金 正 日

今年を強盛大国建設への偉大な転換の年として輝かそう
朝鮮労働党中央委員会の責任幹部への談話 
−1999年1月1日− 


 我々は、最後の勝利をめざす強行軍を力強く進めてきた誇らかな一年を送り、希望に満ちた1999年を迎えました。

 今年は、強盛大国の建設において新たな転換をもたらすべき総進軍の年です。

 わたしは、『労働新聞』『朝鮮人民軍』『青年前衛』の新年の共同社説の草稿を何回も読み返し、「今年を強盛大国建設への偉大な転換の年として輝かそう!」というスローガンを提示させましたが、これは非常に立派なスローガンです。このスローガンには、金日成同志の遺志を体して、金日成朝鮮、社会主義のこの地に強盛大国を建設しようという、わが党と人民の必勝の信念と不屈の意志が込められています。強盛大国を建設するのは、金日成同志の生前の志であり、雄大な目標でした。

 我々が言う強盛大国とは、社会主義の強盛大国です。国力が強くすべてが栄え、人民が満ち足りた生活を営む国が、社会主義の強盛大国です。

 わが国を強盛大国にすること、これは決して空論ではなく、また遠い将来のことでもありません。

 わたしは、ずいぶん前から金日成同志の志を体して強盛大国を建設する構想を練り、その準備を進めてきました。

 わたしは、わが国の特殊な環境から先軍革命指導の原則を示し、人民軍の強化、発展に第一義的な力を入れて無敵の強兵にし、全人民が革命的な軍人精神を見習って革命の首脳部を決死擁護し、党の指導のもとにチュチェの革命偉業を達成するためさらに力強くたたかっていくようにしました。「苦難の行軍」についで、社会主義強行軍を進める過程において、我々の政治的・思想的威力、革命隊伍の一心団結はさらに強まり、いかなる力をもってしても打ち破ることのできない不敗のものとなりました。

 わたしは、人民軍部隊にたいする現地視察とともに、地方の各部門の活動を現地指導しながら、経済建設と人民の生活に新たな飛躍をもたらしうる土台を築きました。

 昨年は、年初から経済建設において最も重要な工場や企業を現地指導して、強盛大国建設の前衛部隊である労働者階級がいま一度チョンリマ(千里馬)を駆って世紀を先取りして前進するようにしました。わたしがたびたび慈江道を現地指導したのは、まさに労働者のなかに入って新たな革命的大高揚の炎を燃え上がらせ、すべての労働者を強盛大国の建設に立ち上がらせるためでした。我々のすべての党員と軍人と人民は昨年、「最後の勝利をめざし強行軍で前進しょう!」 という党の戦闘的スローガンを高くかかげ、江界精神、城鋼(城津製鋼所)の烽火に従い、堅忍不抜の意志で力強くたたかうことによって、最も厳しい難局を切り抜け、「苦難の行軍」を楽園への行軍に転換させる高揚の炎を燃え上がらせ始めました。

 現在、人民経済の各部門は新たな活気を呈しており、国の経済をもり立てられる吉兆があらわれています。煕川工作機械総合工場は、党から与えられた工作機械生産の課題を立派に遂行し、より高い目標をかかげて奮闘しており、鴨緑江タイヤ工場と勝利自動車総合工場も奮起して生産で革新を起こしています。国の至るところで大衆運動として中小発電所を大々的に建設したことで、不足する電力問題はかなり解決され、資源開発事業においても立派な成果をおさめました。

 農業部門においても革命を起こして、食の問題を解決し、畜産業と養蚕業を大々的に発展させるための新しい土台が築かれました。

 我々が数年の間、苦しい闘争を繰り広げて富強祖国建設の強固な足場を築いたことから、強盛大国の建設は近い将来に実現できるものとなり、また現実的にも可能なことです。世界の人々も認めているように、現在、我々の政治的・思想的威力と軍事的威力は、すでに強盛大国の地位にあると言えます。これから我々が経済建設に力を集中し、すべての工場や企業が軌道に乗って生産を正常化するようになれば、ゆうに経済強国の地位を占めることができます。

 わたしは、既存の工場や企業を一つひとつもり立てて生産を正常化する一方、近代的な製鉄所とセメント工場を新しく建設し、大規模な水力発電所の建設を早めて完成させる考えです。そうすれば、我々は強盛大国の建設に必要なものをすべて自力で備えることができ、恐るべきものは一つもありません。農業部門においても多収穫品種を開発し、複合微生物肥料を多く施すとともに、二毛作の面積を増やし、耕地整理を大々的におこなって総合的機械化を実現すれば、わが国は「米の長者」になります。

 わが国、わが祖国に一日も早く社会主義の強盛大国を建設して、いかなる敵も手出しができないようにし、全人民が何の気苦労もなく幸せに暮らせるようにすることが、まさにわたしの構想であり、確固たる決意です。

 すでに、強盛大国建設の突進号令はくだされたのですから、今年は奮闘して新たな突破口を開かなければなりません。

 経済強国建設の突破口は、電力と食糧の問題を解決することから切り開くべきです。

 電力問題を先に解決してこそ、石炭や鉄、機械、肥料や米が生産され、鉄道輸送などすべての問題が解決されます。そして、工場や企業は順調に稼働し、国の経済は全般的に正常な軌道に乗ります。いま、工場、企業の技術装備は完備し、労働者の思想・精神状態も健全かつ良好であり、電力と資材さえ十分に提供するなら、すべての工場を稼働させ、生産を高い水準で正常化することができます。資材問題は、煕川工作機械総合工場や勝利自動車総合工場のやり方で解決すればよいでしょうが、電力問題はそのようにすることはできません。ですから、電力工業戦線から突破口を切り開き、電力問題を速やかに解決するため全力を集中しなければなりません。

 電力問題を解決するには、現存の発電所をフル稼働させる革命的な対策を立てるとともに、大規模な水力発電所をより多く建設することが必要です。安辺青年発電所と泰川発電所の建設を早めに完成させる一方、煕川発電所と金野江発電所、普天発電所も建設すべきです。河川があるすべてのところに中小の発電所を建設する運動も引き続き大衆運動として力強く展開すべきです。わが国の状況のもとで電力問題を解決するには、大規模な水力発電所と中小の発電所の建設を同時に進めなければならず、一つ建設してもすぐに実益が得られるようにすべきです。

 食糧問題を必ず解決しなければなりません。

 食糧問題を解決しなければ、全国の人民を強盛大国の建設に力強く立ち上がらせることはできません。工場を動かすのも人間であり、生産や建設をするのも人間ですから、何はともあれ食べられずには何もできません。さらに、ここ数年、帝国主義者の経済封鎖と相次ぐ天災によって国の食糧事情が非常に厳しくなっている状況のもとで、食糧問題を解決しなくては新たな進軍を早めることはできません。

 食糧問題を解決するためには、ジャガイモの栽培で革命を起こしてジャガイモを大々的に生産し、穀物生産を速やかに増大させる必要があります。両江道をはじめ、高山地帯と、冷害が甚だしい咸鏡南道、咸鏡北道、江原道などでは、ヘクタール当たり60トン以上収穫できる品種を大々的に栽培して食糧問題を解決すべきです。多収穫の種芋を確保して丸ジャガイモを植え、水肥を多く施せば、ジャガイモを大量に生産することができます。ジャガイモは米に等しいのですから、大量に生産して主食とし、一部のトウモロコシとジャガイモは家畜飼料にすれば食肉問題も解決することができます。ジャガイモ栽培ばかりでなく、農業生産のすべての分野で種子革命を起こし、複合微生物肥料を積極的に取り入れるとともに、二毛作を広く導入して、より多くの穀物を生産すべきです。

 耕地整理も大衆運動として強力に推進すべきです。耕地面積が限られているわが国で穀物増産の大きな潜在力は、ほかならぬ耕地の整理にあります。これから農業の総合的機械化を実現するにも、耕地整理を大々的におこなわなければなりません。耕地整理は近視眼的におこなうのではなく、遠い将来を見通して万年大計で進めるべきです。江原道地区の耕地整理がモデルになるよう全国が力を集中して立派におこない、その経験にもとづいて全国的に耕地整理を展開する必要があります。

 軍事を重視し、引き続き国防工業に大きな力を注ぐべきです。軍事は国事のなかの第一の国事であり、国防工業は富強な祖国を建設するための生命線です。軍事と国防工業を抜きにしては、経済強国の建設も、祖国と人民の安泰も考えることはできません。わが国では、軍事が第一であり、国防工業が最も重要です。我々がこれまで苦労しながらも国防力を強化してきたからよかったものの、そうでなければ、とっくにアメリカ帝国主義者の餌食にされていたはずです。

 国防工業に大きな力を入れるとともに、人民の生活問題も早く解決しなければなりません。今年は軽工業部門に投資して、織物や靴をはじめ、人民の生活に切実に必要な製品を生産する軽工業部門の工場をもり立て、必須消費財の問題を解決する計画です。保健・医療部門にも投資して、常備薬をはじめ、医薬品を大量に生産し、わが国の社会主義保健・医療制度の優越性を強く発揮させなければなりません。

 党創立55周年を強盛大国建設の誇らしい成果をもって意義深く迎えるうえで重要なのは、記念碑的な建設を立派に進めることです。特に、平壌市の建設に力を入れて、革命の首都をいっそう壮大に整備すべきです。平壌は、革命の首脳部がある朝鮮の心臓部です。平壌市の建設は単なる経済実務的な事業でなく、英雄的朝鮮の革命的気概を誇示し、全国に強盛大国の建設の気迫をみなぎらせる重要な政治的事業です。我々は首都建設に拍車をかけて、党創立55周年の対象となる重要な建設を力強く推進し、強盛大国建設の記念碑的な建造物にすべきです。

 我々は、自力更生の旗のもとで強盛大国を建設していかなければなりません。

 強盛大国の建設は、我々が主人となって、この地に我々の力、我々の技術、我々の資源をもって富強な祖国を建設する事業です。強盛大国を建設する過程では不足するものも多く、難関も多いでしょう。だからといって、外国に頼って解決することはできません。我々は、帝国主義者が宣伝する「改革」「開放」に惑わされては絶対になりません。「改革」「開放」は亡国の道です。我々は、「改革」「開放」をいささかも許容することはできません。我々の強盛大国は、自力更生の強盛大国です。

 わたしは、既存のわが国の自立的民族経済の基礎と資産をもって経済を発展させる計画です。我々は、金日成同志が生涯をささげて築いた社会主義の自立的民族経済の強固な土台をもとに、我々の方式で社会主義の強盛大国を建設すべきです。

 先日、勝利自動車総合工場を訪ねて見ると、自動車生産の物質的・技術的基礎は十分築かれていました。金日成同志は生前、この工場に立派な技術装備を整えました。わたしは勝利自動車総合工場を見て回りながら、現存の基礎をもとに自動車生産をもり立てる決心をして課題を与えましたが、工場の幹部と労働者は、わたしの決心を全面的に支持し、必ず自動車生産で革新を起こすことを決意しました。我々は、自力更生の旗をさらに高くかかげ、国の経済を発展させていかなければなりません。

 強盛大国を建設するには、党活動に新たな転換をもたらさなければなりません。

 各党組織と党活動家は、すべての幹部と党員、勤労者を強盛大国の建設に奮起させる組織・政治活動にしっかり取り組まなければなりません。

 強盛大国建設の中核部隊は、労働者階級です。わが国の労働者階級は、新しい祖国建設と戦後の復興建設、社会主義建設など、朝鮮革命の各時期、各段階ごとに、革命の指導階級、中核部隊としての使命と任務を立派に果たしてきました。彼らは、朝鮮革命が試練に直面するたびに、生産を増大させることで党と領袖を擁護し支えました。このような忠実な労働者階級がいるがゆえに、我々は自立的民族経済の基礎を強固に築き、富強な祖国建設の明るい展望を開くことができたのです。わが党は、これまでと同様、労働者階級が、強盛大国建設の新たな局面を開くうえでも前衛的な役割を果たすものと信じています。各党組織は、すべての労働者がその使命と任務を深く自覚し、城鋼の烽火を見習い、高い水準で生産を正常化して、いま一度チュチェ朝鮮の労働者階級の気概を示すようにすべきです。各生産現場で政治活動をより活発に繰り広げ、重要な工場、企業に強力な生産激励隊を派遣して工場全体が沸き立つようにすべきです。

 農業勤労者は、強盛大国建設の大本である農業生産の直接的な担い手です。各党組織は、農業勤労者を穀物増産運動に力強く立ち上がらせて、彼らが強盛大国建設の突破口を開くうえで大役を果たすようにしなければなりません。

 青年は、最も活力に富む部隊であり、強盛大国建設の突撃隊です。青年が血潮たぎる青春と燃えるような情熱をささげれば、不可能なことはありません。こんにち、わが党は、青年が壮大な強盛大国建設に参加するよう呼びかけています。各党組織は、青年を奮起させ、彼らが党の呼びかけにこたえて社会主義建設の現場で英雄的偉勲を立て、すべての人が李寿福、吉永祚になるようにすべきです。

 科学技術は、強盛大国建設の強力な推進力です。高度の科学技術なしには強盛大国を建設することができません。すべての科学者、技術者は、党の構想を体して、強盛大国の建設で提起される科学技術上の問題の解決に知恵と情熱を注がなければなりません。

 各党組織は、朝鮮革命の階級的基盤をさらに強化することに深い関心を払うべきです。

 いま、帝国主義者と反動勢力は、わが国の社会主義を圧殺するためにいっそう悪辣に策動しています。我々の強盛大国建設は、あらゆる敵の妨害策動のなかで進められる重大な階級闘争です。敵と熾烈な対決をしている状況のもとで、我々の階級的基盤を打ちかためなければ、この地に無窮繁栄の社会主義強盛大国を建設することはできず、しまいには敵に食われて奴隷になりかねません。各党組織は、幹部陣容を党に忠実な人でかため、彼らにたいする教育に力を入れるべきです。幹部を選抜して配置するにとどまらず、たびたび彼らに会って活動と生活状況を確かめ、問題のあるときには伏せておかず、そのつど批判して是正させるようにすべきです。幹部と党員のあいだに革命的な党生活の気風を確立し、彼らが厳しい党規律のもとで活動し生活するようにしなければなりません。党員と勤労者のあいだで反米教育、階級的教育を強化し、彼らが強い階級意識をもってあらゆる階級の敵と断固たたかえるようにすべきです。

 新しい国家機構システムの要求に即して、行政・経済活動にたいする党の指導を正しくおこなうことが必要です。

 各党組織と党活動家は、行政代行の傾向を一掃し、すべての経済活動を内閣が全面的に責任をもっておこなうよう着実に後押しし、支援すべきです。昨年、国家機構システムを整備しましたが、内閣は経済司令部として内閣責任制、内閣中心軸を正しく運営しなければなりません。そうしてこそ、経済活動にたいする中央集権的・統一的指導を円滑におこなうことができるのです。経済活動に関する問題は一切内閣に集中させ、内閣の決心と主管のもとで解決するようにすべきです。どの部門であれ、経済活動に関する問題は、内閣を差しおいて勝手に処理するようなことがあってはなりません。

 内閣と委員会、省の決定と指示に絶対従う強い規律を確立すべきです。内閣と委員会、省の決定と指示は、いずれも党の意図を反映したものであり、党の経済政策を実行するためのものです。幹部が、内閣や委員会、省の決定と指示を軽視し、満足に実行しなければ、内閣が経済司令部としての役割を果たすことはできず、党の経済政策は実行されません。各党組織は、幹部が内閣と委員会、省の決定と指示にたいする正しい認識をもち、それをあくまで実行するようにすべきです。内閣と委員会、省の決定と指示を軽視したり異議を唱えたりする傾向にたいしては、そのつど問題視して批判し、そうしたことが絶対あらわれないようにしなければなりません。

 経済幹部は、経済活動にたいして正しい作戦を立て、正しく指揮をとることが必要です。国の経済全般を正常な軌道に乗せられるか否かは、経済幹部の作戦と指揮いかんに大きくかかっています。条件が不利で、困難なときであればあるほど、作戦を綿密に立て指揮を正しくとってこそ、生産と建設で高揚を起こすことができます。昨年の経験を見ても、幹部が強い責任感と革命性をもって作戦を綿密に立て、強力に推進したところでは成果がありましたが、そうでないところでは可能なこともできませんでした。各党組織は、経済強国建設の重大な任務を経済幹部みずからが担っていることを深く自覚し、正しい経済作戦を立て、正しく指揮をとるようにすべきです。

 新しい環境、新しい雰囲気に合わせて、幹部の活動態度と作風に根本的な転換をもたらすべきです。

 幹部は、党の強盛大国建設の旗を先頭に立ってかかげ、強堅な闘志と献身性を発揮して決死貫徹する革命的気風を確立すべきです。こんにち、わが党は、率先垂範して大衆を導いていく幹部を求めています。幹部は、常に骨の折れる仕事の先頭に立ち、身をていして難題を解決し、大衆を導いていく旗手となり、実践家とならなければなりません。各党組織は、すべての幹部が人民軍の指揮官のように「突撃、進め!」ではなく「わたしに続け!」と号令をかけ、大衆の先頭に立ち、率先垂範して彼らを導いていくようにすべきです。

 幹部は協議会を開いて何かの問題を手配するにしても、簡単明瞭かつ戦闘的にすべきです。長い時間をかけて協議会をするからといってよい方法が生まれ、仕事が円滑に運ぶわけではありません。壮大な闘争が繰り広げられているこんにちの状況下で、協議会を開いても空談議ばかりするのでは戦闘的雰囲気にも合いません。わたしは、できるだけ協議会などは開かず、開く場合は短時間内に課題を与えて終わらすことにしています。協議会を開いて論じ合うばかりでは、何にもなりません。要は、いかに実践するかです。幹部は移り変わる環境と条件に応じて、活動の核心を把握し、柔軟に対処できなければなりません。

 幹部は、人民から信頼され、尊敬される信望のある人になるべきです。幹部にたいする大衆の信望は自然と生まれるのではなく、大衆を尊重し彼らに謙虚に接し、大衆の利益のために献身的に働くことで生まれるのです。大衆は自分たちを大切にし、難題を解決するために懸命に努力する幹部を尊敬し慕います。すべての幹部が、大衆の信望が厚い人民の真の忠僕になってこそ、党と大衆の一心団結はさらに強固なものとなります。幹部は、常に大衆のなかに深く入り、彼らと同じ釜の飯を食べ、生死へ苦楽をともにすべきだと、わたしが強調する理由は、まさにここにあります。幹部は、水に浮いた油のように人民から離れては絶対になりません。幹部は、みずからの領袖、みずからの指導者に従い、人民のためにより多くの仕事をしなければなりません。

 金日成同志は、「以民為天」(人民を天のごとくみなす)を座右の銘とし、生涯を人民の自由と幸福のための闘争にささげました。わたしは、金日成同志の遠大な志を体して人民を天のごとく信頼し、人民のためにすべてを尽くすつもりです。富強な祖国建設と人民の幸福のためにすべてをささげて働く、これがわたしの生の目標であり生きがいです。

 幹部は、権柄と官僚主義を徹底的に排撃し、人民的な活動作風を身につけるべきです。権柄と官僚主義を振るい、私利私欲をむさぼる幹部は大衆を導いていくことはできません。幹部は、たとえ、おのずからは良い暮しができなくても、人民が裕福に暮らせればそれ以上の願いはないという姿勢と立場で、ひたすら人民の利益と幸福のためにすべてをささげてたたかうべきです。

 わたしは、すべての幹部が党の構想と意図をしっかり認識し、今年度の活動を綿密に手配し、全党、全軍、全人民を奮起させて、強盛大国建設に転換をもたらすものと信じます。

出典:『金正日選集』14巻


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