今回、我々は偉大な金正日同志が全社会の金日成主義化を我が党の最高綱領として宣布した40周年に当たる意義深い時期に、朝鮮労働党第８回思想活動家大会を開きました。

　この機会に、すべての大会参加者と全党員の一致した思いを込めて百戦百勝の朝鮮労働党の創立者であり、建設者である偉大な領袖金日成同志と我が党の永遠の総書記である偉大な指導者金正日同志に最も崇高な敬意を表します。

　私は、大会を通じて全国の職場と哨所で革命のラッパ手、時代の先導者として心臓の血をたぎらせて、献身、奮闘してきた大会参加者と全党の思想活動家、全国の初級宣伝活動家に朝鮮労働党第１書記の名で熱い感謝と戦闘的あいさつを送ります。

　我が党の歴史で前例のない規模で招集された今回の思想、活動家大会は、チュチェ思想の旗印を高く掲げて朝鮮革命を真っすぐな勝利の一路へと導いてきた偉大な主席と偉大な総書記の不滅の業績を末永く輝かせ、革命発展の要求に即して思想活動の重要性を再認識、再確認し、思想戦の砲声を高くひびかせていくうえで画期的な転換の里程標となるでしょう。

　人民の運命の責任をもって革命をおこなう党にとって最も威力ある武器は思想であり、また、唯一の武器も思想です。思想がなくては、党が生まれることも、存在することもできないし、思想活動を放棄した党活動と革命闘争などあり得ません。

　思想によって革命の命脈が守られ、思想の力で革命が前進します。

　徒手空拳で始まった朝鮮革命で唯一無二の武器は偉大な革命思想でした。朝鮮の革命家は、思想の力で同志を得て、武器も解決したし、思想の力で帝国主義の強敵に打ち勝つて富強な社会主義を建設しました。どの国、どの党の歴史にも、我々の革命のように最初の一歩から自分の確固たる指導思想をもって始めた革命、思想を偉大な闘争と変革の強力な力に転換させた革命はありません。

　朝鮮革命のすべての道のりは事実上、偉大な主席と偉大な総書記の革命思想がもつ真理の力を余すところなく発揚するための思想戦の歴史であったといえます。

　我々の革命では、思想活動が常に第一の重大事として提起され、革命の開拓期に既に思想活動の偉大な伝統がもたらされました。

　革命指導の全期間、思想活動を確固と先行させて人民大衆の精神力を動員して万事を解決してきた偉大な主席と総書記の賢明な指導があって、我々の革命は歴史の新雪をかき分けながらも自分の旗に勝利だけを刻み付けることができました。我が党は、軍隊と人民の精神力を高揚させて革命の勝敗と進退を分ける試練の山を革命の一大高揚期に転換させたし、我々の革命は思想活動で転換が起こるたびに大きな山を一つひとつ越えてきました。

　思想の力で革命の転換的局面を開いてきた我が党の歴史でいまから40年前、偉大な総書記が全社会の金日成主義化を我が党の最高綱領として宣布した朝鮮労働党第３回思想活動家大会は特別に重大な意義をもちます。

　偉大な総書記が、我が党の指導思想を金日成主義に定式化し、全社会の金日成主義化を党の最高綱領として宣布したのは、朝鮮革命の最後の勝利を早めるための進路をはっきりと明示し、その遂行へと千万軍民を総決起させた政治的出来事でした。

　全社会を金日成主義化する歴史的な進軍路で、革命的党建設の歴史上初めて、思想と指導の唯一性を実現した威力ある政治的参謀部、労働党の赤旗を第一の軍旗に高く掲げる不敗の革命武力、一心団結した戦闘隊伍が育つようになりました。

　歴史は、事大と教条の根が深くはっていたこの地に、どのように自主、自立、自衛の強国が打ち立てられ、世界的な政治的動乱と帝国主義の悪辣な孤立・圧殺策動にもびくともしない社会主義の強固なとりでがそびえ立ったのかをはっきりと示しています。

　人類はこんにち、偉大な金日成−金正日主義に自分たちの進む道を求めています。人民大衆中心の思想、自主の革命学説は、地球上のどこであれ真の自由と幸福を志向する人民の魂として、闘争の旗としてはためいています。

　全世界が仰ぎ、自主時代の指導思想が生まれた祖国で数十星霜、その偉大な思想が指し示す道にそって革命をおこなってきた我が軍隊と人民の栄光は限りがありません。

　偉大な金日成−金正日主義の旗印を変わりなく高くかかげて朝鮮革命の最後の勝利を早めようとするのは、我が軍隊と人民の信念であり、意志であり、時代と歴史の志です。

　我々は、全社会の金日成−金正日主義化を党の最高綱領に高くかかげて、思想の力、一心団結の力で必ず朝鮮革命を完遂しなければなりません。

　全党と全社会を金日成−金正日主義で一色化する活動で、旗手は思想活動家です。

　すべての社会構成員を金日成−金正日主義者にする活動はもとより、社会生活のすべての分野を金日成−金正日主義の要求どおりに改造するたたかいも思想活動の成果いかんにかかっています。

　皆さんは、偉大な総書記が、思想、活動家大会をみずから組織し、全国の党宣伝活動家が集まった席で全社会の金日成主義化綱領を宣布した深い意味をもう一度胸に刻み付けなければなりません。

　党の思想戦線に先に火を付け、思想活動の火力を強化して全社会の金日成−金正日主義化のための我々の革命の進軍速度を著しく高めていかなければなりません。

　我々には、強力な思想攻勢で全社会を金日成主義化するための歴史的進軍を力強く推し進めた豊富な経験があり、全国を一瞬で揺るがすことができる強力な宣伝、扇動の力量と手段があります。

　チュチェの思想論、この威力ある武器をさらに高くかかげて革命の最後の勝利を早めようというのが今回の大会の基本精神です。

　我が党中央は、全社会の金日成−金正日主義化が、我が党の思想、活動の総体的任務として提起されている現実的要求から、朝鮮労働党第８回思想活動家大会に「革命的な思想攻勢で最後の勝利を早めよう!」のスローガンを提示します。

　私は、すべての大会参加者と全党の思想、活動家が、全社会の金日成−金正日主義化偉業遂行の思想の旗手としての栄誉と責任感を抱いて我が党の革命思想の力、千万軍民の限りない精神の力を百倍、千倍に噴出させるものとかたく確信し、こんにちの党の思想活動部門で提起される幾つかの問題について述べます。

　何よりもまず、党の唯一の指導体系を確固と立てることに党の思想活動の火力をすべて集中しなければなりません。

　我々が全党と全社会に党の唯一の指導体系を確立しようとするのは、革命の政治的参謀部である党の統一、団結と戦闘力をあらゆる面から強化し、偉大な主席と総書記の遺訓を徹底的に貫徹して我々の人民の夢と理想を一日も早く実現しようとするところにあります。

　いまは、党のまわりに軍隊と人民をさらに一枚岩に結集させて革命の前につくり出された難局を乗り越えていくべき重大な時期であり、千万軍民の愛国の情熱と知恵と英知を強盛国家の建設を早めることに最大限志向させるべき時です。

　この歴史的課題を最も用意周到に、最も完璧に実現するための思想体系、指導体系がまさに党の唯一の指導体系です。

　我が党の思想活動は当然、こんにち党に提起されている基本任務から出発すべきであり、これに火力を集中しなければなりません。

　しかしいま、党組織の仕事ぶりを見ると、党の唯一の指導体系を立てる活動を言葉だけ、文書だけでおこなう偏向があらわれています。

　党の唯一の指導体系を確立するための文書受容の討議を全党を挙げておこなって学習と講演もおこない、決意もたくさん述べたが、実際に党内で現代版分派が発生したことを未然に摘発、粉砕できませんでした。

　我が党の偉大な革命思想があり、最も正当な路線と政策があり、党組織と立派な人民がいるのに、党内にまたもや分派があらわれたのは、我々の思想活動家にも責任があります。

　現代版分派の正体は、外では帝国主義者の圧力を恐れ、内ではブルジョア思想文化に汚染した堕落した思想的変質体であるということです。

　党の唯一の指導体系に挑戦する分派行為は、まさに思想の変質から始まり、思想的背信者が行き着く終着点はほかでもない、反党、反革命です。

　党と革命隊伍の思想の一色化、これが党の唯一の指導体系確立のためのたたかいの種子であり、中核です。

　党の唯一の指導体系を立てるための革命的な思想攻勢の目標は、偉大な金日成−金正日主義と、その具現である党の路線と政策を人民大衆の確固たる信念にすることです。

　我が党の革命思想と人民大衆の志向と要求は常に一致し、我々の人民が理解できず、受け入れられない路線と政策などあり得ません。

　全党的にもう一度、偉大な金日成−金正日主義の双書である著作と党の文書によく精通するための学習の機運を起こすことから思想攻勢の突破口を開かなければなりません。

　偉大な主席と総書記の著作と党の文書は、唯一思想教育の立派な教材であり、我が党の路線と政策が集大成されている大百科全書です。

　すべての党員と勤労者、人民軍軍人が、古典的著作と党の文書を歴史的に、系統的に学習すれば、チュチェ思想、先軍思想と金正日愛国主義、我が党の革命の伝統と階級意識でしっかり武装することができるし、新たに示される党の路線と政策も深く把握することができます。

　誰もが皆、自分の部門、自分の部署にたいする偉大な主席と総書記の遺訓と党政策に精通し、それを活動と生活の信条にするように教育事業を綿密におこなうことが重要です。

　各時期に示される党政策も大衆がみずから共感し、自身のものとして受け入れられるように理路整然と説得力をもって解説、宣伝しなければなりません。のどが渇いた人にどこに行けば水が飲めると教えるように、人々が知りたがるもの、聞きたがるものを党政策に立脚して耳にどんどん入るように宣伝することに注目を払わなければなりません。

　今後、どの部署に行って誰と会って聞いても、党が示した路線と政策を自分の家庭のことのようによくわかっていれば、その部署は、思想、活動がしっかりおこなわれて唯一の指導体系が確立されていると評価できます。

　思想活動では、「特殊」を絶対に許してはなりません。

　転がる石にもコケが生えるというように、特殊化すれば腐るものです。党が任せた任務には特殊なものがあり得るが、思想生活を怠って党の路線と政策を知らなくてもいいという「特殊」など我が党内にあり得ません。特殊な部署であるほど思想活動をさらに強度におこなわなければならないし、思想闘争の溶鉱炉で鋼鉄のように鍛錬させなければなりません。

　思想活動家なら、人の目つきを見ただけでも異質な要素を看破できなければなりません。党がいったん結論づけた問題で、駆け引きをしようとする現象、我が党の指導業績を陰に陽に傷つけようとする現象、党的・階級的原則から脱線して我々の内部にうじを湧かせる要素については、根元まで掘り下げて随時思想のメスを入れなければなりません。

　党と革命隊伍の思想の一色化のための活動を実践闘争と密接に結び付けておこなうことが重要です。

　人の思想は、革命的な言葉や誓いよりも実践と結果にあらわれます。口数は少なくても党中央の構想と決心を、党が定めた時間に、党が求める高みで貫徹する人が党の思想を信念化した人です。

　党の思想貫徹戦、党政策擁護戦、これが党にたいする衷情の最も明確なあらわれであり、党の路線と政策の正当性を信念として胸に刻み付ける重要な契機です。

　昨年、馬息嶺(江原道)で勝利の凱歌を上げた軍人建設者は、党中央が世界に宣布した時間は一瞬も遅らせることができないという決死の覚悟をもって10年を１年に縮める奇跡を創造することで、党の権威をあらゆる面から擁護しました。

　将官から戦士に至るまで、最高司令官の命令を貫徹するというただ一つの志向で心臓を燃やすよう思想活動を立体的に、攻勢的におこなった人民軍の現場での政治活動は、党の唯一の指導体系を立てるための思想戦の立派な模範となります。

　すべての部門、すべての部署が、偉大な主席と総書記の遺訓、党の新しい並進路線と方針貫徹の状況について、執行できなかったものは何であり、その原因が何なのかを思想的に分析、総括し、人民軍の決死貫徹の精神を見習うための火線宣伝、火線扇動の砲声を高く上げなければなりません。

　党の唯一の指導体系確立のための思想攻勢で主な攻撃対象は、党政策を口でだけ唱えて即時実行しない活動家の誤った思想観点と活動態度です。

　自分の部門、自分の部署、自分の地域で党政策が十分に執行されなくても構わない、人民が生活上の苦しみにさいなまれでも構わないという活動家の思想的病根にたたかいの火をつけなければなりません。敗北主義と保身主義、形式主義と要領主義、無責任と本位(なわばり)主義のような不健全な思想の要素を根こそぎにするための教育とたたかいを方法論をもって繰り広げなければなりません。党の宣伝部門と党の組織部門が合同作戦を緻密に上手におこなって思想戦に法的闘争をともなわせ、その効果を最大に高めなければなりません。

　現代版分派を清算し、党中央に従って革命の千万里の道を力強く進もうとする我が軍隊と人民の高揚した精神力が革命的大高揚の炎として燃え上がるようにしなければなりません。

　歴史的に見ても、党中央委員会第５回総会以降、反党・反革命分派一味を粛清した後、祖国解放戦争(朝鮮戦争)が偉大な勝利で終わったし、1956年８月、分派を排除して千里馬大高揚が起こったし、党中央委員会第４期第15回総会で反党・修正主義分子を暴露、粉砕して以降、反米対決戦と社会主義工業化の実現で世界を驚かす勝利がおさめられました。

　党の思想戦線ですべての党員と勤労者を前世代のように革命的大高揚で党中央を擁護する突撃戦の旗手、偉勲の創造者になるよう力強く奮い立たせなければなりません。

　すべての軍隊と人民が党のまわりに城壁を積んで社会主義建設で一大高揚が起これば、一部の信念の弱い人、動揺分子も皆目を覚ますであろうし、全党と全社会に党の唯一の指導体系が盤石のように打ちかためられるでしょう。

　我が党の思想活動で提起される重要な課題はまた、社会主義守護戦を力強く推し進めるための思想戦の旋風を起こすことです。

　社会主義は、昨日も今日も人類の理想であり、阻めない時代の流れです。

　我々はいま、自主的人民の尊厳と社会主義の運命をかけて帝国主義者の必死の攻勢を撃退しながら歴史の新雪をかき分けています。こんにちになって、社会主義の進路とその勝利の必然性は朝鮮の革命家のたたかいにかかっています。

　我が党と人民が担ったこの栄えある歴史的使命を遂行するうえで、党の赤い精髄分子である思想活動家は消えることのないたいまつになり、力強いラッパにならなければなりません。

　党員と勤労者にこんにちの社会主義守護戦の本質と性格をしっかりと認識させなければなりません。

　20世紀90年代の社会主義守護戦で我々は、帝国主義連合勢力の孤立・圧殺策動から我々の思想と制度を守り抜いた歴史の奇跡を創造しました。

　こんにちの社会主義守護戦は、既におさめた勝手と成果を強固にし、社会主義の優位性と威力を最大限発揚させて社会生活のすべての分野で帝国主義を圧倒するためのたたかいであるといえます。

　最近、我が党は、農業戦線も科学戦線もすべて社会主義守護戦の最前線に押し立てています。これは、銃口を向け合っている戦場だけではなく、我々の人々が住むすべての場所で帝国主義との見えない対決と競争が熾烈におこなわれていることを一瞬も忘れるなということです。

　既に達成した成果を自画自賛して、革命と建設に拍車をかけず、人民に実際の恩恵を与えられないなら、社会主義が生命力を失うことになります。

　我々は、資本主義が真似することも、手にすることもできない社会主義の優位性と威力を高度に発揚させて一日も早く強盛国家を打ち立てることで、すべての面で社会主義と資本主義の差を天と地ほどにしなければなりません。

　強盛国家の建設で軍民大団結の威力をさらに高く発揚させるための思想戦を迫力をもっておこなわなければなりません。

　党のまわりにかたく結集した軍隊と人民の一心団結は、朝鮮式社会主義の礎であり、強盛国家建設の天下の大本です。最近、祖国の山河を震撼して相次いで起こった目覚ましい奇跡は、どれもすべて軍民大団結、軍民協同作戦のたまものです。

　人民軍はこれからも、軍民大団結の威力を強化していくうえで主動となり、先駆者にならなければなりません。祖国防衛でも、社会主義建設でも思想強軍の威力をとどろかすための宣伝・扇動活動を深めなければなりません。軍隊内の党組織と政治機関は、朝鮮の決心はすなわち実践であり、現実であるということを百折不撓の革命精神で証明した革命強軍の誇らしい歴史を継いで「馬息嶺速度」のような時代語を引き続き創造し、社会の党組織は革命的軍人精神と闘争気風を見習うための活動に拍車をかけていかなければなりません。

　今後、敵と総決死戦をおこなうべき時が来れば、革命的軍人精神にもとづいた軍民大団結の威力、全人民抗争の威力で最後の勝利をおさめなければなりません。

　すべての部門、すべての部署が、集団的革新の炎を激しく燃え上がらせるための思想攻勢の作戦を力強く展開しなければなりません。

　我々の人民は既に、偉大な転換の1970年代に全人民的な集団的革新運動で社会主義建設の一大全盛期を開いた貴重な経験をもっています。

　革命の太鼓の音、速度戦の進攻のラッパの音が高く鳴り響いた70年代に我々は米帝の大規模な戦争演習に軍事的に対応しながらも、祖国の青史にかつてない巨大な創造と革新を遂げました。この時期に我が国は世界で初めて税金制度を廃止し、全般的11年制義務教育を実施したし、発展途上諸国とたたかう人民に莫大な支援をしました。

　我が党は、経済強国、文明国の建設もまさに1970年代のように、社会主義の威力、集団主義の威力を発揚させて本領を発揮して進めようということです。

　人民軍と社会が、呉仲洽第７連隊称号獲得運動と３大革命赤旗獲得運動の炎をさらに激しく燃え上がらせて、部門別、部署別、地域別、段階別に猛烈な社会主義競争をおこなって全国に集団的競争の機運を巻き起こさなければなりません。

　我が党はいま、軍隊と社会のすべての部門がモデル部署を創造し、それを火種にして連帯的革新を起こすことを求めています。思想、活動家は、時代の先頭に立って進むモデル部署を創造するうえでも、モデル部署に追い付き、追い越すための競争をおこなううえでも大衆の創造的熱意と積極性を動員することに注目を払わなければなりません。

　権勢と官僚主義に反対する思想闘争の度合いを高めて、すべての活動家が大衆と生死苦楽をともにし、集団の心を一つにする柱、集団的革新運動の力強い斥候兵になるようにしなければなりません。

　歴史の峻厳な試練のなかで、その威力が明確に検証された自力更生の精神を高く発揚させるための宣伝・扇動活動に力を入れなければなりません。

　朝鮮式社会主義の全歴史を集約すると、自力更生であるといえます。自力で社会主義を建設する日々に我が党と人民は、前代未聞の試練と難関を経たが、数千年の民族史を尽くしても浴せなかったあらゆる栄光を迎えました。我々が外部勢力の圧力に屈服して自力の原則を放棄していたなら、チュチェの社会主義は地球上に生まれることもなかったであろうし、世界の社会主義体制の崩壊とともに我々の国号も光を失っていたでしょう。自力更生の軌道にそって廃墟を千里馬が飛び立ったし、人工衛星の製作および打ち上げ国、核保有国が誕生する民族史的な奇跡が起こりました。

　思想活動家は、活動家と勤労者の間で我々の社会主義建設の歴史を通じた教育事業を強化し、自力更生が強盛国家建設の進路であることをしっかりと植え付けなければなりません。

　自力更生は、我々の力、我々の資源、我々の技術で全世界に先駆けていく民族自尊の精神であり、最先端突破の精神です。素手でトラクターと電気機関車を造り出したあの闘志、我々の力と技術で宇宙を征服したあの精神をたゆみなくつないでいくようにしなければなりません。誰もが最先端突破戦は、まさに自分の哨所と職場で自分たちがおこなわなければならないということを自覚し、我が祖国の万事を世界にない社会主義の富にするたたかいに立ち上がるように宣伝・扇動攻勢を繰り広げなければなりません。先端技術を独占しようとする帝国主義者の策動に裂け目を入れて最新科学技術を我々のものにするたたかいを思想的に後押ししなければなりません。

　科学技術という機関車を先頭にして進む自力更生の大進軍で、科学者、技術者が自分の革命陣地をしっかりと守るよう積極的に鼓舞、激励することが重要です。全社会的な科学重視の気風、全人民科学技術人材化の旋風を起こすうえで思想活動家がその役割をしっかり果たさなければなりません。

　社会主義を何としても抹殺しようとする帝国主義反動勢力に思想・精神的に打ち勝つための宣伝攻勢を展開しなければなりません。

　いま、帝国主義者は、反共和国制裁圧殺策動に執拗にしがみつく一方、黒白を転倒する謀略宣伝に熱を上げており、我々の軍人と青少年を狙って腐った反動思想文化を休みなく吹き込んでいます。過去には反動的な思想文化が侵略の先導役であったなら、こんにちは侵略の主役となっています。

　社会主義守護戦は、外部的には我々の前進を阻む帝国主義者を政治・思想的に制圧し、内部的には非社会主義と退廃的な思想文化を革命的な思想文化で一掃する攻撃戦にならなければなりません。

　思想活動家は、我々の思想と偉業の正当性を広く宣伝して帝国主義者の脆弱性と醜悪な正体をことごとくあばく水準の高い対敵メディア戦、電波戦で敵の気をくじかなければなりません。敵には鉄槌をくだし、我が軍隊と人民には必勝の信念を与える思想のミサイルをさらに多くつくらなければなりません。

　敵が執拗に吹き込む資本主義の毒素が我々の境界を越えられないように蚊帳を二重三重にしっかり張りながらも、帝国主義の思想文化的浸透策動を水泡に帰すようにするための主動的な作戦を展開しなければなりません。

　元来、勤労する人民大衆は、本性的に黄金万能、弱肉強食を説くブルジョア思想文化を排斥します。人民大衆の美しい夢と理想が込められており、民族の香りがあふれる我々式の健全で革命的な文化・芸術作品と記事、編集物をさらに多く創作、普及して人々がみずからブルジョア思想文化に背を向けるようにしなければなりません。帝国主義者が、人類が達成した最新科学技術の成果を盗用して反動的な思想文化を大々的に広めていることに対処して、インターネットを我々の思想と文化の宣伝の場にするための決定的な対策を講じなければなりません。

　思想活動部門と関連部署が、大衆および対外宣伝手段の現代化、情報化を実現するための計画を緻密に立ててたゆみなく推し進めなければなりません。

　党の思想活動を攻勢的におこなわなければなりません。

　思想活動で我が党の戦略戦術は、立ち向かう攻撃精神で思想戦の旋風を巻き起こして全国が革命的大高揚のるつぼにぐっぐっと沸かせることです。

　我が党の思想陣地は、防御型ではなく攻撃型に編成されなければなりません。

　全社会を労働党の赤い思想で一色化する思想教育活動も進攻的におこない、千万軍民の精神力を奮い起こす政治活動も火線式におこない、あらゆる不純な思想、鬼神を一掃するたたかいも電撃的に展開しなければなりません。

　思想活動を攻勢的におこなうには、思想活動家の間に見られる敗北主義的な観点から根絶しなければなりません。

　敗北主義にとらわれた思想活動家は、思想攻勢の先頭に立たせても一歩も自分の足で進めません。

　白頭山の密林で生まれた延吉爆弾精神、小汪清と車廠子の決死抗戦の精神が平凡な日々に生まれたものではなく、千里馬の伝説と速度戦の奇跡、革命的軍人精神と江界精神がいまよりも状況が良くて生まれたのではありません。

　皆さん!

　思想活動での敗北主義は、経済活動での敗北主義よりもさらに危険です。こんにちの思想攻勢は、思想活動家の敗北主義を焼き払うことから始まらなければなりません。

　チュチェ思想の祖国で思想活動をおこなう活動家は、奇跡が起こるのを座して待つので、はなく、思想の武器を背負い目的意識をもって大衆の中に入り、ともに方途を模索する積極的な実践家、献身的な創造者にならなければなりません。

　皆さんが守って立つ祖国防衛の哨所と工場と農村のどこにでも、兵士と人民の素朴な声から、災いを福に、逆境を順境に転換する妙術を見つけ出した不世出の偉人たちの卓越した指導芸術の亀鑑が刻まれています。

　偉大な主席と総書記の革命指導の歴史を教科書にして働いていけば、詰まることもわからないこともないであろうし、我が党の思想活動がそのまま飛躍の旋風を起こす力強い種火になるでしょう。

　革命的な思想攻勢を成功裏におこなうためには、思想の砲門を開いて集中砲火、連続砲火、命中砲火を浴びせなければなりません。

　まず、既に準備された宣伝、扇動の力量と手段を総動員して思想活動を機動的に、集中的におこなわなければなりません。

　党が新たな路線と政策を示せば、教育、講演、扇動網と出版・報道手段が迅速に総動員され、中央の活動家から深い山奥の農場員に至るまで隅々まで知らせなければなりません。思想活動の内容と形式、手段と方法を徹底的に革命課題の遂行に志向させて服従させていかなければなりません。党が重視する対象に宣伝・扇動の力量と手段を集中させ、新たな飛躍の烽火を燃え上がらせるための太鼓の音を激しく鳴らさなければなりません。

　思想活動はまた、党の声がいっときも途切れることなく響くようにし、思想闘争を引き続き高めてあらゆる不純な思想、鬼神が我々の内部に住みつかないようにしなければなりません。

　例えるなら、空港に雪が降るとき、放射除雪機で滑走路に雪が積もらないように払うのと同じです。思想活動を五分熱度(熱しやすく冷めやすいの意)式、行事式ではなく、日常的な活動として時と場所を選ばずにおこなって、人々が空気を吸うように党の思想を体得できるようにしなければなりません。異色な思想潮流と生活様式を一掃するための思想闘争も絶えず強度におこなわなければなりません。ここで判で押したように同じこと、同じ方式を繰り返すことを徹底的に警戒しなければなりません。

　思想活動ではまた、人々の準備の程度と特性、思想動向にもとづいて思想戦の的を正しく定めて適切な手段と方法を適用することが重要です。

　偉大な主席は早くに、人との活動は母親が同じ血筋で生まれた息子でも長男に言う言葉が違い、末っ子に言う言葉が違うようにおこなわなければならないと教えました。思想活動家は、自分の部署に１万人の従業員がいたとしても各自の頭の中を手相を見るようにうかがい、見なければならないし、１万種の処方で活動しなければなりません。

　我々の革命の道は平坦ではなく、各革命戦線で不屈の革命精神が骨髄に徹した真の準備された思想活動家を求めています。

　事実、我が党の宣伝活動家と教育網、講演網、扇動網に網羅されている初級宣伝活動家の力量は相当なものです。数千、数万に及ぶ思想活動家だけしっかり準備できていれば強力な精鋭軍団を編成できるし、この力量であれば恐れることもなく、やり遂げられないものもありません。

　偉大な総書記は、１編の映画や１件の記事が数千トンの食糧や数万発の砲弾にかえられると述べ、革命戦士のなかでも思想戦線を守って立つ活動家を誰よりも大事にして愛したし、一歩一歩導いて鼓舞しました。

　我が党の思想活動家の肩の荷はとても重いです。

　我が党の思想、活動家は、一人ひとりが敵が１個師団や軍団よりも恐れる思想と信念の強者にならなければなりません。

　外見は素朴で質素でも、心臓の鼓動は常に党の志で高鳴って全身が革命の熱、たたかいの熱に燃える活動家、これが我が党が望む宣伝活動家の姿です。思想活動家は、喉を突き刺されても党の思想活動の原則を守って死ぬ真の革命家にならなければなりません。党の声を随時知らせるために一夜で数十里を歩く精神、10、100の夜を明かして党政策を学習して知識と技術を学ぶ情熱が、思想活動家の体に染み付いていなければなりません。

　人民観を立てる問題は、人々の心の扉を開くべき思想活動家にとって死活の要求として提起されます。

　我が党の宣伝活動家は、大衆に教える前に彼らから学び、人民の苦労を貴く推し量ることのできる真の人民の息子、娘にならなければなりません。そのためには、大衆に接するたびに偉大な主席と総書記が生涯、天のように尊び師と仰いだその偉大な人民がまさに自分の前にいるということをまず考えなければなりません。

　勤労する人民にたいする愛と尊重は、労働を愛する精神から生まれます。我々の活動家は、手に油を付け、靴に泥を付けながら、大衆と交わることを立派に誇らしく思わなければなりません。

　偉大な主席と総書記は生涯、人民のために巨大な業績を積み上げたが、自身のためには何も残しませんでした。

　思想活動家は、党の思想と信頼を生涯の富と銘記し、党政策を一人でも多く知るようにし、受け持った部署で集団的革新が起こるようにするうえで生きがいと誇りを感じなければなりません。

　人々がいつでも党の声を聞きたがり、党政策をもろ手を挙げて支持するとき、胸がいっぱいになる喜びを千金よりも大切に思える人が真の思想活動家です。

　我が党の思想活動家の行く先々で党の声と力強い革命歌謡が響き、労働党万歳の声、社会主義万歳の声が鳴り響けば、それは党に大きな力となります。

　全党が、宣伝員、扇動員になってすべての活動家が政治活動をおこなわなければなりません。

　党の活動家であれ、行政、経済の活動家であれ、初級活動家であれ、大衆の精神力を動員することを基本の鍵に捉え、これに当然の力を入れなければなりません。特に、道市郡の党責任書記とすべての部門、すべての部署の党責任活動家が、思想活動を直接掌握し、手間をかけて真摯におこなっていかなければなりません。

　党の指導のもとに、すべての活動家が抗日遊撃隊式にリュックを背負って下部におりていって青山里精神、青山里方法の要求どおりに大衆を動員し、革新の炎を燃え上がらせた1970年代の躍動する気概が全国に満ちあふれるようにしなければなりません。

　同志の皆さん!

　我々に提起された革命課題は膨大であり、情勢は依然として峻厳であります。しかし、我々は未来に向かつて飛躍しなければならないし、闘争のなかで常に前進しなければなりません。

　皆さんは、会場を離れたその足で兵士大衆と人民のなかに入って党中央の意図を知らせ、新たな覚悟をもって思想攻勢の出発陣地を占めなければなりません。

　もう一度強調しますが、思想戦線が沸き立つほど大衆の精神力が爆発し、千万軍民が立ち上がるほど革命が前進します。

　私は、大会参加者をはじめ、我々のすべての思想活動家が、偉大な金日成同志型、金正日同志型の政治活動家になって全国を沸き立たせ、全軍を革命化することで最後の勝利を早めるものとかたく信じます。【朝鮮通信＝東京−全文】