金 正 恩

金正日的愛国主義を具現して富強な祖国の建設を推し進めよう
 朝鮮労働党中央委員会の責任幹部への談話
 −2012年7月26日−


 こんにち、我々が社会主義強盛国家建設の偉業を実現するうえで、金正日的愛国主義を具現することは非常に重要な要求となっています。

 私はこれまで、機会あるごとに金正日的愛国主義について強調してきました。ところが、幹部たちは、いまだ金正日的愛国主義について十分に理解していないばかりか、それを実際の活動に具現するための事業を正しい方法論をもって着実におこなっていません。

 私が金正日的愛国主義について強調している目的は、それを単なるスローガンとして唱えたり旗印のように掲げることにあるのではなく、幹部と党員と勤労者が偉大な金正日同志が身をもって示した愛国主義の崇高な模範を見習い、富強な祖国の建設をめざす実際の活動に具現するようにさせることにあります。

 金正日同志は、誰にもまして祖国と人民を熱烈に愛し、祖国の富強・繁栄と人民の幸せのために生涯をささげ、祖国の歴史にとわに輝く不滅の業績を残した不世出の愛国者です。

 いつどこにあっても、金正日同志の心の中には愛する祖国と人民が大切なものとして宿っていました。

 金正日同志は、うっそうとした樹林やきちんと整理された大地を目にすると、繁栄する富強な祖国の明日と子々孫々幸せを享受する朝鮮人民の将来を思い、しみじみとした口調で青い山、青い野と、ひとりごちり、外国の訪問の途上にあっては、祖国と人民を懐かしみ、感慨深げに、我が国、我が民族と呼んだものです。また、現地指導の道で樹木がまばらな山々を目にすると心を痛め、昔から我が国は三千里錦繍江山と呼ばれてきたが、我々が祖国の山河を労働党時代の錦繍江山として立派に整えて次世代に譲り渡そうと切々と語りました。金正日同志は、人民軍軍人が部隊周辺の山に多くの木を植えて手入れしているのを見ると非常に喜び、兵士たちの愛国心を高く評価し、愛国者部隊という誉れ高い称号を与えました。また、こぎれいに整えられ、杏や杮の木が生い茂る村や中隊の兵営を見ると満面に笑みを浮かべ、杏村、杮の木中隊と民族の香りをこめて親しく呼んだものです。

 革命の道を踏み出した当初から、朝鮮革命を担う主人になるという固い決意を抱いた金正日同志は、生涯みずからのすべてをささげて社会主義祖国を守り、輝かせ、最期の瞬間まで祖国と人民のための愛国献身の道を歩みつづけました。

 社会主義祖国を守るためのたたかいは、帝国主義連合勢力との最も鋭い対決であり、歴史に類を見ない非常に厳しいたたかいでした。金正日同志は、祖国の前途に横たわる重大な難局を打開し、祖国を守るため、生死を分かつ道、険しい先軍長征の道を歩みました。

 金正日同志が社会主義祖国を守るためにいかに苦難に満ちた愛国献身の道を歩んだかは、「苦難の行軍」の時期から末期の日々まで身につけていた一着きりの防寒着が如実に物語っています。ある年、金正日同志は数々の厳しい試練を乗り越えた日々をしみじみと振り返り、ふと自分が身につけている防寒着について話しました。金正日同志は、金日成同志を失い、「苦難の行軍」を始めた時からこの防寒着を着ているが、あの厳しい日々が忘れられず、いまも着つづけている、この防寒着は先軍革命の象徴だと切々と語りました。防寒着も長い間着ていると薄くなり、寒さを防ぐことができません。しかし、金正日同志は薄くなった防寒着にしみ入る寒さを感じるかわりに、祖国守護の使命感によってみずからをふるいたたせ、10余年もその一着きりの防寒着を身につけ、鉄の意志と超人的な精力によって祖国守護の最前線を繁く訪ね、 兵士たちを懐に抱いて「一当百」のつわものに育て上げました。金正日同志が激しい吹雪をついて、兵士たちを訪ねて越え登った鉄嶺と五聖(オソン)山、荒波を越えて訪ねた椒(チョ)島をはじめ祖国守護の最前線は、先軍長征の道にささげた金正日同志の愛国献身の実見者として残ることでしょう。

 このたび金日成同志の生誕100周年に際しておこなわれた閲兵式によってもわかるように、金正日同志の賢明な指導があったがゆえに、一世紀前、武力が弱かったために無残にも国権を奪われた我が祖国が、天下無敵の軍事力をそなえた世界的な軍事強国として、その威容を全世界にとどろかせているのです。祖国と民族の運命を一身に担い、踏み分けてきた金正日同志の先軍長征の道を振り返ると、我が国、我が祖国を守りぬいた金正日同志の愛国主義がいかに貴く崇高なものであったかを深く考えさせられます。

 生涯を愛国の一念で燃やし、険しい道を踏み分けてきた金正日同志の愛国献身の長征は祖国の面貌を一新し、富強な祖国建設の万代の礎を築きました。

 金正日同志は、社会主義防衛戦を導く厳しい日々にも社会主義強盛国家建設の遠大な構想を示し、その実現をめざすたたかいを正しく導きました。金正日同志の精力的な指導によって全国の耕地が社会主義にふさわしく整理され、各地に自流式水路が建設され、農村が社会主義理想郷に変わりました。そして、数多くの近代的な重工業工場と軽工業工場が新しく建設され、既存の各工場が新世紀の要求に即して改造され、至るところに祖国の富強・繁栄と子孫万代の幸福のための記念碑的建造物が立派に建てられました。

 朝鮮式の新世紀の産業革命をもたらしたCNC化をもってしても、金正日同志の愛国主義がいかほど高い境地に達しているかを理解することができます。私はいまも、2010年1月、CNCを正しく認識していない幹部にCNCについて熱情的に説明し、CNC化の第一歩を踏み出させた日々を感慨深げにふりかえっていた金正日同志の姿を忘れることができません。金正日同志は、祖国が困苦欠乏に耐えていた試練の時期、食糧の不足で苦労する人民を目の当たりにして考えは多かったが、富強な祖国の明日のために貴重な資金をCNC化に振り向けました。心のなかでは血の涙を流しながらも国の資金全部とも言える貴重な金をCNC化に振り向けたことは、はでやかな外国の機械を買い入れるより我が国、我が祖国の力を培い、祖国を堂々と世界に押し立てようとする金正日同志の愛国意志に基づく大勇断であり最上の選択でした。実際、祖国の富強・発展のために力を培うことより大きな愛国はありません。国力が強くてこそ祖国を守り、子孫万代の幸福も保証することができるのです。金正日同志は、歌謡『突破せよ最先端を』を聴くたびに、CNC化を実現するために踏み分けてきた険しい道程と心を砕いてきたことが思い出されて涙を流しましたが、それは真の愛国の涙でした。

 我が国で起きた世紀の変革と強盛・繁栄する先軍朝鮮にもたらされた誇るべき現実は、もっぱら金正日同志の崇高な愛国主義が生んだ貴いたまものです。

 社会主義祖国と人民への金正日同志の火のような熱い愛、祖国の富強・繁栄と人民の幸福のための金正日同志の犠牲的な献身は、人民への絶対的な信頼と社会主義制度の正当さ、社会主義偉業の勝利に対する確信から出発したものです。信頼を抜きにしては愛もなく献身もあり得ません。揺るぎない信頼にもとづいてこそ真実かつ熱烈な愛が生まれ、一身をなげうつ献身も生まれるものです。金正日同志は、この世には朝鮮人民のように立派な人民はいないとして常に人民を固く信じ、最後に笑う者は誰かを見よとして勝利する祖国の将来を確信しました。金正日同志はみずからを信じるように人民を信じ、勝利する祖国の将来を固く信じたがゆえに、常に祖国と人民への熱烈な愛を抱いて祖国と人民のための献身の道を歩み続けたのです。

 祖国と人民に対する金正日同志の熱烈な愛と献身はまた、最も崇高な使命感から出発したものです。金正日同志は、金日成同志が譲り渡した祖国の運命、金日成同志がゆだねた人民の運命を自分が責任をもつという自覚と使命感を胸に刻みつけていました。その崇高な使命感から金正日同志は命がけの意志を固めて先軍長征の道に立ち、祖国と人民に対する熱烈な愛を抱いて祖国の富強・発展と人民の幸福のための道に自分のすべてをささげました。

 金正日同志が身につけ、みずから実践に具現してきた愛国主義は、その本質的内容や大きな生命力からして、ひたすら金正日同志の尊名と結びつけて呼ばれる最も崇高な愛国主義です。それゆえ、私は愛国主義について言う時、愛国主義一般ではなく、我が祖国を守り富強にする道で金正日同志が心のなかに大切に抱き、実践に具現してきた愛国主義、金正日的愛国主義について言うのです。

 金正日的愛国主義は、社会主義的愛国主義の最高の精華です。

 金正日的愛国主義は、我々の社会主義祖国と朝鮮人民に対する最も熱烈な愛であり、社会主義祖国の富強・繁栄と人民の幸福のための最も積極的かつ犠牲的な献身です。金正日的愛国主義は、我が国、我が祖国の一草一木をも自分の懐に抱き、自分の熱い血で温める真の愛国主義です。

 金正日的愛国主義は、崇高な祖国観にもとづいています。

 金正日同志はつとに古典的名作『祖国の懐』で、陽光のように明るい祖国の懐は父なる金日成将軍の懐とうたい、朝鮮人民にとって祖国はほかならぬ領袖であり、祖国の懐は領袖の懐であるという深遠な思想を明らかにしました。祖国は単に生まれ育った故郷の山河ではなく、人民の真の生活があり、子孫万代の幸せが永遠に保障される所であり、それは領袖によってもたらされます。人民の真の生活と子孫万代の永遠の幸せは、ひたすら祖国と人民を心から愛し、祖国と人民のために自分のすべてをささげて献身する領袖によってのみもたらされ、花咲くのです。祖国と人民の運命は領袖と切り離して考えることはできず、領袖によってのみ祖国と人民の運命が守られ、保障されます。それゆえ、祖国のために献身するのはとりもなおさず領袖に忠誠を尽くすことであり、領袖への忠誠心はすなわち愛国心の発露、愛国主義の最高表現です。

 金正日的愛国主義は、人民を天のごとくみなす崇高な人民観にもとづいています。

 以民為天は、金正日同志の生涯の座右の銘でした。金正日同志は、この世に全知全能の存在がいるとすればそれは神様でなく人民であるとし、人民があるがゆえに国もあり、祖国もあるというのが金正日同志の愛国的信条でした。金正日同志の愛国の心には、常に人民という二文字が克明に記されていました。人民が望むことであるなら空の星もとり、石の上にも花を咲かせなければならないというのが金正日同志が身につけていた人民愛の崇高な志であり意志でした。私はいまも、広げるなら海となり、積み上げるなら天を衝く金正日同志の生涯の業績を一つに合わせると人民だけである、とうたった『人民愛の歌』を聞くたびに、一生涯人民を心のなかに抱いていた金正日同志の慈愛に満ちた姿が目に浮かび、あふれる涙を禁じ得ません。

 金正日的愛国主義は、金正日同志が身につけた崇高な次代観によってより強烈かつ切々と胸に迫ります。

 『きょうのためのきょうを生きるのでなく、明日のためのきょうを生きよう!』というスローガンには、金正日同志の次代観が集約されています。何を一つするにしても、たとえ自分の代にはその利にあずかることができなくとも、遠い将来に次世代がその利にあずかることができるように最も立派に、完全無欠になし遂げなければならないというのが金正日同志の崇高な志であり、常々、口にする切なる言葉でした。

 実に金正日的愛国主義は、金正日同志が我が人民に遺した貴い精神的遺産であり、実践的模範です。

 金正日的愛国主義は、祖国と人民を愛する人々にとって欠くことのできない貴い思想的・精神的糧であり、祖国と人民のためにたたかう人々に勇気を与え、闘争の活力を与える力強い原動力となります。金正日的愛国主義は、我が人民を代を継いで真の愛国者に育て上げる明るい灯台に、闘争と生活の羅針盤になるでしょう。

 すべての幹部と党員と勤労者は、祖国と人民に対する熱烈な愛で心を燃やし、一生涯祖国と人民のために不眠不休の労苦を尽くした金正日同志の崇高な愛国主義を積極的に見習い、寸分の狂いもなく実際の活動に具現していかなければなりません。

 人民の心のなかに金正日的愛国主義を植えつけるための教育活動を強化しなければなりません。

 我々は、金正日的愛国主義教育を強化して、すべての党員と勤労者、人民軍軍人と青少年学生が金正日的愛国主義の本質を正しく認識し、心に深く刻み込むようにすべきです。

 金正日的愛国主義の教育を原理にもとづいて奥深く、幅広くおこなわなければなりません。

 金正日的愛国主義の教育をスローガンを唱える方法ではなく、原理にもとづいて奥深く、幅広くおこなって、すべての党員と勤労者が金正日同志の祖国観、人民観、次代観を明確に認識し、金正日同志のように祖国と人民に忠実に奉仕し、祖国と人民の未来のために青春も生命もささげてたたかった抗日革命烈士のように、きょうは困難であっても人民の願いが立派に実現される明日のために愛国の血と汗を惜しみなくささげる真の愛国者になるようにすべきです。

 金正日的愛国主義の教育を実践と結びつけて着実におこなわなければなりません。

 いま、愛国主義の教育に見られる主な欠陥は、教育活動が実際の活動とかけ離れていることです。実践を離れた教育はその意味がありません。

 愛国は、祖国と人民への献身であり、挺身です。金正日同志は、憂国は愛国でなく、口先で唱える愛国は必要がないとし、真に愛国をしようとするなら真の愛国心をもち、愛国的に行動すべきであると述べました。愛国心は、祖国と人民のための実際の活動であらわれなければなりません。祖国と人民の呼びかけに口先だけではなく、自分の一身をなげうって実際の行動をもってこたえるのが愛国者の姿勢です。いかなる難関や試練にもちゅうちょや動揺を知らず、真の愛国の道を歩む人間、祖国と人民から与えられた革命課題を寸分の狂いもなく適時に、誠実に実行する人間が真の愛国者です。

 金正日的愛国主義の教育を、現実に足を据えて具体的な実情に即しておこなわなければなりません。

 愛国主義は、抽象的な概念ではありません。愛国は、自分の庭内から始まります。愛国心は、父母妻子への愛情、故郷の村や職場への愛情から芽生え、それが祖国と人民への愛情になるのです。父母妻子を愛さない人、故郷の村や職場を愛さない人は、祖国と人民を愛することができず、真の愛国者になれません。我々は、すべての党員と勤労者が父母妻子を愛することに始まり、自分が生まれ育った故郷の村と自分の職場を他にひけをとらないように立派に整え、我が国、我が祖国をさらに輝かせるために額に汗して働き、一身をささげる真の愛国者になるよう教育しなければなりません。

 金正日的愛国主義を実際の活動に具現することに力を入れるべきです。

 金正日的愛国主義を具現するというのは、祖国の富強・発展と子孫万代の幸福のための金正日同志の構想と念願を徹底的に実現し、祖国の隆盛のためのすべての活動を金正日式におこなっていくことを意味します。我々は、金正日同志が生前構想し実践していた事業を忠実に継承して完成させ、金正日同志の理想と念願がこの地に実現するようにしなければなりません。

 祖国の防衛に最大の愛国があります。祖国があってこそ党も政権もあり、我々の社会主義制度も人民の幸せな生活もあるのです。祖国の防衛にささげられた生こそが最も誉れ高く愛国的な生なのです。祖国防衛の前哨に立った人民軍の将兵は、革命の銃剣をしっかり握りしめて祖国の防衛線を固く守り、後方の人民は、誠心誠意軍隊を支援して先軍の我が祖国を支えていかなければなりません。全人民が軍事を重視し、軍事を誠実に学び、敵が攻めてきたら断固立ち向かい、祖国防衛の聖戦に愛国衷情をささげるべきです。

 すべての幹部と党員、勤労者が、金正日的愛国主義を胸に秘め、我が国、我が祖国の富強・繁栄のためのたたかいに立ち上がらなければなりません。祖国の富強・繁栄のためのたたかいは、朝鮮人民の長年の念願を実現するための希望に満ちたたたかいであり、金日成同志と金正日同志の遺訓を貫徹するための聖なる愛国闘争です。我々は、解放直後、金日成同志の愛国の呼びかけにこたえて新しい民主朝鮮を建設した世代のように、戦後、素手で廃墟に人民の楽園を建設したチョンリマ(千里馬)時代の英雄たちのように、先軍時代の真の愛国者になって、社会主義強盛国家をこれ見よとばかりに建設しなければなりません。

 外部勢力のために北と南に分かれ、長い間、筆舌に尽くしがたい不幸と苦痛をなめている朝鮮民族にとって、祖国統一は一刻の猶予も許されない民族至上の課題です。祖国の統一は、すなわち愛国であり、祖国の分裂はすなわち売国です。心から国と民族を愛する人なら、北にあれ南にあれ海外にあれ、誰もが不世出の愛国者である金正日同志の崇高な愛国・愛族の理念を体し、祖国統一のための正義のたたかいに果敢に立ち上がるべきです。

 愛国は、宝石と同じだと言えます。宝石が地中に埋もれていても光を失わないように、愛国心は、たとえそれが大きくなくても貴重であり、常に美しいのです。誰もが宝石のような愛国心を胸に秘め、祖国の富強・繁栄と人民の幸せのために進んで有益なことをおこなうべきです。祖国と人民のために私は何をささげたかという問いに常に自身をてらし、愛国心を培うべきです。そうすれば、木を一本植えるにしても真の愛国心をこめるようになり、建設現場でシャベルで土を1回すくうにしても愛国の玉の汗を流すようになるでしょう。

 金正日的愛国主義を見習い具現するための活動で、党組織と勤労者団体組織がその責任と役割を果たさなければなりません。

 いま、党活動は対人活動だとよく口にしていますが、実際は、党活動が人民の胸に秘められている貴い愛国心を呼び起こす活動、人民の愛国的熱意に依拠する活動になっていません。党活動も勤労者団体の活動も対人活動であり、祖国と人民のための活動なのですから、それは当然、人々の愛国心を培い、発揮させる活動とならなければなりません。こんにち、党員と勤労者の中には、陰ひなたなく、他人の評価を気にせずに、自分の持ち場で祖国と人民のために誠実に働いている人がたくさんいます。このような人たちは、みな真の愛国者だと言えます。党組織と勤労者団体組織は、党員と勤労者の間に見られる愛国的なおこないを重視し、高く評価するとともに、全社会に愛国の熱風を巻き起こし、誰もが愛国事業に立ち上がるようにすべきです。

 すべての国家機関と社会組織がみな金正日的愛国主義の教育に関心を払うべきです。
 金正日的愛国主義の教育とそれを具現するための活動では、特に教育機関の役割を高めて教育事業が金正日的愛国主義の教育へと志向するようにし、学校教育を家庭教育、社会教育と緊密に結びつけておこなうべきです。

 金正日的愛国主義を具現するうえで幹部が模範となるべきです。

 幹部は座して国事を憂える憂国の士になるのではなく、一身をささげて祖国を支える真の愛国者にならなければなりません。党が示した「祖国と人民に奉仕する!」というスローガンは、こんにち、幹部が掲げていくべき愛国のスローガンです。幹部は、祖国と人民のために人一倍愛国の熱情に燃えるべきであり、常に愛国闘争の先鋒に立って人民とともに愛国の玉の汗を流さなければなりません。すべての幹部が人民と生死、苦楽をともにし、彼らと一緒に担ぎ仕事もし、すべてをささげて誠実に働くなら、人民はみな愛国の一心で富強な祖国建設に立ち上がるでしょう。

 この前私は、いつどこにあっても人民が労働党万歳を唱えるようにしなければならないと述べましたが、その言葉には大衆集会などだけでなく、一人で孤島や山奥にいる時も、みずから労働党万歳を唱えるようにしなければならないという意味が込められています。人民に奉仕する幹部が愛国の玉の汗を流し、靴の底がすり切れるほどひた走りに走って我が国、我が祖国を富強にし、人民に豊かな生活をもたらすなら、彼らはいつどこにあっても心から労働党万歳を唱えるでしょう。

 我が党は、全国に金正日的愛国主義の熱風を巻き起こし、高揚した愛国の力、一心団結の威力で社会主義強盛国家建設の最後の勝利を早めることを求めています。解放直後、金日成同志が、力のある人は力を、知識のある人は知識を、金のある人は金を出して新しい民主朝鮮を建設しようという歴史的な凱旋演説によって、愛国の炎を燃え上がらせ、新しい祖国建設の前途を切り開いたように、また金正日同志が我が国、我が祖国をより富強にするため、われらすべてが一心同体となって奮闘しようという親筆書簡によって、愛国の炎を燃え上がらせて厳しい試練を乗り越え、社会主義強盛国家建設の前途を切り開いたように、こんにち我が党は、金正日的愛国主義を火種として愛国の炎を燃え上がらせ、社会主義強盛国家建設の新たな転機を開くつもりです。これが我が党の確固たる意志であり決意です。

 全国に金正日的愛国主義の熱風が巻き起こり、全人民が金正日的愛国主義を実際の活動に具現する時、我が祖国は繁栄する富強な社会主義強盛国家として高く浮上するでしょう。



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