金 正 恩

朝鮮労働党第7回大会での開会の辞
−2016年5月6日− 


 親愛なる代表者のみなさん!

 今日、我々は、全党、全軍、全人民が一日も早くチュチェ革命の最後の勝利をもたらすという気概と確信を持って帝国主義者のあらゆる威嚇と狂乱的な挑戦を粉砕し、全人民的総進軍を果敢に展開している壮大な闘争の中で歴史的な朝鮮労働党第7回大会を開催することになります。

 わたしはまず、代表者のみなさんと全国の党員、そして、人民軍将兵と人民の限りない忠誠心と燃えるような敬慕の念を込めて、朝鮮労働党の創立者、建設者であり、百戦百勝の朝鮮労働党の強大さの象徴であり、わが党と人民の永遠なる領袖である偉大な金日成同志と偉大な金正日同志に最も崇高な敬意と最大の栄光をささげます。

 同志のみなさん!

 総括期間、わが党と人民は、金日成同志と金正日同志の賢明な指導のもとに、社会主義を守り、チュチェの革命偉業を勝利に向けて前進させるための神聖にして困難な闘争の道を歩んできました。

 この期間、わが党は自己の隊伍から、金日成同志と金正日同志を高く仰いでチュチェ革命の遠い道を歩み、祖国と人民のためにすべてをささげてたたかった金一同志、崔賢同志、呉白竜同志、呉振宇同志、崔光同志、林春秋同志、朴成哲同志、全文燮同志、李乙雪同志をはじめ抗日革命闘士たちを失いました。

 そして、わが党の強化発展と社会主義偉業の勝利のために献身的にたたかった許錟同志、延亨黙同志、金仲麟同志、許貞淑同志、金国泰同志、金容淳同志、金養建同志、全秉浩同志、朴松奉同志、李燦善同志、李済剛同志、李容哲同志と康良U同志、李鐘玉同志、金洛姫同志、安達守同志をはじめ多くの忠実な革命同志を失いました。

 趙明禄同志、金光進同志、金斗南同志、全在善同志、尹致昊同志、李東春同志、金河奎同志、李鎮洙同志、沈昌完同志をはじめ革命武力の強化発展のためのたたかいで英雄的偉勲を立てた貴重な先軍革命戦友たちも他界しました。

 また、李升基先生、任録宰先生、千世峰先生、白仁俊先生、兪元俊同志、李相璧同志、朴英順同志をはじめ、科学、文化芸術、スポーツの発展のために力と才能を捧げた院士(アカデミー会員)、教授、博士、作家、人民俳優、人民スポーツマンそして韓徳銖同志、崔徳新先生、李仁模同志、林憲植同志、金光沢同志をはじめ、忘れられない革命同志と統一愛国人士を失いました。

 彼らは、党と領袖を高く仰ぎ、チュチェの革命偉業の勝利のために、祖国の統一と民族の富強・繁栄のために自分のすべてを惜しみなくささげてたたかい、彼らがささげた貴い血と犠牲の代価があったがゆえに、朝鮮革命の輝かしい勝利があり、社会主義祖国のこんにちの栄光があるのです。

 わたしは、社会主義建設と祖国統一、世界の自主化偉業のためのたたかいに貴い生をささげた抗日革命闘士と愛国烈士、忘れられないわが党の革命戦友と統一愛国人士を追慕して黙祷することを提起します。

 同志のみなさん!

 朝鮮労働党第7回大会は、チュチェの革命偉業遂行の跳躍期が開かれている歴史的な時期に招集されました。


 朝鮮労働党第6回大会が開かれた時から今日に至る期間は、わが党と人民にとって厳しい闘争の年代、栄えある勝利の年代でした。


 総括期間、朝鮮革命の情勢は非常に厳しく複雑でした。


 社会主義世界体制が崩壊し、帝国主義連合勢力の反社会主義的攻勢がわが共和国に集中した前代未聞の試練の時期、わが党と人民は帝国主義連合勢力と単独でたたかわなければなりませんでした。


 帝国主義者は数十年間、朝鮮人民が片時も安らかに暮らすことができないように常時情勢を緊張させ、ありとあらゆる封鎖と圧力、制裁によって経済発展と生存の道までことごとくさえぎりました。


 厳しい試練と難関が幾重にも重なり、戦争よりひどい苦難と苦痛に直面しましたが、わが党と人民は、金日成同志と金正日同志を団結の中心、指導の中心にいただき、党中央のまわりにいっそうかたく団結し、いささかも躊躇したり動揺することなく歴史の嵐をついて進み、ひたすら金日成同志と金正日同志が打ち出したチュチェの革命路線に従って社会主義偉業を固守し、前進させるために力強くたたかってきました。

 金日成同志と金正日同志の賢明な指導があり、領袖を中心とする党と軍隊と人民の一心団結の威力があったがゆえに、我々は帝国主義連合勢力の共和国圧殺策動をことごとく粉砕し、社会主義の赤旗、革命の獲得物を最後まで守り、誇るべき勝利の年輪を刻むことができました。

 総括期間、朝鮮労働党は偉大な金正日同志のチュチェの党建設路線を具現して思想と指導の唯一性が実現した思想的純潔体、組織的全一体として建設され、人民大衆の運命に責任をもつ母なる党、老練で洗練された指導芸術をもつ不敗の党、前途洋々たる鋼鉄の革命的党として強化発展しました。

 第7回党大会が開かれる今年、わが軍隊と人民は5000年の民族史に特記すべき大きな出来事である初の水素爆弾実験と地球観測衛星「光明星−4」号の打ち上げを成功させて、チュチェ朝鮮の尊厳と国力を最高の境地で輝かせ、衝天の意気に燃えて忠誠の「70日間戦闘」を力強く繰り広げて社会主義建設の各部門で立派な偉勲を立て、かつてない勤労の成果をおさめました。

 全国の千万軍民が「70日間戦闘」へと呼ぶ党の戦闘的アピールに決死貫徹をもってこたえ、人民経済の各部門で最大の成果、最高の飛躍を遂げ、党が示した「70日間戦闘」の目標を超過遂行するという赫々たる戦果をあげました。

 「70日間戦闘」の期間、電力、石炭、金属工業と鉄道運輸部門で増産・超過輸送運動を力強く繰り広げて急速な生産向上を遂げ、機械、化学、建材工業と農業、軽工業をはじめ、人民経済の各部門の数多くの単位で朝鮮式の近代化、国産化のためのたたかいと生産的高揚の熱風を巻き起こして、上半期、年間人民経済計画を繰り上げて遂行するという目覚ましい成果をおさめました。

 我々の英雄的な金日成・金正日労働者階級と科学者、技術者は、自彊力第一主義の旗印を高く掲げて不屈のたたかいを繰り広げることによって、我々の力、我々の技術にもとづいた新しい機械設備を開発、製作して母なる党の大会に贈り、党大会を控えて全国各地で経済発展と人民生活の向上に大きく寄与しうる数多くの重要対象建設を短期間に立派に完成し、党中央に忠誠の報告書を送ってきました。

 チュチェ朝鮮の初の水素爆弾の壮快な爆音によって意義深い今年の荘厳な序曲を響かせた国防科学部門では、次々とわが国の尊厳と自主権を守る驚異的な奇跡を生み出すことによって、「70日間戦闘」の大勝利を決定づけ、第7回党大会会場の大門を勝利者の誇りをもって開け放ちました。

 すべての部門、すべての単位が、党への燃えるような忠誠心と愛国的熱意で血をたぎらせ、朝鮮労働党第7回大会を勝利者の大会、栄光の大会として輝かせるための革命的大進軍を力強く展開することによって、敵対勢力の悪辣な制裁・圧殺策動を粉砕して富強な祖国をこれ見よとばかりに建設していくわが軍隊と人民の確固たる信念と意志を誇示するとともに、英雄朝鮮の百折不撓の気概と比類ない胆力、底知れない力を世界にはっきりと示しました。

 意義深い党大会を控えて多発的に、連発的に起こった驚異的な出来事、そのすべての成果にはまさに、常に党と運命をともにし、絶え間ない革命的大高揚によって社会主義建設の全盛期を築いてきた党員の貴い汗と燃えるような熱情と陰の努力が秘められています。

 わたしは、わが党に従って永遠に一路を進むという燃えるような信念をもって革命の銃剣とハンマー、鎌と筆をしっかり握りしめ、朝鮮労働党の聖なる歴史を愛国の熱い血と汗をもってしるし、第7回党大会を勝利と栄光の大会として迎えるのに大きく寄与したすべての代表者のみなさんと党員、人民軍将兵と人民に党中央の名で熱い感謝と戦闘的な挨拶を送ります。

 わたしは、意義深いわが党大会に際して、祖国の統一と富強・繁栄のためにたたかっている反帝民族民主戦線と朝鮮社会民主党、天道教青友党そして南朝鮮人民と総聯をはじめ、海外同胞組織とすべての海外同胞に温かい挨拶を送ります。

 わたしはまた、朝鮮革命を積極的に支持声援し、第7回党大会に祝電と祝賀の手紙、祝賀の花かごを寄せてくれた世界各国の政党、団体とチュチェ思想研究組織、友好および連帯団体と各界の人士、駐朝外交および国際機構の代表に党大会の名で熱い感謝と挨拶を送ります。

 同志のみなさん!

 朝鮮労働党第7回大会では、総括期間、わが党と人民が得た輝かしい成果と貴重な経験を総括し、社会主義建設の大繁栄期を引き続き力強く開いていくための戦略的路線と闘争課題、朝鮮革命の前進方向を示すことになります。

 今回の党大会は、栄えある金日成−金正日主義党の強化発展と社会主義偉業の完成のためのたたかいに新たな里程標をもたらす歴史的な契機となるでしょう。

 朝鮮労働党第7回大会には、各級党代表会で選出された3467名の議決権代表者と200名の評議権代表者全員が参加しました。

 代表者の構成を見ると、党および政治活動家の代表1545名、軍人の代表719名、国家行政・経済部門の活動家の代表423名、勤労者団体の活動家の代表52名であり、科学、教育、保健医療、文化芸術、出版・報道部門の活動家の代表112名、現場で働く中核党員の代表786名、抗日革命闘士6名、非転向長期囚24名です。

 代表者のうち女性は315名です。

 大会には1387名がオブザーバーとして参加しました。

 わたしは、今回の党大会が、すべての代表者のみなさんの高い政治的熱意のもとに自己の活動を円滑に遂行することによって、わが党と革命の発展に明確な足跡を残す歴史的な大会、チュチェの革命偉業の最終的勝利を早めるための総進軍大会になるものと確信しつつ、朝鮮労働党第7回大会の開会を宣言します。【朝鮮中央通信】



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