金 正 恩

金正恩第1書記 第5回訓練指導官大会指導
−2015年4月24〜25日− 


 朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍第5回訓練指導官大会が24日から25日まで、革命の首都平壌で行われた。

 大会は、金日成主席が5大訓練方針を示した40周年、金正日総書記が4大訓練原則を示した25周年に当たる意義深い今年を戦闘準備の完成で変革が起こる年にするための白頭山の訓練機運が全軍に溶岩のように沸き返っている時期に招集された。

 大会では、これまで、人民軍の戦闘・政治訓練でおさめた成果と経験、教訓が分析、総括され、緊迫した情勢の要求に即して訓練革命を起こして、人民軍の戦闘的威力をあらゆる面から、鉄壁に打ちかためていくうえで提起される課題と方途が討議された。

 大会には、党の訓練第一主義の方針を血のたぎる心に刻んで各訓練場で衷情の汗を流し、奇跡と偉勲の足跡を刻んできた全軍の指揮メンバーと訓練指導官、軍事教育機関、関連部門の活動家が参加した。

 敬愛する金正恩最高司令官の指導に従って、領袖決死擁護、祖国決死守護の銃の威力を白頭山の訓練機運で百倍、千倍にさらに打ちかためていく参加者の強い革命的情熱が会場に満ちあふれでいた。

 会場の正面には、金日成主席と金正日総書記の太陽像(肖像画)が丁重に掲げられていた。

 白頭山革命強軍の威力ある武力装備と「5大訓練方針」「4大訓練原則」の文字が描かれている幹部席の背景には、わが党の栄光に輝く革命の伝統を象徴する白頭山の模型と「朝鮮人民軍第5回訓練指導官大会」の文字がかかげられていた。

 幹部席には、朝鮮人民軍陸軍、海軍、航空・対空軍の各軍旗が立てられており、名誉儀仗兵が立っていた。

 「わが党と人民の偉大な指導者金正恩同志万歳!」 「栄光に輝くわが祖国朝鮮民主主義人民共和国万歳!」のスローガンが会場に張り出されていた。

 会場にはまた、「全軍を金日成−金正日主義化しよう!」「偉大な金正恩同志を首班とする党中央委員会を命がけで死守しよう!」 「一当百のスローガンを高く掲げて白頭山の訓練機運をさらに激しく起こそう!」「党の訓練第一主義の方針を徹底的に貫徹して白頭山革命強軍の威容を余すところなくとどろかそう!」のスローガンとポスターが張り出されていた。

 歓迎曲が流れるなか、朝鮮労働党第1書記で国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官である敬愛する金正恩同志が大会を指導するために幹部席に姿をあらわした。

 その瞬間、すべての参加者は、敬愛する金正恩最高司令官を仰いで嵐のような「万歳!」の歓呼の声を上げて熱狂的に歓迎した。

 敬愛する金正恩最高司令官は、すべての大会参加者に温かく答礼し、祖国防衛と強盛国家建設で白頭山革命強軍の威容をとどろかしている彼らに熱いあいさつを送った。

 黄炳瑞、玄永哲、李永吉の各氏をはじめ、朝鮮人民軍の指揮メンバーと模範的な訓練指導官、軍人が幹部席に着いた。

 敬愛する金正恩最高司令官が開会の辞を述べた。

 敬愛する最高司令官は、全国が党中央の戦闘的な呼びかけにこたえて一日も早く社会主義文明強国の根がためをするたたかいの各戦区で速度戦の機運を起こしている激動かつ激変の時期に、不敗の朝鮮人民軍の戦闘的威力をさらにあらゆる面から打ちかためるために朝鮮人民軍第5回訓練指導官大会を行うことになると述べた。

 敬愛する最高司令官は、昼も夜も、雪の日も雨の日も訓練場で戦士と生死苦楽をともにし、色あせた軍服を一度も脱ぐ間もなく戦闘・政治訓練にあらゆる知恵と精力をすべてささげる大会参加者を熱烈に祝い、全軍の指揮メンバーと訓練指導官、社会主義祖国のすべての哨所を頼もしく守っている勇敢な戦闘員に熱い戦闘的なあいさつを送った。

 敬愛する最高司令官は、今大会がすべての参加者の高い政治的熱意と積極的な参加によって大会を円滑に遂行することで、人民軍の訓練で画期的な転換を起こし、白頭山革命強軍の不敗の威力をさらに強化するうえで歴史的な里程標をもたらすものとの確信を表明し、大会の開会を宣言した。

 「金日成将軍の歌」と「金正日将軍の歌」が奏楽された。

 大会の報告を朝鮮人民軍の李永吉総参謀長(陸軍大将)が行った。

 李永吉総参謀長は、敬愛する最高司令官の直接の提案と細やかな指導のもとに行われる今大会は、主席と総書記が訓練部門に積み上げた不滅の業績をしっかり擁護、固守して輝かし、訓練の質を決定的に高めていくうえで重要な契機になるであろうと述べ、次のように続けた。

 金日成主席は、史上初めて主体的な軍事訓練思想を示し、軍建設と軍事活動に輝かしく具現して白頭山の銃の威力をあらゆる面から強化し、一代で、最も暴悪な2つの帝国主義を打ち負かす軍事的奇跡を創造した。

 主席が人民軍に示した5大訓練方針と「一当百」のスローガンは、わが革命武力の訓練目標を明らかにする常勝の旗印であり、「私に従って前へ!」のパルチザンのスローガンは全軍を訓練へと呼ぶ鼓舞の旗印になる。

 金正日総書記は、卓越した思想と指導で人民軍が訓練を強化するための方向と方途をはっきりと明示し、最精鋭革命強軍建設の新たな歴史を開いた。

 1990年5月28日、みずから朝鮮人民軍訓練指導官講習を催して歴史的な書簡「戦闘・政治訓練を力強く行って人民軍をさらに強化しよう」を送ったのは、訓練で一大転換を起こす重要な契機になった。

 総書記は、「訓練も戦闘である!」のスローガンを示し、戦闘・政治訓練をわが党の5大訓練方針と4大訓練原則の要求どおりに企画し、行うよう一歩一歩手を取って導いた。

 李永吉総参謀長は、主席と総書記が訓練の道に刻んできた聖なる革命実録と不滅の業績は、長々80余星霜に至るわが革命武力の誇らしい歴史とともに永遠に末永く輝くであろうと強調した。

 そして、主席と総書記の主体的な軍事訓練思想と白頭山の訓練伝統はこんにち、敬愛する最高司令官の賢明な指導によって新たな高い段階で輝かしく継承されているとし、次のように述べた。

 敬愛する最高司令官は、軍事力強化の4大戦略的路線を示し、訓練戦線からその実現のためのたたかいの炎が激しく燃え上がるよう導いた。

 すべての訓練を革命の首脳部を決死擁護し、指揮メンバーと軍人を思想的に鍛錬する過程に一貫させ、近衛部隊運動も訓練を強化して人民軍将兵を政治・思想的にしっかり準備させることを重要な目標にかかげて力強く行うようにし、訓練に対する評価もしっかり行うことに関する貴重な教えを示した。

 領袖中心論、軍人大衆中心論に基づいた独創的で革命的な訓練方針を示して、人民軍が領袖の軍隊、党の軍隊としての使命と任務を果たし、百戦百勝の誇らしい歴史と伝統を永遠に輝かしていくことのできる万能の宝剣をもたらしたのは、敬愛する最高司令官がチュチェの軍建設の歴史に積み上げた特出した功績である。

 敬愛する最高司令官は、人民軍が白頭山の訓練気運を激しく起こしてすべての将兵を完璧な実戦能力を備えた一騎当千の血気盛んな戦士に育てるよう精力的に導いた。

 訓練で新たな転換をもたらすには、指揮メンバーがまず発奮しなければならないと述べ、彼らが常に火薬臭漂う戦場を描いて訓練し、また訓練する気風を高く発揮するようにした。

 訓練であらわれる偏向と欠点を一つひとつ正して軍種・兵種・専門兵部隊および区分隊を異なる戦闘状況に即した総合的な戦闘行動教範に熟練させるようにし、パイロットが最も極悪で、複雑な状況のなかで飛行戦闘任務を遂行するよう指導して航空軍が党の訓練方針貫徹で旗手になるようにした。

 敬愛する最高司令官は「全軍が名射手、名砲手になろう!」のスローガンを示し、名射手・名砲手運動を力強く行ってすべての軍人が百発百中の射撃術を備えるよう精力的に導いた。

 今年初の名砲手が一当百の故郷の部隊から輩出されたことに大変満足し、名砲手賞状と名砲手メダル、名砲手バッジを授与して栄光の記念写真まで撮る大きな愛と恩情を注いだ。

 李永吉総参謀長は、すべての大会参加者と人民軍将兵の限りない敬慕と一様な衷情の念を込めて、先軍革命勝利の前途を明示し、チュチェの太陽として永生する金日成主席と金正日総書記に最も崇高な敬意と永遠無窮の栄光をささげるとともに、非凡な軍事的英知と卓越した用兵術で訓練強化の新しい歴史を開いた敬愛する金正恩最高司令官に最大の栄誉と最も熱い感謝を贈った。

 また、白頭山の訓練気運を激しく起こして人民軍を無敵必勝の最精鋭革命強軍にしようとするのは、敬愛する最高司令官の崇高な志であり、鉄の意志であると述べ、これまで、戦闘・政治訓練であらわれた欠点に言及した。

 李永吉総参謀長は、主席と総書記の主体的軍事思想と遺訓を革命武力強化の永遠の指導的指針として捉えて、最後まで貫徹し、敬愛する最高司令官の指導に従って人民軍の戦闘・政治訓練で革命的転換を起こすことについて次のように強調した。

 すべての人民軍将兵を、思想と信念の強者、革命的道徳・信義の強者にしっかり準備させ、訓練のすべての工程と契機を徹頭徹尾、領袖の訓練貫徹戦、党政策擁護戦に一貫させなければならない。

 訓練の質を高めることに関する党の意図に従ってすべての訓練をわが党の軍事戦略戦術思想とチュチェ戦法に合わせて最も極悪で困難な状況で企画し行うべきであろう。

 李永吉総参謀長は、希代の天がつかわした名将、こんにちのパルチザン金大将である敬愛する最高司令官を先軍の太陽にいただいて金正恩革命強軍の前途には常に勝利と栄光だけがあるであろうと述べた。

 そして、こぞって敬愛する最高司令官の指導に従って白頭山の寒風にさらされて力強く鍛えられた革命の銃で最後の勝利を早めるために白頭山の訓練機運をさらに激しく起こしていくことについて強調した。

 大会では、朝鮮人民軍将官であるリ・ヨンレ、カン・ホボム、キム・サンチョル、チン・ヨンチョル、リ・ソンハクの各氏、軍官であるユ・ドクチョル、ユン・ホジン、リム・ソル、コン・ヨンギル、チョ・ヨンスの各氏らが討論した。

 各討論者は、主席と総書記が戦闘訓練部門に積み上げた不滅の業績を限りなく輝かし、人民軍の訓練の新たな変革の歴史を開く敬愛する金正恩最高司令官に対する限りない感謝と敬慕の念を格調高く吐露した。

 また、これまで党の5大訓練方針と4大訓練原則、4大戦略的路線を戦闘訓練強化の恒久的な指針として捉え、訓練の内容と形式、方法を絶え間なく改善して訓練の質を決定的に高める活動でおさめられた成果と経験、教訓に言及した。

 そして、敬愛する最高司令官の高い意を体して、戦闘・政治訓練で新たな革命的転換を起こして偉大な金正恩革命強軍の政治的・軍事的威力をあらゆる面から打ちかためていく決意を披瀝した。

 さらに、朝鮮人民軍第4回中隊長・中隊政治指導員大会と第3回大隊長・大隊政治指導員大会の精神を一貫して捉え、小隊長、中隊長をはじめ、訓練執行者をしっかり助けて導いて中隊、大隊の訓練でまず質の変化をもたらすことに言及した。

 各討論者は、訓練の強化に人民軍の党政治活動を服従、志向させて軍人大衆の限りない思想の力、精神力をすべて爆発させ、部隊・区分隊別競争の機運を激しく起こして戦闘・政治訓練で一大革命が起こるようにすると強調した。

 大会では、これまでわが党の先軍革命指導に従って白頭山の訓練機運を激しく起こして部隊の戦闘力を強化するうえで特出した偉勲を立てた指揮メンバーと訓練指導官に朝鮮労働英雄称号とともに金メダル(ハンマーと鎌)および国旗勲章第1級を授与することに関する最高人民会議常任委員会の政令を朝鮮人民軍の李永吉総参謀長が読み上げた。

 敬愛する金正恩最高司令官が、朝鮮人民軍の将官キム・ラクキョム氏、軍官であるファン・ヨンウン、チュ・インス、ユ・ドクチョル、キム・ギョンス、コン・ヨンギル、リム・ジャンホの各氏に朝鮮労働英雄称号とともに金メダル(ハンマーと鎌)および国旗勲章第1級を直接授与した。

 わが党と人民の最高指導者である敬愛する金正恩最高司令官が大会で歴史的な演説を行った。

 敬愛する最高司令官は、前例にない大規模で、特色をもって行われた今大会は、主席と総書記が訓練部門に積み上げた不滅の業績をさらに輝かし、戦闘準備を完成させるうえで転換的局面を開いた重要な契機になると強調した。

 敬愛する最高司令官は、こんにち、人民軍に提起される最も重要で差し迫った課題は、訓練革命を起こして党の戦略的意図に即して戦闘準備を完成させ、すべての指揮メンバーと軍人をどんな戦闘任務も自律的に円滑に遂行できるよう政治・思想的に、軍事技術的に、肉体的にしっかり準備させることであると述べた。

 そして、訓練は、人民軍の本業であり、訓練はすなわち戦闘準備であると指摘し、戦時は戦いを立派に行う軍人が英雄であるが、平時は訓練を立派に行う軍人が英雄であり、愛国者であると述べた。

 また、我々が世紀をまたぐ反米対決戦で最後の勝利をおさめて主席と総書記の畢生の念願を輝かしく実現するには、訓練で形式主義、格式張ること、体裁ぶることを徹底的に排撃して現代戦の要求と様相に即して訓練の内容と方式を絶え間なく改善し、強度の訓練を生活化、習性化、体質化しなければならないと述べた。

 敬愛する最高司令官は、わが党は主席と総書記の遺訓に従って、祖国と人民、民族の運命をかけて訓練革命を起こすことを決心したと述べ、本大会に「訓練革命を起こして人民軍を百回戦えば百回すべて勝つ無敵必勝の最精鋭革命強軍にしよう!」の戦闘的スローガンを示した。

 そして、訓練革命の目標は、訓練の質を決定的に高めてすべての人民軍将兵を金日成−金正日軍事戦略戦術と英雄的戦闘精神、完璧な実戦能力を備えた現代戦の名手、真の戦士に準備させて人民軍の戦闘力をあらゆる面から強化することであると述べた。

 敬愛する最高司令官は、訓練革命の遂行で提起される基本課題は、党の軍事戦略戦術思想とチュチェ戦法、現代戦の要求と様相に即して、訓練の内容と形式、方法を革新することであると強調した。

 そして、敵との対決は、物理的力の対決である前に思想と信念、道徳の対決であり、政治・思想的および道徳的優位性は革命軍の最強の武器であると指摘し、党と領袖、祖国と人民のために水火も辞せず、命もためらうことなくささげて戦う英雄的戦闘精神は、崇高な思想と革命的道徳・信義にその基礎を置いており、人民軍は訓練でも政治・思想強軍化、道徳強軍化を二本柱として捉え、これに最優先の力を入れなければならないと述べた。

 さらに、人民軍では政治訓練を作戦戦闘訓練よりも先行させ、指揮メンバーと軍人を戦士に育てる前に革命的領袖観が確立し、白玉のような衷情と純潔な良心と信義を備えた不屈の革命家に育てなければならないという観点をもってすべての訓練を企画し、行わなければならないと述べた。

 敬愛する最高司令官は、訓練革命の遂行で中心の要は、訓練を実戦化、科学化、現代化することであると明らかにした。

 敬愛する最高司令官は、実戦訓練で成果をおさめるには種子をしっかり捉えて訓練の設計をまずしっかり行わなければならないと述べ、人民軍が現代戦の様相に即して訓練をさまざまな形式と方法で多く企画することについて強調した。

 また、現代戦は指揮官の頭脳戦であると述べ、指揮官、参謀部の活動家に論理的で創造的な思考能力と強い胆力と度胸を育むことに深い注意を払わなければならないと指摘した。

 そして、何よりも重要なのは、軍人なら誰もが百発百中の射撃術とどんなに高く険しい山や河川も一気に乗り越えられる高い行軍能力と水泳能力を備えることであると述べた。

 敬愛する最高司令官は、訓練の科学化に大きな力を入れることについて強調し、チュチェの軍事訓練学を科学理論的に整理してすべての指揮官と訓練指導官がそれに精通しなければならないと述べた。

 また、作戦戦闘訓練で成果をおさめるには戦法に関する研究を深めなければならないと述べ、我々は思想が偉大で、戦法が偉大であればどんな強敵にも打ち勝てるということを座右の銘にしなければならないと教えた。

 敬愛する最高司令官は、訓練を現代化する活動に深い関心を払わなければならないと強調した。

 敬愛する最高司令官は、訓練を実戦化、科学化、現代化することに関する思想は、総書記が明らかにした訓練の原則と内容の全面的な具現であり、深化、発展であると述べ、人民軍は、訓練を実戦化、科学化、現代化することを訓練革命の種子、中心の要として確固と捉え、その実現のためのたたかいにすべての火力を集中しなければならないと指摘した。

 敬愛する最高司令官は、わが党の主体的な軍事訓練の思想と方針を確固たる指導的指針にして徹底的に具現していかなければならないと強調した。

 そして、主席と総書記の軍事訓練思想と理論は、チュチェの軍事訓練学の原理と原則、内容を明示する訓練大綱であり、今日も、明日も、今後も永遠に訓練で捉えていくべき指導的指針であると述べた。

 さらに、すべての訓練を主席と総書記が示した5大訓練方針と4大訓練原則の要求どおりに企画して行い、それを寸分も違えることが絶対にないようにしなければならないと強調した。

 敬愛する最高司令官は、訓練指導官の責任と役割を決定的に高めなければならないと述べ、戦闘・政治訓練は良心であり、献身であると指摘した。

 また、訓練指導官は、死んでも、生きても、わが国、わが民族のために万難を排して勇敢に戦った抗日革命烈士のように純潔な良心と愛国の一念で心を燃やし、党が任せた最も栄えある誇らしい訓練哨所に生の足跡をはっきりと残さなければならないと述べた。

 そして、訓練指導官は、軍事力強化の最前線を守って立つ前哨兵としての高尚な精神的・道徳的風貌と科学理論的・実務的資質を備えるために絶え間なく探求して努力し、率先垂範の模範で大衆を訓練革命の遂行へと力強く奮い起こさなければならないと述べた。

 敬愛する最高司令官は、訓練に対する党の指導を強化することについて強調した。

 そして、人民軍内の党組織と政治機関は、訓練指導官の隊列を党に忠実で実力のある活動家で立派に整え、組織・思想生活の手配と指導を綿密に行って彼らが党の訓練革命の方針を決死貫徹するようにしなければならないと述べた。

 敬愛する最高司令官は、訓練革命で成果をおさめるには呉仲洽第7連隊称号獲得運動と近衛部隊運動をはじめとする大衆運動を力強く行わなければならないと述べた。

 さらに、特に、近衛部隊運動の炎を激しく上げるのが重要であると述べ、近衛部隊運動は、部隊をどんな敵とも戦って勝てるよう政治・思想的に、軍事技術的に、物理的にしっかり準備させるのを基本の闘争目標にかかげなければならないと指摘した。

 また、人民軍は、わが党が提案した名射手・名砲手運動を大衆自身の活動に確固と転換させ、さまざまな訓練競技も多く企画して指揮メンバーと軍人の競争熱、訓練熱を最大に爆発させなければならないと述べた。

 そして、こぞって白頭山の魂と気概で心臓の赤い血をたぎらせ、訓練、訓練、さらに訓練して、祖国が知り、党の記憶のなかに永生する訓練英雄にならなければならないと述べた。

 敬愛する最高司令官は、すべての人民軍将兵が時代と革命に担った重大な使命と任務を深く自覚し、訓練指導官大会の精神を徹底的に具現していくものとかたく信じると強調した。

 すべての参加者は、昨日は銃弾・砲弾が炸裂し、海風の厳しい訓練場で主体的な戦略戦術と戦法を明らかにし、今日は先軍革命の主力軍である人民軍の戦闘力をあらゆる面から強化するうえで指針となる不滅の大綱を与える敬愛する最高司令官の演説を大きな感激のなかで胸に刻んだ。

 大会では、敬愛する金正恩最高司令官に送る決意文が採択された。

 敬愛する金正恩最高司令官が、閉会の辞を述べた。

 敬愛する最高司令官は、今回、全軍のすべての訓練指導官が一堂に会して人民軍が訓練革命を起こす問題を重要に提案し討論したと指摘し、大会が極めて適切な時期に招集されて成功裏に行われたことを満足に思うと述べた。

 また、朝鮮人民軍第5回訓練指導官大会は、訓練部門に残っている形式主義、公式主義を完全に一掃して訓練の内容と形式、方法で一大革命を起こすうえで一つの分水嶺となる歴史的な大会合として白頭山革命強軍建設の歴史に輝かしく刻まれることになるであろうと強調した。

 そして、すべての大会参加者は、訓練はすなわち党の防衛、社会主義祖国の防衛であることを一瞬も忘れず、一にも二にも、三にも、訓練にすべての力を集中し、全軍に白頭山の訓練機運がさらに激しく起こす導火線になり、消えない炎にならなければならないと述べた。

 敬愛する最高司令官は、訓練指導官は、「私に従って前へ!」の号令をかけ、軍人の先頭で極寒と猛暑を乗り越えて誰よりも先に駆けていかなければならないし、軍人と同様に武器を握って訓練場に出て、雨雪が降れば軍人の傘になり、険しい崖が立ちはだかれば肩を差し出して足をかける足場になり、また、瀬があらわれれば飛び石となり、長い行軍では履き楽な靴の中底になり、寒ければたき火になり、暑くなればそよ風になり、銃弾が飛んでくれば盾にならなければならないと強調した。

 また、軍人の胸に訓練英雄の勲章とメダルが光りを放つその日には、軍人が上る表彰台の踏み台になる、そのような訓練指導官になってこそ、わが党が望む真の訓練指導官として軍人の胸を打つことができるし、彼らの訓練熱意を著しく高めて、部隊、区分隊の訓練で飛躍的な成果をおさめていくことができると述べた。

 そして、朝鮮労働党の卓越した指導があり、わが党に限りなく忠実な頼もしい訓練指導官の大部隊があるので人民軍の訓練では必ず革命的転換が起こるであろうし、わが革命武力の必勝不敗の威力はよりいっそう強化されるであろうと強調した。

 敬愛する金正恩最高司令官は、すべての参加者が、大会の精神を徹底的に貫徹して祖国解放70周年と朝鮮労働党創立70周年に当たる意義深い今年に訓練の質を高めることで、軍事力強化の最全盛期を先頭に立って迎えるものとの確信を表明し、大会の閉会を宣言した。

 大会は、「金正恩将軍を命がけで死守する」の奏楽で終わった。

 会場は、再び敬愛する金正恩最高司令官を仰いで上げる嵐のような「万歳!」の歓呼の声で激しく沸き返った。

 大会参加者は、偉大な党の意を胸に刻み付けて、すべての部隊と軍人を無敵の戦士部隊、白頭山の虎部隊に、一騎当千の万能兵士にしっかりと準備させることで、朝鮮労働党旗がはためく社会主義祖国をしっかり守っていく衷情の誓いを込めて敬愛する最高司令官を仰いで声の限りに万歳を叫び、また叫んだ。

 敬愛する最高司令官は、熱狂の歓呼の声を上げるすべての大会参加者に温かく答礼した。

 敬愛する金正恩最高司令官の指導のもとに行われた朝鮮人民軍第5回訓練指導官大会は、不世出の偉人たちの主体的な建軍思想と不滅の業績を永遠に輝かし、白頭山の訓練機運で力強く打ちかためられた無敵の銃で、チュチェの先軍革命偉業の最後の勝利を早めていく英雄的朝鮮人民軍の信念と意志を内外に力強く誇示した歴史的大会合としてチュチェの建軍の歴史に末永く伝えられるであろう。【朝鮮通信=東京】



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