金 日 成

全インド・朝鮮親善協会代表団との談話
−1979年9月23日− 
 
 私は、全インド・朝鮮親善協会代表団のわが国訪問を熱烈に歓迎します。

 私は、全インド・朝鮮親善協会の皆さんが、朝鮮人民とインド人民の友好・団結のためあらゆる面から積極的に活動していることに対し、謝意を表します。

 私は、あなたがたがインド・朝鮮親善協会を結成し、インド人民が朝鮮人民の革命偉業を支持するよう積極的に活動していることを高く評価します。

 私は、インドでチュチェ思想に関する国際討論会とチュチェ思想に関する第1回インド全国討論会、そして、チュチェ思想に関する地域別討論会を開き、インド人民が自国の問題を自力で解決するため自主性の旗をかかげて進むようにするうえで大きな成果をおさめたことを祝います。

 私は、あなたがたがこのたびわが国を訪問し、社会主義建設と祖国統一をめざして闘っている朝鮮人民を大いに励ましてくれたことを非常にうれしく思っています。

 滞在日程にゆとりがなくて、さぞお疲れのことと思います。わが国には、まだ各種の公共サービス施設が十分に備わっていません。この点、ご了解ください。

 あなたがたの訪朝はこのたびが初めてとのことですが、それは両国間に相互往来の条件がまだ十分につくられていないためです。今後、両国間の往来はしだいに活発になるものと思います。

 私は、あなたがたが、わが国と朝鮮人民、そして、私にあたたかい言葉を述べてくださったことに謝意を表します。我々に対するあなたがたの高い評価は、我々を大いに励ましてくれます。我々は今後、仕事をもっと立派におこなってあなたがたの期待にこたえたいと思います。

 私は、両国人民間の友好・団結のために、国の統一をめざす朝鮮人民の偉業のために積極的に活動したいというあなたがたの言葉をありがたく思います。我々は、あなたがたの励ましと支持のもとに、必ず国の統一を実現するでありましょう。

 私はここで、あなたがたの提起したいくつかの問題について話そうと思います。

 あなたがたは、わが国でチュチェ思想を政治、経済、文化などの各分野に具現するため、どのような方針をうちだしているかという質問をされました。

 現在、わが党と人民に提起されている重要な課題は二つです。その一つは、共和国北半部において社会主義建設を立派に進めることであり、いま一つは、朝鮮人民の最大の民族的悲願である祖国の統一を実現することです。

 我々は、共和国北半部で社会主義建設を成功裏に進めるため、チュチェ思想にもとづく3大革命を遂行しています。我々の遂行している3大革命というのは、思想革命、技術革命、文化革命です。3大革命についてはすでに重ねて説明してきました。

 わが国が進めている思想革命は、すべての人をチュチェ思想で武装させる活動です。人々をチュチェ思想で武装させるのは、わが国の現実や地理的位置、そして、現国際情勢からして切実に必要です。

 かつて、朝鮮人民は自主性がなかったため、日本帝国主義者に国を奪われ、36年間も植民地奴隷の生活を余儀なくされました。過去、朝鮮人のあいだには、事大主義思想が濃厚でした。事大主義思想に毒された人たちは、おのおの大国を後ろ盾にして党派をつくり、派閥争いに明け暮れました。その結果、国が滅びました。我々は、この苦い教訓を全人民と青年に教えなければなりません。

 すべての人に自主性をもたせることがいちばん大切です。自主性をもつということは、とりもなおさず事大主義思想を一掃することを意味します。事大主義思想がなくなってこそ、民族的自負が強くなるものです。

 全人民が自主性をもち、外国に追随したり盲従したりせず、自国の実情にあわないものをむやみに受け入れないようにしてこそ、自主独立国家を建設することができます。

 人間は自主的な存在です。しかし、生活の過程でさまざまな不健全な思想に毒されるようになります。それゆえ、チュチェ思想教育を強化しなければ、人々の自主性を高め、彼らのあいだで大国や先進国をあがめる事大主義思想をなくすことができません。

 私は先日、アジアのある国の代表団と会見したさい、後進諸国が早く発展するためには、ヨーロッパ崇拝思想と技術神秘主義思想から脱却しなければならないといいました。

 アジア諸国は、悠久な歴史をもっています。インドも朝鮮も古い歴史をもっています。

 わが国は、5千年の歴史をもっています。朝鮮歴史博物館の参観をとおして承知のことと思いますが、朝鮮人民は悠久な歴史と立派な文化伝統をもっています。朝鮮人民は、外国で活字が製造されていないとき、すでに金属活字をつくって使用していました。

 アジア人は、才能もあります。わが国の国際親善展覧館には、アジア諸国の人民がつくった多くの工芸品が陳列されていますが、それらは非常に繊細で立派なものです。

 しかし、ヨーロッパ諸国が産業革命をおこなっているとき、アジア諸国は封建支配層のためそれができませんでした。イギリスは、産業革命でトップを切りました。アジアでは日本が100年前に産業革命をおこないましたが、日本は主として外国の技術を導入する方法で自国を発展させました。

 現在の発展途上諸国は、不幸にして産業革命をへていません。そのため、アジアの多くの国はヨーロッパ諸国より立ち後れるようになりました。

 後進諸国は、いまからでも大国への事大主義と先進国への崇拝主義をすてるべきです。事大主義と崇拝主義から解放されてこそ、人々は勇気をもち、自主性と創造性を発揮することができます。

チュチェ思想の基本は、自主性と創造性です。

 我々は、すべての人の自主性と創造性を高度に発揮させるため思想革命をおこなっています。思想革命は、人々の首をはねる革命ではありません。我々の進めている思想革命は、すべての人が他国をあがめることなく、自力で自民族と自国のため献身的に働くようにするための革命なのです。

 わが国では数十年間、思想革命をおこなってきたので、全人民がチュチェ思想で武装したといっても過言ではありません。全人民がチュチェ思想で武装した結果、自分の力をいっそう信ずるようになりました。自分の力を信ずることは、極めて大切です。

 朝鮮人民は、チュチェ思想で武装したので、自主性にもとづく創意性をさらに高く発揮しています。

 わが国は先の祖国解放戦争の時期、アメリカ帝国主義者の爆撃によって都市と農村とを問わずすべてが廃墟と化しました。当時、我々に残ったものは素手だけでした。我々は、ゼロから自力で国を復興建設しなければなりませんでした。もちろん、外国の援助を多少うけましたが、それは取るにたらないものでした。わが国の復興建設において基本となったのは自分自身の力でした。

 我々は戦後、鉄道を電化するため自力で電気機関車をつくろうとしました。当時、わが国に駐在していたヨーロッパのある国の大使は、小さな貴国で電気機関車の製作などは不可能なことだ、朝鮮で電気機関車の製作に成功すれば、逆立ちをしてみせるといいました。

 しかし、わが国の若い技術者と古くからの技術者は、自力で設計し、電気機関車をつくりあげました。いま、わが国にある電気機関車はすべて国産です。

 人々がチュチェ思想で武装すれば、なし遂げられないことはありません。それゆえ、我々は、全人民をチュチェ思想で武装させる教育活動をつづける考えです。言いかえれば、思想革命をひきつづきおし進めるつもりです。

 技術革命もおこなわなければなりません。思想革命とともに技術革命をおし進めてこそ、国の経済を現代化することができます。

 我々は、技術革命を徐々に一歩一歩進めています。一ぺんに5階建ての家にとび上がれないように、人民経済も一ぺんに最新技術に改造することはできません。5階建ての家に上がるためには、1階ずつ上がらなければならないのと同様に、技術革命も1段階ずつ進めなければなりません。立ち後れた技術を一ぺんに最新技術に改造することだけが技術革命なのではありません。例え、最新技術ではなくても、現在の技術よりすこしでも進んだ技術に改造すれば、それも技術革命なのです。

 これは決して、技術革命の遂行で発達した国の最新技術を導入しなくてもよいということを意味するのではありません。技術革命を進めるためには、外国の最新技術も積極的に導入しなければなりません。しかし、技術革命の遂行で基本は、あくまでも自国の実情と技術発展水準に即して人民経済を一歩一歩現代化していくことです。

 技術革命の基本目的は、勤労者を骨のおれる労働から解放することにあります。我々は、最も骨のおれる部門である採掘工業をはじめ、すべての工業部門で機械化、オートメ化を実現し、労働者の労働をらくなものにするため努力しています。農村では、農業の水利化、電化、機械化、化学化を積極的に進めて、骨のおれる仕事から農民を解放するために努力しています。

 我々は技術革命において、特に、工業の主体化に大きな力を入れています。工業の主体化とは、自国の原料と資源にもとづく工業の建設を意味します。工業を主体化すれば、経済を安全に発展させ、経済的自立を実現することができます。

 思想革命、技術革命とともに、文化革命もかならず遂行しなければなりません。文化革命は、思想革命、技術革命と切り離すことのできない密接な関係にあります。文化革命を遂行しなければ、思想革命も技術革命も成功裏に進めることはできません。

 文化革命で最も重要なのは教育事業です。そのため我々は、数年前に『社会主義教育に関するテーゼ』を発表しました。

 あなたは『社会主義教育に関するテーゼ』を読んだとのことですが、我々はそこで社会の全構成員をインテリ化する方針を示しました。もちろん、社会の全構成員をインテリ化するには、国家の負担がたいへん大きいでしょう。しかし、我々は教育事業に費用をかけるのを負担に思っていません。現在、わが国には、託児所、幼稚園で保育されている子どもが350万人に達し、人民学校から大学にいたる各級学校で学んでいる生徒・学生は500万人を上まわっています。彼らは、すべて国家の負担によって勉強し、育成されています。現在わが国では全般的11年制義務教育が実施されていますが、遠からずすべての勤労者が一つ以上の技術を所有し、高等中学卒業程度の知識水準に達するでしょう。

 思想革命、技術革命、文化革命については以上、簡単に述べておきます。我々は今後も思想、技術、文化の3大革命方針をひきつづき貫徹するでありましょう。

 次にあなたがたは、カーターが南朝鮮からの米軍撤退の「公約」を反古にしたあと、アメリカ帝国主義と南朝鮮かいらいの戦争挑発策動がさらに強化されている状況のもとで、朝鮮での平和を維持、強固にし、朝鮮の自主的平和統一を促進するためにはどのような問題が解決されるべきかという質問をされました。

 我々は、カーターが南朝鮮から米軍を撤退させると「公約」した当初からそれを真にうけませんでした。彼は大統領に当選するため、南朝鮮から米軍を撤退させるとホラを吹いたのです。カーターは大統領に当選するや直ちに、南朝鮮からの米軍の撤退問題はもうすこし研究する必要があるといい、その後、海軍と空軍はとどめておき陸軍だけ撤退させるといいましたが、最後には陸軍も撤退させないといいました。これは、人民をあざむくための帝国主義者の常套手段です。

 我々は、カーターが南朝鮮から米軍を撤退させないといったからといって、朝鮮の統一が不可能だとは考えません。

 カーターが南朝鮮を訪れる前には、南朝鮮人民のあいだに、彼に対する幻想がかなりありました。しかし、このたびのカーターの南朝鮮訪問によって、南朝鮮の労働者階級とインテリ、青年をはじめ、各階層の人民のあいだではアメリカへの幻想が破れました。

 カーターは先のアメリカ大統領選挙のとき、南朝鮮から米軍を撤退させると言ったばかりか、人権の「擁護者」をもって自任し、自分が当選すれば人権を蹂躙する国とは関係を結ばないと言いました。彼は、あたかも社会主義諸国には人権がないかのようにいいましたが、それは社会主義諸国に対する悪辣な挑戦でした。当時、彼のこうした挑戦に対して、誰も明白な解答を与えることができませんでした。それで私は、1977年12月の最高人民会議第6期第1回会議での演説のなかで、カーターの言う「人権擁護」の内幕を全面的に暴露しました。アメリカ自体が人権を擁護する国ではなく、それを過酷に弾圧する国です。真の人権擁護は、人民が政権を握っている国でのみ可能なものです。

 カーターは選挙公約とは裏腹に、国際的に人権弾圧の最も甚だしい朴正煕かいらい政権を擁護しました。そのため、カーターの南朝鮮訪問後、南朝鮮人民のあいだに残っていたアメリカへの幻想はくずれざるをえませんでした。これは、非常に好ましいことです。カーターの南朝鮮行脚は、南朝鮮人民をさらに目覚めさせました。

 いま、南朝鮮の青年学生をはじめ、各階層の人民は立ち上がり、南朝鮮社会の民主化をめざして闘っています。最近も1000余名の大学生が朴正煕かいらい一味に反対して闘争に決起しました。南朝鮮かいらい一味のファッショ支配に反対し、民主主義を求める青年学生と人民の闘争は、一昨日も昨日も起こり、あいついで起こっています。

 カーターは、南朝鮮に来て発表した南朝鮮かいらい一味との「共同声明」で、我々に「三者会談」なるものを提案しました。すなわち、アメリカ、南朝鮮かいらい当局、朝鮮民主主義人民共和国が会談することを提案したのです。

 カーターが南朝鮮に来て発表したこの「共同声明」には矛盾があります。彼は「共同声明」で朴正煕かいらい一味の「二つの朝鮮」政策を支持しました。アメリカが、朝鮮を二分しようとする朴正煕かいらい一味を支持するのでは、我々とアメリカとの会談は成立しません。

 会談をするなら、前向きの姿勢をとるべきです。会談は、あくまでもわが国の統一のために必要なものであるだけに、統一に有利な会談とならなければなりません。朝鮮民族を二分させる会談などする必要はないではありませんか。

 朝鮮の統一を目的とする会談をおこなう場合、我々とアメリカのあいだに会談する問題は別にあり、我々と南朝鮮のあいだに会談する問題が別にあります。

 アメリカが国連の看板のもとに、かつて共和国と戦争をし、停戦協定を締結したので、停戦協定を平和協定にかえる問題は、我々とアメリカとの会談をつうじて解決しなければなりません。我々は、停戦協定を平和協定にかえ、南朝鮮から米軍を撤退させる問題をもってアメリカと話しあう必要があると認めます。

 もし、この会談に南朝鮮当局が参加することを要請するならば、彼らをオブザーバーとして参加させることができます。だからといって、それが「3者会談」なのではありません。

 朝鮮の統一問題について言うならば、それはあくまでも朝鮮人同士が解決すべき問題です。言いかえれば、我々と南朝鮮との話しあいをつうじて解決すべき問題です。北と南が国の統一問題をもっておこなう会談にアメリカが参加する必要はありません。この会談にアメリカが参加しようとするならば、それは朝鮮民族に対する内政干渉になります。

 カーターと南朝鮮かいらい当局者との「共同声明」なるものは、なんの価値もありません。

 カーターは南朝鮮から米軍を撤退させないといっていますが、ここにはいかなる口実もありません。口実があるとすれば、我々の軍事力が南朝鮮より強くなったということですが、それはウソです。我々には南朝鮮より軍事力を増強する条件などありません。実際上、南朝鮮は共和国北半部より多くの軍隊をもっており、人口もはるかに多いのです。我々の軍事力が南朝鮮より強大であるというのは、世界人民をあざむくための術策です。いま世界の人民はこれを明確に知っているため、南朝鮮から米軍を撤退させるための朝鮮人民の闘争に積極的な支持と共鳴をよせています。

 南朝鮮人民もアメリカの欺瞞策を見破りはじめました。それゆえ、南朝鮮人民のあいだでは、アメリカへの幻想がなくなり、アメリカ帝国主義への憎悪心が高まりつつあります。

 南朝鮮人民が目覚めるのは、非常に重要なことです。南朝鮮人民が目覚めれば、その力は、アメリカ帝国主義が南朝鮮かいらいに提供する兵器の威力よりはるかに大きいものになります。銃剣をもってしては、自覚した人民の闘争を絶対に鎮圧することはできません。かつて、イランには数多くの米軍が駐留し、アメリカはイランにおびただしい現代兵器を提供したではありませんか。しかしイラン人民は、闘争に立ち上がってアメリカ帝国主義をイランから追い出し、勝利をおさめました。

 我々が南朝鮮へ進撃しなくても、朝鮮の統一は実現できます。南朝鮮の全人民が目覚めて決起し、ファッショ支配を一掃して社会の民主化を実現すれば、朝鮮は平和的に統一されるでしょう。

 次に、あなたがたは第6回非同盟諸国首脳会議の問題について質問されましたが、ハバナで開かれた今回の非同盟諸国首脳会議はかなりの紆余曲折がありました。この会議に参加した政務院総理を団長とするわが国の代表団がきょう到着するので、まだ具体的な報告はうけていません。

 あなたがたは、朝鮮労働党中央委員会政治委員会・朝鮮民主主義人民共和国中央人民委員会合同会議に関する報道を読んだことと思います。今回のハバナ非同盟諸国首脳会議の最終宣言には、我々が朝鮮労働党中央委員会政治委員会と朝鮮民主主義人民共和国中央人民委員会合同会議で提起した問題がほとんど反映されています。

 第6回非同盟諸国首脳会議で非同盟運動が分裂しなかったのは非常に結構なことです。会議では、進歩的だの非進歩的だのといって非同盟諸国を分裂させようとした試みが破綻しました。

 非同盟諸国は、相異なる社会体制と信教をもっています。したがって、体制と信教によって国の進歩性を規定することはできません。非同盟運動での進歩性の基準は自主性です。我々は、自主性を守る国がほかならぬ進歩的な国であると主張します。

 我々は、あらゆるブロックの解体を要求します。それは、非同盟という言葉そのものがどちらのブロックにも加担しない自主性を求めるからです。したがって、ブロックは、非同盟諸国の闘争対象であり、我々はブロックを解体させる闘争を展開しなければなりません。

 いま一部の人は、反動的なブロックにだけ反対し、進歩的なブロックには反対する必要がないといっていますが、もし帝国主義のブロックが解体されれば、社会主義のブロックも不必要なものになるでしょう。したがって、いっさいのブロックは無条件に解体されなければなりません。

 今回のハバナ非同盟諸国首脳会議の最終宣言の草案には、いっさいのブロックの解体問題が含まれていませんでした。しかし、多くの国の要求によって、会議で採択された最終宣言にこの問題が反映されたのです。

 また最終宣言には、世界各地に非核地帯・平和地帯を設置する問題、他国に駐留している軍隊を撤退させる問題、他国に設置した軍事基地を撤廃する問題なども反映されました。他国に軍隊を駐留させることは、その口実はどうであれ、その国に対する支配権の行使を意味します。

 このたびハバナで開かれた非同盟諸国首脳会議の成果は、第1に、非同盟運動が分裂しなかったことであり、第2に、最終宣言に非同盟運動における重要な問題がすべて反映されたことであるといえます。

 今回の非同盟諸国首脳会議で、朝鮮問題は一国の反対もなく満場一致で最終宣言に含まれました。

 もちろん、非同盟諸国首脳会議は以前も今回も、体制や信教の違いをはじめ、いろいろな問題によって複雑でありました。しかし、非同盟運動の隊列はひきつづき拡大しています。今回のハバナ首脳会議でもイラン、パキスタンとラテンアメリカ諸国が非同盟運動に加盟しました。複雑な環境のもとでも非同盟運動の原則が守られたことが最も貴重な成果だと思います。

 あなたがたの質問に以上のようにお答えします。
出典:『金日成著作集』34巻 

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