金正日「チュチェの党建設偉業を代を継いで輝かせていく真の党活動家を養成しよう」

1 学生を領袖に忠誠と孝心をつくす党活動家に養成するために


 学生を領袖に忠誠と孝心をつくす真の党活動家に育てることは、金日成高級党学校に課された第一の任務です。

 学生を領袖に忠誠と孝心をつくす真の党活動家に育てることは、我が党を永遠に金日成同志の党に発展させ、チュチェの革命偉業を代を継いで完成するための重要な要求です。金日成高級党学校で学生を領袖に忠誠と孝心をつくす党活動家に育ててこそ、我が党の幹部陣容をチュチェ型の共産主義的革命家の純潔な隊伍としてうちかため、党の戦闘力と指導力を強めて、チュチェの革命偉業を代を継いで立派に完成していくことができます。

 領袖に忠誠と孝心をつくすことは、領袖、党、大衆が一つの社会的・政治的生命体をなす我が国の社会主義社会で、人々が身につけるべき気高い政治的・思想的および道徳的・信義的品性です。

 忠誠と孝心はいずれも、領袖をかぎりなく敬慕し従い、高く戴く革命戦士の気高い品性であるという点では違いがありません。領袖にたいする忠誠という言葉には、広義での孝心という意味も含まれています。我々が忠誠という言葉とともに孝心という言葉を使うのは、領袖を戴くうえで道徳的、信義的な側面を強調するためです。

 忠誠は、領袖を団結の中心、思想と指導の中心として仰ぎ、領袖の指導に忠実に従う革命戦士の政治的・思想的品性です。領袖は、人民大衆の自主的要求に即してその創造的力を一つに結合させ、運命開拓のための人民大衆の活動を統一的に導いていきます。歴史の対象として踏みにじられていた人民大衆は、領袖の指導を受けてはじめて、自然と社会の主人として自己の運命を自主的に、創造的に切り開いていく歴史の真の創造者になることができます。革命戦士が自分たちを歴史の真の主人、創造者にして導いてくれる領袖を高く戴くのは当然なことです。

 孝心は、領袖を社会的・政治的生命体の中心として仰ぎ、慈父として慕う革命戦士の道徳的・信義的品性です。社会的・政治的生命体において領袖と革命戦士との関係は、生命を与え見守る慈父と、生命を授かり真の生を営む子供との骨肉にひとしい関係です。革命の主体をなす社会的・政治的生命体は、領袖を慈父と仰ぐ一つの社会的大家庭といえます。領袖を慈父と仰ぐ社会的大家庭は、領袖と血縁的に結ばれて運命をともにする、最もむつまじく団結した革命的な大家庭であり、この革命的大家庭の全構成員は、領袖の真の息子と娘です。子供が父母を慕い、その真の志に従うように、革命的大家庭の構成員である革命戦士が、自分たちに永生の社会的・政治的生命を与え見守る領袖を慈父として高く仰ぐのは当然の道徳的信義です。

 領袖に忠誠と孝心をつくすことは、革命戦士の最も大切な品性です。領袖への忠誠と孝心は、革命戦士が身につけるべき政治的・思想的および道徳的・信義的品性の基礎となり、それを高く発揚させる基本的要因となります。

 忠誠は、領袖の革命戦士としての本分をまっとうすることを求めます。いかに困難な環境と状況にあっても、領袖の革命戦士としての本分をまっとうする人が、領袖に忠誠をつくす真の忠臣です。忠臣は領袖の指導に忠実に従い、領袖を政治的、思想的に、生命を賭して擁護し、領袖の革命思想を守りぬき、領袖の命令、指示を無条件あくまで実行することを信念としなければなりません。

 孝心は、領袖の革命戦士としての道義を守ることを求めます。領袖の革命戦士としての道義を守る人が、孝心の深い孝子です。孝子は政治的生命の父である領袖をかぎりなく敬慕し、領袖の安泰と万年長寿を願い、領袖の意を体してそれを実現し、領袖の心労を軽減して、領袖にいつも喜びと満足を与えなければなりません。

 領袖と苦楽と運命をともにするゆるぎない信念と、自己の生命をささげて領袖を擁護する確固たる意志をもち、領袖の革命思想を絶対的に信奉し、領袖に喜びと満足を与えることをこのうえない生の誇りとみなす崇高な思想・感情は、真の忠臣、このうえない孝子の基本的特質です。

 金日成高級党学校では、学生を領袖に忠誠と孝心をつくす党活動家としてしっかりと準備させるべきです。そのためには、革命的領袖観を確立する教育に力を注がなければなりません。

 学生の革命的領袖観を確立する教育は、領袖への忠誠と孝心を革命的信念とし信義とすることに基本をおくべきです。

 領袖への忠誠と孝心は、労働者階級の革命闘争と歴史発展における領袖の地位と役割についての原理的な認識にもとづいて培われます。領袖の地位と役割についての認識は、領袖観形成の基礎です。革命の主体における領袖の地位と役割を原理的に認識してこそ、領袖への忠誠と孝心を信念とし信義とすることができます。

 革命的領袖観は、領袖の偉大さについての認識によって確立されます。領袖の偉大さを深く認識するとき、領袖に人間的にすっかり魅了されるものです。人々は領袖の偉大さを深く感得し、領袖に人間的にすっかり魅了されるとき、領袖を無条件崇拝し、忠誠と孝心を信念とし信義とするようになります。金日成高級党学校では学生に金日成同志の偉大さを深く認識させ、かれらを金日成同志に忠実に従う党活動家に育てるべきです。

 革命的領袖観は、領袖の大いなる恩恵を深く体得する過程で強固なものとなります。領袖の恩恵は、革命戦士にたいする信頼と愛のあらわれです。信頼と愛は忠誠と孝心を生みます。金日成高級党学校では、学生に金日成同志の恩恵を深く認識させて、かれらを領袖に忠誠と孝心をつくすチュチェ型の党活動家としてしっかり準備させるべきです。

 忠誠と孝心の模範をもって教育することは、学生を領袖に忠誠と孝心をつくす党活動家に育てるうえで重要な意義を有します。領袖に忠誠と孝心をつくした革命戦士の実践的模範は、人々を大いに感化します。長期かつ複雑な朝鮮革命の途上で、金日成同志に従って忠誠と孝心をつくした革命烈士の気高い模範は、大きな感化力をもっています。金日成高級党学校では、金日成同志を祖国解放の救いの星、指導の中心として高く仰ぎ、金日成同志に忠誠と孝心をつくした金赫(キムヒョク)、車光秀(チャグアンス)のような青年共産主義者をはじめ、抗日革命烈士の実践的模範と、解放後の平和的建設期や祖国解放戦争(朝鮮戦争)期、戦後の復興建設期、社会主義革命と社会主義建設の時期に金日成同志に従って青春も生命もささげてたたかった英雄の模範を見習うように学生を教育しなければなりません。

 党性を鍛えることは、学生を領袖に忠誠と孝心をつくす党活動家に育てるための重要な保証です。党性を鍛えてこそ、かれらの領袖への忠誠と孝心を思想、意志として強固にすることができます。学生の党性鍛練の程度は、党学校の教育水準と、在学期間の学生の学習と生活を評価する第一の基準です。金日成高級党学校では、領袖に忠誠と孝心をつくすことに主眼をおいて、学生の党性を鍛えるための教育に取り組まなければなりません。

 学生を領袖に忠誠と孝心をつくす党活動家に育てるうえで重要なことは、領袖の権威と威信を傷つけるあらゆる反革命的思想潮流と断固たたかえるようにすることです。領袖への革命戦士の忠誠と孝心は、あらゆる反革命的思想潮流を排し、領袖の革命思想を絶対的に擁護することで表現されるべきです。学生に現代修正主義、現代社会民主主義など日和見主義的思想潮流の反動的本質とその弊害を深く認識させて、かれらをあらゆる不健全な思想の攻撃と誹謗から我が党のチュチェ思想を断固擁護する熱烈な闘士にしなければなりません。

出典:金正日選集 11巻

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