朝鮮労働党第１書記で国防委員会第１委員長、朝鮮人民軍最高司令官である敬愛する金正恩同志が「朝鮮人民軍戦車兵競技大会2016」を見た。

　敬愛する金正恩同志を現地で、黄炳瑞、朴永植、李明秀の各氏をはじめ、朝鮮人民軍の指揮メンバー、各軍種司令官と軍団長が迎えた。

　戦車兵の指揮官、各級軍事学校の教員が、訓練を参観した。

　大会は、全軍にふつふつと沸き上がる白頭山訓練機運の熱気のなかですべての戦車兵部隊、区分隊を高い機動力と攻撃力を備えた戦車隊伍に徹底的に準備し、機動攻撃部隊の戦闘準備をさらに完成させることで、いったん命令がくだれば敵撃滅のキャタピラで敵の牙城を無慈悲に踏みつぶすことに目的を置いた。

　大会は、抽選で決めた軍団別の順に出発した戦車がコースの９つの区域に設置された障害物を克服した後、移動および固定目標を射撃し、障害物克服走行の点数と戦車砲射撃の点数を総合して順位を決める方法で行われた。

　大会には、各軍団から選抜された乗員が参加した。

　敬愛する金正恩同志は、監視所で大会の進行計画に関する報告を聴取し、競技開始の命令をくだした。

　出発号令がくだされると、戦車のエンジン音が天地を揺るがし、襲いかかる敵を無慈悲に打ちのめす勇敢な戦車兵の大胆な度胸を誇示し、戦車が疾風のように走った。

　実戦を想定して設置した各種の障害物を一気に克服した戦車が標的に向かって敵撃滅の砲弾を放った。

　敬愛する金正恩同志は、怒涛のように走る戦車を満足げに眺め、戦車が障害物を飛び越えるようであるが本当に見ごたえがある、戦車は人民軍の気概であると述べ、胸がすくと喜びに満ちて述べた。

　敬愛する金正恩同志は、敵撃滅のエンジン音とともに戦車兵の胸に勇猛を抱かせ、響き渡る火線宣伝、火線扇動の力強いこだまによって、訓練場ではなく戦場をほうふつさせると述べ、雰囲気が気に入ったと満足の意を表した。

　大会は、高度の撃動状態(射撃準備完了状態)で空と陸、海の哨所を鉄壁にした全軍の将兵が、いったん命令がくだれば絶好の機会を絶対に逃さず、白頭山の嵐のように、白頭山の稲妻のように一気に駆けていき、この世界で最も汚らわしい米帝とかいらい逆賊、その追従の群れを骨も拾えないように打ちのめすということを断固示した。

　大会は、朝鮮人民軍第108機械化歩兵師団が１位、第３軍団が２位、第105戦車師団が３位を獲得した。

　敬愛する金正恩同志は大会後、生じた情勢の要求に即して人民軍が戦闘準備を抜かりなく整えるうえで指針となる綱領的な課題を示した。

　敬愛する金正恩同志は、今日行った大会を通じて、指揮官が戦車兵の戦闘準備をどのような観点と立場で見て接し、訓練の強度をどれだけ高めているのかを直観的に示したと述べ、戦車兵の戦闘的士気と訓練に対する意欲、戦車操縦手の能力を高めるうえでとても良い訓練方法であるこのような大会を今後も頻繁に行わなければならないと指摘した。

　敬愛する金正恩同志は、戦車兵はいったん戦争が起きれば破竹の勢いで駆けていき、キャタピラで敵陣を踏みつぶしてしまわなければならないと述べ、そのためには、先の祖国解放戦争(朝鮮戦争)の時期、敵を無慈悲に蹴散らして真っ先にソウルに突入してかいらい中央庁舎に共和国旗を立てた近衛ソウル柳京守第105戦車師団の312号英雄戦車兵の戦いぶりと闘争精神をそのまま継承しなければならないと強調した。

　敬愛する金正恩同志は、指揮官が戦車兵の戦闘準備に力を入れ、わが国の自然地理的条件に合う戦車戦法を絶えず研究し、完成させる問題、山岳と沼地、河川を一気に克服するための訓練を強化する問題、戦車の操縦技術と射撃術を絶えず高めるとともに、乗員の連携動作を完成させる問題、各部隊の訓練場を実戦を想定してさらにしっかり整える問題、万能乗員運動を力強く繰り広げる問題など、戦車兵の戦闘準備完成で提起される貴重な教えを示した。

　敬愛する金正恩同志は、常々強調しているが、戦闘準備に明日はないと述べ、人民軍はすべての将兵が寝ても覚めてももっぱら敵撃滅の意志だけで心臓を燃やし、どんな訓練もおろそかにせず、兵種、特技兵の訓練をはじめ、戦闘準備完成に飛躍の拍車をかけなければならないと強調した。

　敬愛する金正恩同志は、祖国統一のための値千金の機会は我々が先に選択することになるであろうと述べ、人民軍が白頭山訓練機運をさらに激しく起こしてすべての軍人を実戦能力を備えた一騎当千の戦士に育て、高度の撃動状態を維持して、敵があえて神聖なわが祖国の領土に先に発砲しようと狂奔するなら、無慈悲に撃滅、掃討しなければならないと力を込めて述べた。

　敬愛する金正恩同志は、我々の勇敢な戦車兵が祖国と人民が用意した戦車で朝鮮労働党第７回大会を守り、意義深い今年を戦闘力の強化と戦闘準備の完成で輝かしく飾るものとの期待と確信を表明した。

　敬愛する金正恩同志の直接的な提案と精力的な指導のもとに行われた「朝鮮人民軍戦車兵競技大会2016」は、不敗の知略と一騎当千の勇猛を抱かせる偉大な最高司令官をいただいたわが人民軍は百回戦えば百回すべて勝つ無敵強軍としてその名を輝かすであろうし、米帝とそれに追従する連中が我々の生活の大切なよりどころを狙ってぴくりとでもすれば、この世界が知らない我々の無慈悲で断固たる報復攻撃ですべて懲罰することを改めて力強く誇示した。【朝鮮中央通信＝朝鮮通信】