金正恩第1書記−全国分駐所長会議参加者に祝賀文
−2012年11月23日− 


 朝鮮労働党第1書記で朝鮮国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官である敬愛する金正恩元帥は23日、全国分駐所長会議の参加者とすべての人民保安員に祝賀文を贈った。

 敬愛する最高司令官金正恩元帥は祝賀文で、全国の千万軍民が我が党の先軍指導のもとに新たなチュチェ100年代を偉大な勝利と栄光の年代に輝かせるための総進軍を力強く推し進めている激動の時期に、すべての人民保安員の大きな関心と期待のなかで全国分駐所長会議が開かれたとし、次のように指摘した。


 今回の全国分駐所長会議は、偉大な金日成大元帥と金正日大元帥の主体的な人民保安思想と不滅の指導業績を断固擁護、固守して限りなく輝かし、チュチェ革命の新しい歴史的時代の要求に即して分駐所の戦闘的機能と役割を高め、人民保安活動で革命的転換を起こすための重要な契機になります。

 私は、朝鮮式社会主義を壊そうと狂奔する革命の敵と銃声・砲声のない戦争を行って見えない戦線で党と領袖、祖国と人民のために献身的にたたかってきた全国分駐所長会議の参加者とすべての人民保安員に熱烈な祝賀と戦闘的敬礼を贈ります。

 人民軍で中隊が基本なら、人民保安機関では分駐所が基本であり、分駐所の戦闘力を高めるのは人民保安機関の戦闘力強化のための要の問題になるというのが、金日成大元帥と金正日大元帥が明示した独創的な人民保安機関建設思想です。

 早くに抗日革命大戦の炎のなかでチュチェ型の革命的独裁機関建設の輝かしい伝統をもたらした偉大な主席は、人民保安機関を創立した時から数十星霜、最北端の国境地域と境界線地帯、東・西海岸の分駐所を絶えず訪れ、人民保安機関の末端戦闘単位としての本分を全うするよう賢明に指導しました。

 人民軍と内務軍を我が党の2大武装集団に押し立てた偉大な総書記は、先軍指導の最初の足跡を刻んだ1960年8月28日、2.8ビナロン連合企業所分駐所(咸鏡南道)を訪れたのに続き、全国の多くの分駐所を現地指導して人民保安活動で転換を起こすよう精力的に導きました。

 我が党は、偉大な大元帥たちの崇高な意を体して、人民内務軍を重視し、分駐所を強化することに深い関心を払っており、新たなチュチェ100年代に入って行う人民保安部門の最初の会議を全国分駐所長会議にするようにしました。

 党と領袖の賢明な指導のもとに党の政治防衛者、階級闘争の前哨兵に育った人民保安員は、領袖死守戦と社会主義守護戦、人民防衛戦の峻厳な戦区で無比の自己犠牲と献身性を発揮して祖国の青史に永く輝く不滅の偉勲を立てました。

 勝利と栄光だけを刻んできたチュチェの党旗と先軍革命の獲得物、この地にもたらされた社会主義の富には、人民保安員が流した高貴な血と汗が染みています。

 苛烈な戦火の日々、最高司令部を決死防衛した高山鎮分駐所(慈江道)の内務員と、偉大な大元帥たちの肖像画と人民の生命を命がけで守った李福在君、「100周保安員」、事件解決の名手と呼ばれたチョン・ギウク君、ハ・ヨンギョン君をはじめ、人民保安員の輝かしい最期と英雄的偉勲は、我が党と人民の記憶のなかに永遠に生きているでしょう。

 党と領袖、祖国と人民を、銃と法律で決死守護する人民保安員の大部隊、朝鮮人民内務軍を有しているのは、我が党と人民の大きな誇りであり、このような頼もしい内務軍があるので我が党が強く、我が祖国が強固であり、我が革命が上昇の一途をたどっているのです。

 私は、党の指導に従って栄光の日々も、試練の日々も領袖決死擁護の旗印を高く掲げてチュチェ革命の命脈を死守し、階級闘争の前線を頼もしく守ってきた全国分駐所長会議の参加者とすべての人民保安員の功績を高く評価します。

 こんにち、我が革命は、朝鮮人民内務軍をさらに強化し、その戦闘力をあらゆる面から高めることを求めています。

 人民内務軍は、チュチェ革命の最後の勝利をめざすたたかいで最高司令官の政治防衛隊となり、社会主義守護の強力な支点、無慈悲な打撃隊となり、人民の生命と財産の頼もしい保護者にならなければなりません。

 先軍革命の第一線に人民軍と人民内務軍を並んで立たせ、不敗の軍事力に依拠して強盛国家の建設と祖国統一の歴史的偉業をなし遂げようというのが我が党の決心であり、意志です。

 人民内務軍が、みずからの栄えある使命と任務を果たすには、人民保安機関の細胞であり、末端戦闘単位である分駐所を強化しなければなりません。

 現在、人民保安機関分駐所に提起されている基本任務は、金正日愛国主義を保安活動の実践に具現して、管内を革命の首脳部を決死擁護する鉄壁の砦に固め、犯罪と違法行為、事故のない安定した地域にして社会主義制度と人民の生命と財産を頼もしく守ることです。

 「党と制度、人民を決死防衛するくろがねの盾、赤い猛獣になろう!」 これがこんにち、人民保安員と内務軍将兵がかかげていくべき戦闘的スローガンです。

 すべての人民保安員と内務軍将兵は、我が党が育てた最も立派な人間、先軍時代の人民保安員の典型であるキム・グムス君、ハン・ビョンナム君が示した崇高な犠牲精神を見習い、瞬間を生きても彼らのように、我が党と制度、人民のために価値ある生をささげることができる真の革命戦士にならなければなりません。


 祝賀文は、革命の首脳部を命がけで死守するのは、内務軍の第一の生命であり、一番の使命であるとし、分駐所長と人民保安員が革命の首脳部を狙う敵の卑劣な策動が激しくなる緊迫した情勢の要求に応じて、すべての人民保安活動を革命の首脳部死守戦に確固と志向させることについて指摘した。
 そして、分駐所が高い政治的警戒心と階級的鋭さをもって革命の首脳部の安全を完璧に保障することについて指摘し、次のように強調した。


 分駐所では、白頭山の不世出の偉人たちの銅像と革命戦跡地、革命史跡地をはじめ、党の唯一の思想教育の拠点と指導業績機関に対する警備保安対策を徹底的に立て、党と領袖の権威をしっかり擁護、防衛しなければなりません。

 国の内部の安全と社会主義制度をしっかりと守るのは、内務軍に提起される重要な課題です。

 人民保安員と内務軍将兵は、民心を随時、掌握し、それに基づいて住民との政治活動を前向きに行い、我々の一心団結を壊し、騒乱、動乱を起こすため悪辣に策動する不純敵対分子、懐に刃物を忍ばせて時を待つ者に目を光らせて残らず捜し出し、容赦なく踏みつぶさなければなりません。


 祝賀文は、分駐所と人民保安機関が敵の思想的・文化的浸透と心理・謀略戦を粉砕することを重要な課題として捉え、あらゆる犯罪と非社会主義的行為を草を刈るだけではなく根こそぎにすることについて指摘し、次のように続けた。


 管内の軍需工場をはじめ、工場、企業所と協同農場、人民サービス部門と重要プロジェクトの建設に対する保安活動を強化して、社会主義経済強国の建設を法律的に徹底的に保障しなければなりません。

 人民の生命と財産を頼もしく防衛するのは、人民内務軍の神聖な任務であり当然の本分です。

 人民保安員は、その名に「人民」の字を刻んだ総書記の崇高な意を体して人民への愛と献身が身に付いて骨の随まで慣習になるようにすることで、この世で一番良い我が人民が社会主義の富貴栄華を享受し、安心して暮らせるように見守り、守らなければなりません。


 祝賀文は、分駐所長と人民保安員は、住民と従業員が国家の法律をよく知り、進んで守るよう遵法教育を強化し、対犯罪闘争を主動的に、前向きに繰り広げ、管内を犯罪と違法行為、事故がない安定した地域にするべきであるとし、胸に恨みを抱いて悪事を働く者は当然たたくべきであるが、不本意に罪を犯した人に対しては皆受け入れて教育し、この地に生まれた人であれば誰もが党の懐を母の懐とみなして我が党と情でつながるようにすることについて指摘した。
 また、人民保安員は、法権を悪用して人権を蹂躙し、権勢と官僚主義を弄して自分のことだけを考えて人民の利益を侵害することが絶対にあってはならないと指摘し、分駐所長と人民保安員が険しい追跡の道もちゅうちょすることなく歩き、新雪の雪道も先頭でかき分けて人民のための善行をみずから探して行うことで、人民から「我々」という親しい呼称で呼ばれる活動家、人民が常に忘れられずに口にする実の人民の保安員になることについて強調した。
 そして、内務軍は、武力装備をきちんと備え、有事に最高司令官の第一の打撃隊としての任務を遂行すべきであるとし、分駐所長と人民保安員、内務軍将兵が、最高司令官が祖国統一大業をなし遂げるための作戦計画に最終署名したことを銘記し、戦闘動員準備を抜かりなく整え、戦時に後方の安全を保障するための対策を徹底的に立てることについて指摘した。


 祝賀文は、すべての人民保安員と内務軍将兵は、かつての戦火の日々に内務員が発揮した英雄的闘争精神に倣い、いったん戦争が起きれば、党と革命、祖国と人民のために勇敢に戦うことで、三千里国土に白頭山大国を銃と法律で支えなければならないと指摘し、次のように強調した。


 内務軍が、時代と革命に担ったみずからの栄えある使命と任務を立派に遂行するためには、百戦百勝の金日成−金正日人民保安思想を綱領的指針として捉え、徹底的に具現しなければなりません。

 金日成−金正日人民保安思想は、内務軍の建設と活動の絶対的な基準であり、不滅の旗印です。

 今回、人民保安大学を金正日人民保安大学と命名するようにしたところにはまさに、主席の人民保安思想を輝かしく継承し、発展させた総書記の人民保安思想をしっかりと捉え、内務軍を永遠に金日成−金正日内務軍に強化し、発展させようとする我が党の確固たる意志が込められています。

 分駐所長と人民保安員は、金日成−金正日人民保安思想と理論、戦法で徹底的に武装し、すべての保安活動を主席と総書記が教えたとおりにだけ行うことを鉄則にしなければなりません。

 党の指導は、内務軍の生命線であり、不敗の戦闘力の根本の源です。

 内務軍は、朝鮮労働党の赤旗を革命の第一の軍旗として掲げ、党の思想と指導に限りなく忠実であるべきであり、ひたすら党が指し示す方向にだけ銃口を向けなければなりません。

 人民内務軍内に最高司令官の唯一の軍事統括体系と革命的軍風を確固と立て、最高司令官の命令、指示を即時接受、即時対策、即時執行、即時報告する鋼鉄のような規律と秩序を確立しなければなりません。

 現代は科学と技術の時代、実力戦の時代であり、現代科学技術と高い実力を備えずには人民保安活動をまともに行っていけません。

 分駐所長と人民保安員は、我が党の最先端突破思想に従い保安活動の科学化、現代化を積極的に実現し、高い政治的眼識と実務能力、多方面にわたる知識と強い実践力を備え、それが保安活動の実践で実績としてあらわれるようにしなければなりません。

 革命発展の要求に合わせて、分駐所の活動に対する指導を決定的に改善、強化しなければなりません。

 党組織と政治機関では、分駐所活動家の隊列を精兵主義の原則でしっかり整え、党組織生活に対する指導と思想教育を綿密に行って人民保安機関の指揮メンバーが分駐所に普段から赴き、懸案をその都度、解決して分駐所の戦闘力を高めていかなければなりません。

 私は、誠心誠意、我が党だけを固く信じて従う人民保安員のような忠実な戦友部隊があるので、いつも心強いです。

 偉大な金日成大元帥と金正日大元帥の太陽旗を高くなびかせて党の先軍指導に従って力強く前進する朝鮮人民内務軍の前途には、常に勝利と栄光だけがあるでしょう。


 敬愛する最高司令官金正風元帥は祝賀文で、すべての人民保安員と内務軍将兵が党のまわりに固く結集し、革命の最後の勝利をめざし力強くたたかうことで、我が党の革命的武装力、最高司令官の内務軍としての栄えある使命と任務を立派に遂行するものと確信すると強調した。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】





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