金 正 日

経済建設と国防建設で革命的高揚を起こすための
思想宣伝の強化について
朝鮮労働党中央委員会宣伝扇動部の活動家との談話 
−1967年7月3日− 


 経済建設と国防建設を並進させるという党代表者会議の決定を貫徹するのは、現段階においてわが党と人民に提起されている最も重要な革命課題です。

 いま、わが国の情勢は非常に緊張しています。アメリカ帝国主義者は、南朝鮮の侵略兵力をひきつづき増強する一方、共和国北半部にたいする戦争準備に拍車を加えており、軍事的挑発策動を絶え間なくつづけています。敵の新たな戦争挑発策動は、今年の初めに、わが国の領海に侵入した護衛艦56号の撃沈事件をきっかけにいっそう甚だしくなっています。アメリカ帝国主義者は、ベトナム戦争をエスカレートさせながら、アジアと世界の情勢を極度に緊張させています。ベトナムで拡大されつつある戦争の火の手は、いつわが国に燃え移るかわかりません。

 我々は、経済建設を立派におこなって社会主義の経済的土台を打ちかためると同時に、国防建設に大きな力を入れて、国の防衛力をあらゆる面から強化しなければなりません。そうしてこそ、敵がいつ侵攻してきでもそれに主動的に対処し、祖国の安全と革命の獲得物を守りとおすことができます。

 経済建設と国防建設を並進させるというのは、容易なことではありません。この並進路線を貫徹するためには、全人民が緊張した動員態勢をととのえ、こぞって立ちあがり、社会主義建設のすべての部門で革命的高揚を起こさなければなりません。

 世界に経済建設と国防建設を進めない国はないといえます。しかし、他の国でのやり方とわが党の並進路線は根本的に異なります。わが党がうちだした経済建設と国防建設の並進路線は、社会主義経済建設をひきつづき力強くおし進めながら、それに劣らず国防建設に大きな力を入れることを求める革命的な路線です。経済建設と国防建設を並進させ、社会主義経済建設の高い目標を達成しながら、祖国防衛に完璧を期するように国防力を強化するためには、1人が2人分、3人分の仕事をし、生産と建設を平時の2倍、3倍の速さでおし進めなければなりません。それでなくては、経済建設と国防建設で提起される膨大な課題を成功裏に遂行することができません。

 金日成同志は、今回の党中央委員会総会で、党代表者会議以後数か月がすぎても、党代表者会議の決定貫徹のためのたたかいで革新が起きていないことについて深刻に批判しました。

 経済建設と国防建設を並進させるという党の路線の貫徹において革命的大高揚が起こっていないのは、党組織が党員と勤労者を思想的に正しく武装させず、かれらを力強く組織動員できなかったところに主な原因があります。現情勢は、党員と勤労者がいつにもまして高い革命精神をもって戦闘的に働き、生活することを求めていますが、それにふさわしく党の思想活動がおこなわれていません。党の思想活動部門に居座っていた反党修正主義分子は、党員と勤労者を革命的に教育し、党政策の貫徹へ奮い立たせるのでなく、人々のあいだに修正主義思想、ブルジョア思想をはじめ、悪い思想的毒素を少なからずまきちらし、党政策の宣伝もまともにおこないませんでした。

 党代表者会議の決定貫徹に党員と勤労者を力強く立ちあがらせるためには当然、党代表者会議の文書の解説宣伝活動から積極的に展開しなければならないはずです。党代表者会議の文書には、現在の国際・国内情勢と、革命と建設において我々が堅持すべき原則的立場、さしあたり我々が遂行すべき闘争課題が全面的に明示されています。ところが、党代表者会議の文書の学習を形式的におこなったため、少なからぬ幹部や党員は、まだ党代表者会議の基本精神と決定内容を明確に理解しておらず、いかなる複雑な情勢にも対処できる思想的準備をしっかりととのえていません。経済建設と国防建設の並進路線の革命的本質と意義を正しく把握していないため、一部の幹部は国防建設はどうなろうと経済建設さえつづければよいという態度をとっており、また一方では、経済建設と国防建設のいずれかを選ぶべきであって、両方ともおし進めるのは難しいと考え、難関を前にして動揺する傾向もあらわれています。

 経済建設と国防建設で大高揚を起こすためには、決定的に党の思想活動からまず革新しなければなりません。党の思想活動は、すべての人をわが党の思想と意志どおり思考し行動するように教育する活動であり、党の路線と政策を貫徹するたたかいで高い革命的熱意を発揮するよう人々を奮い立たせる活動です。党の思想活動が戦闘的に、活発におこなわれてこそ、全党と全社会に革命的な気迫がみなぎり、党の路線を貫徹するたたかいで革命的高揚が起こるようになります。

 党の思想活動では、何よりもまず、すべての幹部と勤労者に自力更生、刻苦奮闘の革命精神を高く発揮させることに力をそそぐべきです。

 経済建設と国防建設の並進路線は、朝鮮人民がみずからの力で社会主義建設をひきつづきおし進めながら、帝国主義の侵略から国の安全と革命の獲得物を守るための自主的な路線です。言いかえれば、片手には銃を、片手には鎌とハンマーをとって、自力で革命を最後まで遂行するための路線です。したがって、全人民が、自力更生、刻苦奮闘の革命精神を高く発揮せずには、並進路線を貫徹することはできません。

 自力更生、刻苦奮闘、これは自分の力を信じ、自分の力で最後まで革命を遂行しようとする共産主義者の不屈の革命精神であり、闘争原別であります。自力更生、刻苦奮闘の革命精神で武装してこそ、自信と勇気をもって立ちはだかる難関を勇敢にのりこえ、いささかも動揺することなく党の路線を立派に貫徹することができます。

 かつて抗日遊撃隊員は、自力更生、刻苦奮闘の革命精神をもっていたため、素手で敵の武器を奪い取って、みずからを武装し、国家的後方もない困難な状況のもとでも延吉爆弾を製造して強大な日本帝国主義侵略軍に立ち向かって戦うことができたのです。朝鮮人民が戦後、短期間内に戦禍をふりはらって廃墟の上に近代的な工場を建設し、都市と農村を再建して朝鮮人民の英雄的気概をとどろかせたのも、ほかならぬ自力更生、刻苦奮闘の革命精神を高く発揮してたたかったからです。

 革命闘争の過程には、常に難関と試練がつきまとうものです。革命闘争における難関と試練が大きいほど、自力更生、刻苦奮闘の革命精神をいっそう強く発揮すべきです。こんにち、アメリカ帝国主義の侵略策動がいっそう強まり、国際共産主義運動内にあらわれた左右の日和見主義がわが国にまで影響力を及ぼそうとしている状況のもとで、党員と勤労者のあいだで、自力更生、刻苦奮闘の革命精神をいつにもまして強く発揮させなければなりません。

 我々は、党員と勤労者が革命と建設の責任を担った主人の立場に立っていかに困難な状況のもとでも自分の力を信じ経済建設と国防建設で提起されるすべての課題を自力で遂行していくようにしなければなりません。

 朝鮮人民はこれまで、困難なたたかいを通じて自立的民族経済の強固な土台を築きあげましたが、その潜在力は非常に大きなものです。現在の経済的土台と生産潜在力を効果的に利用するなら、人民経済の発展と人民生活の向上、国防力の強化に必要なものをほとんど自力で生産、充足させることができます。しかし現在、人民経済各部門では、潜在力と可能性を最大限に動員利用するたたかいが積極的に展開されていません。工場、企業所や建設現場などに出向いてみると、貴重な設備を遊ばせたり、おざなりに管理して損傷させ、石炭、セメントなどを野ざらしにして流失させているのが少なくありません。今回の党中央委員会総会で批判されたように、いま国家的に労働力が非常に不足しているにもかかわらず、労働行政が綿密でないため、いたるところで多くの労働力を浪費しています。

 最大限に増産し節約するのは、社会主義経済建設で堅持すべき重要な原則です。我々の社会のすべての財貨は、労働者、農民をはじめ、勤労人民大衆の血と汗の結晶であり、人民の福祉増進を目的にしているものです。我々は、党員と勤労者のあいだで増産・節約運動を強化して浪費を徹底的になくし、1本の釘、1グラムのセメント、1条の糸でも極力節約し、潜在力を積極的に探求してより多く、より立派に生産し建設するようにしなければなりません。

 増産と節約の最も大きな潜在力は、技術革新にあります。技術革命を力強く展開して新しい技術を生産と建設に広く導入してこそ、国の資源を効果的に利用し、少ない原料と資材、労働力でより多く、より立派に生産することができ、経済建設と国防建設における難問を円滑に解決していくことができます。

 技術革命の遂行で労働者と科学者、技術者との創造的協力を強め、特に、科学者、技術者との活動を正しくおこなって、かれらの役割を高めることが重要です。現在わが国には、わが党によって養成された科学者、技術者の大集団があります。これは、我々の大きな誇りであり、社会主義建設を力強くおし進める強力な力量です。科学者、技術者の革命的熱意を高め、その創造的知恵を積極的に発揮させるならば、国の科学技術をすみやかに発展させ、社会主義建設を力強く促進することができます。

 先ごろ、金日成同志は咸鏡南道にたいする現地指導のさい、咸興市内の大学教員に会い、科学研究活動と教授活動において事大主義と教条主義を一掃し、主体性を確立し、インテリを革命化して真の労働者階級のインテリにする問題について、改めて、懇切な教えを述べました。我々は、科学者、技術者をはじめ、インテリを革命化、労働者階級化し、科学研究活動で主体性を確立するために力強くたたかわなければなりません。そうして、科学者、技術者が、党と革命にたいする忠誠心を胸に深く刻みつけ、革命的熱意と創造的知恵を高く発揮し、経済建設と国防建設で提起される科学技術上の問題の解決に積極的に寄与するようにしなければなりません。

 党員と勤労者を新たな革命的高揚へと立ちあがらせるためには、チョンリマ(千里馬)作業班運動を活発に展開しなければなりません。

 チョンリマ作業班運動は、集団の全構成員を社会主義建設の積極分子にする共産主義的教育運動であり、人々の革命的熱意と集団主義精神を十分に発揮させて、革命と建設を最大限におし進める大衆的進軍運動です。チョンリマ作業班運動の正当性と生命力は、社会主義建設の実践を通じて十分に発揮され証明されています。朝鮮人民は、社会主義建設の強力な推進力であるチョンリマ作業班運動を広範に展開することによって、社会主義建設のすべての分野で奇跡的な成果をおさめることができました。

 しかしここ数年間、反党修正主義分子の妨害策動によって、チョンリマ作業班運動は活発に展開されず、低調な状態にあります。反党修正主義分子は、人々のあいだに修正主義の浮かれた風潮をふりまき、大衆の革命的な前進運動をあれこれと妨害し、甚だしくはチョンリマという言葉を使うことにさえ難くせをつけ、反対しました。反党修正主義分子がチョンリマ運動に及ぼした弊害を一掃し、この運動をすみやかにもりたてなければなりません。

 現在、龍城機械工場の労働者は、経済建設と国防建設を並進させる党の路線を貫徹するたたかいで龍城機械工場が先頭に立つようにとの金日成同志の現地指導精神をうけとめ、チョンリマ作業班運動を力強く展開しています。宣伝部門では、龍城の労働者の模範を広く紹介、宣伝し、全国に一般化する活動を綿密におこなって、チョンリマ作業班運動の炎が強く燃え上がるようにしなければなりません。

 経済建設と国防建設で革命的高揚を起こすためには、1957年度のチョンリマ大高揚のときのように、消極性と保守主義に反対するたたかいを強力に展開しなければなりません。

 党代表者会議の決定貫徹を妨げ、我々の前進運動を阻む主なる障害物は、依然として消極性と保守主義です。活動家の消極性と保守主義のため、生産者大衆の創意が高く発揮されず、生産と建設でしかるべき成果も達成されていません。

 活動家のあいだで消極性と保守主義に反対してたたかうことがどれほど切実な問題であるかは、今年の人民経済計画の作成過程であらわれた事実をとってみるだけでもわかります。今年度の人民経済計画草案を作成するとき、一部の活動家は、困難を前にして動揺し、しりごみして計画を低めにしようとし、甚だしくは、労働者が決意したものまでできないと言って計画に繰り入れませんでした。こうして、国家計画委員会が最初総合した今年度の人民経済計画は、経済成長率が極めて低く、一部の指標は昨年の生産実績よりも低いものでした。金日成同志は、計画作成であらわれたこのような欠陥は、原料や資材の不足によるものではなく、活動家の誤った観点から生じた思想的欠陥であると指摘し、活動家のあいだで強い思想闘争を展開させました。思想闘争の結果、今年度の人民経済計画は、最初のときに比べて2倍以上高く立てられました。今年度の人民経済計画はかつてなく高めに立てられましたが、労働者の高揚した気勢と積極的なたたかいによって成功裏に遂行されています。数多くの工場、企業所が、上半期の計画を期限前に遂行し、党創立(1945年10月10日)記念日までに年間計画をくりあげて遂行するために奮闘しています。

 消極性と保守主義を打破し、大きなスケールで大胆に仕事を展開しているところでは革新が起こっていますが、そうでないところでは停滞と渋滞がつづいています。消極性と保守主義に反対する一大旋風をまきおこす必要があります。革命そのものが、あらゆる保守的で古いものを一掃し、新しいものを創造するたたかいなのですから、大胆に決心し押しとおす気迫がなければ革命はできません。消極性と保守主義に反対し、大きなスケールで大胆に仕事を展開してこそ、人々の気勢を高め、我々の前進運動を力強くおし進めることができます。

 消極性と保守主義に反対するたたかいは、反党修正主義分子がまきちらした思想的毒素を一掃するたたかいと結びつけて進めるべきです。

 活動家の消極性と保守主義は、党と革命の利益よりも個人の利益を先に考え、なるべく仕事をらくにして安易にすごそうとする古い思想から生じるものです。ブルジョア思想、修正主義思想をはじめ、古い思想を根絶せずには、消極性と保守主義をなくすことができません。一部の活動家の頭には、反党反革命修正主義分子がまきちらしたブルジョア思想、修正主義思想など悪い思想的毒素が多分に残っています。かつて、党の思想活動部門に居座っていた反党修正主義分子は、わが党の革命思想で党員と勤労者を教育し武装させるのではなく、ブルジョア思想と修正主義思想、封建的儒教思想をさかんにまきちらし、わが党の歴史的根源である栄えある抗日革命闘争の輝かしい伝統を切り崩そうと狡猾に策動しました。かれらはまた、わが党の自立的民族経済建設路線と自衛的軍事路線に反対し、人々のあいだに腐りきったブルジョア生活様式と修正主義の浮かれた風潮をまきちらしました。

 反党修正主義分子によって扶植されたブルジョア思想と修正主義思想の毒素を一掃せずには、人々を革命的に教育し自覚させることも、社会に戦闘的な気風を確立することもできません。党員と勤労者に党中央委員会第4期第15回総会で暴露、批判された反党修正主義分子の正体と罪業、その悪影響を明白に認識させ、かれらが、ブルジョア思想、修正主義思想、封建的儒教思想を根絶するたたかいに積極的に参加するようにし、思想闘争の成果が生産と建設に実質的にあらわれるようにすべきです。

 経済建設と国防建設のすべての部門で新たな革命的高揚を起こすためには、党の宣伝活動家の役割をさらに高めなければなりません。

 党の宣伝活動家は、党員と勤労者を党の路線と政策で武装させ、その貫徹に組織動員する政治的教育者であり、鼓舞者です。党の宣伝活動家が教育者としての役割と宣伝扇動者としての役割を正しく遂行するなら、人々に党政策の本質と要求を正確に認識させ、かれらの自発的熱意と創造的知恵を引き出し、社会主義建設の各部門で革新を起こすことができます。

 党の宣伝活動家は、思想活動において官僚主義的で形式主義的な活動態度を決定的に一掃しなければなりません。

 現在、思想活動にあらわれている主な欠陥は、下部の実情に合わないものを天下り式に押しつけ、体裁ぶってうわべを飾り、実践からかけ離れたはったりをきかせることです。思想活動における形式主義は極めて根深く、難治の慢性病のようになっています。学習や講演、解説対話などを見ても、党中央委員会宣伝扇動部では、党員と勤労者の知識程度と政治・理論水準、課されている革命任務など対象別の特性を考慮せず、同じテキストをつくって各部門に一律に配付しています。そして、下部ではまた、その部門、その単位の実情に即して内容を具体化するのでなく、上部から配付された宣伝テキストを受け売り式に伝達しています。結局、宣伝活動は、一般的な強調とアピールにとどまり、実際上の懸案の解決には実質的な助けとなっていません。いま、宣伝活動に多くの時間と手間をかけていますが、そのわりに成果は少なく、宣伝活動が大衆を教育し、党政策の貫徹に奮い立たせる有力な手段になっていません。

 宣伝活動家は、人を相手にし、人の思想を扱うのですから、何かを一つしても深く考え、研究したうえで着実にするべきであって、能弁に走り、気取って歩きまわる演説屋になってはいけません。学習会を一度おこなうにしても、学習テキストをつくって配付することにとどまらず、それが大衆の水準と心理に合うのか、また大衆のなかにいかに浸透し、活動と生活にどう具現されているのかを具体的に調べて、その内容と方法を改めるため不断に努力しなければなりません。

 党の経済政策宣伝を活発におこなうべきです。いま、党の経済政策にたいする学習を怠っているので、経済幹部は当該部門にたいする金日成同志の教えがなんであり、それを実行するには何をどうすべきかについてよく知っていません。経済部門の活動家は、党の経済政策を明確にわかっていないので、経済活動を党の政策的要求に即して展開できず、難関につきあたるとちゅうちょしたり動揺する傾向があらわれています。活動家は、党の政策で武装せず、党政策への確固たる信念がなければ、その実行において献身性と創意性を発揮できず、活動を大胆に展開していくことができません。党の経済政策にたいする宣伝を強化して、幹部と党員と勤労者が、当該部門にたいする金日成同志の教えを明確に認識し、いかに困難で複雑な状況のもとでも、それを無条件貫徹する革命的気風が発揮されるようにしなければなりません。

 生産扇動は、大衆の革命的熱意と創造的積極性を大いに発揮させ、党員と勤労者を集団的革新へ奮い立たせる強力な手段です。生産扇動を力強く展開して、経済建設と国防建設のどの現場にも革命的熱情と戦闘的気迫がみなぎるようにし、生産で絶え間ない高揚と革新が起こるようにしなければなりません。

 宣伝活動家は、わが党の思想戦線の先兵です。宣伝活動家の政治的自覚が鈍く、階級的にするどくなくては、帝国主義の思想的・文化的浸透と外部からの修正主義の影響を防ぐことができず、党と領袖を,政治的、思想的に断固として擁護、防衛することができません。

 かつて、党の宣伝部門の活動家のうち少なからぬ人が、党の唯一思想で武装せず、階級的自覚が鈍っていたため、反党修正主義分子に盲従し、わが党の思想活動に有害な影響を及ぼしました。党の宣伝部門の活動家は、このことから深刻な教訓をくみ取らなければなりません。

 宣伝活動家が、党政策の宣伝者、大衆の政治的教育者としての責任と役割を果たすためには、誰よりも党の唯一思想でしっかり武装し、階級的立場が確固としていなくてはならず、党の路線と政策の擁護、貫徹においては断固たるものがなくてはなりません。政治的、思想的に準備されていない活動家は、熾烈な階級闘争戦線の先頭に立つことができません。みなさんは、自分の頭に残っているあらゆる古い思想を根絶し、自分自身を革命化するため積極的に努力すべきです。特に、反党反革命修正主義分子の思想的毒素を一掃する闘争に積極的に参加し、思想闘争の溶鉱炉の中でみずからを革命的に鍛え、古い思想の残りかすを払拭しなければなりません。


 (注)「経済建設と国防建設を並進させる」=『金日成主席革命活動史』「第9章 社会主義の全面的建設」「第3節 経済建設と国防建設の並進」を参照してください。

 出典:『金正日選集』1巻


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