金正日総書記は、国土の面貌を一新させるための事業を賢明に指導した。

　金正日総書記は、次のように述べている。

　「我々は、祖国の山河をさらにきちんと保護し、立派に整備して、風光明媚で百果が実る社会主義の桃源郷、労働党時代の錦繍江山にしなければなりません」

　金正日総書記は、平壌市をはじめ、全国の都市と農村を百花咲き誇る公園のなかの都市、公園のなかの村にするために力を尽くした。まず、首都平壌の錦繍山山記念宮殿（当時）地区をチュチェの最高聖地としてより立派に整えるようにした。

　錦繍山記念宮殿は、金日成主席が生前の姿で安置されている太陽の家であり、朝鮮人民と世界の進歩的人民が絶えず訪ねるチュチェの最高聖地である。

　総書記は、錦繍山記念宮殿と樹木園に最上のさまざまな木と美しい花をより多く植え真心をこめて育て、樹木をうっそうと生い茂らせ、緑地をきれいに造成して、記念宮殿の風致をいっそう引き立てるようにした。

　また、万景台革命史跡地をはじめ、平壌市内の革命史跡を緑林化するようにし、これとともに平壌市内の公園や遊園地、道路の周辺により多くの緑地を造成し、良種の樹木と美しい草花を多く植えるようにした。

　特に、2000年７月に平壌花卉研究所を新設し、2011年３月３日、この研究所を現地指導して、花卉研究事業をいっそう強化し、花卉栽培を科学化、工業化して花卉生産を増やすようにした。そして、近代的な花卉温室を新設し、市内のあちこちに花売り場を設け、花卉栽培を大衆的運動として展開するようにした。

　総書記は、すべての道、市、郡が、緑林化事業に力を入れて都市と村を公園のなかの都市、公園のなかの村にするようにした。618建設突撃隊を組織して白頭山地区の革命戦跡を整備するとともに、三池淵郡を密林のなかの都市として立派に建設するようにし、咸鏡南道利原郡と慈江道満浦市の模範にならってすべての市、郡の緑林化事業を積極的に進めるようにした。

　金正日総書記は、土地の管理と保護に力を注いだ。まず、耕地整理を大々的におこなって国土を社会主義朝鮮の土地らしく変貌させるようにした。

　1998年５月４日に耕地整理の構想を示し、江原道、平安北道、黄海南道、平安南道、平壌市、南浦市と相次いで全国の耕地整理事業を指揮した。

　2000年１月24日と27日、平安北道の耕地整理事業を現地指導した際の幹部への談話『耕地整理は国の富強発展のための大自然改造事業であり、万年大計の愛国偉業である』をはじめ多くの談話で、耕地整理で提起される課題を示し、全国の耕地整理現場へ出向いてその工事を指導した。

　総書記は、干拓地建設を強力に推進させた。2008年６月13日と2009年７月５日、大渓島干拓地の建設現場を現地指導して、工事を早期完成させるように指導した。

　2010年７月15日、完工した大渓島干拓地を訪れ、まる一つの郡の面積に匹敵する耕地を得て国土の面貌を一新させた彼らの偉勲を高く評価しながら、「党が決心すれば我々は実行する！」というスローガンは1980年代に人民軍が唱えたものだが、今度は「朝鮮は決心すれば実行する！」という新たなスローガンを出すべきだと語った。そして、大渓島干拓地の建設を完成して金日成主席の遺訓を貫徹した平安北道干拓地建設連合企業所に金日成勲章を、大渓島干拓地の設計には金日成賞を授与するようにした。

　総書記は、土地を保護し地力を高めるための事業に力を入れるようにした。

　2008年４月２日、党・国家経済機関の責任幹部への談話『水害を防ぐ対策をしっかり立てることについて』をはじめ、多くの機会に、長雨などの天災によって耕地が埋没したり流失することのないようにし、客土をしたり消石灰をまいたりし、有機質肥料も多く施し、緑肥作物も栽培して地力を高めるようにした。

　金正日総書記は、山林の造成と保護にも力を入れるようにした。

　2002年３月６日、党・国家・軍隊の責任幹部への談話『治山治水事業を強力に展開して祖国の山河を労働党時代の錦の山河に変えよう』をはじめ多くの談話で、朝鮮民族が代々住んできた３千里錦の山河を我々の時代により立派に保護し、より立派に整備して、風光明媚で数々の果実がたわわに実る社会主義の桃源郷に、労働党時代の錦の山河にするのがこんにちの党の構想であり決心だと述べ、山林の造成と管理に関する問題を全面的に明らかにした。

　総書記は、山林の造成を将来を見通して計画的に進めるようにした。中央と地方の育苗場を現地指導して苗木の生産を先行させるようにした。2008年８月８日には利原郡山林経営所の育苗職場を、2009年10月２日と2011年10月９日には国土環境保護省の中央育苗場を現地指導して、育苗場をよく整備し、その生産能力を拡大し、苗木生産の科学化、工業化、集約化を実現するようにした。これと同時に、植樹を大衆的運動で繰り広げ、植えた木の肥培管理に力を入れるようにした。

　毎年、春と秋の国土管理総動員期間と植樹期に全党、全国、全人民が植樹に参加するようにし、2004年３月には前線視察の最中に人民軍将兵とともに植樹した。そして、適地適樹の原則を守り、混成林を造成する方向で良種の樹木を多く植えて国の山々を黄金の山、宝の山にし、植樹を技術規定どおり真心をこめておこない、それをきちんと管理して活着率を高めるようにした。

　総書記は、山林の造成とともに山林の保護にも深い関心を払った。

　2008年７月１日、慈江道和平郡の五佳山自然保護区を現地指導しながら指摘したことをはじめ、樹木を乱伐しないように教育と統制を強めると同時に、住民の焚き物問題を解決し、山火事と病害虫による被害を防止するための対策をぬかりなく立てるよう重ねて強調した。そして、山林監督員を責任感の強い人たちでかため、時代の英雄である江東郡山林経営所垈里労働者区の山林監督員の模範を見習う運動を起こすようにした。

　金正日総書記は、自流式水路の工事を推し進め、河川整理に力を入れるようにした。

　まず、自流式水路の工事を推し進めるようにした。2000年１月23日、党中央委員会の責任幹部たちに、全党、全軍、全人民を総動員して价川──台城湖間の水路工事をおこなう課題を示し、２月24日には、これに関する朝鮮民主主義人民共和国国防委員会の命令を下達し、工事を最上の質的水準で進めるようにした。こうして、膨大な价川──台城湖間の水路工事は２年余りの間に完成されることになった。

　これについで2002年11月に白馬──鉄山間の水路工事を発起して工事が成功裏に進められるようにし、2005年12月４日に完成された白馬──鉄山間の水路を見て回り、今度はミル原の水路工事に着手するよう指示した。この工事も総書記の精力的な指導によって完成され、全国各地での中小規模の水路工事も順調に進められて全国的な水利体系が整備され、国土の面貌は一新された。

　総書記は、河川整理に力を注ぐようにした。

　2008年４月２日、党・国家経済機関の責任幹部への談話と2011年２月９日、党中央委員会の責任幹部への談話をはじめ、多くの機会に、清川江と普通江をはじめ、主要河川のしゅんせつ工事と護岸整理工事を進め、堤防の補修を定期的におこなうよう強調した。また2011年１月には、新しく作られたしゅんせつ船の構造と作用原理、性能などを具体的に改め、しゅんせつ作業の機械化が高い水準で実現されるようにした。

　金正日総書記は、道路の近代化を推進し、鉄道の革新をもたらすようにした。

　総書記は、高速道路と幹線道路、産業道路、革命戦跡踏査道路、名勝参観道路を新たに増設し、各都市に迂回道路を建設し、道路の技術状態を改善し、道路の舗装をきれいにして全般的道路網を立派に完成させるようにした。

　2000年８月に慈江道城干郡の道路補修管理隊九峰嶺家族小隊員たちに会って彼らの愛国的行為を高く評価し、すべての人が彼らの模範を見習うようにした。

　総書記は、鉄道を改造するための事業を推し進めるようにした。まず、鉄道の建設を推し進め、線路の強度を高めることに力を入れた。

　2009年９月、黄海製鉄連合企業所を強固なレール生産基地にする措置を講じた。また、この企業所での重レール生産を全党的、全国家的な事業とする問題、関連単位が必要な設備と資材の供給対策を立てる問題など重レール生産を推し進めるための対策を立てるとともに、かさねて黄海製鉄連合企業所を現地指導して、重レールの生産工程を早急に稼動させて重レールを生産するようにした。

　2001年９月には羅興コンクリート枕木工場を現地指導して、工場を近代的に改造する一方、その生産能力を高めるようにし、党創立60周年を迎えて勝湖里コンクリート枕木工場を拡充して枕木の問題も解決されるようにした。そして、セメントと鋼材をはじめ、鉄道の改造に必要な原料や資材を優先的に供給する国家的措置を講じるようにした。

　総書記は、全社会的に鉄道建設と補修、管理に責任をもって参加するようにした。

　各道の鉄道の補修、管理を道自体の力でおこなう整然たる体系を確立し、青年同盟に北部鉄道の改造、補修工事を受け持たせた。そして、大衆的運動で鉄道駅と鉄道周辺の整備事業を根気よく進めていくようにした。

　総書記はこの他にも、東西海岸の築造に深い関心を払った。津波と台風による被害を防ぐため、海岸防潮堤をはじめ、各種の保護施設を堅固に構築して定期的に補修し、防風林を計画的に造成していくようにした。

　金正日総書記の賢明な指導により国土の面貌が一新され、全国が風光明媚で百果たわわに実る社会主義の桃源郷に、労働党時代の錦の山河に変貌するようになった。