金正日総書記革命活動史

第3章 党の唯一思想体系確立のための活動を指導、
先軍政治の開始

第2節 党の唯一思想体系を確立するために

 金正日総書記は、党事業と党活動における重点をしっかりとらえていくと同時に、党の唯一思想体系を確立するための活動を指導した。

 総書記は、党中央委員会の活動家たちに、党内に党の唯一思想体系を確立すべきだという確固たる結論を得たとし、これまで党の思想体系確立についてかなり強調してきたが、我々の言う党の思想体系とは、名実共に党の唯一思想体系であり、それは、すなわち金日成同志の思想体系を意味すると述べた。

 そして、党中央委員会第4期第15回総会が、全党に唯一思想体系を確立するうえで決定的転換の契機となる歴史的な会議になるようリードした。

 金正日総書記は、次のように述べている。

 「最近開かれた党中央委員会第4期第15回総会は、党の唯一思想体系を確立し、金日成同志の革命思想にもとづく党隊伍の統一と団結を強化するための党の闘争において大きな意義をもつ歴史的な会議でした」

 総書記は、党員と勤労者の間で党の唯一思想教育を新たな高さで強力に推し進めることに格別な力を注いだ。1967年8月、党中央委員会から下部の党組織に至るまで金日成主席の教示を、そのつど正確に伝達、浸透する整然たるシステムを確立するようにした。

 また、1967年12月には『金日成著作選集』をはじめ、金日成主席の著作を大々的に出版するための具体的な対策を講じた。これとともに、革命と建設に関する金日成主席の革命思想を科学理論的に解説した図書を編纂、発行する措置を講じ、その原稿まで検討しながら細かに指導した。

 総書記は、党の唯一思想教育の拠点を整備し、それを通じての教育活動を着実に進めるようにした。

 1968年4月末、現実発展の要請に即して「朝鮮労働党歴史研究室」を「金日成同志の革命活動史研究室」に改編する方針を示し、「金日成同志の革命活動史図録」(全65編)を新たに編纂して研究室に掲示するようにした。こうして、1969年に新しい図録が編纂され、「金日成同志の革命活動史研究室」を通じての唯一思想教育が新たな高い水準でおこなわれるようになった。

 総書記は、主席の現地指導を受けた主要単位に現地教示碑、革命事績館を唯一思想教育の拠点として立派に整備し、それを通じての教育活動を強化するようにした。そして、1968年7月と翌年8月に両江道一帯の革命戦跡を訪ね、革命戦跡と革命史跡を主席の革命活動事績を基本にして整備することを根本原則とし、普天堡、三池淵、葡坪など両江道の革命戦跡と革命史跡を革命伝統教育の拠点として立派に整備し、これらを通じての教育活動を強化するうえで提起される具体的な問題を示した。

 総書記の賢明な措置と指導によって党の唯一思想教育の拠点が立派に整備され、これを通じての唯一思想教育が着実に進められるようになった。

 金正日総書記は、金日成主席を中心とする党の統一団結を打ちかため、主席の唯一的指導体系を確立する活動も強力に推し進めた。

 1967年5月、党中央委員会の責任幹部たちに、幹部と党員の間で党の思想的・意志的統一団結をなし遂げることを第一として活動する課題を示し、それを実現するための活動を精力的に指導した。

 総書記は、党組織をしっかりかためて、その戦闘力を高め、党員の党生活を強化し、それぞれの持ち場で献身的に働いている新しい世代の先進分子を党に受け入れるための積極的な対策を講じた。こうして、党の隊伍は、ただ金日成主席の思想と指導のみを受け入れる一心の隊伍に打ちかためられ、党の統一団結はかつてなく強化されるようになった。

 総書記は、主席の意図どおり整然とした党活動体系と秩序を確立して、党活動が主席の唯一的指導を実現することに服従するようにし、行政・経済活動においても主席の命令、指示に従って動く強い規律を確立するようにした。

 金正日総書記が、党の唯一思想体系を確立する活動を正しく導いた結果、朝鮮労働党を金日成主席の党として、強化、発展させ、主席を中心としチュチェ思想にもとづく党の統一団結を実現するうえで画期的な前進が遂げられた。

 1970年11月に開かれた朝鮮労働党第5回大会では、党の唯一思想体系を確立し、それにもとづいて全党の統一団結を強化した党の歴史的勝利を誇り高く総括した。





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