金正日総書記革命活動史

第7章 領袖永生の大業を立派に実現、
先軍政治をより高い段階で全面的に実現し、
「苦難の行軍」、強行軍を勝利に導くために

第3節 人民軍を強化するための活動を指導、
呉仲洽第7連隊称号獲得運動の創造

 金正日総書記は、先軍政治をより高い段階で全面的に実現していくべき現実発展の要求に即して、革命の主力部隊であり、国の柱である人民軍を強化する活動を賢明に導いた。

 金正日総書記は、次のように述べている。

 「我々は、人民軍を朝鮮式の軍隊、党の軍隊としてさらにかためなければなりません。我々は、人民軍の強化に引き続き大きな力を注ぎ、すべての軍人を党と領袖を決死の覚悟で擁護する無敵の戦士として準備させなければなりません」

 金正日総書記は、人民軍を思想と信念の強兵に鍛え上げることに第一義的な力を注いだ。

 人民軍軍人を革命の首脳部を決死擁護する銃弾・爆弾勇士に鍛え上げることを人民軍における党の政治活動の総体的目標、基本的方向として示した総書記は、その実現のための政治・思想教育活動を活発に展開するようにした。

 まず、人民軍軍人の間で政治・思想活動を強化するようにした。

 人民軍内の政治学習において、金日成主席と党の偉大さを深く認識させることを基本とするようにし、太陽節と建軍節をはじめ、重要な記念日を契機に、チュチェの革命偉業、チュチェの建軍偉業の実現のために築き上げた金日成主席と党の業績について集中的に宣伝するようにした。

 特に、人民軍内の各級部隊と区分隊が、部隊に秘められている金日成主席と党の革命事績を総合的に整理し、それを通じての軍人教育を強化することに格別な関心を払った。

 総書記は、1996年4月、建軍節の日に前線西部の某人民軍部隊を視察し、革命事績を通じての教育を強化することは、人民軍軍人の心に金日成主席と党の栄えある革命歴史と不滅の指導業績を深く植え付けるうえできわめて重要な意義があるとし、革命事績・遺物保存室の参観を活発におこなう問題をはじめ、革命事績を通じての教育を強化する方向と方途を明らかにした。そして、翌年の6月には、ある部隊の革命事績・遺物保存室を見て回った後、幹部たちに革命事績を通じての教育に力を入れ、すべての軍人が党と領袖への信頼感を抱いて金日成主席を永久にいただき、党の指導に忠実に従っていくようにすべきだと強調した。

 総書記は、すべての人民軍将兵が呉仲洽、李寿福、吉永祚などの英雄を見習うための教育を強化することにも大きな力を傾けた。

 彼らの模範を宣伝する活動を新聞や放送をはじめ、各種のマス・メディアを通して広範に繰り広げ、党および青年同盟組織が、この活動を党員と軍人の組織・思想生活と密接に結び付けて着実に推し進めるようにするとともに、この活動を自分の部隊の戦闘偉勲をもって教育する活動と密接に結びつけておこなうようにした。その過程で、人民軍では領袖決死擁護の模範となる英雄が数多く輩出した。

 総書記は、軍人の間で階級的教育を一段と強化するようにした。

 1998年11月22日をはじめ、数次にわたる教示で軍人にたいする階級的教育を強化するよう強調し、最前線である板門店の軍営を訪ねては、将兵たちの胸に強い階級的自覚を呼び起こす訓話もおこなった。そして、軍人の強い階級的覚悟にみなぎる芸術公演を見ては、全軍にその模範を一般化させるようにした。

 総書記は、思想教育活動をさまざまな形式と方法で生き生きと戦闘的におこなうようにした。

 人民軍の部隊と区分隊を視察する過程で、ある中隊で卓上こよみ形式の偉大性教育カードをつくって軍人たちを教育しているのを見て、全軍の中隊教育室にその卓上教育カードをつくって配布するよう指示した。また、人民軍内の思想教育活動が時代の要求にかない、戦う軍隊らしく戦闘的に、火線式におこなわれるようにすることに深い関心を払い、軍隊では歌を一つ歌っても勲功国家合唱団が歌っているように戦闘的な歌を歌い、速報を一つ発刊しアジ演説を一つおこなうにしてもアピール性が強く、戦闘的気迫にあふれたものになるようにした。

 総書記の精力的な現地指導と細やかな配慮によって、人民軍内の思想教育活動は、すべての軍人を領袖決死擁護精神に徹した肉弾英雄、自爆勇士に育てる方向で、斬新な形式と方法で火線式におこなわれるようになった。

 こうして人民軍は、最高司令官の第一の決死隊、領袖決死擁護の隊伍に鍛えられるようになった。

 金正日総書記は、人民軍を不敗の戦闘力を備えた強兵に育てる活動を賢明に導いた。

 総書記は、人民軍のすべての指揮官を党に忠実で有能な作戦指揮能力を備えた戦士に育てた。まず、人民軍内に新たな講習制度を設けるようにした後、機会あるごとに講習に参加する対象と期間、時間と日程、形式と方法など講習の質的向上のためのさまざまな措置を相次いで講じた。そして、数多くの軍事教育機関を現地で指導しながら、すべての教育活動を主体的立場で、実利主義の原則で着実におこなうよう導いた。

 総書記は、戦闘訓練を強化して人民軍の戦闘力を全面的に強化するようにした。

 まず、戦闘訓練において主体性の原則を確実に具現するようにした。絶え間ない現地指導の道すがら、軍人たちの戦闘訓練模様を見ながら、戦闘訓練教範のなかでわが国の実情に合わない内容は現実に即して改め、すべての訓練をチュチェ戦法の要求どおりおこなうよう導いた。

 また、訓練において戦闘性の原則をしっかり具現するようにすることにも深い関心を払った。総書記は前線視察の途中、某海岸砲兵区分隊の訓練模様を見て、海岸砲兵の訓練では命中率を高めることが基本だと教えた。

 総書記は、人民軍の武力装備を近代化することにも深い関心を払った。

 すべての部門、すべての単位が人民軍の強化と国防工業の発展に必要なものを優先的に供給する措置をとるとともに、国防工業部門の科学者と労働者、技術者をしばしば訪ねてより大きな偉勲を立てるよう励ました。これとともに、集団的技術革新運動を繰り広げ、既存の武器をはじめ、戦闘技術機材の性能をさらに高め、合理的に改造する活動も積極的に推し進めた。

 金正日総書記は、軍紀を強化するよう導いた。

 まず、人民軍内の軍紀を一段と強化するため、全軍あげての軍事規定学習を発案し、1996年の初めから数カ月間、集中的な軍事規定学習をおこなわせ、その後にも軍紀を強化するうえで平壌市駐屯部隊が全軍の模範となるよう指示や方針を示し、それを実行するための活動を強力に推し進めた。

 金正日総書記は、人民軍軍人の物質・文化生活の改善にも大きな力を注いだ。

 国の経済状況が厳しかった「苦難の行軍」の時期にも、軍人に基礎食品を欠かさず供給するようにした総書記は、部隊と区分隊を訪ねては、軍人の兵舎や食堂、主・副食物貯蔵庫などをつぶさに見て回った。

 また、現地視察の道すがら、軍人が着用している防寒着の厚さまで確かめ、良質の防寒着や靴をつくって供給する措置を講じると同時に、すべての部隊と区分隊が「兵士の日」を着実に運営し、それぞれ副業をおこなって軍人の食生活水準を高めるようにした。

 総書記は、人民軍軍人の楽天的な文化・情操生活にも深い関心を払った。

 人民軍の基本戦闘単位である中隊を拠点として文化・情操生活を活発におこなうようにし、現地視察の際には中隊の芸術サークル公演をはじめ、娯楽会、バレーボール、バスケットボールの試合なども見ながら、軍人が文化生活を活発におこなうよう導いた。そして、全軍の中隊と哨所にアコーデオンをはじめ、楽器やテレビ、録音機、カラオケなどの文化娯楽機具とさまざまなスポーツ器材をたびたび送ってよこした。

 金正日総書記は、全軍が呉仲洽第7連隊称号獲得運動を力強く繰り広げるようにして、人民軍を領袖決死擁護の銃弾・爆弾の隊伍、無敵の強兵に育てた。

 1996年1月1日、朝鮮人民軍指揮メンバーへの談話で「全軍が革命の首脳部を決死擁護する今日の第7連隊になろう!」というスローガンを示し、このスローガンを貫徹するための新たな大衆運動として呉仲洽第7連隊称号獲得運動を発起した。呉仲洽第7連隊称号獲得運動は、抗日革命闘争の時期、革命の司令部を命を賭して守った第7連隊の模範を見習って朝鮮革命の首脳部を断固擁護するための新たな高い形態の大衆運動である。

 総書記は、この運動を人民軍の軍事・政治活動の総体的方向とし、これを党委員会あげての活動として推し進めるようにする一方、各単位を現地で指導しながら軍人を励まし、この運動が着実に進められるよう導いた。その結果、人民軍では、「偉大な金正日同志を首班とする革命の首脳部を生命を賭して守ろう!」というスローガンが高くかかげられ、軍人の政治的・思想的品格と闘争気風には一大革新がもたらされた。

 そうして、1997年2月12日、朝鮮人民軍の某軍部隊に呉仲洽第7連隊称号を授与するという朝鮮労働党中央軍事委員会の命令が下達され、この軍部隊は初の呉仲洽第7連隊称号を受ける栄誉を担った。

 金正日総書記の指導のもとに人民軍は、革命の主力部隊、国の柱としての使命と役割を果たすことができるようになった。





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