金 正 恩

感  謝  文
青年を気高い精神と美風をそなえた時代の先駆者に育て上げた各党組織と青年同盟組織に 
−2015年5月26日− 


 このたび開かれた第2回全国青年美風先駆者大会は、わが党の懐でチュチェの革命偉業の頼もしい継承者としてしっかり準備し、強盛国家建設の先鋒隊、突撃隊として偉勲をとどろかせている朝鮮青年の革命的品性と気概をあまねく誇示しました。

 わたしは、大会に参加した青年美風先駆者たちに会い、記念写真を撮りながら、このように頼もしく生気はつらつとした天下無敵の青年の大集団を育て、歴史上始めて青年問題を立派に解決した金日成同志と金正日同志の業績がどんなに大きく貴重なものであるかをいまさらのように身にしみて感じました。

 長きにわたる革命指導の全期間、青年を革命の主力部隊として押し立て、朝鮮労働党の頼もしい青年前衛として育て上げてきた偉大な金日成同志と金正日同志の空より高く海より深い愛の懐で、この地に青年重視の偉大な経綸がもたらされ、この世に二つとない青年強国が生まれたのです。

 わたしは、天地を揺るがし、熱狂的に歓呼する数千人の熱血青年の姿を見て、千軍万馬を得たような無限の力と勇気が湧き上がるのを肌で感じ、最後の勝利への確信がさらに強まりました。

 確かに、わが党を絶対的に信頼し、慕う青年の忠誠の度はこのうえなく高いと言えます。

 金日成同志と金正日同志の遺訓と偉業を体して、朝鮮式社会主義を固守し輝かせるうえで先駆者としての誉れをとどろかせている青年の気高い精神世界と美風は、真珠や宝石よりも貴く、このような立派な青年の成長には各党組織と青年同盟組織の人知れぬ苦労と献身が秘められています。

 青年が沸き立ってこそ全国が沸き立ち、社会主義強盛国家建設のすべての部門で革命的高揚が起こるという党の意を体し、中央と地方の各級党組織と青年同盟組織は、金日成同志と金正日同志の貴重な遺産である青年同盟を強化し、青年が自分の父親、母親の世代のように青春を立派に生きぬくようにするため努力を尽くしました。

 今回の大会には、領袖決死擁護の先頭に立った模範的な青年たちや、社会と集団、同志のために、みずからを惜しみなくささげ、党が呼びかける困難で骨の折れる部門に志願した青年たちはもちろん、誤った道を歩んできた過去と決別し、再出発した青年たちも参加しましたが、わたしは彼らが実に殊勝かつ感心で、みな抱き締めてやりたい気がしました。

 特に、20歳のうら若い身で7人の孤児を肉親の情で大事に育てている「娘の母」の行いは、万人を感動させる立派な美徳です。

 首都平壌を離れて深い山中の発電所建設現場や社会主義協同農場、水産部門や新しい開発地に進出し、人里離れた山村や島の村の教壇に立ち、人のために血や皮膚も惜しみなくささげ、戦傷栄誉軍人の永遠の道づれになることを青春の誇り高い栄誉、生きがいとみなす美風先駆者の大集団がいるがゆえに、我々の革命隊伍の進軍は難関のなかでもいっそう勢いを増し、社会主義の大家庭には温かい情が満ちあふれているのです。

 自分の家のことより国事を重視し、自分のことより社会と集団のことを先に考え、人間を限りなく愛し、人の心痛を自分の心痛とみなすわが国の青年の純粋で熱烈な精神世界は、ほかならぬ朝鮮労働党の懐で形成され、青年同盟組織の指導と支援によって育まれたのです。

 青年を国と民族の美しい花、社会主義的美徳の真の典型に育て上げ、全国の祝福のもとに大規模な美風先駆者大会まで開いたことは、青年重視を党と革命の永遠の戦略的路線として打ち出している労働党時代、この世に唯一無二の青年強国であるわが国でのみありえる大慶事です。

 あらゆる不正義と貪欲によって人間を堕落させ、人類の未来を病ませようとする帝国主義反動勢力が、あえて、わが国の青年まで変質させようと狂奔している時に、白頭山の斬新な精気が宿る先軍青年文化の真骨頂を万邦にとどろかせていることは、わが党のチュチェ思想と青年重視政治の偉大な勝利であり、反動的な思想・文化を圧倒する革命的な思想・文化の輝かしい快勝です。

 20世紀のチョンリマ(千里馬)時代の青年先駆者のように、世人を感動させる青年美風先駆者が我々の時代にも続々と輩出しているのは、党組織と青年同盟組織が、模範的事実による感化教育という党の方針を堅持し、社会主義祖国の懐で生まれ育った青年なら誰であれ、党に従ってまっすぐに進む青年軌道に立たせ、人生の誇り高い光栄に浴するよう導いたからです。

 わたしは、党の青年重視思想を奉じる道にどんな労も惜しまず、美徳の花園を真心を込めて手入れしている党活動家と青年同盟の活動家のことを非常に満足に思って高く評価するとともに、気高い精神と美風をそなえた時代の先駆者を育て上げた各党組織と青年同盟組織に朝鮮労働党第1書記の名で熱い感謝と同志的挨拶を送ります。

 わが党は青年活動を非常に重視し、青年をかたく信じています。

 いま、先軍革命の第一線塹壕を守っている人民軍も青年軍人集団であり、強盛国家建設の困難で骨の折れる各部門で偉勲を立て、最先端を突破している先鋒隊、突撃隊も青年です。

 青年が強ければ、わが党と人民軍が強く、この世に恐れるものがありません。

 わが党は、今回の大会を通じて全国の青年美風先駆者と青年に、白頭で切り開かれた朝鮮青年運動の誇るべき伝統を受け継いで、青春の心を革命にささげ、最後の勝利を早めるための総攻撃戦の先鋒に立って立派な偉勲を立てるという戦闘的課題を提示しました。

 青年の理想と抱負、熱情と気迫は、革命の要求、祖国の前進と結びついてこそ真実で美しいものとなるのであり、そうなるように導き、花と咲かせるのがほかならぬ各党組織と青年同盟組織の任務です。

 青年先駆者の美風を火種として全国に模範的行為創造の炎を燃え上がらせ、数百万の青年の底知れない力を発揮させれば不可能なことはありません。

 わたしは、全国のすべての党組織と青年同盟組織が、金正日同志の党・軍・青年重視思想をしっかりとらえ、社会主義祖国の前途にかかわる重大問題である青年活動に労を惜しまないよう今一度強調するものです。

 各級党組織は、青年活動を党活動に劣らず重視し、青年同盟組織を大いに押し立て、同盟組織がその戦闘的機能と役割を果たせるよう強力に後押ししなければなりません。

 各党組織と党活動家は、青年教育のために常に頭を働かせ手間をかけ、青年同盟組織の自立性と創意性を高めることに関心を払うとともに、青年が活発に行動し、偉勲を立てることができるよう各面から助けなければなりません。

 青年を先軍革命の斥候隊、両翼部隊に育てる滋養分は、わが党の革命思想です。

 青年同盟組織は、白頭の革命精神、白頭の烈風精神を青春の赤い心に深く植えつけ、青年の革命熱、闘争熱を呼び起こして、彼らが困難で骨の折れる部門に勇躍して進出するよう導かなければなりません。

 生まれながらの悪人はおらず、集団が力を傾けて教育改造できない青年はいません。

 各青年同盟組織は、正義感が強く、美しいものを熱烈に志向する青年の心理的特性に応じて模範的行為を積極的に探し出し、一般化させるとともに、立ち後れた青年を教育改造することに力を入れて、青年美風先駆者の隊伍を引き続き拡大していかなければなりません。

 青年同盟の活動家は、青年活動の主人であるという強い自覚を持ち、党の意図に即して同盟組織を活力に満ちた戦闘隊伍にし、5大教育に重点を置いて思想教育活動を青年に似つかわしく斬新かつ攻勢的に行うべきです。

 青年時代を革命学校の過程にして、すべての青年が死するとも革命信念は捨てるまいという烈士たちの精神を胸に秘め、党の指導に真っ先に従う革命的気風と気高い美風を養うようにしなければなりません。

 青年同盟は、革命学校の教育課程を綿密に立て、すべての青年を党が望む真の人間、先軍時代の立派な若者に育て上げなければなりません。

 青年同盟のすべての活動家は、時代と革命に対する重大な任務を片時も忘れず、思想鍛錬と学習、道徳的修養を深めて青年を教育改造し、発奮させる革命学校の有能な教員にならなければなりません。

 青年をかたく信じ、青年が強盛国家の門札をいちはやく掲げるようにするというのは、党中央の確たる決心であり意志であります。

 青年がおり、社会主義建設が進められているすべての所で、党の呼びかけにこたえて青年同盟と青年突撃隊の旗が白頭山の烈風に吹かれてはためき、水火も辞せずに山海も一気に移す勇猛さと気概がみなぎり、人間愛の美しい花が咲き誇るようにすべきです。

 わたしは今後、青年美風先駆者を輩出する模範的な単位を訪ね、そこの立派な青年たちに会って励ますつもりです。

 青年同盟は、金正日同志が一任した白頭山先軍青年発電所の建設を党創立70周年までに必ず完了し、白頭の大地に子々孫々に譲り渡すべき祖国の万代の財産、青春の記念碑を建てることによって、金正日同志の遺訓を立派に貫徹し、この世に二つとない青年強国の建設史を全世界に誇るべきです。

 わたしは、全国のすべての党組織と青年同盟組織が数百万の朝鮮青年の清らかで血潮たぎる心を党中央委員会の庭につなぎ、青年大衆の底知れない精神力を余すところなく発揮させて、党創立70周年を青年活動の新たな成果をもって飾り、来年迎えることになる金日成社会主義青年同盟創立70周年を白頭山大国の青年大祝典として立派に輝かせるものと確信しています。(出典:サイト「ネナラ」)



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