百戦百勝の朝鮮労働党の老練な指導によってこんにち、わが国の国力が前例なく強化され、金日成民族、金正日朝鮮の千年、万年の未来をしっかり保証するチュチェの核の宝剣が日を追って鋭く研がれている激動の時期に、国防力強化事業では大きな意義をもつ、もう一つの誇らしい先端の成果がおさめられた。

　敬愛する金正恩同志の直接的な指導を受けて、この数年間、苦心の研究を行ってきた我々の国防科学者・技術者は、みずからの力と技術でミサイル製作に用いられる熱保護材を研究、開発し、国産化に成功した。

　朝鮮労働党第１書記で国防委員会第１委員長、朝鮮人民軍最高司令官である敬愛する金正恩同志は、我々の力と技術で設計、製作した弾道ミサイル弾頭ノーズコーンの熱安定性とアブレータ(徐融材)融除程度の評価のための実験を行うことに関する命令をくだし、直接現地へ出向いて弾道ミサイルの弾頭ノーズコーンの大気圏再突入環境模擬実験を指導した。

　朝鮮労働党の李炳哲第１副部長、キム・ジョンシク副部長、朝鮮人民軍のキム・ラクキョム戦略軍司令官(大将)が同行した。

　敬愛する金正恩同志を現地で、国防科学研究部門と軍需工場の活動家が迎えた。

　今回のノーズコーンの大気圏再突入環境模擬実験は、弾道ミサイルの大気圏再突入時、空力加熱によって生じる高い圧力と熱流の環境の中でノーズコーンの融除の深さと内側の温度を測定して開発された熱保護材の熱力学的構造安全性を実証する方法で行い、実験の結果はすべての技術的指標を満たした。

　今回の実験を通じて、弾道ミサイルの大気圏再突入時に生じる実際の環境に類似した圧力の条件とおよそ５倍もの熱流の中でもノーズコーンの熱力学的構造安全性が実証されたことで、大陸間弾道ミサイル(ＩＣＢＭ)の弾頭の再突入の信頼性を確実に保証できるようになった。

　実験に参加したすべての国防科学研究部門の科学者、技術者、活動家は、第７回党大会に向けた70日戦闘の徹夜進軍を陣頭で指導するあれほど多忙ななかでも、危険千万な実験の現場にまで出向いて自分たちと熱い情を交わして息吹をともにし、大成功へと導いた敬愛する元帥を仰いで限りない感激を禁じ得なかった。

　敬愛する金正恩同志は、実験の結果に大きな満足の意を表し、わが党の革命的並進路線を心から受け止めた我々の頼もしい国防科学者、技術者、軍需工業労働者階級が第７回党大会が開かれる今年、ロケット工業と核技術分野で大きな前進を遂げていることについて高く評価した。

　敬愛する金正恩同志は、軍事大国を自称する数カ国だけが保有している大気圏再突入の技術を自力、自彊の力で堂々と確保したことで、弾道ミサイルの技術で大きな前進が遂げられ、国の防衛力と軍需工業の自立性を強化し、白頭山革命強軍の不敗の軍事力を著しく高められるようになったと喜びに満ちて述べた。

　敬愛する金正恩同志は、科学技術的に反論の余地がない我々の攻撃手段の先端水準の高さはすなわち、我々の国力の高さであり、わが祖国の尊厳の高さであると述べ、軍需工業部門は、国防科学技術を飛躍的に発展させ、国防工業の主体化、現代化、科学化の水準をさらに高めて党中央の軍事戦略戦術思想を実現することのできる我々式の多様な軍事的攻撃手段とチュチェ弾を最上の水準でより多く開発、生産しなければならないと強調した。

　敬愛する金正恩同志は、核攻撃能力の信頼性をより高めるために早期に核弾頭の爆発実験と核弾頭の搭載が可能な各種の弾道ミサイルの試射を断行すると述べ、当該部門はこのための事前準備を抜かりなく行うことについて指示した。

　敬愛する金正恩同志が示した戦闘的課題を受け止めた国防科学者・技術者と軍需工業労働者階級は、党に対する絶対的な衷情と自力、自彊の精神で党中央が示した戦闘任務を決死貫徹することで、英雄的軍需工業労働者階級の革命精神と闘争気質を改めて余すところなく誇示する燃える決意をかためた。【朝鮮中央通信＝朝鮮通信】