金正日総書記革命活動史

第5章 全社会の金日成主義化をさらに促進するために

第1節 朝鮮労働党第6回大会を勝利者の大会と
するための活動を指導、
全社会の金日成主義化をさらに促進するための課題を提示

 金正日総書記は、朝鮮労働党第6回大会を勝利者の大会、党と革命発展の新たな里程標をもたらす歴史的な大会にするため精力的な活動を展開した。

 1979年12月の朝鮮労働党中央委員会第5期第19回総会では、翌年の10月に朝鮮労働党第6回大会を招集することが決定された。朝鮮労働党第6回大会は、総書記が朝鮮労働党の指導者として初めて催す大会であり、党を強化発展させるうえで画期的な転換をもたらすべき歴史的な大会であった。

 金正日総書記は、次のように述べている。

 「各党組織は、党と革命発展において新たな里程標を示すことになる歴史的なわが党第6回大会を高い政治的熱意と輝かしい勤労の成果をもって迎えるための闘争を力強く繰り広げなければなりません」

 総書記は1980年1月8日、朝鮮労働党中央委員会責任幹部協議会でおこなった演説『第6回党大会を迎えて党をさらに強化し、革命と建設で新たな高揚を起こそう』で、朝鮮労働党第6回大会を迎えて、党を強化し、革命と建設で新たな高揚を起こすための課題を示し、高い政治的熱意と輝かしい勤労の成果をもって党大会を迎えるよう全党員と勤労者を奮い立たせた。

 総書記は、第6回党大会を高い政治的熱意をもって迎えるための活動に優先的な力を注いだ。そのために、党の隊伍をしっかりかため、広範な大衆を金日成主席と党のまわりにかたく結束する一方、党員と勤労者にたいする思想教育活動を強化して、彼らが党と領袖にたいする限りない忠誠心をもち、チュチェの革命偉業の達成のために断固たたかうようにした。

 総書記は、第6回党大会を輝かしい勤労の成果をもって迎えるためのたたかいを精力的に指導した。

 1980年の初めから社会主義建設のすべての部門で革命的大高揚の炎を燃え上がらせるようにし、同年6月には1980年度の人民経済計画を党大会開催までに完遂するための「100日間戦闘」を提唱し、それを勝利に導いた。

 「100日間戦闘」に入る前に、中央と各道・市・郡に「100日間戦闘」指揮部を設け、有能な活動家を戦闘指揮部と指導グループに組み入れ、国の人的・物的・技術的潜在力を総動員するようにした。また、6月の末には、党中央委員会のスローガンと電文指示を示達し、党の組織・政治活動の総力を「100日間戦闘」の成功のために集中させるようにした。

 こうして、全国のすべての部門、すべての単位で、党中央委員会のスローガンと電文指示に呼応して「100日間戦闘」を力強く繰り広げるための勤労者の決起集会が開かれ、7月1日から歴史的な「100日間戦闘」が始まった。

 総書記は、「100日間戦闘」期間に100回余りの指示を与え、多くの単位の活動を現地で指導し、戦闘の過程で生じる問題を解決した。

 総書記の賢明な指導によって全国的に「100日間戦闘」の課題は超過遂行され、戦闘期間の工業生産は前年同期に比べ142%に増大した。

 総書記は「100日間戦闘」とともに「党大会製品」の生産戦闘を推し進めた。

 1980年6月中旬、莫大な資金を一般消費財の生産に振り向け、数百種の一般消費財を含む膨大な量の「党大会製品」の生産戦闘を手配するとともに、生産に必要な原料と資材を優先的に供給するようにした。

 「党大会製品」生産戦闘現場では、連日奇跡と革新が起こり、生産目標はわずか3カ月間で110.4%で超過遂行された。こうして、全国の商店には「党大会製品」が山と積まれ、人民は第6回党大会を大きな喜びのうちに迎えることになった。

 総書記は、第6回党大会を輝かしい勤労の成果をもって迎えるため、平壌産院と蒼光院、蒼光通りを記念碑的建造物として建設するよう導いた。

 総書記は、朝鮮労働党第6回大会と党創立35周年慶祝行事が最高の水準でおこなわれるよう深い関心を払った。

 総書記は、党大会の文書を最高の水準で準備することに優先的な力を注いだ。

 党の性格と指導思想、革命伝統と最高目的、党建設と党活動の原則など、数多くの問題を新たに明文化した党規約の改正草案を作成するようにし、それを完成させた。そして、党大会に提出するすべての文書と代表たちの討論が高い政治的・思想的水準で準備されるよう細かに指導した。

 総書記は、朝鮮労働党第6回大会と党創立35周年慶祝行事を盛大に準備するよう導いた。

 そのために、党大会はもとより、大衆示威行進や大マスゲーム、祝賀夜会などの慶祝行事を最高の水準で大規模におこなうという、大胆にしてスケールの大きい作戦を展開し、すべての行事が党と領袖のまわりにかたく結束した統一団結の威力と党と人民の組織性、規律性を誇示する大政治行事となるよう細かな指示を与えた。

 1980年10月10日、首都平壌では、歴史的な朝鮮労働党第6回大会が開催された。大会には、全国の党組織から選出された6000名の代表とオブザーバー、そして、大会を祝うために訪朝した118カ国の177の党及び政府代表団と代表、各界の人士が参加した。

 金日成主席は、大会の報告で総括期間に3大革命を遂行するうえで得た成果と経験を総括し、全社会のチュチェ思想化を朝鮮革命の総体的任務として宣布し、それを実現するための課題と遂行方途を示した。

 大会で金正日総書記は、全党と全人民の一致した意思と念願によって党中央委員会政治局常務委員会委員、党中央委員会書記、党中央軍事委員会委員に選出された。

 朝鮮労働党第6回大会を契機に朝鮮革命は新たな高い段階に入ることになり、朝鮮人民は金正日総書記の指導のもとに全社会の金日成主義化を実現するための歴史的偉業を促進することができるようになった。

 金正日総書記は、全社会の金日成主義化を促進するための課題を提示した。

 1980年12月3日、党中央委員会および平壌市党委員会責任幹部協議会でおこなった演説『党組織のいくつかの課題について』と、1981年4月3日、道党責任書記協議会でおこなった演説『道・市・郡党委員会の課題』で、党大会の決定に呼応して全社会の金日成主義化をさらに促進するための課題を提示した。まず、党活動を革命発展の要求に即して深化発展させなければならないと指摘した。

 総書記は、党活動を革命発展の要求に即して深化発展させるうえでの重要な問題は、金日成同志の教示と党の方針を無条件に貫徹する革命的気風を打ち立て、党の基礎固めを引き続き強力に推し進めることであり、党員と勤労者にたいする思想教育活動をさらに強化することであるとした。

 総書記は、隠れた英雄の模範を見習う運動を深化発展させなければならないとし、隠れた英雄の模範を見習う運動を、隠れた英雄が発揮した党と領袖にたいする忠誠心を見習うことに主眼を置き、革命課題の遂行と密接に結びつけて幅広く進めるべきであると強調した。

 総書記は、3大革命グループ運動をさらに深化発展させなければならないとし、党活動家が3大革命グループ運動にたいする観点を正し、変化した現実に即して指導体系と指導方法を絶えず改善し、各級党委員会の責任幹部がグループ員の教育に深い関心を払って彼らが3大革命の前衛、闘争の旗手としての役割を果たすようにしなければならないと指摘した。

 総書記が提示した課題は、あらゆる難関を克服して第6回党大会が示した困難かつ膨大な課題を確実に遂行し、全社会の金日成主義化をさらに促進するうえでの指導指針となった。





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