同志のみなさん！

　朝鮮民主主義人民共和国は朝鮮人民の自由と独立の旗印であり、社会主義・共産主義建設の強力な武器であります。

　共和国政府は朝鮮革命の総体的任務から出発して、共和国北半部での社会主義建設を促進し、南朝鮮人民の革命闘争を支援し、世界各国人民との団結を強めるためにたゆみなくたたかってきました。

　祖国の統一独立と新しい社会の建設をめざすたたかいで、共和国政府は、我が党のチュチェ思想を確固たる指導指針とし、国家活動のすべての分野で自主、自立、自衛の革命路線を徹底的に貫きました。

　政治的自主性は、自主独立国家の第一の生命であります。自主性をもつ政権であってこそ、国と民族の尊厳を守り、革命と建設を力強くおし進めることができます。

　共和国政府は、創建当初から自主性を堅持してきました。

　共和国政府は、すべての路線と政策を我が国の実情に即して独自に樹立し、それを朝鮮人民自身の力に依拠して貫きました。我々は事大主義と教条主義に反対し、革命と建設で提起されるすべての問題を自己の定見によって解決し、既成の理論や外国の経験も朝鮮革命の利益にかなうよう取り入れました。

　共和国政府は、完全な平等と相互尊重の原則に立脚して外国との友好・協力関係を発展させており、すべての国際問題を独自の判断と信念にもとづいて解決しています。我々は絶対に他人の笛に踊りはしないし、我が国の内部問題にたいする外国人の干渉を許しません。自主独立国家としての我が国の権威と朝鮮人民の尊厳は、まさに共和国政府が自主性を堅持しているところにあります。

　国の政治的独立を強化し、自主性を完全に実現するためには、自立的民族経済を建設しなければなりません。

　経済的自立は、政治的独立と自主性の物質的基礎であります。自立的民族経済を建設しなければ、国の独立を強固にして自主権を行使することも、人民に豊かな物質生活を保障することもできません。

　共和国政府は、自立的民族経済建設路線をうちだし、自力更生の革命的原則を貫いて、自国の資源、自国の技術、自国の幹部によって運営され、多面的に発達し、最新技術で装備した自立的な民族経済を立派に建設しました。こんにち我が国の経済は、社会主義建設と人民生活に必要なすべてのものを国内生産でまかなっており、いかなる世界的経済変動にも動ずることなく、たえず早い速度で発展しています。

　国防分野において自衛を実現するのは、自主独立国家建設の根本原則であります。

　自衛的国防力なしには民族の独立を守りぬくことも、革命の獲得物と人民の安全を守ることもできません。自衛力のない国家は、事実上完全な独立国家とはいえません。

　我々は、機を逸することなく正規の革命武力を創建して国防力を強化した結果、アメリカ帝国主義侵略者に反対する３年間の祖国解放戦争で、祖国の独立と革命の獲得物を誇らかに守りぬきました。

　共和国政府は、全軍幹部化、全軍現代化、全人民武装化、全国土要塞化を基本内容とする党の軍事路線を貫いて、我が人民軍を一当百の革命武力に強化し、全国土を難攻不落の要塞に変えました。こんにち我々は、敵のいかなる侵略をも徹底的に粉砕しうる必勝不敗の国防力をきずきあげたということを確信をもっていうことができます。

　共和国政府は、革命と建設の各分野で自主・自立・自衛の革命路線を徹底的に貫き、我が国を政治における自主、経済における自立、国防における自衛の社会主義強国に変えました。

　共和国の創建以来30年間、我が国でなし遂げた偉大な変革と輝かしい成果は、自主・自立・自衛路線の正しさと生命力を如実に証明しています。

　共和国政府は今後も、国家活動のすべての分野にチュチェ思想を具現し、全社会をチュチェ思想化する歴史的偉業を促進するでしょう。

　全社会のチュチェ思想化は、共和国政府の最高目的であります。共和国政府は、社会の全構成員をチュチェ型の共産主義的人間につくりあげ、全社会をチュチェ思想の要求どおり徹底的に改造し、共産主義の思想的要塞と物質的要塞を占領しなくてはなりません。

　全社会をチュチェ思想化する闘争は、本質において勤労人民大衆の自主性を完全に実現するための闘争です。勤労人民大衆の自主性を完全に実現するためには、政治と経済、思想と文化など社会生活のあらゆる分野で旧社会の遺物を一掃し、土台と上部構造の全領域にわたって社会を革命的に改造しなければなりません。それゆえ、労働者階級の国家が勤労人民大衆の自主性を完全に実現する歴史的任務を果たすためには、古い社会制度の改造と同時に、思想、技術、文化の各分野においても革命を遂行しなければなりません。

　思想、技術、文化の三大革命は、過去の植民地または半植民地状態から独立をかちとり、新しい社会を建設している国々で、特に重要な問題として提起されます。かつて、帝国主義の植民地従属下にあった国々は思想的、技術的、文化的に立ち後れているため、三大革命の遂行がきわめて困難かつ複雑であり、これにより大きな力と時間を要します。

　民主主義革命と社会主義革命が勝利し、社会主義制度が樹立されたのち、労働者階級の国家には思想、技術、文化の三大革命が基本的な革命任務として提起されます。

　社会主義制度が確立すれば勤労人民大衆の社会的・政治的自主性は実現されますが、かれらを古い思想の束縛と自然の束縛からも完全に解放すべき課題は依然として残ります。したがって、社会主義制度が確立した後、三大革命を力強くくりひろげ、社会主義制度をたえず強化発展させるとともに、人間改造と自然改造を全面的に促進することなくしては、すべての分野で勤労人民大衆の自主性を完全に実現することは不可能です。

　共和国政府は新しい社会の建設に踏みだした当初から、思想、技術、文化の三大革命遂行方針をうちだし、一貫してそれを貫きました。

　社会主義革命が勝利した後、共和国政府は三大革命を社会主義社会で遂行すべき革命の基本内容、共産主義を建設するまで遂行すべき継続革命の任務として規定し、思想革命、技術革命、文化革命を力強くおし進めてきました。三大革命が強力に推進された結果、我が国の革命と建設は非常に速いテンポで進展し、政治、経済、文化のすべての分野で輝かしい勝利と成果が達成されました。こんにち、朝鮮人民は思想革命、技術革命、文化革命の３つの赤旗を高くかかげ、社会主義・共産主義の高峰をめざし、チョンリマ（千里馬）に速度戦をプラスした勢いで力強く前進しています。

　三大革命で最も重要なのは思想革命です。

　思想革命は、勤労者を革命化、労働者階級化して共産主義的革命家につくりあげる人間改造事業であり、勤労者の革命的熱意と創意を高める政治活動であります。

　共和国政府は革命闘争と建設事業の指導にあたって、常に思想革命を最も重要な革命課題とかかげ、それをすべての事業に優先させる原則を堅持しました。

　思想革命が成功裏におし進められた結果、朝鮮人民の思想的・精神的風格には大きな変化が起こりました。

　すべての勤労者が我が党の革命思想、チュチェ思想でかたく武装し、全社会にチュチェ思想がみなぎっています。こんにち我が国のすべての人民は、我が党と共和国政府にたいするあつい忠誠心を胸に、革命の要求とあれば水火をもいとわず勇敢にたたかっています。

　勤労者の革命化、労働者階級化でも大きな成果が達成されました。すべての勤労者が労働者階級の先進思想でしっかりと武装し、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」というスローガンのもとに共産主義的に働き、学び、生活しています。こんにち我が国のすべての勤労者は労働と闘争を喜びとし、継続革新、継続前進する革命的人民になりました。

　思想革命をつうじて朝鮮人民の政治的・思想的統一はいっそう強まりました。全人民がチュチェ思想にもとづいて一心同体となってかたく団結し、全社会が互いに助け導きあってむつまじく暮らす革命的大家庭となりました。チュチェ思想にもとづく朝鮮人民の政治的・思想的統一はいかなる力によっても打ち破ることはできません。このような人民の不敗の統一・団結によって、共和国の隆盛繁栄と朝鮮革命の最終的勝利は確固と保障されています。

　現在、我が国の革命と建設は、新たな高い発展段階にさしかかっています。革命発展の新しい要求に応じて思想革命をひきつづき強化し、社会主義・共産主義建設をさらに促進しなければなりません。

　思想革命をひきつづき強化することは、革命発展の合法則的要求であります。社会主義社会で思想革命をひきつづき強化しなければ、人々の頭に古い思想が息を吹きかえし、外部からは帝国主義者の伝播するブルジョア思想が浸透してきます。また思想革命をつづけなければ、生活水準が向上し、衣食住の心配がなくなるにつれて、人々の革命的熱意がしだいに低下するおそれがあります。ひきつづき思想革命を強化してこそ、人々を共産主義的に教育改造する困難で重大な課題を成功裏に遂行し、革命と建設をたえずもりあげていくことができます。

　現段階における思想革命の中心的課題は、社会の全構成員をチュチェ思想でしっかり武装させることです。チュチェ思想の教育をさらに強めて、すべての勤労者がチュチェの革命観でしっかり武装し、チュチェ思想の全面的勝利をめざして力強くたたかうようにしなければなりません。

　朝鮮人民はチュチェの社会主義祖国があるからこそ、最も尊厳のある誇り高い人民となることができたのです。すべての勤労者が社会主義祖国を熱烈に愛し、社会主義祖国の繁栄のために力強くたたかうよう教育しなければなりません。

　我々の闘争はまだ終わってはおらず、我々は依然として革命の途上にあります。全人民が高度の革命的熱意とゆるぎない勝利の信念をいだき、あらゆる障害と難関を勇敢にのりこえ、革命偉業の最終的勝利の日までひきつづき力強くたたかうようにしなければなりません。

　技術革命は、三大革命の重要な構成部分です。

　技術革命は、生産力を発展させて人民の物質的福祉をたえず増進させ、勤労者を骨のおれる労働から解放するための気高い革命課題です。

　技術革命をおこなわなければ、社会主義の自立的民族経済を建設することも、勤労者を骨のおれる労働から解放し、かれらに自主的で創造的な労働生活を保障することもできません。

　共和国政府は、技術革命を新しい社会建設の重要な革命任務、勤労者の自主性を高める気高い政治的任務としてうちだし、人民経済各部門でこれを力強くおし進めました。

　我々は技術革命を力強くくりひろげることによって、解放後短期間に、日本帝国主義の残した経済の植民地的跛行性と技術的立ち後れを完全に取り除き、さらには人民経済の全面的技術改造を実現し、社会主義的工業化の歴史的課題を立派になし遂げました。共和国政府は社会主義的工業化が完成された後、三大技術革命の課題をうちだし、それを遂行するたたかいを積極的にくりひろげ、既に大きな成果をおさめました。

　技術革命が成功裏に進められた結果、こんにち我が国の経済は現代科学技術の土台のうえに確固と立脚しており、その威力は著しく強まりました。

　こんにち我が国の生産力はきわめて高い水準に達しています。昨年度の工業生産は1946 年にくらべて196倍に増え、1946年から1977年のあいだに工業総生産高で機械工業のしめる比率は5.1％から33.7％にのびました。我が国は機械設備にたいする需要の98％を国産でまかなっており、人口１人当たり主要工業製品の生産高で先進国の隊列に加わっています。

　勤労者は骨のおれる労働から大いに解放され、人民の生活水準がいちだんと向上しました。採掘工業、金属工業をはじめ、主要工業部門で機械化、オートメ化、リモコン化が広く取り入れられ、農業の工業化、現代化が速いテンポで推進された結果、勤労者は高熱労働や有害労働、骨のおれる労働から少なからず解放され、食品加工工業が発展して女性の家事がいちだんとらくになりました。労働がらくになり、物質的富の生産が増大するにつれて、人民はなんの心配事もなく、いっそう豊かで文化的な生活を享受できるようになりました。

　共和国政府は、既におさめた成果をふまえて、今後もひきつづき技術革命を力強くおし進めなければなりません。こうして、必要に応じた共産主義的分配が実施できるよう生産力を高度に発展させ、勤労者を骨のおれる労働から完全に解放しなければなりません。

　技術革命における重要な課題は、三大技術革命をひきつづき力強くおし進めるとともに、人民経済の主体化、現代化、科学化を実現することです。

　人民経済の主体化、現代化、科学化は第２次７か年計画の基本課題であり、今後、社会主義経済建設で一貫して堅持すべき戦略的方針であります。技術革命を強力におし進め、民族経済の自立性を強化し、技術手段を改善し、経済全般を新しい科学的土台のうえに引き上げなければ、人民経済の主体化、現代化、科学化を実現することはできません。

　まず、人民経済の主体化の実現に力をそそがなければなりません。

　人民経済の主体化を実現するうえで提起される重要な課題は、国の天然資源をより効果的に利用し、人民経済の部門構造をいちだんと完備することです。我が国には各種の地下資源が豊富に埋蔵されています。探鉱活動を強化してさらに多くの埋蔵量を確保し、未発見の地下資源をもれなく探しださなければなりません。新しい工業部門を創設して工業の部門構造をさらに完備し、自国の原料に依拠する工業を発展させる原則を徹底的に貫くことによって、我が国の工業の自立性と主体性をさらに強めなければなりません。

　人民経済の現代化は、すなわち技術手段の現代化であり、生産の機械化、オートメ化を意味します。機械設備の精密化、大型化、高速度化を積極的におし進め、各種の近代的機械設備をさらに多く考案、製作して人民経済の技術装備水準をいっそう高め、あらゆる生産を機械化、オートメ化しなければなりません。

　運輸の現代化は、当面の重要な課題です。最近、採掘工業と加工工業は急速に発展しましたが、輸送がそれに追いついていません。我々は運輸の現代化を促進し、輸送能力をいちだんと高めなければなりません。鉄道の電化をすみやかに完成し、鉄道をいっそうオートメ化し、貨物の積み下ろし作業を積極的に機械化しなければなりません。我が国は３面が海にかこまれており、河川が多いので、大型貨物船を多く建造し、運河を大々的に建設して、水上運輸を大いに発展させる方向に進まなければなりません。近代的な大型貨物船をたくさん建造して海上運輸を発展させることは、対外貿易を多角化するうえでも大きな意義があります。

　科学技術を発展させ、人民経済各部門の生産技術工程と生産方法、経営活動をいちだんと新しい科学的土台のうえにすえなければなりません。国家・経済機関の活動家と科学者、技術者は、人民経済の科学化に必要な科学研究活動を強め、新しい科学技術の成果を大いに生産に取り入れ、近い将来、我が国の人民経済の科学化水準をいちだんと高めなければなりません。

　我々は、特に、農業の科学化、現代化に大いに力をそそがなければなりません。『我が国における社会主義農村問題にかんするテーゼ』を実現するたたかいで、既におさめた成果をかため、チュチェ農法の要求を徹底的に貫いて農業生産をいっそう科学化、集約化しなければなりません。これと同時に、近代的な技術手段と科学的な作業方法を広く取り入れて海面干拓を進め、さらに多くの土地を得るため積極的にたたかわなければなりません。

　文化革命は、労働者階級の国家が遂行すべき三大革命課題の一つです。

　文化革命をおこなわなければ、旧社会の遺物である文化の立ち後れを一掃し、社会主義・共産主義文化を創造することも、社会の全構成員を全面的に発達した共産主義的人間にかえることもできません。

　これまで文化革命が成功裏に進められた結果、社会主義的民族文化がさん然と開花発展し、現代文明から遠く取り残されていた朝鮮人民は、社会主義文化の真の主人に、享有者になりました。

　我が国の教育事業は、非常に早い発展を遂げました。革命と建設の進展にともなって、段階を追って義務教育が実施され、現在では全般的11年制義務教育が実施されて、育ちゆくすべての新しい世代が完全な中等一般教育をうけています。こんにち我が国では、人口の半分をこえる860万の児童と生徒・学生が国家の負担で無料教育をうけ、共産主義的革命人材に育っています。成人教育が成功裏に進められた結果、すべての勤労者が既に久しい前に中学修了程度以上の一般知識を所有し、いまでは高等中学修了程度の一般知識を身につけるため熱心に学んでいます。まことに、我が国は全人民が勉強する真の「学びの国」「教育の国」となりました。

　民族幹部の養成事業でも大きな成果がおさめられました。解放前には一つの大学もなかった我が国に、こんにちでは158の大学が立ち、各地方に強固な総合的幹部養成基地がきずかれ、100万のインテリ大集団が養成されて国家・経済・文化機関を立派に管理運営しています。かつて、民族幹部が不足して大きな困難をなめていた我が国では、いまや民族幹部問題が完全に解決されました。

　文学と芸術は高い境地に達し、人民の増大する文化的欲求を立派にみたしており、勤労者の革命闘争を力強く励ましています。

　解放後、文盲退治運動から始まった我が国の文化革命は、共和国の旗のもとに長足の進歩を遂げ、こんにちでは高等義務教育を課題としてうちだす非常に高い段階に到達しました。これは、我が共和国が新しい社会の建設でおさめた最も貴い業績の一つであり、朝鮮人民の大きな誇りであります。

　こんにち文化革命の最も重要な課題は、全社会のインテリ化を促進することです。全社会のインテリ化を促進し、全人民の文化・技術水準を画期的に高めなければ、社会主義・共産主義を成功裏に建設することも、労働における差を最終的になくし、勤労者の完全な平等を実現することもできません。

　全社会のインテリ化を実現するためには『社会主義教育にかんするテーゼ』を徹底的に貫き、教育事業をさらに発展させなければなりません。人民政権機関は全般的11年制義務教育を充実させ、成人教育および高等教育事業をさらに改善しなければなりません。こうして育ちゆく新しい世代をすべて知・徳・体をそなえたチュチェ型の共産主義的革命人材に育成し、短期間内にすべての勤労者に高等中学修了程度の一般知識水準と一つ以上の現代技術を身につけさせ、民族幹部をより立派に育てあげなければなりません。

　生産文化と生活文化、社会主義的生活様式を確立することは、文化革命の重要な課題です。生産文化と生活文化、社会主義的生活様式を確立しなければ、勤労者に文化的な労働条件と生活条件を保障することも、全社会に革命的な生活気風をうち立てることもできません。人民政権機関の活動家とすべての勤労者は、工場や農村、町や村を立派にととのえ、清潔に管理し、製品の品質と文化性を高めるため積極的にたたかわなければなりません。国家活動と社会生活のあらゆる分野で社会主義的生活規範と行動準則を厳守し、革命的に働き生活する、より健全な気風を全社会に確立しなければなりません。

　文化革命を立派に遂行するためには、社会主義的民族文化建設路線を貫かなければなりません。文化建設の各分野で主体性を確立し、党性、労働者階級性を正しく具現し、ブルジョア的・封建的要素、そして西洋かぶれの風潮を断固排撃しなければなりません。

　我が党は思想、技術、文化の三大革命をさらに力強くおし進めるために、三大革命グループ運動を発起し、政治的・実務的水準の高い党の中核分子と青年インテリで三大革命グループを組織し、工場、企業所、協同農場をはじめ、人民経済各部門に派遣する積極的な措置を講じました。

　三大革命グループ運動は、チョンサンリ（青山里）方法を具現した近代的な革命指導方法であります。いいかえれば三大革命グループ運動は、政治的・思想的指導と科学的・技術的指導を結びつけ、上部が下部を援助し、大衆を奮い立たせて思想、技術、文化の三大革命をおし進める新しい形態の革命指導方法であります。

　党組織の指導のもとに三大革命グループ運動が力強くくりひろげられた結果、三大革命遂行のたたかいがいっそう組織化、積極化され、社会主義建設の各分野で大きな成果がおさめられました。実践は三大革命グループ運動が、党組織の戦闘力と指導的役割をいっそう高め、国家・経済機関の機能をあらゆる面から強め、活動家と勤労者を奮い立たせて思想革命、技術革命、文化革命を力強く推進する最もすぐれた、生命力のある革命指導方法であることを示しています。

　我々は、実践をとおしてその優位性と生命力が実証された、三大革命グループ運動をひきつづき発展させなければなりません。

　三大革命グループ運動を発展させるためには、三大革命グループの責任感と役割を強めなければなりません。三大革命グループは三大革命の前衛であり、闘争の旗手であります。三大革命グループはチュチェ思想でしっかり武装し、高度の革命性をひきつづき堅持し、大衆のなかにはいり、その革命的熱意と創意を積極的に発揮させることによって、三大革命をいっそう力強くおし進めなければなりません。

　思想革命、技術革命、文化革命を成功裏に遂行するためには、三大革命赤旗獲得運動を力強くくりひろげなければなりません。三大革命赤旗獲得運動は思想革命、技術革命、文化革命を力強くくりひろげて社会主義建設を早めるための全人民的な大衆運動であります。社会主義建設の各部門で三大革命赤旗獲得運動をさらに活発にくりひろげて思想、技術、文化の三大革命を力強く推進し、朝鮮革命をいっそうすみやかに前進させなければなりません。

　こんにち三大革命路線を徹底的に貫くのは、社会主義・共産主義建設のたたかいで共和国政府に提起されている基本的革命課題であります。共和国政府は三大革命の赤旗を高くかかげ、思想革命、技術革命、文化革命を力強くおし進めて、社会主義・共産主義建設の歴史的偉業を促進しなければなりません。