金 正 日

党の戦闘力を強めて社会主義建設に新たな転換をもたらそう
朝鮮労働党中央委員会組織指導部、宣伝扇動部の責任幹部協議会でおこなった演説 
−1978年12月25日− 

 今年、我々は思想、技術、文化の3大革命を力強く展開して革命と建設をいっそう前進させ、わが党と人民の政治的・思想的統一と団結をいつにもまして強化しました。党内に革命的規律を確立し、党の活動方法を改善し、社会主義経済建設にたいする党の指導を強める活動においても少なからぬ成果をおさめました。

 しかし、我々は、けっしてこれに満足することはできません。金日成同志の意図どおりに党活動をおこなうためには、より多くの仕事をしなければなりません。いまなお一部の党組織は、金日成同志の教えと党の方針を貫徹する活動を戦闘的に、敏活に進めておらず、手工業的方法にとらわれて大胆に党活動をおこなっていません。

 我々は今年度の活動をきちんと分析、総括し、党活動をいっそう改善して、党に課された革命任務を成功裏に遂行していかなければなりません。

 現情勢は、複雑をきわめ、我々の前にはさまざまな難関と試練が横たわっています。

 いま、アメリカ帝国主義者は、わが国の永久分断を策して、南朝鮮に新型の兵器と軍事装備を大々的に持ち込んでおり、共和国北半部にたいする侵略と戦争策動をいっそう露骨化しています。日本軍国主義者もアメリカ帝国主義者の片棒をかついで、わが国の統一を必死に妨害しており、かつての植民地支配者の地位を取りもどそうと狡猾に策動しています。南朝鮮かいらい一味は、上司の米日両国を後ろだてにして「2つの朝鮮」をつくりあげることにより、長期執権の野望を遂げようと狂奔しています。

 国際共産主義運動の内情もきわめて複雑です。

 現情勢は、米日帝国主義者と南朝鮮かいらい一味の侵略策動に対処して万端の準備態勢をととのえ、革命と建設のすべての分野でいつにもまして主体性を確立し、我々の方式で生きることを切実に求めています。

 「我々の方式で生きよう!」 まさに、これがこんにち、わが党が強くうちだしている戦略的スローガンです。

 我々の方式で生きるということは、チュチェ思想の要求どおり自分の精神で思考し行動し、すべてのことを朝鮮革命と朝鮮人民の利益に即して、みずからの力で解決していくことを意味します。

 我々はこれまでも、他人のものを真似、他人に追従したり、他人のおかげをこうむって生きてきたのではなく、我々の方式で生きてきました。我々は、金日成同志を高く仰ぎ、金日成同志の指し示す道に従い、みずからの力で折りかさなる難関と試練をのりこえ、革命闘争と建設事業で大きな勝利をおさめました。

 我々は今後とも、他人はどうしようと、我々の方式で生きていくべきです。

 我々は、チュチェ思想の革命の旗を高くかかげ、党組織の戦闘的機能と役割をいっそう高め、革命と建設のすべての分野で新たな高揚を起こさなければなりません。

 何よりもまず、金日成同志の教えと党の方針を無条件貫徹することに力点をおいて党活動を積極的に展開すべきです。

 偉大を領袖金日成同志の教えと党の方針は、わが党と人民の組織的な意思であり、すべての党組織と党活動家が堅持していくべき唯一の指導指針です。金日成同志の教えと党の方針をぬきにしては、一歩も前進することができず、革命と建設の成果も期待することができません。金日成同志の教えと党の方針を無条件貫徹してこそ、社会主義・共産主義の歴史的偉業を成功裏に実現し、朝鮮民族の最大の悲願である祖国統一の偉業も早めることができます。

 すべての党組織と党活動家は、金日成同志の教えと党の方針を無条件貫徹することに主眼をおき、これにすべての力を集中すべきです。特に、各級党組織は来年、金日成同志の党中央委員会第5期第17回総会での綱領的指針を立派に貫徹しなければなりません。

 金日成同志は、党中央委員会第5期第17回総会で、対外貿易をいっそう発展させ、採掘工業を確固と先行させ、人民生活をいちだんと向上させ、輸送のネックを改称するという革命的な方針を示しました。

 来年、金日成同志が党中央委員会第5期第17回総会で示した方針を貫徹すれば、社会主義建設の高い目標を達成する進軍路が開かれ、国の経済威力はいっそう強まり、人民はより文化的で裕福な生活を営めるようになるでしょう。

 各級党組織は、すべての党員と勤労者が党中央委員会1956年12月総会の決定を高くかかげてチョンリマ(千里馬)の大高揚を起こしたときの気勢と気迫で、金日成同志の党中央委員会第5期第17回総会での綱領的指針を貫徹するたたかいにこぞって立ち上がるようにすべきです。

 金日成同志の教えと党の方針を立派に貫徹するためには、党組織と党活動家が組織・政治活動を責任をもっておこなわなければなりません。

 党組織と党活動家は、金日成同志の教えと党の方針の貫徹に第一義的な関心を払い、当該単位のすべての活動に全面的に責任を負うべきです。金日成同志の教えと党の方針が正しく貫徹されるか否かは、党組織と党活動家の組織・政治活動に大きくかかっています。

 ところがいま、少なからぬ党組織と党活動家は、金日成同志の教えと党の方針を貫徹するための組織・政治活動を責任をもって進めていません。一部の委員会、省の党責任幹部は、金日成同志の教えと党の方針を貫徹する活動を度外視し、また、それが正しく貫徹されなくても心を痛めていません。一部の委員会、省の党責任幹部は、金日成同志の教えと党の方針を貫徹するための組織・政治活動はおこなわず、行政・経済幹部の欠陥を探りだしては難癖をつけています。そのため、一部の行政・経済幹部は意気・消沈し、創意性を失っており、また、責任を恐れて提起された問題を上部と下部に押しつけ、要領主義に走っています。党組織と党活動家は、金日成同志の教えと党の方針を貫徹するために必要なのです。金日成同志の教えと党の方針を貫徹する活動に顔をそむけ、欠陥を探りまわるような党組織や党活動家は無用の存在です。

 各級党組織は、党員と勤労者にたいする組織・政治活動を積極的に展開し、金日成同志の教えと党の方針を無条件貫徹しなければなりません。

 党書記は、当該単位で人民軍の政治委員のような役割を果たすべきです。人民軍の政治委員は、部隊内のすべての活動にたいし責任を負い、党の軍事路線と方針を貫徹するための組織・政治活動をおこないます。党書記も人民軍の政治委員と同じように、当該単位のすべての活動に責任を負い、金日成同志の教えと党の方針を貫徹するための組織・政治活動をおこなうべきです。

 特に、委員会、省の党書記は、政治委員としての役割を立派に果たすべきです。委員会、省の党書記は責任ある立場で組織・政治活動を精力的に進め、委員会、省内のすべての活動家が金日成同志の教えと党の方針を無条件貫徹するようにしなければなりません。

 行政・経済活動にたいする党の指導は、本質において政治的指導です。

 党活動家が、行政・経済活動を党の方法、政治的方法で指導するのでなく、肩代わりして牛耳るようになれば、行政・経済幹部の責任感が弱まり、かれらが活動で創意性と積極性を発揮できなくなります。党活動家が行政・経済活動を代行するようになれば、行政・経済活動が正しくおこなわれず、党活動もうまくいきません。党活動家は、党組織を動かし、党員と勤労者を奮起させる方法で行政・経済活動を指導すべきです。

 各級党組織は、金日成同志の教えと党の方針が示されれば、そのつど集団的に討議し、それを貫徹する具体的な対策を講じるべきです。対策が講じられたあとは、党員と勤労者を奮い立たせる活動に力を入れなければなりません。すべての党活動家は、いつも大衆のなかに入って政治活動を力強く展開し、かれらが高い革命的熱意をもって金日成同志の教えと党の方針貫徹にこぞって立ち上がるようにしなければなりません。特に、行政・経済幹部との活動を積極的に進めて、かれらが経済組織活動を正しくおこなうようにしなければなりません。

 金日成同志の党中央委員会第5期第17回総会での綱領的指針を受けとめた全党員と勤労者の革命的熱意は非常に高く、いたるところで奇跡的成果と革新があいついで起こっています。行政・経済幹部が、生産者大衆の高まった熱意に経済組織活動を裏打ちするならば、生産と建設をいっそう速く前進させることができます。党組織と党活動家は、行政・経済幹部を前面に立て、十分に援助して、かれらが自己の役割を円滑に果たせるようにすべきです。

 金日成同志の教えと党の方針を立派に貫徹するためには、掌握と統制を強めなければなりません。

 すべての党組織と党活動家は、金日成同志の教えと党の方針を貫徹する活動を常に掌握、総括し、手配しなおすことによって、それが立派に貫徹されるようにすべきです。

 金日成同志の教えと党の方針を立派に貫徹するための組織・政治活動を力強く展開するためには、党活動家の水準を決定的に高めなければなりません。

 党活動家が金日成同志の教えと党の方針を貫徹するための組織・政治活動を正しくおこなえないのは、かれらの水準が低いことともある程度関係しています。いま、党活動家のなかには、高等教育を受けていない人も少なくないし、生産現場での細胞書記や初級党書記の経験のない人もたくさんいます。そのため、一部の党活動家は経済知識と科学技術知識に欠けており、大衆を組織動員する手腕にも欠けています。党活動家がこのような水準では発言権がありません。

 こんにち、わが国の経済は過去とは比べようもなく規模が大きくなり、部門間の連係が複雑になっており、技術装備水準も非常に高くなりました。党活動家は、経済知識と科学技術を身につけ、大衆を巧みに組織動員できる手腕がなければなりません。

 すべての党活動家は、不断に学習して経済知識と科学技術を身につけ、担当部門の仕事に精通しなければなりません。

 自力更生は、共産主義者に固有な革命精神であり、革命闘争と建設専業で必ず堅持しなければならない根本原則です。

 自力更生の革命精神を強く発揮してこそ、自分の力を信じ、国内の源泉を最大限に利用して革命と建設を成功裏に遂行することができます。これまでの経験は、自力更生の革命精神を強く発揮するならば、いかなる難関や試練も克服し、革命と建設を成功裏に遂行することができることを示しています。

 かつて、抗日遊撃隊員は、正規軍の支援と国家的後方のない状況のもとでも、自力更生の革命精神を強く発揮し、折り重なる難関と試練を勇敢にのりこえて強盗日本帝国主義を打ち破り、祖国解放の聖なる偉業を立派になし遂げました。戦後、わが国の党員と勤労者は、みずからの力で何もない廃墟のなかから破壊された経済を復旧し、短期間にわが国を強力な社会主義工業国に変えました。

 現情勢は、我々に自力更生の革命精神を強く発揮することを切実に求めています。いまは、どの国も他国を援助しようとしないばかりか、援助しようとしても、それができる状態ではありません。

 金日成同志は、党中央委員会第5期第17回総会で、すべての党員と勤労者が自力更生の革命精神を強く発揮し、社会主義建設で革命的一大高揚を起こすことを重要な問題として再度強調しました。

 党組織は、すべての党員と勤労者が自力更生の革命精神を強く発揮して、我々の力、我々の資源、我々の技術でより多く、より速く、より立派に生産し、建設するようにしなければなりません。

 次に、党の戦闘力を強めることに深い関心を払わなければなりません。

 現在、党の戦闘力を強めることは、新たな情勢に対処して革命と建設を力強くおし進めるカギとなります。

 我々は、党の戦闘力の強化に大きな力を入れ、わが党をいかなる風が吹こうとも動揺しない不敗の党にうちかためなければなりません。

 党の戦闘力を強めるためには、幹部陣容の純潔を確固と保障しなければなりません。

 国際共産主義運動の歴史からしても、わが党の闘争史からしても、幹部陣容の純潔を保つことはきわめて重要な問題として提起されます。わが党が試練に直面するたびに、反旗をひるがえした者は一般党員のなかからではなく、幹部のなかからあらわれました。祖国解放戦争のきびしい時期に党と祖国に反逆した分派分子も、戦後の困難な時期に党の指導権を奪取しようと卑劣な陰謀を企んだ反党反革命分派分子も、党中央委員会第4期第15回総会で暴露された反党分子も、幹部のなかからあらわれました。今後も幹部陣容のなかから異分子、堕落分子があらわれないとは誰も断言することができません。

 もちろん、こんにちわが党は、金日成同志の革命思想、チュチェ思想にもとづいて一枚岩のようにかたく統一団結しており、幹部と党員の構成も全般的に良好です。わが党の幹部陣容は、金日成同志を身近に仰いでたたかってきた革命闘士と、労働党時代に金日成同志のふところで育った新しい世代によってしっかりかためられています。しかし、我々はけっしてこれに満足するわけにはいきません。すべての事物が変わるように、人間の思想も変わります。いまなお地球上に帝国主義が残存しており、古い思想の腐食作用がつづいている状況のもとで、きのうの堅実な人間も今日は変質して堕落分子に転落しないとは限りません。我々は、幹部陣容の純潔を保つことに慎重な注意を払い、今後、いかなる試練に直面しても幹部のなかから動揺分子や変節漢があらわれないようにすべきです。

 幹部陣容の純潔を確固と保つためには、幹部をよく知らなければなりません。幹部を知らなくては、かれらとの活動を正しくおこなうことも、幹部陣容をしっかりかためることもできません。

 幹部を信頼し採用して点検するのは、幹部との活動でわが党が一貫して堅持している原則です。各級党組織は、幹部に思いきって仕事をまかせ、実践の過程を通じて、かれらがいかなる逆境のなかでも微動だにせず、党と領袖を確固と擁護することができるか、課された革命任務を円滑に遂行することができるかをしっかりと確かめるべきです。一言で言って、実践活動を通じて党と領袖にたいする幹部の忠実性のほどを確かめるべきです。

 幹部を理解したあとは、かれらにたいする教育に力を入れるべきです。

 いま、一部の党組織と党活動家は、幹部にたいする教育はせず、かれらのあいだに小さな欠陥があらわれても重大視して騒ぎたてています。幹部との活動をこのようにしてはなりません。

 党組織と党活動家は、幹部に作風上の過ちをはじめ、活動過程でありうる過ちがあらわれた場合には、問題視するのでなく、個別的に会ってじゅんじゅんと諭すべきです。幹部が活動の過程でみずから反省し、改めることのできる過ちにたいしては、個別的に会って批判する必要もありません。幹部がみずから反省して改められる過ちまで批判するなら、かれらはかえって党活動家の顔色をうかがいながら心を許そうとしなくなります。

 幹部が党の統一と団結の強化に障害となる重大な過ちをおかした場合は別問題です。党の統一と団結をむしばむ行動にたいしては、いささかの妥協もしてはなりません。幹部のあいだで党の統一と団結の強化に支障を与える傾向があらわれた場合には、それがたとえ小さなことであってもそのつど問題視し、強くたたかうべきです。

 幹部の選抜と配置において党の原則を厳守するのは、幹部陣容の純潔を保つための基本的な裏付けです。幹部の選抜と配置において党の原則を厳守してこそ、わが党の幹部陣容をチュチェ型の共産主義精粋分子でしっかりかため、幹部陣容に異分子、偶然分子が入りこめないようにすることができます。

 党と領袖への忠実性は、幹部の基本的表徴です。党と領袖に限りなく忠実な人は、いかなる風が吹き荒れようとも、ひたすら党と領袖に従って強くたたかっていけますが、そうでない人は小さな難関にぶつかってもちゅうちょし、動揺します。けっして、階級的土台と家族関係のよい人だけが幹部になれるのではありません。いくら階級的土台と家族関係がよいとしても、党と領袖への忠実性のない人は幹部の資格がありません。たとえ、階級的土台を家族関係には問題があるとしても、党と領袖に忠実な人は幹部になることができます。党組織は、実践のなかで鍛えられ、点検された忠実な人で幹部陣容をしっかりかためるべきです。

 幹部の選抜と配置において所定の手順と秩序を厳守しなければなりません。特定の幹部の主観と独断によって幹部を選抜し配置するなら、幹部陣容の純潔を保つことができないばかりか、幹部事業が悪い連中にもてあそばれるおそれがあります。党組織は、幹部の選抜と配置において所定の手順と秩序を厳守し、幹部陣容に一人の追従者、偶然分子も入りこめないようにすべきです。これとともに、幹部をたびたび異動させず、長いあいだそのポストに定着させるべきです。

 党内に鉄のような規律を確立しなければなりません。

 党内に鉄のような規律を確立してこそ、全党が党中央の唯一的指導のもとにひとしく行動する戦闘的な隊伍になり、革命と建設にたいする指導的役割を高めることができます。

 党内に鉄のような規律を確立するためには、すべての幹部と党員が、党の決定、指示に無条件服従する気風をうち立てなければなりません。党の決定と指示は誰もあげつらったりたがえる権利がなく、ただ無条件実行する義務があるのみです。党員は十のことをしたくても、党から一つをするよう命じられれば、無条件一つのことだけしなければなりません。党内ではいささかの自由主義も容認されてはなりません。

 党内に鉄のような規律をうち立てるためにはまた、すべての幹部と党員が常に所定の秩序と行動規範に従って動くようにしなければなりません。幹部と党員が、所定の秩序と行動規範に従わず、意のままに行動しては、党内に中央集権的規律を確立することができません。党組織は、幹部と党員が所定の秩序と行動規範に従って行動するよう強く統制すべきです。そうして、全党に党中央の唯一的指導のもとにひとしく行動する鉄のような規律をうち立てなければなりません。

 幹部と党員のあいだに革命的な党生活気風を確立すべきです。

 党生活は、党員が政治的生命を維持するための基本方途です。人間が食事をせずには肉体的生命を維持できないのと同じように、党員は党生活をしなくては政治的生命を維持することができません。党生活は、一定の期限をおいてするとか、時間のゆとりがあるときにのみするというものではありません。党員は、党員証を所持しているかぎり、生の最期の瞬間まで党生活をし、いかに複雑なことが提起されても、党生活に欠かさず参加しなければなりません。

 党員は、自分の経歴と家族関係で提起される問題をはじめ、活動と生活上のすべてのことを党組織に逐一報告すべきです。もちろん、準備程度の高くない人は、追及されはしまいかと、党組織に正直に報告するのをはばかることもあるでしょう。しかし、事実をそのとおり党組織に正直に報告せずに、かくそうとしてはいけません。党員は、常に清廉潔白であるべきです。清廉潔白でない人は、仕事を大胆におし進めることができず、他人の顔色をうかがい、人をあざむこうとします。かつて、党に外交的な態度をとり、同床異夢を常とした人をみると、いずれも清廉潔白でない人でした。

 党員は、良心に恥じることはさ細なことでもかくしてはいけません。たとえ、久しい前のことであっても、絶対にかくすことなく党組織に正直に報告しなければなりません。党組織は、幹部や党員が久しい前にあったことを後になって報告したからといって、かれらを悪く見てはいけません。遅ればせながら、自分の過ちをみずから悟って報告するのはよいことです。

 批判は、活動を発展させ、幹部と党員を教育する有力な武器です。幹部と党員は、常に批判のなかで自身を鍛え、党員としての修養をつまなければなりません。幹部であるほど、批判に誠実に参加すべきです。幹部が、威信や体面ばかり気にして自己批判を誠実にしなかったり、批判されるのをいさぎよしとしなければ、過ちをそのつど是正することができません。人間は仏でない以上、過ちをおかすことがあります。要は過ちを改めることです。幹部は、過ちを思いきって批判し、改めなければなりません。自分の前途を気遣って批判を恐れるのは正しくありません。批判は、幹部と党員の過ちをそのつど諭し、正すためにするのであって、過ちをおかした人を処罰するためにするのではありません。党は、幹部が過ちをおかしたからといって、みだりに処罰するようなことはしません。党は、幹部と党員の政治的生命の保護者です。幹部と党員は、重大な過ちをおかした場合にも、党を信じ、率直に批判すべきです。

 党組織は、党生活指導を着実におこなって、すべての幹部と党員の党性を不断に鍛えなければなりません。

 党委員会の機能と役割を決定的に高めるべきです。

 党委員会の機能と役割を高めてこそ、党の戦闘力を強め、金日成同志の教えと党の方針を立派に貫徹することができます。

 党委員会の機能と役割を高めるためには、何よりもまず集団指導の原則を厳守しなければなりません。

 党委員会は集団的指導機関であるため、特定の幹部が党委員会を代表することはできません。道・市・郡党責任書記が道・市・郎党客員会を、工場党書記が工場党委員会を、委員会、省の党書記が委員会、省の党委員会を代表することはできません。党書記は、党会議を執行する議長と同じです。

 ところがいま多くの場合、党委員会の活動は党書記の主観と独断によって左右されています。党委員会の活動が党書記の主観と独断によって左右されては、党の指導を正しくおこなうことができず、党員に悪い影響を与えるようになります。党書記が独断専行し、個々の人を相手にしたり、批判したりするなら、かれらは悪感をいだくようになり、あたかも党書記が党委員会を代表しているかのように考えるようになります。

 党委員会が党書記の主観と独断によって動く偏向を徹底的になくし、すべての活動を委員会全体の活動に変えなければなりません。上級党の活動家が下部に出向いて指導するときにも、党書記の意見だけ聞くのでなく、党委員会に参加して多くの人の意見を聞くべきです。

 党委員会の機能と役割を高めるためにはまた、委員が党委員会にたいし各自の活動に責任を負う気風を確立すべきです。党委員会の委員は、党委員会にたいし各自の活動に責任を負うようになっています。工場党委員会の決定に従い、党書記は党活動を、支配人は企業管理を、技師長は参謀長としての活動をしなければなりません。郡党責任書記と郡人民委員長、郡行政委員長も、郡党委員会の決定に従って活動すべきです。ところがいま、党の責任幹部と行政責任幹部には、党委員会にたいし各自の活動に責任を負う気風が確立されていません。

 各級党委員会は、委員の活動と党生活の状況を日常的に掌握、統制し、活動と生活で欠陥があらわれた場合には、党会議で問題をとりあげ、強い思想闘争を展開すべきです。こうして、すべての委員が党委員会から分担された任務を間違いなく実行するようにしなければなりません。

 次に、党員と勤労者にたいする思想教育を強化すべきです。

 現段階において、党の思想活動部門に提起されている最も重要な課題は、党員と勤労者を金日成同志の革命思想、チュチェ思想で武装させることです。

 チュチェ思想は、労働者階級の革命的世界観であり、革命と建設の唯一の指導思想であります。党員と勤労者にたいするチュチェ思想教育を強化してこそ、かれらがチュチェの革命観を確立し、主体的な革命理論と戦略戦術、方法論を体得し、金日成同志の意図どおり革命と建設を成功裳に遂行していくことができます。党組織は、党員と勤労者のあいだでチュチェ思想教育を着実に進め、かれらがチュチェの革命観を確立するようにしなければなりません。

 党員と勤労者をチュチェ思想で武装させるには、原理教育を強化することが重要です。

 党組織は、党員と勤労者にチュチェ思想の原理を着実に学習させ、チュチェ思想を深く把握させるべきです。

 チュチェ思想を深く把握するためには、金日成同志の著作の原文学習に力を入れなければなりません。金日成同志の著作には、チュチェ思想の原理と原則がわかりやすく、全面的に明示されています。

 チュチェ思想について解説したいろいろなテキストや図書も出版して、党員と勤労者の学習に役立たせるようにすべきです。

 チュチェ思想教育を実質的におこなうためには、対象の水準を考慮しなければなりません。人ごとに水準と準備程度がそれぞれ異なるので、同じ教材を使い、同じ方法で学習させては成果をおさめることができません。党組織は、知識水準の高い人と低い人、幹部と一般勤労者を区別し、対象の特性と準備程度に合わせていろいろな教材とテキストをつくって学習させるべきです。特に、一般教育網では、チュチェ思想を大衆向きに解説し、誰でも深く体得できるようにすべきです。

 チュチェ思想教育は、あくまでも革命実践と密接に結びつけて進めるべきです。チュチェ思想を原理的に認識させよというのは、けっして現実とかけ離れて、理論だけ学習させよというのではありません。革命実践とかけ離れた教育はなんの役にも立ちません。チュチェ思想教育は、金日成同志が各時期にうちだす政策とそれを具現するための実践を密接に結びつけておこなうべきです。

 党組織は、党員と勤労者に金日成同志が示した革命と建設にかんする思想と理論、方針を幅広く学習させなければなりません。

 金日成同志は、チュチェ思想にもとづいて革命理論と戦略戦術、指導方法を示し、各分野の路線と方針をうちだしています。金日成同志の革命思想は、革命と建設のすべての問題にたいして理論的にだけでなく、具体的な実践方途まですべて明らかにしています。金日成同志の革命思想と理論を幅広く学習すれば、革命と建設で提起されるすべての問題を正しく解決し、金日成同志の思想と意図どおり革命と建設を成功裏に遂行することができます。

 党組織は、党員と勤労者に金日成同志の革命と建設にかんする思想と理論、方針を深く学習させ、かれらがいつどこにあっても、それを正しく具現していくようにすべきです。

 金日成同志への忠実性は、党性、労働者階級性、人民性の最高表現であり、共産主義的革命家の基本的表徴です。

 領袖への忠実性は、領袖をどのように仰ぎ、領袖の示す思想と方針をいかに貫徹するかにあらわれるのです。

 領袖への忠実性は、労働者階級の偉業を実現していく歴史的な全過程で提起される根本問題です。労働者階級の革命偉業は一世代で終わるものではなく、幾世代にもわたる長期のたたかいによって実現します。革命の道を最初に切り開いた領袖の思想と偉業は、領袖に限りなく忠実な後継者によって固守され、継承されます。したがって、領袖への忠実性は、領袖の偉業を代を継いで完成していく後継者に従うことで変わることなく継承されなければなりません。代を継いで継承される忠実性であってこそ、領袖への真の忠実性であるといえます。

 金日成同志と党への限りない忠実性は、朝鮮人民の最も気高い思想的・精神的品格です。朝鮮人民は、半世紀を越える困難で複雑な革命の道で、常に金日成同志に自己の運命のすべてを託し、変わることなく忠実でありました。共産主義運動史には、自己の領袖を擁護できず、曲折と試練に見舞われた例が少なくありません。しかし、朝鮮人民は、いついかなる環境のもとでも、敬愛する金日成同志を高く仰ぎ、断固として擁護しました。国際共産主義運動の内部に修正主義が台頭して一部の党が陣痛をなめているときにも、朝鮮人民は、常に金日成同志に限りなく忠実でありました。こうして朝鮮人民は、いささかの動揺と曲折もなく、革命の旗を最後まで守り、革命と建設を成功裏に遂行してきました。

 我々は、これからも、いかなる情勢が到来し、どこからどのような風が吹き荒れようとも動揺することなく、金日成同志と党を変わることなく断固と擁護し、忠誠心をもって仰ぐべきです。

 党組織は、すべての党員と勤労者が金日成同志を忠誠心をもって高く仰ぎ、その権威を絶対化し、金日成同志を政治的、思想的に、生命を賭して断固と擁護できるようにたゆみなく教育すべきです。すべての党員と勤労者が、金日成同志の革命思想を信念化、信条化し、革命と建設で提起される問題をひたすら金日成同志の思想と意図どおりに解決し、金日成同志の教えの貫徹において絶対性、無条件性の原則を確固と守るようにすべきです。

 忠実性教育を行事や集会の催しによってすりかえたり、形式的におこなってはなりません。

 忠実性教育も、原理的に説き明かす方法でおこない、すべての党員と勤労者が党と領袖に真に忠実であるためには、どのように生活し働くべきかをはっきりと認識するようにさせることが大切です。

 これとともに、党員と勤労者を忠実性の生きた手本で感化すべきです。党組織は、すべての党員と勤労者が金日成同志に限りなく忠実であった抗日革命烈士の模範に見習うようにすべきです。また、党員と勤労者のあいだで発現する金日成同志への忠実性の生きた手本をもって教育する活動も活発におこなうべきです。

 党員と勤労者にたいする革命伝統教育をいっそう強化しなければなりません。

 わが党の輝かしい革命伝統は、偉大な領袖金日成同志が苦難にみちた抗日革命闘争の時期にきずきあげた貴重な革命的財宝です。わが党の革命伝統には、チュチェの思想体系、尊い革命業績と豊富な闘争経験、革命的活動方法と人民的活動作風が全面的に具現されています。我々は、金日成同志が抗日革命闘争の時期にきずいた輝かしい革命伝統を断固として擁護し、代を継いで継承し発展させなければなりません。

 党組織は、党員と勤労者に革命伝統に具現されている金日成同志の偉大な革命思想と賢明な指導、不滅の革命業績、共産主義的徳性を幅広く認識させ、金日成同志の偉大さを深く体得させるべきです。

 すべての党員と勤労者が、わが党の輝かしい革命伝統で武装し、それを活動と生活に確固と具現していくようにすべきです。

 党組織は、革命戦跡地と革命史跡地、革命博物館と革命事績館をはじめ、革命伝統教育の拠点と手段を広く利用して、革命伝統教育をいっそう力強くおこなうべきです。革命伝統教育資料もさらに充実させ、党員と勤労者にたいする革命伝統教育を着実に展開しなければなりません。

 党員と勤労者にたいする階級的教育をいっそう強化しなければなりません。

 社会主義・共産主義偉業の実現をめざす闘争は、労働者階級とあらゆる反動派とのするどい階級闘争をともないます。階級意識で武装し、階級的原則を固守するのは共産主義運動本来の要求であり、共産主務者の重要な表徴です。

 こんにち、国際共産主義運動内に非階級的傾向があらわれており、特に、国土が南北に分断されており、直接アメリカ帝国主義と対峙して革命と建設を進めている状況のもとで、我々はいつにもまして階級的教育を強化しなければなりません。階級的教育を強化することなしには、血潮をもってたたかいとった社会主義制度と革命の獲得物を確固と守ることも、祖国の統一と革命の全国的勝利を達成することもできません。

 党組織は、すべての党員と勤労者が帝国主義と搾取制度をはげしく憎悪し、それと妥協せずたたかうようにすべきです。特に、アメリカ帝国主義の「2つの朝鮮」策動と日本軍国主義の再侵略策動に反対して断固たたかうようにすべきです。これとともに、南朝鮮かいらい一味のファッショ支配制度をはげしく憎悪し、それに反対して断固たたかうようにすべきです。こうして、党員と勤労者が、祖国統一の革命的大事変を主動的に迎える思想的準備をしっかりととのえるようにしなければなりません。

 党員と勤労者にたいする社会主義的愛国主義教育をいっそう強化しなければなりません。

 金日成同志を仰いで社会主義・共産主義を建設する大きな民族的誇りと自負をいだくよう、党員と勤労者を正しく教育すべきです。

 朝鮮人民は、金日成同志を仰いで革命を進める最も誇り高く幸せな人民です。かつて、国を奪われ、民族的虐待と蔑視にさいなまれてきた朝鮮人民は、金日成同志を仰ぐことにより、わが国の歴史においてはじめて、尊厳ある自主独立国家のれっきとした主人になりました。党組織は、党員と勤労者が金日成同志を仰いだ高い民族的誇りと自負を胸に深く刻みつけるよう教育し、かれらが金日成同志に永遠に忠誠をつくし、チュチェ偉業の完成のために献身するようにしなければなりません。

 党組織は、党員と勤労者が我々の社会主義祖国と社会主義制度を熱烈に愛し、敵の侵害から鉄壁のように守り、祖国の富強発展のために身をささげてたたかうようにすべきです。

 修正主義は、共産主義運動内にあらわれた資本主義思想の反映であり、最も危険な反革命的思想潮流です。修正主義の反動的本質は、何よりも、労働者階級の革命偉業を台無しにする目的で、その頭脳である領袖を攻撃することにあります。

 党組織は、党員と勤労者に修正主義の反革命的本質と表現形態、弊害を明確に認識させるべきです。特に、党員と勤労者に、修正主義者の誤った路線と政策、経済理論の反動的本質を一つひとつ具体的に教え、かれらがそれに反対して積極的にたたかうようにすべきです。

 これとともに、我々の生活において修正主義の足がかりとなるブルジョア思想の残りかすと古い生活習性を根絶すべきです。

 事大主義と教条主義は、修正主義の道案内です。党組織は、党員と勤労者のあいだで事大主義、教条主義に反対する思想教育と思想闘争を力強く展開し、修正主義のさ細な要素も我々の内部に浸透できないようにすべきです。

 思想教育活動で形式主義を決定的になくさなければなりません。

 思想教育活動は、人間の思想を改造する活動であるため、形式主義的におこなってはいけません。思想教育活動において形式主義は最大の禁物です。ところがいまなお、党の思想教育活動は形式主義の古い枠から脱していません。いま、思想教育活動は多くの場合、内容よりも回数をみたしたり、格式をととのえたりすることにかたよっています。党組織は、思想教育活動において行政化、図式主義などの古い枠を徹底的になくし、宣伝扇動活動を清新で覇気のあるものにすべきです。

 次に、党活動家の活動方法と活動作風を決定的に改善しなければなりません。

 金日成同志の教えと党の方針が正しく貫徹されるか否かは、それを直接組織し実行する活動家の活動方法と活動作風に大きくかかっています。いかに党の路線と方針が正しいとしても、それを直接組織し実行する活動家が古い活動方法と活動作風にたよっては正しく貫徹することができません。

 これまでわが党は、党活動家の活動方法と活動作風を改善するため不断に努力し、特にここ数年間、旧来の活動方法と活動作風をなくし、金日成的活動方法を具現するため積極的に努力してきました。その結果、党活動家の活動方法と活動作風は著しく改善され、全党に革命的活動方法と人民的活動作風が確立されつつあります。しかし、いまなお少なからぬ党活動家は、官僚主義、党の権威乱用、隠密検察官式の活動方法など旧来の活動方法と活動作風から完全に脱皮していません。そのため、金日成同志の教えと党の方針を貫徹し、党と大衆との連係を強めるのに少なからぬ支障をきたしています。すべての党組織と党活動家は、活動方法と活動作風を改善する努力を根気よくつづけて、全党に金日成的活動方法を確立しなければなりません。

 上部が下部を援助するのは、わが党の伝統的な活動方法であり、党活動家が常に堅持すべき指導方法です。

 党活動家は、常に下部に出向いてこそ、下部の実情を具体的に知り、下部の活動家を実質的に援助し、党員と勤労者を革命課題の遂行にふるいたたせることができます。

 下部を実質的に援助するためには、党活動家が下部に出向くのを制度化しなければなりません。いま、一部の党活動家は、下部に出向こうとせず、事務室に居座って統計を受けたり、指示昔や通報などをつくって下達しています。そうかと思うと、一部の党活動家は、提起された課題を受け売りしており、電話機にとりついて時間を送っています。これは、党の活動方法ではありません。

 すべての党活動家は、事務室に居座って不必要な文書いじりや電話のやりとりばかりせず、思いきって下部に出向いていくべきです。特に、党の責任幹部が下部に出向くべきです。そうしてこそ、問題を正確にとらえ、正しく処理することができます。すべての党活動家は、すでに確立されている下部指導体系に従って、下部に出向くのを制度化すべきです。

 下部に出向くのを制度化すると同時に、下部を実質的に援助しなければなりません。

 これまで党活動家が下部によく出向いてはいますが、下部の党組織の活動にはこれといった改善が見られません。それは、これまで党活動家が下部に出向いても、実質的に援助していないことを示しています。

 いま一部の党活動家は、下部に出向いても初級党委員会の事務室で党書記に会ったり、あちこち車を乗りまわして帰ってくるだけです。そのため、下部の実情にうとく、下部の活動家が嘘をいってもだまされ、かれらのいいなりになっています。一部の党活動家は、下部に出向いては不必要な各種の資料や統計を要求し、下部の活動家にてんてこまいをさせています。そうかと思うと、一部の党活動家は、下部の活動家を実質的に援助するのでなく、隠密検察官のように欠陥ばかり探りだしています。党活動家が下部に出向いてそんなことをするくらいなら、いっそのこと下部に出向かないほうがよいでしょう。

 党活動家は、下部に出向いて党員や勤労者とともに生活し、かれらの意見と要求に耳を傾け、解決を要する問題はそのつど解決してやるべきです。統計や資料が必要なときは、自分の手で作成し、会ってみる必要があったり、確かめる必要のある問題がある場合には、下部の活動家に指示するのでなく、みずから現地に出向いていくべきです。党活動家は、下部の活動家をよく援助して、かれらが独り立ちできるようにすべきです。

 活動を大かがりに展開し大胆におし進めるのは、共産主義者の活動態度であり、党の活動方法の重要な要求です。

 党活動家は、何をするにせよ大がかりに思案し、高い目標をかかげるべきです。そうしてこそ、提起された課題を革命的に遂行することができ、働きがいがあります。高い目標をかかげるからといって、主観的欲望にとらわれて現実に合わない途方もない目標をかかげてはいけません。常に客観的可能性を正しく見積もり、動員力のある現実的な目標をかかげなければなりません。

 目標をかかげるのは、始まりにすぎません。大がかりな高い目標をかかげたとしても、活動を革命的に展開しなければ成果をおさめることができません。いったん目標をかかげたあとは、こせこせすることなく、それを大胆に威勢よくおし進めて最後までやりとおすべきです。

 党活動家が人民的活動作風を身につけることは、党と大衆との連係を強めるうえできわめて重要な意義をもちます。いまなお少なからぬ党活動家は、党の権威乱用と官僚主義を一掃していません。一部の活動家は、横暴にふるまい、悪態と号令をもって指導に代え、威厳をつくろい体裁ぶっています。これは、党と大衆との連係を弱める非常に間違った行動です。

 党活動家は、党の権威乱用と官僚主義を一掃し、人民的活動作風を身につけることにより、母なる党の活動家としての品格をそなえるべきです。

 わたしは、みなさんが、党の戦闘力を強め、党に課された膨大な革命任務を成功裏に遂行することにより、金日成同志と党の期待に必ずこたえるものと確信します。

出典:冊子『党の戦闘力を強めて社会主義建設に新たな転換をもたらそう』
平壌 外国文出版社 1992


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