金日成「朝鮮労働党第5回大会でおこなった中央委員会の活動報告」

2 我が国の社会主義制度を強化発展させるために


 同志のみなさん!

 こんにち、我が党と人民には、革命と建設ですでにおさめた成果を踏まえて、我が国の社会主義制度を強化発展させ、社会主義の完全な勝利を促進すべきさし迫った課題が提起されています。

 社会主義制度を強化し、社会主義の完全な勝利を達成するためには、共産主義へ進む途上で必ず占領すべき2つの要塞である物質的要塞と思想的要塞を占領するたたかいをひきつづき力強く展開しなければなりません。

 我々は、技術革命をさらに高い段階に前進させて生産力をたえず発展させ、文化建設を促進して社会主義的民族文化をいっそう開花発展させ、思想革命を優先させて全社会の革命化、労働者階級化を力強くおし進めなければなりません。


 1 社会主義経済建設の中心的課題

 同志のみなさん!

 我々は7か年計画期間に、国の社会主義的工業化と人民経済の全面的技術改造を力強くおし進めて、自立的体系の確立した近代的工業を創設し、人民経済のすべての部門を基本的に現代技術の土台のうえに引き上げました。

 しかし、社会主義の強固な物質的・技術的土台をきずきあげるためには、なお経済建設の分野で多くのことをなし遂げなければなりません。工業をより立派に整備し、その自立性をさらに強化して、我が国にきずかれた近代的工業の威力を全面的に発揮させるとともに、人民経済のすべての部門でたえまない技術的進歩をなし遂げて、生産力をより速やかに発展させなければなりません。

 社会主義経済建設分野における6か年計画の基本的課題は、工業化の成果を強化発展させ、技術革命を新たな高い段階に前進させて、社会主義の物質的・技術的土台をいっそう強固にし、人民経済のすべての部門で勤労者を骨のおれる労働から解放することであります。

 新展望計画期間に、まず工業部門では、部門内部の構造を完備し、我が国工業の主体性をさらに強化しなければなりません。

 社会主義的工業化が実現した結果、我が国の工業は部門構造の調和がとれ、新しい技術で装備されただけでなく、基本的に国内の原料資源に依拠して発展する工業となり、その潜在力は非常に大きいものがあります。しかし、我が国の工業は、まだ部分的に完備しておらず、小さくて二次的な部門と生産工程が十分ととのっていないため、その威力を完全に発揮していません。特に、いまなお、一部の原料を外国に依存しており、これは我が国工業の安定した正常な発展に一定の影響を与えないわけにいきません。

 すべての工業部門でひきつづき肉づけをおこない、弱い部門は補強し、まだない部門はととのえて工業を速やかに完備させる一方、徹底的に国内の原料に依拠して工業を発展させるために力強くたたかわなければなりません。こうして、我が国工業の威力を余すところなく発揮させ、すべての工業部門を、少なくとも原料の60〜70%以上を国内の原料に依拠する、主体性の確立した工業部門につくらなければなりません。

 我が国鉄鋼業の自立性を強める活動に大きな力をそそがなければなりません。

 鉄鉱石資源が豊富な我が国での鉄鋼業の発展展望は非常に明るいものがあります。ところが、我が国ではまだコークス用炭が見つかっていないので、現在、兄弟諸国との経済交流によって製鉄工業のコークス用炭の需要をみたしています。いうまでもなく、このような協力は我が国にとって極めて大切なものであり、我々は、今後とも有無あい通ずる原則のもとに、外国との経済的協力関係をひきつづき発展させていくでありましょう。しかし、人民経済発展の要求に応じて急速に増大する鉄の生産に必要な膨大な量のコークス用炭を、すべて外国から輸入するわけにはいきません。

 製鉄工業では、できるだけコークスを少なく使って、より多くの銑鉄を生産するためにたたかう一方、国内の燃料にもとづく製鉄工業を積極的に発展させなければなりません。新しい展望計画期間に、粒鉄と粗鋼生産を増大させ、海綿鉄と還元球団鉱の生産を速やかに工業化し、電気製鉄についての研究活動もひきつづき進めなければなりません。

 鋼材の種類を増やし、材質を高め、圧延鋼材の品目と規格を著しく増大させ、金属二次加工製品の生産を急速に発展させて、人民経済の発展と技術革命に必要な各種の鉄鋼資材を円滑に生産し供給するようにしなければなりません。
 我が国に豊富に埋蔵されている非鉄金属資源を効果的に開発利用できるよう、非鉄冶金工業を速やかに発展させるべきであり、特に技術の発展と人民生活の向上に切実に必要なアルミニウムをはじめとする軽金属を国内で生産しなければなりません。

 化学工業の発展は、工業の原料供給地を拡大し、国の経済的自立性を強化するうえで、非常に重要な意義をもっています。現存の化学工業の土台にもとづいて、無機化学工業と有機化学工業をさらに発展させ、新しい化学工業部門を創設して、我が国の化学工業をより多面的に発展させなければなりません。

 農業の化学化を全面的に実現するため、化学肥料の生産を増大させ、各種の除草剤や殺虫剤も増産しなければなりません。

 軽工業の原料基地の拡大強化は、化学工業部門の重要な課題であります。現存の化学繊維生産基地と合成樹脂生産基地を拡大する一方、6か年計画期間に新しい大規模な石油化学工業基地の建設に大きな力をそそぎ、軽工業用繊維の70%以上を国内で解決するようにし、合成樹脂生産も速やかに増大させなければなりません。

 これとともに、合成ゴム生産基地を速やかに建設してゴムの需要を国内で解決するようにし、軽工業に必要な各種の化学資材を国内で生産し供給するたたかいを強めなければなりません。

 技術革命を新たな段階におし進め、国の生産力全般をいっそう発展させる問題は、機械工業の発展に大きくかかっています。6か年計画期間に、機械工業の発展にひきつづき大きな力をそそぎ、大自然改造事業と人民経済の各部門に必要な、より能率的で経済的な機械設備をさらに多く生産しなければなりません。

 大型機械生産基地を拡大強化して、冶金工業とセメント工業、化学工業に必要な大型設備、大型タービンと発電機、大型ポイラーをはじめ、大容量動力設備、採掘工業と大自然改造事業に必要な25トン重量トラック、300馬力のブルドーザー、大型掘削機をはじめ、各種の大型設備を大々的に生産しなければなりません。

 水産業と水上運輸を発展させるためには、造船業を早急に発展させなければなりません。6か年計画期間に5000トン級の冷凍運搬船と貨物船などの大型船舶をさらに多く建造し、1万トン級以上の加工母船と貨物船も自力で建造しなければなりません。

 人民経済各部門での半オートメ化、オートメ化の広範な実施にともない、機械工業部門には、電子工業と自動化工業を発展させるべき重要な課題が提起されています。電子工業と自動化工業基地をさらに強化して、各種の自動化要素と器具、計器などを大量に生産し、電子工業と自動化工業に必要な各種の希金属および純金属の素材を円滑に生産し供給すべきであります。

 機械工業部門で解決すべき重要な問題の一つは、一般消費物資の生産に必要な各種の単能設備を大量に生産することであります。新展望計画期間に単能設備工場を多く建設し、食品加工工業と日用品工業に必要な各種の単能機械の生産を早急に増大させなければなりません。

 機械工業部門の膨大な課題を遂行するためには、工作機械の生産を強化しなければなりません。工作機械の生産量を急速に増大させ、特に特殊工作機械と自動および半自動工作機械、大型工作機械、能率的な単能工作機械を量産しなければなりません。

 我が国に豊富に埋蔵されている天然資源を積極的に開発することは、国の経済建設をさらに促進するためだけでなく、外国との経済交流を発展させるうえでも大きな意義をもっています。マグネシアクリンカー生産基地を拡大し、セメント工場の生産能力を高める一方、それとならんで中小規模の地方セメント工場を数多く新設して、マグネシアクリンカーとセメントの生産量を著しく増大させなければなりません。

 軽工業部門で解決すべき重要な課題は、日用品工業を速やかに発展させることであります。いまなお、我が国で生産される日用品は、品目が多いとはいえず、その品質も高いとはいえません。日用品工業の発展に大きな力をそそぎ、特に地方の潜在力を積極的に利用して、ここ数年のうちに日用品の生産で新たな転換をもたらさなければなりません。

 農業部門の中心的課題は、農業生産を高度に集約化することであります。

 なによりもまず、畑潅漑を広くおこなって、二毛作の面積を拡張しなければなりません。畑潅漑をおこなえば、稲作ばかりでなく畑作でも永久に凶作というものを知らなくなり、畑作のヘクタール当たり収量を著しく高めることができるでしょう。現存の潅漑施設を立派に整備し、それを効果的に利用して、新展望計画期間に二毛作の可能なところを主にして、30万ヘクタールの畑に散水式潅漑をはじめとする潅漑システムを取り入れるよう極力努力しなければなりません。

 これとともに、農業の化学化をいっそう促進しなければなりません。6か年計画期間に、耕地面積1ヘクタール当たりの化学肥料施肥量を1トン以上に達するようにし、化学肥料の質的構成をいっそう改善し、我が国の土壌と作物の特質にあう微量要素肥料もより多く生産し供給するようにすべきであります。化学肥料の施肥量を増大させるとともに、科学的な施肥システムを立てて化学肥料の効能を最大限に高めなければなりません。そして、殺虫剤をはじめ農薬を広く利用して、農作物をあらゆる病虫害から徹底的に保護すべきであります。

 農作物の1ヘクタール当たり収量を高める大きな潜在力は、生物学的研究活動を強化し、その成果を農業生産に広く適用するところにあります。育種事業と採種事業を強化して、我が国の気候風土に適した、多収穫の優良種子を早く育てあげ、すべての作物の品種を新しい優良品種に切りかえるようにしなければなりません。

 新しい土地を獲得するため海面干拓も広くおこなわなければなりません。6か年計画期間に自然地理的条件に恵まれ、比較的早く干拓できる地帯からまず集中的におこない、よい農耕地を多く獲得しなければなりません。

 工業および農業生産を速やかに増大させるとともに、生産された農産物や工業製品の浪費と損失をまねく現象をなくすことは、こんにち我々に提起されている非常にさし迫った課題の一つであります。

 我が国では、果物と野菜を非常に多く生産しており、魚類も毎年数10万トンを水揚げしていますが、貯蔵対策が追いつかず、加工が工業化、現代化されていないため、多くの果物と野菜、魚類を腐らせています。また、包装が悪くて貴重な農産物と工業製品を台無しにする現象も少なくありません。

 農産物と工業製品の貯蔵と加工、そして商品の包装を改善するために決定的な対策を講じて、このような浪費現象を一掃しなければなりません。生産地と消費地に、大衆的運動によって果物倉庫をつくり、果物を多く貯蔵するようにし、いたるところに果物や野菜、魚類の加工工場を多く建設して、果物や野菜、魚類を一つも捨てることなく、工業的方法で適時に加工すべきであります。クラフト紙、板紙をはじめ、各種の良質の包装材を大量に生産して、工業製品と農産物の包装を決定的に改善しなければなりません。

 輸送の緊張を緩和することは、こんにち、国の経済建設全般を促進するうえで極めて切実な問題となっています。急速に増大する輸送需要を円滑に保障できるよう、交通運輸の発展に大きな力をそそがなければなりません。

 現在、我が国には、東部と西部をつなぐ鉄道が一つしかなく、これが鉄道の緊張をもたらしている主な原因となっています。すでに着工した伊川(イチョン)−洗浦(セポ)間の鉄道建設を促進して東海岸と西海岸をつなぐ新しい鉄道を速やかに開通させる一方、北部内陸地帯の東部と西部をつなぐ江界(カンゲ)−恵山(ヘサン)−茂山(ムサン)間の新しい鉄道の建設を積極的におし進めなければなりません。

 これとともに、勾配が甚だしく、貨物輸送量の多い東部と内陸地帯の一部緊張している鉄道支線をひきつづき電化し、電化しない区間をディーゼル化し、列車の牽引重量と運行速度を高め、鉄道の輸送能力をさらに高めるべきであります。

 急速に増大する貿易貨物の輸送を円滑に保障し、鉄道の緊張を緩和するため、水上運輸をさらに発展させなければなりません。積極的に航路を開拓し、沿海および河川運輸網をさらに拡大して、鉄道と水上運輸の連帯輸送を発展させ、我が国の船舶による対外貿易輸送を増大させなければなりません。自動車工業の発展にともない、自動車運輸もさらに発展させるべきであります。

 同志のみなさん!

 技術革命をひきつづき力強くおし進めていくことは、勤労者を骨のおれる労働から解放するための重要な課題であります。また技術革命は、当面する労働力の緊張を緩和するためにも極めてさし迫った問題として提起されています。

 我々は、7か年計画期間に人民経済のすべての部門で技術改造を全面的におし進めて、勤労者の骨のおれる労働を少なからず軽減しましたが、まだ我が国には、重労働と軽労働の差が残っており、高熱労働と有害労働がなくなっておらず、また、工業労働と農業労働のあいだにも大きな差があり、人口の半分をしめる婦人がなお家事の負担から完全に解放されていません。

 工業と農業をはじめ、人民経済のすべての部門で技術革新運動を広範に展開して、重労働と軽労働の差、農業労働と工業労働の差を著しくちぢめ、女性を家事の重い負担から解放しなければなりません。これがまさに、今後数年のうちに遂行しなければならない3大技術革命の課題であります。

 なによりもまず、重労働と軽労働との差をちぢめ、高熱労働と有害労働をなくし、人民経済の全般的部門で半オートメ化、オートメ化を広く実施することに大きな力をそそがなければなりません。

 ここで第一義的に提起される課題は、骨がおれ手間の多くかかる作業が他のどの部門よりも多い、採取工業部門で技術革新運動を広くくりひろげ、この部門の労働をらくで生産性の高い、より安全な労働にかえることであります。

 鉱山と有煙炭鉱で総合的な機械化を実現し、しだいに半オートメ化、オートメ化に移行するようにし、我が国の石炭生産で圧倒的な比重をしめ、作業の機械化水準の低い無煙炭鉱の機械化に決定的な転換をもたらすようにしなければなりません。

 林業部門では、作業の機械化水準を全般的に高め、水産部門でも船舶を大型化、現代化、万能化して、漁労作業の総合的機械化を実現しなければなりません。

 採取工業とともに、なお重労働が多く残っている部門の一つは基本建設部門であります。能率的な建設機械をより多く供給し、組立て式建設の比重を高め、建設部門での機械化水準を決定的に引き上げなければなりません。

 重労働をなくすうえで当面の重要な課題の一つは、貨物の積みおろし作業を機械化することであります。駅、埠頭建設場をはじめ、人民経済の各部門での貨物の積みおろし作業は、まだすべて機械化されるまでにいたっていません。そのため、多くの人が骨のおれる労働をしているだけでなく、作業を迅速におこなうことができず、これが輸送手段の利用度を高めることのできない原因の一つとなっています。新展望計画期間に、各種の能率的な積みおろし設備をより多く生産して供給し、荷物の積みおろし作業の機械化を速やかに促進しなければなりません。

 工業部門で高熱労働と有害労働をなくす技術革新運動を積極的にくりひろげなければなりません。

 鉄鋼業、化学工業、セメント工業をはじめ、高熱作業のおこなわれる部門で高熱労働を完全になくすためには、生産工程全般をオートメ化しなければなりません。特に、高熱が甚だしい部門から先にはじめて、高熱作業のおこなわれるすべての生産工程をオートメ化し、しだいにリモート・コントロールへと移行しなければなりません。

 化学工業、非鉄冶金工業、採掘工業、建材工業をはじめとする一連の部門では、いまなお生産過程で発生するガスやほこり、その他有毒性物質のため労働者の健康と生産に一定の支障をきたしています。これらの生産部門における技術改造を促進し、一日も早く有害労働をなくさなければなりません。

 このようにして、すべての工業部門と作業場で有害労働を無害労働にかえ、高熱、ガス、ほこり、湿気などのために労働者の健康と生産に支障を与える現象を一掃しなければなりません。

 農村の技術革命を促進することは、こんにち、我々の当面している極めて緊急な課題であります。6か年計画期間に農業の機械化と化学化を全面的に実現して、農業労働と工業労働の差を大幅にちぢめ、農村の労働力を大いに節約しなければなりません。

 現在の農業機械をより効果的に利用し、各種の近代的農業機械、特に、我が国の地形に適した能率的な農業機械をより多く考案、製作して、農業の総合的機械化を広く実現しなければなりません。新しい展望計画期間に、まず潅漑システムが導入される二毛作の畑と、稲の直まきをおこなう水田で総合的な機械化を実現し、しだいにその成果を拡大して、近い将来、農業の総合的機械化を全面的に実現するための全人民的な運動をくりひろげなければなりません。

 現在、農業の全面的な機械化を実現するうえでのさし迫った課題は、耕地整理を大々的におこなうことであります。

 こんにち、トラクターやトラック、そして、各種の近代的な農業機械を少なからず持っていながらも、農業の機械化をはやく進められない主な原因は、耕地整理がよくおこなわれていないところにあります。耕地整理を大衆的な運動としてくりひろげ、田畑の規模を大きく整然と区切り、傾斜地の畑を段々畑にかえ、田畑に機械が入って能率的に作業できるようにしなければなりません。

 農業において、機械の力だけで人間労働のすべてにとってかわることはできず、したがって、機械でできない農作業は化学の力でおこなわなければなりません。効能の高い各種の除草剤を広く利用して、農村で最も困難で手間の多くかかる作業の一つである草取りを化学的な方法でおこなうべきです。

 我々は、農村の技術革命で大きな前進を遂げて、近い将来、ヘクタール当たり投下労働力を平均して、水田では60〜80工数、畑では20〜30工数に引き下げ、l人が、水田は5〜6ヘクタール、畑は8〜10へタタール以上耕作するようにしなければなりません。こうして、協同農場でも工場、企業所でのように徐々に8時間労働制を実施し、労働条件のうえで都市と農村の差を大幅にちぢめるようにしなければなりません。

 我々が解決すべき重要な課題の一つは、女性を家事の負担から解放する技術革命をおこなうことであります。

 我が党は、女性を社会的に完全に解放したばかりでなく、彼女たちが社会に広く進出できる条件をさらによくととのえるためにたえず努力してきました。党の大きな配慮のもとで、こんにち、我が国の女性は、国の堂々たる主人として革命闘争と建設事業に積極的に貢献しています。

 しかし、いまだに我が国の女性は、男子とともに社会に進出して働きながらも、なお多くの時間を家事に費やさねばならず、したがって彼女たちは、社会と家庭での二重の労働の負担を負っています。女性を家事から解放し、革命と建設で彼女たちの役割をさらに高めるための技術革命に深い関心を払わなければなりません。

 女性の炊事の手間をはぶくうえで最も重要な課題は、食品加工工業で新たな革新をおこすことであります。いろいろの副食物加工を大々的に発展させ、主食の加工も広くおこなって、すべての食料品を工業的方法で加工し供給することによって、女性が家庭で時間をかけずに、手軽に食物を調理できるようにしなければなりません。

 食品加工工業を発展させるとともに、家庭用の冷蔵庫、洗濯機、電気炊飯器をはじめ、各種の台所用品を大量に生産、供給し、女性がそれほど時間をかけなくても家事ができるようにしなければなりません。

 これらの技術革命の課題が成功裏に実現すれば、我が国のすべての勤労者は骨がおれ、手間の多くかかる非能率的な労働から解放され、誰もが仕事を安全に、らくにしながらも高い労働生産性をあげることができ、生活はいっそう豊かになるでしょう。


 2 社会主義的文化の建設

 同志のみなさん!

 社会主義・共産主義は、高度の生産力の発展水準を要求するばかりでなく、勤労者の高い文化水準を要求します。技術革命とともに文化革命をひきつづき強力に推進してこそ、社会主義の完全な勝利を早めることができ、社会主義・共産主義社会の本質的要求をみたすことができます。

 こんにち、社会主義的民族文化を建設するうえでの最も重要な課題の一つは、帝国主義の文化的浸透に反対してたたかうことであります。

 搾取社会の古い文化とブルジョア反動文化に反対してたたかうのは、社会主義的民族文化建設の合法則的要求であります。ことに、こんにち、帝国主義者が我々の内部にブルジョア反動文化をひろめようと悪辣に策動している状況のもとで、あらゆる反動的な文化潮流に反対してたたかうことは、極めて緊急な課題となっています。

 文化的浸透は、帝国主義者の新植民地主義政策の主な手口の一つであり、海外侵略の道を開く手段となっています。アメリカをかしらとする帝国主義者は、文化的浸透をつうじて他国の民族文化を抹殺し、人民の民族自主意識と革命精神を麻痺させ、人々を腐敗、堕落させようと狡猾に策動しています。南朝鮮におけるアメリカ帝国主義者と日本軍国主義者の思想的・文化的浸透は、その明白な実例の一つであります。

 こんにち、南朝鮮では、米日反動とその手先の民族文化抹殺政策によって、民族文化が余すところなくふみにじられ、腐りきった「ヤンキー文化」と日本色、日本かぶれの風潮がはばをきかせており、人民の精神世界をむしばんでいます。アメリカ帝国主義者は、南朝鮮だけでなく、共和国北半部にまでかれらの反動文化を浸透させようと悪辣に策動しており、放送、出版物、文学・芸術作品をはじめ、あらゆる手段と方法をことごとく動員しています。

 帝国主義者のこのような文化的浸透をくいとめなければ、社会主義的民族文化を健全に発展させることも、社会主義の獲得物を守りぬくこともできません。歴史的経験は、帝国主義者の文化的浸透を阻止せず、文化建設の分野で反動的なブルジョア要素を少しでも許すならば、民族文化はしだいに抹殺され、人々は帝国主義にたいして幻想をいだき、思想的に毒されるようになり、ひいては革命と建設に重大な難関と危機をまねくことを示しています。

 したがって、文化革命の基本的なほこ先を、なによりもまず帝国主義者の文化的浸透に反対することにむけなければなりません。帝国主義者のまきちらすあらゆる腐りきったブルジョア文化と生活様式が、我々の内部に入りこまないよう厳しく警戒し、文化建設の分野で些細なブルジョア的要素でも絶対に許してはなりません。

 社会主義的民族文化を健全に発展させるためにはまた、復古主義的傾向に徹底的に反対しなければなりません。

 復古主義は、時代の要求と階級的原則をはなれ、過去のものを見さかいもなく復活させ、賛美する反マルクス主義的な思想潮流であります。文化建設の分野において復古主義を容認するなら、過去のあらゆる不健全な文化が頭をもたげ、人民の意識に反動的なブルジョア思想や封建的儒教思想をはじめとする古い思想がはびこるようになります。

 民族文化遺産を継承するからといって、過去の古くて反動的なものを見さかいもなく昔のままに再現し、粉飾しようとする傾向と強くたたかわなければなりません。民族文化遺産のうち立ち後れたもの、反動的なものは捨てさり、進歩的で人民的なものはこんにちの社会主義の現実に即して批判的に継承し発展させなければなりません。

 文化建設の分野で強力な思想闘争をくりひろげて、帝国主義の文化的浸透を徹底的にふせぎ、復古主義的傾向を克服することによって、教育、科学、文学・芸術をはじめ、社会主義文化建設のすべての部門が健全な土台のうえで急速に発展するようにしなければなりません。

 教育部門に提起される最も重要な課題は、技術者、専門家の大部隊、インテリ大集団をつくりあげることであります。

 こんにち、我が国の生産力は極めて高い発展段階に達しており、経済の規模もかつてなく大きなものになりました。技術者、専門家をいっそう大量に養成しなければ、現代技術で装備された人民経済を十分に営むことができず、我々に提起されている技術革命の課題も成功裏に遂行することができません。

 社会主義建設の現実的要求に応じて、技術者、専門家を大々的に養成し、新展望計画期間に、すべての工場、企業所と協同農場の労働力構成において、大学および高等技術学校出身の技師、技手、専門家が10%以上に達するようにし、近い将来に技術者、専門家の隊伍を100万名以上に増大させなければなりません。

 技術者、専門家を大量に養成するために、既存の大学と高等技術学校の事業を改善強化して、その養成規模を拡大し、技術者にたいする人民経済の部門別需要を正しく考慮にいれて、中央と各道に大学をさらに新設しなければなりません。そして、工場大学と工場高等技術学校を大々的に増やし、夜間および通信教育をさらに発展させなければなりません。

 インテリを大量に養成するとともに、勤労者の一般知識と技術知識水準を高める闘争をひきつづき力強くくりひろげなければなりません。

 こんにち、我が国において全般的9年制技術義務教育が実施され、新しい世代がすべて技術教育を受けて社会に進出するようになった条件のもとで、技術義務教育の質を向上させることは、勤労者の全般的な文化・技術水準を向上させる重要な方途となります。学校の物質的土台を強化し、教員陣容を立派にととのえ、教育の内容と方法をたえず改善しなければなりません。

 勤労者の技術・文化水準を全般的に向上させるためには、かつて搾取社会で勉学の道を奪われていた成人の技術・文化水準を向上させる活動をひきつづきおし進めなければなりません。今後とも、すべての勤労者が一定の教育体系に参加して、常に学ぶようにしなければなりません。

 勤労者の文化・技術水準を向上させるために、出版物の普及活動と放送宣伝活動を改善強化し、特にテレビジョン放送網を拡大して、ここ数年のうちに全国のテレビジョン化を実現しなければなりません。

 子供を国家的、社会的に養育する活動をさらに発展させなければなりません。これは、文化革命と社会主義社会建設の重要な課題であります。

 子供を社会的に養育するのは、重要な共産主義的施策の一つであり、共産主義的教育方法であります。人間の品格と思想は、幼いときから形成されるものであり、したがって幼年時代に正しい教育をほどこし、よい習慣をつけさせることは、かれらの将来の発展に大きな影響を与えます。子供を社会的に養育すれば、幼いときから組織生活と規律生活になれ、集団主義精神と共産主義的品性が芽なえるようになり、組織的な生活気風を身につけるようになります。こうなれば、かれらが成長して、のちの学校教育や社会教育もいっそう立派におこなえるでしょう。

 現存の託児所、幼稚園の収容能力をさらに高め、近代的な設備をととのえた託児所、幼稚園を増設して、子供のいるすべてのところに立派な教育施設をととのえるようにしなければなりません。こうして、我が国のすべての学齢前の児童を託児所や幼稚園で、国家および社会的負担によって養育しなければなりません。

 こんにち、我々に提起されている社会主義建設の膨大な課題、とりわけ、新しい技術革命の課題は、科学研究活動を決定的に強化することを求めています。自然科学部門では、すでにきずきあげた経済土台をより効果的に利用し、我が国工業の主体性をいっそう強化し、技術革命をさらに高い段階へ発展させるために提起される科学技術上の問題を解決することに主力をそそぎながら、新しい科学技術分野も積極的に開拓するようにしなければなりません。社会科学部門では、革命闘争と建設事業で朝鮮人民がおさめた成果と豊富な経験を理論的に一般化し、我が党の路線と政策の正しさをいっそう深く論証しなければなりません。

 文学・芸術は、勤労者を共産主義的に教育し、全社会を革命化、労働者階級化するうえで大きな役割を受け持っています。

 文学・芸術部門に提起される重要な課題は、勤労者を共産主義的世界観で武装させる革命的な作品をより多く創作することであります。作家、芸術家は、我が党と革命の深い根源である、栄えある革命伝統をテーマにする作品と、抗日の輝かしい革命伝統を受けついで、祖国解放戦争の時期に勇敢に戦った人民軍勇士と人民の英雄的な闘争業績を形象化した作品をさらに多く創作しなければなりません。これとともに、チョンリマの勢いで疾風のようにひた走り、革命的情熱にわきかえるこんにちの偉大な現実と、人民の希望にみちた生活を生き生きと描きだし、南朝鮮革命と祖国統一のため勇敢にたたかっている南朝鮮の革命家と愛国的人民の革命闘争を立派に形象化しなければなりません。作家、芸術家は、人々を深く感動させ、かれらの前進運動を励ます革命的な作品を数多く創作するために、現実のなかに深く入って生活を真剣に探究し、社会主義リアリズムの創作方法を立派に具現しなければなりません。

 人民大衆は社会主義文化の創造者であり、我が社会の文学・芸術は、勤労者大衆が広範に参加することによって急速に発展することができます。文芸活動において専門家本位に走ろうとする傾向を強く警戒し、創作活動で神秘主義を克服して文学・芸術を大衆的に広く発展させなければなりません。

 言語は、民族を形成する共通性の一つであり、国の科学技術を発展させる強力な武器であり、文化の民族的形式を特徴づける重要な基準であります。それゆえ、民族語を発展させることなしには、社会主義的民族文化を成功裏に建設することができません。

 朝鮮人民の貴重な民族的財宝であり、民族の誇りがこめられている朝鮮語は、こんにち南朝鮮で重大な危機にさらされています。南朝鮮では、アメリカ帝国主義者の民族語抹殺政策によって、朝鮮語はその純粋さがしだいに失われ、混乱した言語に変わりつつあります。これは、朝鮮人民を深く憂慮させています。社会主義民族文化のさん然たる開花発展のため、我が民族のかぎりない繁栄のために、アメリカ帝国主義者とその手先の民族語抹殺政策から朝鮮語を守りぬくたたかいを、民族あげての運動として力強く展開しなければなりません。これとともに、我が国固有の言葉を生かして使い、それを現代的にいっそう発展させるように積極的に努力しなければなりません。

 勤労者の壮健な体力は、革命闘争と富強な社会建設のための基礎であります。体育を大衆化し、国防体育を広く発展させて、すべての勤労者の体力を増進させ、全人民を労働と国防にしっかりと備えさせなければなりません。体育活動において、主体性を確立し、体育科学と体育技術を速やかに発展させなければなりません。

 我々は、文化革命で提起されるこれらの課題を成功裏に遂行することによって、我が国の文化を社会主義的勤労者に奉仕する真の人民的な文化に、革命闘争と建設事業に積極的に寄与する戦闘的で革命的な文化に発展させなければなりません。


 3 思想革命、全社会の革命化、労働者階級化

 同志のみなさん!

 思想革命は、人々の意識の領域においても資本主義を最終的に一掃する深刻な階級闘争であり、すべての勤労者をあらゆる古い思想の束縛から完全に解放し、先進的な労働者階級の思想、共産主義思想で武装させるための重要な革命課題であります。思想革命を徹底的におこなうか否かは、革命を最後までなし遂げるか否かという問題であり、したがってそれは、社会主義・共産主義建設の成果を左右する根本問題の一つであります。権力を掌握したマルクス・レーニン主義党は、この問題にかんして生じうる一切の偏向に反対し、この問題を正しく解決してこそ、労働者階級の革命偉業を勝利のうちに実現することができます。歴史的経験は、マルクス・レーニン主義党がたえず人民大衆の階級的自覚を高めず、かれらのあいだで思想革命を強化しないならば、ブルジョア思想の影響が増大し、勤労者の革命意識が麻痺して、社会主義制度をさらに強化発展させることができないばかりでなく、すでにかちとった革命の獲得物までも危険に陥れかねないことを示しています。我々は、党の一貫した方針に従って思想革命をひきつづき力強くおし進め、それをゆるぎなくすべての活動に優先させなければなりません。

 思想革命を優先させ、すべての勤労者の革命化をたゆみなく進めるとともに全社会の労働者階級化を実現することは、資本主義から社会主義へ移行する過渡期に必ず解決しなければならない重大な課題であります。社会の全構成員を労働者階級化してこそ、階級的差異をなくして無階級社会をつくることができ、社会主義の完全な勝利をかちとることができます。しかし、全社会が労働者階級化され、資本主義から社会主義への過渡期の課題が成功裏に完遂されたのちにも、人々の頭からは古い思想の残りかすが完全になくなるものではなく、すべての勤労者が真の共産主義者になるということはできません。社会主義が完全に勝利したのちにも、マルクス・レーニン主義党は労働者階級化の成果をうちかためながら、すべての勤労者を革命化するたたかいをつづけるべきであります。こうしてこそ、共産主義の思想的要塞を完全に占領することができるのです。

 総括期間、我々は、全社会を革命化、労働者階級化するという党の方針を貫く活動を力強くくりひろげ、この分野で少なからぬ成果をおさめました。しかし、それは初歩的なものにすぎず、我々はこの活動をまだはじめたばかりであります。これまでの成果と経験にもとづいて勤労者の革命化、労働者階級化をさらに深化、発展させなければなりません。

 全社会を労働者階級化、革命化するためには、なによりもまず勤労者にたいする思想教育をいっそう強化しなければなりません。

 勤労者にたいする共産主義教育をひきつづき強化すべきであります。

 共産主義教育の基本は、階級的教育であります。労働者階級の革命思想をぬきにした共産主義思想などはありえず、階級的教育をぬきにした共産主義教育はありえません。労働者階級の階級意識は、共産主義思想の中核をなすものであり、したがって勤労者を労働者階級の階級意識でしっかり武装させなければ、かれらを真の共産主義者につくりあげることはできません。すべての勤労者を労働者階級の観点で武装させることによって、かれらが階級敵を憎み、帝国主義と搾取制度に反対して断固たたかうようにしなければなりません。特に勤労者のあいだで、主な闘争対象であるアメリカ帝国主義と日本軍国主義にたいする憎しみをさらに強め、全人民が南朝鮮からアメリカ帝国主義を追い出し、祖国統一の革命偉業をあくまで完遂するため、常に強くたたかえるよう、思想的にしっかりと準備させなければなりません。

 集団主義は労働者階級の最も本質的な特質の一つであり、それは勤労者がかたく団結して共通の目的を実現するためにたたかう社会主義・共産主義社会生活の基礎をなしています。我々は、勤労者のあいだで、集団主義の教育を強化することにひきつづき深い関心を払わなければなりません。人々を集団主義で武装させるためには、まず、かれらのあいだで個人主義、利己主義に反対する闘争を強化しなければなりません。勤労者のあいだで集団と組織を愛し、いつどこにあっても、個人の安逸と享楽のためではなく、社会と人民の利益、党と革命の利益のために献身的に働く革命精神をつちかう教育を強化して、すべての勤労者が「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という共産主義的気風をもって働き、学び、生活するようにしなければなりません。

 労働にたいする共産主義的態度をつちかうことは、共産主義教育において重要な位置をしめています。勤労者が労働を愛し、労働を最も栄誉あることと考え、労働において自発的熱意と創意性を発揮し、集団と社会のための共同労働に誠実に参加するよう教育しなければなりません。

 また、勤労者にたいする社会主義的愛国主義の教育を強化すべきであります。社会主義的愛国主義は、朝鮮革命の獲得物であるプロレタリアート独裁政権と社会主義制度および自立的民族経済をもつ社会主義祖国を愛する思想であります。勤労者を社会主義的愛国主義の思想でしっかり武装させてこそ、かれらが祖国の隆盛発展と革命の勝利のために強くたたかうことができます。すべての勤労者にプロレタリアート独裁政権の革命的本質と社会主義制度の真の優位性、自立的民族経済の威力を十分に認識させることによって、かれらが社会主義祖国に生きる大きな誇りと自負をもち、人民が血と汗でかちとり、きずきあげた社会主義の獲得物をかぎりなく愛し、それをさらに強化発展させるために積極的にたたかうようにしなければなりません。すべての勤労者が、国の経済管理にたいして主人としての態度をとり、国と人民の財産を大切にし、富強な社会主義祖国の建設により大きく貢献するために、知恵と才能とエネルギーのすべてをささげてたたかうよう、たゆみなく教育しなければなりません。

 勤労者にたいする共産主義教育は、必ず革命伝統教育と密接に結びつけておこなわなければなりません。

 我々の革命伝統は、マルクス・レーニン主義理論を朝鮮革命の具体的な条件に即して創造的に発展させ、革命理論と革命的実践とを徹底的に結びつけていく過程できずかれたものであり、比類なく困難で血みどろの抗日武装闘争の烈火のなかで創造された貴重な革命の財宝であります。経験は、共産主義教育が革命伝統教育と結びつくとき、それは生き生きとした感化力をもち、人々をかぎりなく感動させるということを示しています。革命伝統教育は誰にでも必要であるが、特に革命闘争の試練をへていない若い世代にとっていっそう切実をものであります。革命はつづき、世代はたえまなくかわります。育ちゆく世代を革命伝統で教育しなければ、かれらを朝鮮革命の真の継承者に育てあげることも、代をついで革命をつづけることもできません。

 勤労者にたいする革命伝統教育をさらに深化させなければなりません。すべての人に我が党と朝鮮革命の歴史的根源を明確に認識させ、かれらを革命烈士の革命偉業にたいするかぎりない忠実さと、不屈の闘志と革命的楽観主義で徹底的に教育しなければなりません。これとともに、抗日武装闘争の時期にきずかれた革命闘争の経験と、共産主義的活動方法と活動作風で勤労者を武装させなければなりません。

 我が党の路線と政策は、マルクス・レーニン主義の一般的原理を我が国の具体的な現実に創造的に適用し発展させたものであります。党の路線と政策は、朝鮮革命を成功裏に遂行するための最も正しい戦略と戦術であり、我々のすべての活動の指針であります。党員と勤労者は、我が党の革命思想、党の路線と政策でしっかりと武装してはじめて、党と革命に忠実な真の革命家になることができ、自己に課された革命課題を正しく遂行していくことができます。党員と勤労者のあいだで党政策の教育をさらに強化して、かれらが党政策の本質とその正しさを明確に認識し、党政策を自己の不動の信念とするようにしなければなりません。こうして、誰もが我が党の唯一思想でしっかり武装し、党の路線と政策を自己の血とし肉として、いついかなる場合でも党の政策に厳格に依拠して働き、いかに困難な状況のもとでも、党の政策をあくまで擁護し、貫くために断固たたかうようにしなければなりません。

 革命的実践は、人々の思想・意識を改造する強力な手段であります。自然と社会を改造する困難で複雑な実践闘争のなかで人々はたえず鍛えられ、革命家に成長するのです。勤労者を教育改造する思想活動を、革命闘争および社会主義・共産主義建設の実践活動と密接に結びつけて進めることによって、かれらが自己に課された革命課題の遂行過程をつうじて自分自身を思想的に鍛え、強靭な革命的意志をつちかうようにしなければなりません。特に生産的実践から遊離しているインテリは、常に社会主義建設の現実のなかに深く入っていき、書物から学んだ知識を強固なものにし、新しい科学技術上の問題を探究するだけでなく、労働者階級の組織性と戦闘性、党と革命にたいする忠実性を学ばなければなりません。

 人々を革命化、労働者階級化する重要な方途の一つは、革命的な組織生活を強化することであります。

 共産主義者の重要な特徴の一つは、強い革命的組織性にあります。共産主義的革命精神で貫かれた高い思想性とともに、強い革命的組織性を身につけてこそ真の共産主義者だということができます。共産主義者の革命的組織性は、革命的な組織生活をつうじて形成され強化されます。

 組織生活は、思想鍛練の溶鉱炉であり、革命的教育の学校であります。誰もが強い組織生活をつうじてのみ革命的に鍛えられ、労働者階級の革命偉業に忠実な真の革命家に育つことができます。勤労者のあいだで組織生活を強化する闘争を力強くくりひろげなければなりません。すべての人が、組織生活に積極的に参加し、組織の規律を自発的に守り、組織が与える任務分担を誠実に実行し、組織の指導と統制のもとで生活し、たえず革命的教育を受けるようにしなければなりません。

 組織生活において最も重要なのは、批判を強化することです。批判の方法で思想闘争をくりひろげ、思想闘争をつうじて教育改造すること、これは、人々を革命化するうえで我が党が堅持している一貫した方針であります。すべての組織で批判を強化し、あらゆる不健全な思想要素にたいして強力な思想闘争をくりひろげなければなりません。

 そのためには、なによりもまず批判にたいする誤った態度と強くたたかい、人々が批判にたいして原則的な態度をとるようにすべきであります。批判はあくまでも、同志を救い、団結を強めるためのものとならなければならず、けっして批判のための批判になってはなりません。批判においては、欠陥にたいする責任を他人に転嫁しようとしてはならず、批判にたいして仕返しをしようとしてもならず、人々にやたらに政治的なレッテルをはりつけたり、批判を受けた人をむやみに処罰しようとしてもいけません。また批判は、キャンペーン式におこなうのではなく、日常的にたゆみなくおこなわなければなりません。すべての人をこのような原則的な批判の精神で教育することによって、革命的批判の雰囲気をつくりだし、誰もが批判のなかで鍛えられるようにしなければなりません。こうして、すべての人が、誤った現象にたいしては適時に妥協することなくたたかい、この過程でたえず教育改造され、革命化されるようにしなければなりません。

 社会の革命化、労働者階級化を実現するうえで提起される重要な問題は、すべての分野で旧社会の生活様式を一掃し、新しい社会主義的生活様式を全面的に確立することであります。

 社会主義的生活様式とは、社会主義社会で生活する人々の活動方式であり、したがって社会主義的生活様式の確立は、政治、経済、文化、道徳のすべての分野で社会主義的な生活規範、社会主義的な行動準則にのっとって、すべての人が活動するようになることを意味します。

 これまで新しい社会主義的生活様式を確立する活動で多くの成果をおさめたが、まだ国家活動から個人生活にいたるまで、すべての分野に旧社会の生活様式が少なからず残っており、これは社会主義建設と勤労者を教育改造する活動で障害となっています。

 旧社会の生活様式を一掃し、すべての人が集団主義にもとづく我が社会の本性にふさわしく生活し行動するよう、すべての分野にわたって社会主義的生活様式を確立しなければなりません。国家活動のすべての分野から資本主義的な管理法と規定を取り除き、新しい社会主義的管理法と規定を完成し、特に経済活動において社会主義的秩序を確立しなければなりません。国家と人民の財産にたいする調査登録と保管、管理から共同財産の利用と処理にいたるまでの経済管理運営全般にわたって古い思想の足がかりになるようなわずかなすきもなくなるよう、整然とした社会主義的経済管理運営の秩序を確立しなければなりません。また、人々の日常の社会生活においても、整然とした社会主義的共同生活の秩序をうち立て、社会主義・共産主義社会にふさわしい文化・道徳生活の規範をたえず創造していかなければなりません。勤労者のあいだに残っている古い道徳規範を一掃する教育を強化する一方、社会的な運動によって新しい道徳生活の手本を一つ一つつくりあげて一般化し、しだいに共産主義的道徳規範を完成していかなければなりません。

 すべての党員と勤労者、労働者階級と協同農民、勤労インテリは、党の革命化、労働者階級化の方針を支持してそれを貫くためにひきつづき力強くたたかわなければなりません。党員と勤労者は、自分自身を共産主義的に改造し、家庭を革命化するために努力し、とりわけ幹部が自分自身と家庭を革命化するうえで先頭に立つべきであります。家庭を革命化することからはじめ、分組と作業班、居住人民班を革命化し、ひいては職場と里を革命化すべきであり、模範を創造し、その経験を一般化する方法によってしだいに全社会を革命化、労働者階級化すべきであります。こうして、すべての勤労者を熱烈な革命家、真の社会主義・共産主義建設者につくりあげ、全社会が一つの思想、我が党の唯一思想にもとづいてかたく団結し、革命的気迫と創造的情熱でわき立つようにすることによって、朝鮮革命の最終的勝利をいっそう早めなければなりません。


 4 国防力の強化

 同志のみなさん!

 我が国の情勢は依然として厳しく、緊張しています。アメリカ帝国主義者の侵略策動はひきつづき強化されており、その新たな戦争挑発の陰謀はますます露骨になっています。アメリカ帝国主義の庇護のもとに、日本軍国主義者もまた、朝鮮にたいする再侵略策動を強化しています。南朝鮮のかいらい一味は、米日反動の二重の手先として、その主人の戦争政策を実行しようと無分別に狂奔しています。我が国で戦争の危険は日を追ってますます増大しています。

 当面の情勢に対処して、我々は、社会主義建設を最大限に促進しつつ、これと並行して国防力をさらに強化しなければなりません。党がすでにうちだした、全人民の武装化と全国土の要塞化、全軍幹部化と全軍現代化の方針をひきつづき堅持し、国防における自衛の原則を徹底的に貫かなければなりません。

 国防力の強化でなによりも重要なのは、全人民の武装化をより全面的に実現することであります。全人民が誠実に軍事を学び、軍事訓練にいっそう熱心に参加しなければなりません。労働者、農民をはじめ、すべての勤労者が片手にバンマーと鎌を、片手に銃をとって社会主義建設に拍車をかけながら、いったん敵が襲いかかってくるときには、いたるところで侵略者を掃滅できるよう、常に万全の準備をととのえていなければなりません。全人民が武装し、全人民が敵を憎み、全人民が一丸となって侵略者に抗して戦うならば、いかなる敵をもゆうに撃ち破ることができます。

 我が人民軍は、敵の侵害から偉大な社会主義の獲得物と人民の自由と幸福を守るべき栄えある任務を担っています。人民軍は、敵のいかなる不意の侵攻にも直ちにせん減的打撃をくわえ、侵略者を徹底的に撃滅できるよう、常に動員態勢を堅持しなければなりません。

 人民軍の戦闘力を強化するために提起される重要な課題は、軍人を政治的、思想的にしっかり武装させたうえで、我が国の実情に適した戦法をたゆみなく研究し完成させ、それにもとづいて軍隊の現代化を実現することであります。

 我が国は、山と川が多く、海岸線の長い国です。このような我が国の地形を正しく利用して、山地戦と夜間戦を巧みにおこない、大部隊作戦と小部隊作戦、正規戦と遊撃戦を正しく組み合わせるならば、たとえ、最新軍事技術でつま先まで武装した敵であろうとも、十分撃滅することができます。我が国での祖国解放戦争の経験がこれを立証しており、こんにちベトナム戦争の経験も、これを証明しています。

 したがって人民軍を現代化し、軍事科学と軍事技術を発展させるにあたって、我々はあくまでも我が国の具体的な実情から出発しなければなりません。そのようにせず、人民軍を現代化するからといって、外国の戦法や外国の兵器と軍事技術機材を機械的に真似ようとしたり、教条主義的に受け入れようとするならば、国防建設に重大な損失を与えるようになるでしょう。

 我が国の具体的な実情と、さきの祖国解放戦争の経験を十分にいかした党の軍事戦略思想の要求に即して、人民軍の不備な点をおぎない、弱い環を補強し、長所をさらに生かしていく方向で戦法を完成し、それにもとづき軍事科学と軍事技術を発展させて、人民軍の兵器と軍事技術機材をたえず改善していかなければなりません。我々は、あくまでも国の実情にかなった兵器を大量に生産し、我が国工業発展の水準に応じて軍事装備を現代化する原則を堅持すべきです。人民軍軍人の戦闘訓練も、我が国の実情に適した戦法に精通し、我が国の軍事科学と軍事技術を十分身につける方向でおこなわなければなりません。

 我が国は、小さい国であり発展してまもない国です。率直にいって、我が国は軍事技術装備の面で発達した国々と競争することはできないし、またその必要もありません。戦争の運命は、けっしてなんらかの現代兵器や軍事技術によって決まるものではありません。帝軍主義者は、たとえ軍事技術的には優勢であるとしても、かれらに比べ我が人民軍には政治的・思想的優位性があります。祖国と人民の自由と解放のために戦う崇高な使命と革命精神、将兵間の同志的友愛と自発的な軍事規律、人民との血のかよった結びつきなどの気高い気風は、いかなる帝国主義侵略軍隊ももつことのできない我が人民軍の特質であります。人民軍は、このような政治的・思想的優位性をもっているために、技術的に優勢な敵と戦ってゆうに勝利することができるのであります。

 国防力を強化するためにはまた、全党と全人民が一丸となって戦争に対処する準備を急がなければなりません。すべての党員と勤労者が安逸と心のゆるみに反対し、常に革命的警戒心を強め、いつなんどき敵が不意に攻めてきても、少しもあわてることなくそれを迎え撃って戦えるよう、緊張した動員態勢を堅持しなければなりません。我々は絶対に平和ムードにとらわれてはならず、特に戦争を恐れる修正主義的思想潮流が内部に浸透することのないよう徹底的に警戒しなければなりません。

 戦争の勝敗は、前線と後方の人的および物的需要を長期にわたって円滑に保障しうるか否かに大きくかかっています。人民経済のすべての部門で増産と節約闘争を強化して、必要な物資の予備を十分にたくわえるとともに、軍需工業を発展させ、情勢の要求に即して経済を改編し、戦時にも生産をつづけられるよう、あらかじめ準備をととのえていなければなりません。このようにして、我々は国防において自衛の原則を貫くための物質的土台を強化しなければなりません。

 同志のみなさん! 我々の国防力は、文字どおり防衛的性格をおびており、帝国主義の侵略から祖国と人民の安全を守るためのものであります。我々は、他国を脅かそうとも、侵そうとも思っていません。他国にたいする威嚇と侵略、これは我が党の政策とは全く無縁のものです。我が国は平和愛好的な社会主義国であり、朝鮮人民は熱烈な平和愛好人民です。我々は我が国家社会制度の本質からして、終始一貫平和を主張し、平和を維持し強固にするためあらゆる努力をつくしています。しかし、なんぴとも、平和を守りぬこうとする我々の志向と念願、そして忍耐づよい努力を弱さのあらわれと誤算してはなりません。朝鮮人民は誰にも先に手出しをしようとはしないが、誰であろうといささかでも我々に手出しするのを絶対に許しません。我々は戦争防止のためにたたかうが、けっして戦争を恐れるものではなく、帝国主義者が武力をもって攻撃してくる時には、侵略者が二度と生きては帰れないよう徹底的に掃討するでありましょう。我々は国防力を強化して、敵のいかなる不意の攻撃をも決定的に粉砕し、社会主義の獲得物を守りぬくであろうし、社会主義の東方の砦を確固と守りとおすでありましょう。


 5 人民生活の均衡的な発展

 同志のみなさん!

 人民の福祉を系統的に増進させることは、我が党活動の最高原則であります。我々が社会主義・共産主義を建設するためにたたかうのも、結局、全人民がいっそう豊かで、ひとしくよい暮らしができるようにするところにその目的があります。我が党は、これまでと同様、今後とも人民生活を系統的に向上させるためにひきつづきたゆみない配慮をめぐらすでありましょう。

 我々は、社会主義建設ですでに多くのことをなし遂げ、非常に大きな経済的基盤をきずきあげました。もし、これをすべて人民生活にふり向けるならば、朝鮮人民はいまよりはるかに裕福な生活をし、ひとにひけをとらぬよい暮らしをすることができるでしょう。しかし、我々はいまなお革命の途上にあります。アメリカ帝国主義が、祖国の領土の半分を占領し、共和国北半部にたいする挑発行為をたえまなくくりかえしており、祖国統一の偉業がまだ達成されていない状況のもとで、けっしてぜいたくで華やかな生活をするわけにはいかず、革命の時代に生きる人らしく常に質素な生活をしなければなりません。我々は最大限に節約し蓄積して、敵の不意の侵攻に対処できる戦争への備えと、祖国統一の革命的大事変を主動的に迎える物質的準備を優先的に進めながら、勤労者が不便を感じないで生活できるようにし、すべての勤労者の生活をひとしく向上させるためにたたかわなければなりません。

 現在、人民生活向上の分野で我々に提起される最も重要な課題は、労働者と農民の生活水準の差、都市住民と農村住民の生活条件の差を速やかになくすことであります。もちろん総括期間に我が党は、農民にたいする労働者階級の指導、農業にたいする工業の援助、農村にたいする都市の支援を強めて農村の姿を一新させ、農民の生活を速やかに向上させ、社会主義農村建設のために多くのことをなし遂げました。しかし、かつて我が国の農村があまりにも立ち後れていたため、いまだに農村は経済的にも文化的にも都市よりおくれており、また農民がもともとあまりにも貧しい暮らしをしてきたため、かれらの生活はまだ労働者の生活ほどになっていません。我々はこの問題の解決に深い関心を払い、一日も早く農村の立ち後れを最終的に一掃し、農民の生活を労働者の水準に引き上げなければなりません。

 農民の生活を向上させるうえでなによりも重要なのは、郡を立派にきずき、その役割を高めることであります。

 郡は、農村を直接指導し、農民の生活に直接接している末端の行政的指導単位であり、政治、経済、文化のすべての分野で都市と農村を結びつける拠点であります。したがって農村の発展と農民生活の向上は、郡の役割いかんに大きくかかっています。郡を立派にきずき、その役割を高めて社会主義農村建設をさらに促進し、農民の生活を速やかに向上させなければなりません。なによりもまず農村にたいする供給基地としての郡の役割を決定的に高めなければなりません。すべての郡に冷凍工場、果物・野菜加工工場、食肉加工工場などを建設し、移動式加工設備も大量につくって、農民の生産する食肉、果物、野菜などの農産物を適時に買い付けて加工しなければなりません。同時に、郡の供給基地を立派にきずき、農村の商店網を合理的に配置して、加工食品と各種の工業製品を農村に供給する活動をさらに改善しなければなりません。郡が農産物の買付けと農村にたいする商品供給を立派におこなえば、農民の収入はいっそう早く増大し農村でも都市と同じく、必要な商品を思いのままに買えるようになるでしょう。

 都市住民と農村住民の生活条件の差をなくすうえで提起される緊急な問題の一つは、すべての農村の里にバスが通うようにすることであります。農村の里にバスが通うようになれば、農村の勤労者が交通の不便を感じなくなるだけでなく、政治、経済、文化のすべての面で都市と農村のつながりはいっそう密接になり、これは農村の立ち後れを早急になくすうえで大きな助けとなるでしょう。ここ数年のうちに郡と里を結ぶ道路を整備して、まだバスの通っていない農村の里にすべてバスが通うようにしなければなりません。

 農村住民の生活条件を改善するうえで重要な意義をもつ、農村の水道化を実現しなければなりません。まだ、水道施設のそなわっていない郡機関所在地はもちろん、すべての農村にまで水道を引き、農村の女性が水がめを頭にのせて運ぶ現象をなくし、すべての農村住民がより衛生的で文化的に暮らせるようにしなければなりません。

 農民の生活水準を高め、農村住民の文化的生活条件を改善することに主力をそそぐとともに、すべての勤労者の生活を向上させる一連の措置を講じなければなりません。

 人民の生活問題をより円滑に解決するために、ひきつづき多くの住宅を建てなければなりません。毎年、都市で10万所帯、農村で15万〜20万所帯の住宅を建てる大衆的運動をくりひろげて、現在不足している住宅と、今後の人口の増加にともなう住宅需要を解決するようにしなければなりません。そして、住宅を清潔に、実用的に、現代的で文化的に建設することに、大きな関心を払わなければなりません。これとともに平壌市をはじめ、主要都市にセントラル・ヒーティングを実施して、勤労者がより便利で文化的な生活を営めるようにすべきであります。

 ここ数年のあいだに労働者、事務員の賃金を全般的に引き上げ、特に賃金の低い労働者、事務員の賃金を大幅に引き上げるとともに、日用品をはじめ、各種消費物資生産の増大にともなってすべての消費物資の価格を大幅に引き下げ、人民の需要の多い一般消費物資の価格は50%以上引き下げるようにしなければなりません。

 人民保健事業をさらに発展させ、人々の生命をよりよく保護し、勤労者の健康をたえず増進させなければなりません。病院を増設し、医療従事者を増やし、各種の医薬品と医療器具をさらに多く生産、供給して、勤労者にたいする治療予防活動をさらに改善しなければなりません。特に、郡病院を充実させ、農村女性のための産院施設を補強し、農村の里診療所を病院化し、すべての里に小児病棟を設けて、農村住民にたいする医療奉仕を決定的に改善しなければなりません。

 こうして、すべての労働者と農民の生活をひとしく向上させ、すべての勤労者がよりいっそう幸せな生活を営めるようにしなければなりません。 



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