの職場を訪れた敬愛する最高指導者に限りない感謝のあいさつを送り、科学技術決死戦でわが党の並進路線と国防工業政策にさらに従っていく燃える決意をかためた。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】






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