敬愛する金正恩元帥は１日、創立60周年を迎える社会科学院の科学者と活動家に書簡「我々の社会科学は、全社会の金日成−金正日主義化偉業の遂行に積極的に寄与すべきである」を贈った。
　敬愛する金正恩元帥は書簡で、偉大な領袖金日成同志が苛烈な祖国解放戦争（朝鮮戦争）の砲火のなかで勝利する明日を見通して社会科学院を創立してから60年になったとし、次のように指摘した。

　創立後こんにちに至る期間、社会科学院は偉大な金日成主席と金正日総書記の賢明な指導と温かい恩情のなかでチュチェ革命偉業の勝利の前進とともに誇らしい発展の道を歩んできました。

　偉大な金日成同志と金正日同志は、チュチェ思想の旗印のもとに朝鮮革命を輝かしい勝利へ導く革命指導の全期間、社会科学を重視し、社会科学の発展に深い関心を払って我々の社会科学を人民大衆の自主偉業遂行に真に役立つ革命的な社会科学、チュチェの社会科学に発展させてきました。

　偉大な金日成同志は、千里慧眼の英知と卓越した指導で社会科学の発展の新たな道を開拓し、主体的で革命的な社会科学を建設した自主時代の社会科学の元老です。

　早くに永生不滅のチュチェ思想を創始して主体的社会科学の始原を開いた偉大な主席は、我々の時代の社会科学の使命と任務をはっきりと示し、その実現のためのたたかいを賢明に導きました。主席の指導によって、我々の社会科学は、既成の枠を超えて新しい主体的な発展の道に入ることになったし、哲学、経済学、言語学、歴史学をはじめ、すべての部門の科学が人民大衆の自主性のための革命闘争と建設事業に役立つ主体的な社会科学に発展し、人類の社会科学の発展の高い域に達することになりました。

　天才的な英知と科学的な天稟を備えた金正日同志は、精力的な思想理論活動で主席が打ち出したチュチェ思想、先軍思想を全面的に深化、発展させて自主時代の完成された指導思想としてさん然と光を放つようにし、チュチェ哲学と文芸学をはじめ、社会科学の各分野を最上の地位に引き上げました。総書記の賢明な指導によって、我々の社会科学は、反動的なブルジョア思想理論とあらゆる反社会主義理論、革命の背信者の反革命的策動を断固粉砕し、我が党の思想理論の純潔性を擁護、固守できたし、最も革命的で主体的な社会科学として絶え間なく発展し、豊かになることができました。真に、金正日同志は、人民大衆の自主偉業と自主時代の社会科学の発展に不滅の貢献をした偉大な思想理論の英才であり、社会科学の巨匠です。

　偉大な主席と総書記は、社会科学者皆を温かい愛の懐に抱いて革命的知識人に育て、党の信頼と期待に高い科学研究の成果でこたえるよう一歩一歩手を取って導きました。不世出の偉人たちの大きな信頼と愛のなかで、これまで曲折の多い生活の道を歩んできた古い知識人も、我々の制度で育った新しい世代の知識人もともに誇らしい科学探究の道を歩み、父なる主席と偉大な総書記の戦士、弟子として誉れ高い生を輝かすことができました。

　金日成同志と金正日同志は、我々のすべての社会科学者の偉大な師であり、慈父です。

　偉大な主席と総書記の賢明な指導と温かい配慮のなか、社会科学院は我が党の頼もしい思想理論機関、国の総合的な社会科学研究の中心拠点に強化され、発展しました。

　社会科学院は、我が革命発展の各段階、各時期に党の社会科学政策に従って党と領袖の思想と権威を積極的に擁護、防衛し、貴重な科学研究の成果で国と民族の精神文化の財宝をさらに豊かにすることで、我が党の思想理論の発展とチュチェ革命偉業の遂行に寄与しました。

　社会科学院の科学者は、白頭山３大将軍（金日成主席、金正日総書記、金正淑女史）の偉大さと不滅の業績、金日成−金正日主義の独創性と正当性、生命力を力強く論証し、広く解説、宣伝したし、国宝的意義をもつ各種の理論図書と辞典を執筆し、民族の古典を立派に翻訳、編さんしたし、貴重な歴史遺跡・遺物を発掘し、考証、復元することで、我々の社会科学を世界に堂々と誇るべき高い域に引き上げ、我が民族の歴史と文化の優秀さを輝かすようにしました。

　社会科学院が歩んできた誇らしい歴史と社会科学部門でおさめられた輝かしい成果には、党と領袖に限りなく忠実な我々の社会科学者が祖国の富強繁栄と国の社会科学の発展のためにささげてきた熱い衷情と献身的な努力が込められてます。

　私は、党と革命、祖国と人民に担った重い責任と使命感を深く自覚し、みずからのすべての知恵と情熱をささげて社会科学の発展とチュチェ革命偉業の遂行に寄与した社会科学院の科学者と活動家、そして、全国のすべての社会科学者に熱烈な祝賀と熱い感謝を贈ります。

　こんにち、我が革命偉業は、偉大な金日成同志と金正日同志を永遠の領袖にいただき、全社会の金日成−金正日主義化を全面的に実現していく新たな歴史的段階に入りました。

　全社会の金日成−金正日主義化は、我が党の最高綱領であり、永遠の勝利の旗印です。我々は、社会のすべての構成員を揺るぎない金日成−金正日主義者に育て、社会生活のすべての分野を金日成−金正日主義の要求に即して発展させ、我が祖国を人民の理想と念願が完全に実現される世界的な強国、社会主義先進文明国に打ち立てなければなりません。これは、こんにち、偉大な主席と総書記の偉業を継承していく我が党と人民に課せられた最も神聖で重大な革命課題です。

　全社会の金日成−金正日主義化偉業を実現するうえで科学者は、開拓者、先導者の役割を遂行すべき栄えある責任を担ってます。

　こんにち、社会科学部門に提起される基本任務は、偉大な主席と総書記がチュチェ革命偉業の遂行に積み上げた不滅の業績をさらに輝かし、社会主義強盛国家の建設で提起される理論的・実践的問題を円滑に解決することで、全社会の金日成−金正日主義化偉業の実現に積極的に寄与することです。

　我々の社会科学が革命の実践の力強い武器として強盛国家の建設に実質的に寄与するには、時代と革命発展の要求に即して社会科学研究活動で新たな一大転換を起こさなければなりません。

　我々の社会科学は、名実共に金日成−金正日主義社会科学として、その革命的性格と誇らしい伝統を最後まで継承していかなければなりません。

　これは、主体的社会科学の建設で恒久的に捉えていくべき根本の原則であり、総体的な方向です。

　社会科学が人民大衆の運命開拓のための革命闘争と社会の発展に真に寄与する道は、党と領袖の思想と指導を徹底的に具現するところにあります。党と領袖の思想と指導を具現するのは、革命的社会科学の発展の根本の保証であり、生命線です。

　時代が発展し、革命が前進するに従って社会科学の研究対象がさらに多様になり、新たな研究方法が探求、適用され得るが、我々の社会科学の革命的性格には変わりがあってはなりません。


　書簡は、我々の社会科学者が、社会科学研究で提起されるすべての問題を徹頭徹尾、金日成−金正日主義を唯一の指針にして解決し、すべての研究活動が党と領袖の構想と意図を貫徹し、我が革命の実践に役立つものになるようにすることについて強調した。
　また、社会科学の建設で主体的方法論をしっかり捉え、理論と革命の実践を結び付けて歴史主義の原則を確固と堅持しなければならないとし、次のように指摘した。

　主体的方法論の具現、理論と革命の実践の結合、歴史主義の原則の堅持、これはチュチェ思想に基づく社会科学の発展の最も正しい道であり、社会科学研究の成果を保証する原則的な要求です。

　社会科学部門では、チュチェ思想の要求どおりにすべての問題を徹底的に人間、人民大衆を中心にして設定し、我が人民の要求と利益、我が国の実情に即して解決していかなければなりません。我が党は、革命と建設で常に我が人民の要求と利益、我が国の具体的な実情を重視し、我々式を主張します。


　書簡は、こんにち、主体的方法論を具現するうえで提起される重要な要求は、すべての思考と実践を創造的に、革新的に行っていくようにすることであるとし、社会科学研究を革命の実践と結び付けて革命と建設で解決が待たれる現実的な問題を解決し、社会科学理論を新たな高みへさらに発展させ、豊かにすることについて指摘した。
　また、社会科学者は、偉大な総書記が教えたとおりに、自国に足を据え、目は世界に向けて我々の社会科学を世界で最も科学的で革命的であるだけでなく、感化力と実践力においても最も優れた社会科学に発展させていく高い目標をかかげて、たたかわなければならないと強調した。
　そして、我が党の革命思想と理論が、人類思想史上最も高く輝かしい位置を占め、その優位性と生命力がはっきり誇示されているのにふさわしく、我々のすべての社会科学部門を世界的な上位に確固と引き上げなければならないとし、ここで重要なのは社会科学研究で提起される問題を原理的に深く解明するようにすることであると指摘した。


　書簡は、社会科学が、社会的現象や歴史的事実を単純に解釈するにとどまる学問ではなく、その本質と合法則性を明らかにして社会的運動と歴史の発展を促す学問にならなければならないということと、歴史主義の原則を正しく具現するのが社会科学研究で堅持すべき重要な要求であるということについて指摘した。
　また、全社会の金日成−金正日主義化の要求に即して我々の社会科学を新たな高い段階へ発展させるには、社会科学院の活動で革命的転換をもたらさなければならないとし、次のように指摘した。

　社会科学院は、国の社会科学研究の中心拠点であり、我が党と国家の科学理論諮問機関です。

　社会科学院は、高い科学研究の成果で、我が党を科学理論的に擁護し、党と国家の政策作成を支援し、国の全般的な社会科学の発展を先導して促すべき重大な使命を担ってます。社会科学院が、党政策の揺るぎない擁護者、党の忠実な支援者、立派な助言者の役割を円滑に遂行してこそ、党の重要な思想理論機関としてみずからの責任と本分を果たすと言えます。


　書簡は、社会科学院が何よりも、金日成−金正日主義の真理性と独創性、正当性と不敗の生命力を深く解説、論証し、国内外に広く宣伝することについて指摘した。
　さらに、社会科学院はまた、我が党と人民が革命闘争と建設事業でおさめた偉大な成果と貴重な経験を科学的に体系化し、理論化して、次代に譲り渡す活動をしっかり行わなければならないとし、次のように続けた。

　偉大な主席と総書記は、チュチェの旗印高らかに革命と建設を指導する長久な期間、革命的な自主の道、独創的な先軍の道、前人未踏の社会主義の道を歩んで歴史に末永く輝く不滅の業績と貴い経験を積み上げました。白頭山の偉人たちが積み上げた業績と経験をしっかり定立し、次代がそれを譲り受けるようにするのはこんにち、社会科学者に提起される重要な任務です。

　我が党と革命の万年の富であり、強盛国家建設の永遠の礎である白頭山の不世出の偉人たちの不滅の革命の歴史と業績を科学理論的に体系化し、解説、宣伝する活動をしっかり行って主席と総書記の歴史がこの地に永遠に流れるようにするうえで社会科学院がみずからの責任を果たさなければなりません。

　我が党と軍隊と人民が、帝国主義者と反動層のあらゆる挑戦のなかで革命と建設をたゆみなく前進させる過程におさめた成果と経験、人民軍将兵と人民、活動家のなかで高く発揮されている時代の精神と闘争の経験を科学理論的に一般化し、それが国の富強繁栄のための貴重な土台になるようにしなければなりません。


　書簡は、社会科学のすべての部門をさらに発展させ、社会主義強盛国家の建設で提起される問題を研究、解明し、それが実践で効果をあらわすようにするのは社会科学院に提起される重要な課題であるとし、社会科学の部門別の課題について指摘した。


　書簡は、社会科学院が、新たな研究分野を開拓し、我々式に発展させていく活動もしっかり行わなければならないと強調した。
　また、いま、社会が発展する過程に社会科学研究の分野が多様になり、新たな方法が適用されるに従って、応用科学、境界科学が新たに開拓されており、社会科学の研究分野や部門科学が決して固定不変なものになり得ないとし、社会科学部門が当面して応用社会学をはじめ、我々の革命の実践に必要な分野を我々式に開拓する科学研究を積極的に行い、しだいにその範囲を広めていくようにすることについて指摘した。


　書簡は、社会科学院が、社会科学部門の全般的な研究を掌握し、集団的な知恵を発動して社会科学を発展させ、提起される問題を統一的に解決していくうえで当然の力を入れなければならないことについて指摘した。


　書簡は、社会科学を党の意図に沿って発展させ、社会科学院に提起された任務を成功裏に遂行するには、社会科学者の責任感と役割を決定的に高めなければならないことについて強調し、次のように指摘した。

　我々の社会科学者は、偉大な主席と総書記がこのうえなく重んじ、一人一人手間をかけて育てた革命的知識人であり、党の科学戦士です。社会科学者は、この大きな栄誉と誇りを常に胸に深く刻み、党の信頼と期待にこたえるため積極的に努力しなければなりません。

　党と領袖に対する忠実さは社会科学者の第一の生命です。科学には国境がないと言うが、我々の科学者の信念には国境があり、みずからの革命陣地があります。社会科学者は、自分の領袖、自分の党だけを固く信じて従い、領袖の思想を革命的信念、科学的信念として固く胸に刻み、党の路線と政策をしっかり擁護、貫徹する党の真の知識人、揺るぎない革命家にならなければなりません。我々の社会科学者は、偉大な主席と総書記の貴い革命の遺産である我々の社会主義祖国を限りなく愛し、高い科学研究の成果で強盛国家の建設に積極的に寄与する真の金正日的愛国主義者にならなければなりません。


　書簡は、高い実力は科学者にとって最も貴重な富であるとし、社会科学者が実力競争の熱風を激しく巻き起こして、みずからの政治・思想水準と科学理論的資質を絶えず高めていくことについて指摘した。
　また、すべての社会科学者は、科学的信念と良心で党を支える真の知識人革命家になり、どんな研究課題もやり遂げられる有能な科学者、そうそうたる才子にならなければならないと強調した。


　書簡は、社会科学情報活動を決定的に改善、強化し、社会科学人材の育成で転換を起こすことと、社会科学院の活動に対する党の指導を強化し、社会的・国家的関心を高めることについて指摘した。
　そして、社会科学者は、社会的富のなかで最も重要で価値ある思想的・精神的富を創造する国の貴重な人材であるとし、全社会を金日成−金正日主義の要求に即して発展させていくには、社会科学者の役割を高めて社会科学の発展を優先させなければならないと強調した。


　書簡は、党組織と国家機関、すべての活動家が、社会科学に対する正しい観点と理解をもち、社会科学を発展させるのに深い関心を払うことについて指摘した。


　敬愛する金正恩元帥は書簡で、社会科学院と社会科学者に対する我が党の信頼と期待は極めて大きいとし、社会科学院の科学者と活動家、すべての社会科学者が党の大きな信頼と期待を胸に深く刻んで社会科学研究で決定的転換を起こすことで、全社会の金日成−金正日主義化偉業の遂行に積極的に寄与することについて強調した。