金 正 日

党活動家は高い政治的・実務的資質を備えた
実力者にならなければならない
朝鮮労働党中央委員会宣伝扇動部の活動家との談話
-1971年5月18日-


 幹部の政治・実務水準を高めることは、こんにち、我々にとって極めて重要な問題となっています。

 金日成同志は、今、幹部の水準を高める問題の重要性にかんがみ、ことしの新年の辞で「全党が学習しよう」というスローガンを高くかかげて革命的学習気風を確立し、ことしを幹部の資質と指揮能力を一段と高める年にしなければならないと述べています。ところが今、各党組織は幹部の指導水準の向上を口で強調するだけで、それに強力に取り組んでいません。どの単位へ行ってみても、革命的学習気風が確立しておらず、幹部の活動方法と活動態度には、これといった新しい変化が見られません。

 現実は、幹部の活動能力と指導水準を速く高めることを切実に要請しています。幹部が以前に学んだ知識や経験をもって活動するようでは、革命と建設を力強く推し進めることも、革命の指揮メンバーとしての責任と役割を全うすることもできません。こんにち、朝鮮革命は、その内容と深さにおいて、社会主義的改造の時期や社会主義建設の初期とは異なる新たな段階へと発展しています。我が国では、既に社会主義的工業化の歴史的課題が実現し、その土台の上で三大技術革命遂行の闘いが進められており、思想革命と文化革命を力強く推進して社会の全構成員を我が党の唯一思想で武装させ、全社会を革命化、労働者階級化する課題が全面に提起されています。発展する革命の新たな要請に即応して、幹部の資質と指揮能力を速く高めなければ、革命と建設を力強く推し進めることも、第5回党大会が示した綱領的課題を成功裏に遂行することもできません。

 特に、党活動家の政治的実務的資質を高めることが重要です。

 党活動家は、政治、経済、文化など社会生活のすべての部門の活動を指導しなければならないのですから、豊富で多方面にわたる知識を身につけなければなりません。党の路線と政策が正しく実行されるか否かは、その実行を手配し指導する党活動家の能力の大きくかかっています。党の路線と政策がいくら正しくても、その実行を手配し指導する党活動家の政治・実務水準が低く、能力に欠けていては、それを立派に貫くことができません。

 現在、党活動家の水準は全般的に高くありません。党組織活動と党思想活動が発展する現実の要請に即応して深まっておらず、活動家のあいだで党の権威乱用や官僚主義、行政代行のような古い活動方法や作風がなくなっていないのも、主として党活動家の政治・実務水準が低いためです。活動家の中に職務を嫌ったり怠けたりする人は、まずいません。仕事熱心で、決意も固いのですが、実力に欠けているため、努力に比べて成果が少なく、本意ならぬ過ちを犯す場合が少なくないのです。

 政治・実務的水準が低く実力がなければ、党の意図に沿って活動を革命的に展開することができず、党と領袖に忠実であることができません。実力とは、ほかならぬ人間の創造的能力です。創造的能力に裏付けられない忠実性や熱意は主観的欲望にすぎず、実践活動では何の成果を上げることもできません。私が忠実性さえ高ければすべての問題が解決できるというのは、金日成同志に対する忠誠の真心をもって、その教えを実行するため懸命に努力すれば、それまでなかった才覚も生じ、わからなかったことも知るようになり、したがって、どのように困難な課題も立派に遂行できるようになるという意味です。それゆえ、党と領袖に忠実な真の党活動家になるためには、課された革命任務を立派に果たせる高い政治的思想的水準と豊富な知識、老練な組織的手腕と革命的展開力を備えた実力者にならなければなりません。

 党活動家は何よりも、高い政治・理論水準と党活動方法を身につけるために努力しなければなりません。

 党活動家は、党員と勤労者を我が党の革命思想と理論で武装させ、党政策が正しく実行されるよう政治的に指導する責任を担っている大衆の教育者であり、党政策の実行者であります。党活動家が政治理論水準と政治的識見が低く、党活動の原理、方法に疎くては、全党と全社会に党の唯一思想体系を確立することも、革命と建設を力強く推し進めることもできません。

 今、一部の党活動家は、政治的な鋭さにかけ、問題を政策的な観点で分析し、判断することができません。活動において重要なことと副次的なこと、本質的なことと非本質的なことを見分けることができず、ささいな欠陥を見て大変なことが起こったかのように大騒ぎするかと思うと、反対に、小さな問題のようでも当然重視すべき問題を、大したことではないと見過ごすようなことが少なくありません。最近、平壌市党委員会の某幹部は、党の唯一思想体系の要求に背いて、個別的幹部の発言を、だれそれの指示だの何だのだと、下部の活動家を集めて組織的に伝達する行為をしました。ところが、それが即時、批判されることもなく見過ごされました。党活動家が政治的な鋭さにかけ、正否の識別ができなければ、非党的な要素を適時に克服することができず、党の強化発展に大きな支障をきたすようになります。

 政治・実務水準を高めるためには、金日成同志の著作と党の方針を深く学習して、我が党の革命思想、チュチェ思想で武装し、党の路線と政策に精通していなければなりません。

 金日成同志の著作と党の方針には、チュチェ思想の原理をはじめ、党の事業と活動で提起されるすべての理論的実践的問題がはっきりと示されています。金日成同志の著作と党の方針に精通してさえいれば、いかに困難かつ複雑な問題が生じても、金日成同志の意図と党の要求に合わせて解決することができ、すべての活動を確信をもって大胆に進めていくことができます。党活動家は、金日成同志の著作と党の方針を全面的かつ歴史的に深く学習しなければなりません。そうしなければ、その神髄を正しく把握することができず、金日成同志の教えと党の方針を実行するうえで偏向を犯すようになります。

 党活動家は党活動の実務に明るく、担当した職務に精通していなければなりません。党活動の実務に疎く、職務に精通していなければ活動を革命的に進めることができず、優柔不断になり、 創意もなしに上部の指示を受け売り式に実行するようになります。党活動家は、政治・理論水準と実務水準を高めるために党機関紙を欠かさず読み、『党活動』と『勤労者』をはじめ、政治理論雑誌も常時読まなければなりません。そうしてこそ、各時期の党の政策的要求と意図を知り、政治理論水準を高めることができ、党活動経験も学び、社会主義建設での成果や南朝鮮情勢、国際情勢もそのつど知ることができます。

 党活動家が本務を全うするためには、多方面にわたる知識を身につけた博識家にならなければなりません。党活動家は多方面にわたる知識を身につけてこそ、党活動の基本である対人活動を正しく行い、行政経済活動の指導も着実に行うことができるのです。

 豊富で多方面にわたる知識がなければ、対人活動を巧みに行うことができません。作風さえよければ大衆とよくとけ合い、彼らとの活動を円滑に進められると考えるのは誤りです。対人活動は職業や知識程度、生活経歴、年齢の異なるいろいろな人を対象にする活動であるため、対人活動を対象の特性に合わせて巧みに行うためには、多方面にわたる知識が必要です。工場で労働者を対象に活動するには工業の知識が、農村で農民を対象に活動するには農業の知識が、文化芸術機関で作家、芸術家を対象に活動するには文学や芸術の知識がなければなりません。文学・芸術部門を指導する活動家が文学・芸術に無知であれば、作家・芸術家の生活や心理が理解できず、彼らの内面世界に深く入り込むことができません。少なからぬ党活動家は文学・芸術についての常識に欠けているため、作家・芸術家と会っても小説や音楽作品については一言も意見を交わせず、ぎこちなく一場の訓示を垂れたり、仕事や生活で困っていることがあれば話すように、といったふうな活動の仕方をしています。対人活動を、このように行政実務的な方法でしては、人々としばしば会って談話を交わしても、両者間の感応がないため、彼らは胸襟を開いて話すようにはなりません。

 党活動家は多方面にわたる知識を所有していなければ、行政・経済活動に対する指導を円滑に行うことができません。党活動家は、だれもが経済知識と科学技術知識を所有すべきです。もちろん、党活動家は政治活動をする人ですから、当該部門の実務家のように専門知識に精通することはできません。しかし、行政・経済活動を党の立場で掌握し指導するには、当該部門の知識や現代科学技術の常識を身につけていなければなりません。当該部門の知識がなく技術に無知であれば、いくら現実に接近しても、 政策の実行でどのような偏向が生じておりネックは何かということが正確につかめず、あらわれた偏向や欠陥を正す対策を満足に立てることができません。

 現在、人民経済の各部門でテアン(大安)の事業体系が運用されず、生産が正常化されていないのは、工場、企業所の党活動家が社会主義経済管理理論と工業経営知識に欠けていることと少なからず関係しています。テアンの事業体系は革命的大衆路線を具現した経済管理体系であり、企業管理と生産に対する党委員会の集団指導を保障するのはテアン体系の本質的要求であり最大の優位性です。党委員会の集団指導機能を高めてテアン体系の優位性を大いに発揮させ、経済を科学的、合理的に管理運営するためには、党活動家が経済法則と経済カテゴリーを知り、経済活動に対する知識も所有していなければなりません。ところが、一部の工場、企業所の党書記は生産費や原価の計算法も知らず、企業所の管理規範もはっきり知らずに党委員会の活動を指導しています。そのため、工場の生産と経営活動が党の経済政策と社会主義経済法則の要求に即応して進められているのかどうかを科学的に分析、評価できず、提起される問題を定見をもって正確に処理できないありさまです。水準が低く、実力のない人はどんなことにも定見がなく、仕事を積極的に進めることができず、あれこれの意見を気にして右往左往するようになります。そうなれば結局、活動において党の原則を守れなくなります。

 今、党活動が経済活動に密着できずにいる主因も、党活動家が経済知識に乏しく、経済活動を深く掘り下げて行うことができないからです。党員の党生活指導状況を見ても、本務である革命課題をどう遂行しているかを把握した上で評価するのではなく、多くの場合、私生活上の問題や計画の遂行状況をもって論議しています。

 一部の活動家は、ともすれば怒声を上げて官僚主義的に振る舞い、職権をふるって権威を高めようとしていますが、これらはみな実力のない表現です。地位や肩書によっては、活動で権威を高めることができません。党活動家の権威は肩書や職権によってではなく、実力によって裏付けられるものです。実力があってこそ、正しい方法論をもって事理にかなった事の処理ができ、何か一言いっても効き目があり、党の権威が保てるのです。

 豊かな情緒と高い文化的素養は、党活動家が備えるべき重要な品格、資質の一つです。党活動家が情緒にかけ、木石にようにぎこちなくては大衆と容易にとけ合えず、 彼らから敬遠されます。党活動家は、楽しくうれしいときには笑い、感激したり悲しいことがあったりしたときは涙も流さなければなりません。党活動家のなかには音楽鑑賞もせず、映画や歌劇など文学芸術作品に接しても分析、評価できない人が少なくありませんが、文化的素養が低いと、自然に情緒も人情味もなくなくなるものです。党活動家は文化的素養を高めて、文学・芸術作品を鑑賞し、歌をうたい、詩を吟ずることもできるようでなければなりません。一言でいって、党活動家は政治も経済も文学・芸術も知り、 どこで何を担当してもまどうことなく、すらすらやり遂げる万能にならなければなりません。

 活動家の政治的実務的資質を高めるためには、全党に革命的学習気風をうち立てなければなりません。

 学習は、活動家の資質向上の基本的方途の一つです。人間には持って生まれた知識などありえず、知識は、ただ学習と実践活動を通してのみ得られ、 蓄積されていくものです。党活動家は学習に励み、政治、経済、文化、軍事などすべての分野の知識を広く、深く身につけなければなりません。

 金日成同志は、我々の幹部のなかには偉くもないのに偉いふりをし、ありもしないのにあるふりをし、知りもしないのに知ったふりをする、3つの「ふり」病があるが、そのなかでも、知りもしないのに知ったふりをするのが、一番よくない病癖だと述べています。知りもしないのに知ったかぶりをするのは、自分で自分を欺き、我が手で足の甲を突くような愚かな行為です。知りもしないのに知ったかぶりをして虚勢を張る人は、進歩が望めず、知識の貧困のため、結局は無用な存在になってしまいます。

 党活動家は、自分の知識水準と準備程度が発展する現実と党の要求に比べてたち後れていることをはっきり知るべきです。ある国の作家が、ばかであることを認識したばかはばかでないといっていますが、至言だと思います。自分が無知だと悟った人は学ぼうと奮起するものです。無知を自覚し学ぼうと努力するのはよいことであって、恥じることは何もありません。

 活動家にとって、学習は単に知識を蓄え、 常識を広げる実務的なものではなく、課された革命任務を立派に果たし、党と領袖の高い信頼と期待に忠誠をもってこたえる崇高な政治的課題です。党活動家は、金日成同志の信任を得て党活動家になったのであって、能力があって党活動家になったのではありません。金日成同志の信任に比べ、活動家の能力と革命任務のあいだには大きな隔たりがあります。活動家の水準が低いのは、過去に系統的な教育を受けられなかったせいではなく、彼ら自身が、学習に熱を入れず水準を高めるため懸命に努力しなかったからです。幹部の中で解放前に勉強できなかった人は、解放後、金日成同志の配慮で、党幹部養成機関で学んで幹部に成長した人であり、若い幹部はすべて社会主義教育を系統的に受けた人たちです。ところが幹部になってからは、多忙を口実に学習を怠り、政治・実務水準が発展する現実に後れるようになりました。党活動家は学習のもつ意義と重要性をはっきり知り、熱心に学ばなければなりません。

 活動家が、忙しく暇がないので学習できないというのは口実にすぎません。抗日遊撃隊員は、敵と戦う困難な戦闘や苦しい行軍の日々にも本を手放さず、食事は欠かしても学習は中断せず日常的におこなったものです。活動家は、抗日遊撃隊員の学習気風に習って学習を生活化しなければなりません。一部の人は、目前の急務をすませてから丸ごと時間を割いて集中的に学習するからと後にまわしていますが、これは学習をしないということと変わりありません。革命は1日や2日で終わるものではありません。我々は代を継いで革命を続けなければならないだけに、新しい革命課題が次々と提起されます。革命家は学習を日常的に行うべきであり、生の最期の瞬間まで学び、また、学ばなければなりません。

 党活動家は、情熱的な篤学の士となり読書に励まなければなりません。今は、社会的に読書気風が確立されていません。どの部門へ行ってみても、会議の際、さまざまな問題を提起して解決してほしいと要請する人は多くても、本をくれという人はいません。これは読書を好まず、読書を生活上の要求としていないことを示すものです。

 豊富で多方面にわたる知識を所有するうえで、多読以上によい方法はありません。本は知識の宝庫であり、人間生活の教科書です。党活動家は、 出張したり指導におもむくときにも本を持ち歩いて読み、いくら忙しくても毎日2時間以上学習するのを習性化しなければなりません。

 学習は、明確な目標のもとに、実質的に行わなければなりません。目標と段階を明確に設定し、一つ一つ狂いなく実行するやり方で学習すれば、楽しくもあり実りもあるものです。ただ本を多く読むからといって知識が増し、 水準が高まるのではありません。本を目的指向性もなしにあれこれと興味本位に読むようではさして頭に残るものがなく、活動と生活に役立つこともありません。目的と思索のない読書は、頭を休めるもので読書ではありません。実力を高めるためには、 学習で形式主義をなくし、本を1ページ読んでも革命任務の遂行に必要な生きた知識がえられるよう、 深く考えながら熱心に読まなければなりません。

 学習は、元々、自覚的にすべきものですが、まだ活動家のなかに学習を怠ける古い習性が残っている実情にてらして、自覚だけにまかすことなく、統制もしなければなりません。革命的学習気風を確立するためには、自覚に加えて学習に対する指導と統制が必要とされます。各党組織は幹部と党員に定期的に学習課題を出し、その実行状況を総括し、すべての幹部が土曜学習と水曜講演、 1カ月学習をはじめ集団学習に欠かさず参加するよう統制すべきです。学習する暇がないという人は、暇があってもしないものです。あれこれと口実をかまえて独習を怠ったり、定められた学習制度と規律をよく守らない傾向に対しては問題視し、厳しく批判すべきです。そうして、だれであれ学習をしなくては過ごせないようにすべきです。

 党活動家の水準を高める上で重要なのは、実地の活動を通じて学び、高い組織的手腕と革命的展開力を身につけることです。学習は活動家の政治・実務水準を高めるすぐれた方途ではありますが、学習を強化するだけでは、党活動家が革命の指揮メンバーとして大衆を党政策への実行へと力強く奮起させる巧みな組織力と革命的展開力を備えることはできません。実践活動を通じて身につけた知識と能力であってこそ、生命力のある有用なものになるのです。党活動家は、本務である党活動の過程を通じて有用な生きた知識と党活動経験を積み、 実務能力も養わなければなりません。党活動家は自分の職務について、常に深く研究し、一つの課題を遂行してはみずから総括し、経験と教訓を酌み取らなければなりません。そうすれば、活動の設計と作戦の能力が高まり、大衆を動かす方法も身につけることができます。

 党活動家の水準をすみやかに向上させるためには、上部が下部を助け、 1人が10人、10人が100人、100人が1000人を教える方法で教育しなければなりません。特に、党の責任幹部が下部の活動家を十分に援助し、 彼らの水準を高めるために極力努めなければなりません。下部の活動家の水準を高め、彼らがみな、その責務を立派に果たせるようにすべきであって、大将一人では戦いができぬの例えどおり、 責任幹部一人の力では提起される課題を円滑に遂行できません。党中央委員会と道・市・郡党委員会の責任幹部は、指導にいく場合も下部の活動家を同伴し、活動の手配をはじめ大衆政治活動、指導活動総括などを、どのようにすればよいかを一つ一つ教えなければなりません。

 今、活動家たちは何か新しい課題を提起されると、人員をふやしてほしいと要求しますが、これは誤った考え方です。現実的に党活動で問題となっているのは、機構や人の数ではなく、党活動家の政治的実務的資質です。機構を拡張する方法で問題を解決しようとすべきでなく、活動家の水準を高めて、1人が2人分、3人分を担当できるようにすべきです。周知のように、こんにち、我が国では、労働力が極めて切迫した問題として提起されており、この労働力問題の解決いかんは、6カ年計画を成功裏に遂行できるかどうか、革命と建設を速く進めうるかどうかという極めて重要な問題となっています。金日成同志は、すべての部門、すべての単位で労働力の予備を動員する運動を力強く繰り広げ、各党機関の機構も全般的に再検討して縮小すべきだと指摘しています。生産と建設部門の労働力の予備は、技術革命とともに政治活動を強力に進め、すべての勤労者がより能率的に働けるようにするところにありますが、党機関における労働力の予備は、党活動家の活動能力を高めるところにあります。党活動家の資質を高めるたたかいを力強く繰り広げ、すべての活動家が人民軍のように一当百のつわものにならなければなりません。

 党活動家は、政治・実務水準を高めることが、こんにちいかに重要な問題であるかを深く自覚し、万能の真の実力者になるため積極的に努力しなければなりません。


 (注1) テアンの事業体系 金日成同志が1961年12月、大安電機工場(現在の大安重機連合企業所)に出向いてつくりだした新たな社会主義経済管理システム。これは、第1に党委員会の集団指導のもとに経済を管理運営し、第2に生産指導部署、計画部署、工作・動力部署からなる工場参謀部を設け、技師長が参謀部長としてそれらの部署の活動を統括して統一的、集中的に生産を指導し、第3に上部が責任をもって下部に資材を供給し、第4に工場の従業員と当該地域住民への供給活動を責任をもって行う体系である。


 (注2) 三大技術革命 工場労働と農業労働の差、重労働と軽労働の差を著しく縮め、女性を家事の重い負担から解放するための技術革命。社会主義的工業化が実現した後の新たな高い段階の技術革命である。

出典:「金正日選集」2巻

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