金 日 成

党組織を強化し、党の経済政策を貫くために
道・市・郡党活動家と党オルグにおこなった演説 
1957年7月5日

 今度の講習会で、党中央委員会常務委員会の意図が皆さんに十分伝達されたものと思うので、それを反復せず、若干の問題に限って重ねて強調したいと思います。

 1 党活動について

 まず、党の基礎組織である初級党組織を強化することについて述べたいと思います。

 初級党組織は、わが党の細胞です。人間が健康であるためには、体内の個々の細胞が健全でなければならないように、党を強化するためには、その細胞組織である初級党組織を強化しなければなりません。初級党組織がすべて健全であれば、全党も健全になり、強化されるはずです。

 わが党の初級党組織は、工場や企業所、機関、居住、農村を問わず、どこにも組織されています。もちろん、初級党組織は、解放後10余年間、たえず成長、強化され、革命活動のすべての分野で大きな役割を果たしてきました。しかし、多くの初級党組織は、まだその水準が低く、自己の基本任務を正しく認識できず、機械的に活動する場合が多いのが現状です。

 初級党組織の強化において最も重要なのは、党員の党性を鍛えることです。

 党性鍛練とは、一口に言って、党員の党に対する忠実さを強めることを意味します。初級党組織は、すべての党員が党に限りなく忠実で、党中央委員会のまわりにかたく団結するよう教育し、党のためにはいかなる艱難辛苦も克服し、党を害し党に反対する者とは妥協することなくたたかい、党の利益を守るためには生命をも惜しみなくささげる闘士となるよう訓練すべきであります。

 特に、かつてわが国で党と労働運動に大きな弊害を及ぼした分派分子の思想的影響がまだ残っている状況下にあって、分派分子との妥協のないたたかいをひきつづき展開し、党性鍛練を強化しなければなりません。

 これとともに、党員の政治的・思想的水準を高めることが極めて重要であります。党員の政治的・思想的水準を高めずには、党性鍛練について語ることはできません。すべての党員が、社会発展法則を正しく認識し、すべての事物と社会現象を科学的に分析し判断できるよう、政治・思想活動をたゆみなくおこなうべきであります。

 初級党組織は、党員が大衆との活動を正しくおこなうよう指導すべきです。大衆との活動を正しくおこなうためには、すべての党員がすぐれた指導能力をもたなければなりません。党員は、大衆を党のまわりに結集し、党政策を正しく解説して党政策の実行へ奮起させなければなりません。指導能力に欠けた党員は、いくら党に忠実であろうとしても、大衆との活動でその義務を十分に果たすことができません。

 初級党組織は、党員が、職業同盟、民主青年同盟、女性同盟などの大衆団体に対する活動を正しくおこない、労働者、農民、婦人、青年、学生、文化人、芸術家、商工業者、宗教信者など、各階層のなかで立派に活動できるよう訓練すべきです。こうして、個々の党員が、すべての人々と立派に活動できる指導能力をもつようになれば、それは大きな成果であります。

 また、党員が反革命との闘争を正しくおこなうよう教育すべきです。革命の過程では、我々の前進を阻むさまざまな反革命的行為に遭遇するものです。それゆえ、党員は当然このような行為と断固たたかい、あらゆる害悪分子や破壊・謀略分子を巧みに摘発、一掃できるようにならなければなりません。

 また、すべての党員が、経済運営と生産に明るい党員となるようにすべきです。これらのことは、いずれも初級党組織の重要な任務であります。

 各部門の初級党組織が、このようにすべての党員を教育し訓練するならば、その党組織は言うに及ばず、全党が強化されるであろうことは疑う余地もありません。

 次に、市・郡党委員会委員長の活動について述べようと思います。

 市・郡党委員会委員長の活動で最も重要なのは、大衆のなかに入ることです。事務室に閉じこもらずに下部にしばしば出向くべきであります。

 市・郡党委員会委員長は、少なくとも月に2回以上は初級党組織の会議に参加すべきだと思います。農村、工場、学校をはじめ、各部門党組織の会議に計画的に参加し、大衆集会にもしばしば参加するのがよいでしょう。

 ここで何が得られるでしょうか。多くのことを得ることができます。党員の党性のレベルと政治的・思想的水準、そして大衆指導能力はどうか、党員の要望と、それに対する市・郡党委員会のどのような解決策が必要であるかを知ることができます。

 党会議に参加して、初級党組織の委員長の活動を代行し独善的にふるまおうとせずに、誤りは正し、知らないことは親切に教え、みずからも彼らに学ばなければなりません。労働者の強い意志、創意と大衆的知恵、彼らの建設的意見から多くのことを学ぶことができます。このようにするのは、初級党組織の強化においても極めて重要な意義があります。

 市・郡党委員会は、初級党組織で重要な役割を果たす中核党員を講習会に参加させ、農閑期には農村を巡回しなから移動講習会をおこなうなど、各種の方法で党員を教育すべきです。これは、講師が不足し、農村党員の水準が低くて自習ができないありさまであるため、なお必要です。この活動には、郡党委員長や副委員長、部長クラスの幹部が参加すべきです。講習会は、郡に呼んでおこなうのもよいし、直接現地に出向いておこなってもよく、とにかく、日ごろから実際の活動と結びつけて党員を教育すればよいのです。

 このようにすれば、市・郡党委員会の委員長が党員大衆から浮きあがることなく下部の実情を十分に理解し、党員の政治・思想水準を高めることができます。

 市・郡党委員会委員長の活動で重要なのは、党員の党性を鍛え、党隊列を強化し、大衆を党のまわりに結集する党の組織活動と思想活動を正しくおこなうことです。

 党の組織活動は、極めて困難かつ複雑であり、慎重を要する活動です。経済活動は、これに比べれば単純なものです。このような事情から多くの市・郡党委員会委員長は、楽に仕事をするため、比較的単純な経済活動にのみ没頭し、難しい党組織活動には関心をあまり向けていません。

 一部の郡党委員長は、農産計画の作成と田畑の施肥、役畜の保障などをおこなえば、党活動には手落ちがないものとみなしています。もちろん、経済活動に対する指導は重要です。しかし、それよりも党組織を強化する活動に力を入れなければなりません。

 わが党が主張している祖国の平和的統一問題をとってみても、党隊列の強化は何よりも重要であります。

 平和的統一は、外国の干渉を受けず、民主主義的基礎のうえで総選挙を実施し、統一政府を樹立することを前提とするものです。民主主義的基礎のうえで選挙を実施するためには、何よりも南北朝鮮ですべての政党の自由を活動が保障されなければなりません。南朝鮮でわが党の自由を政治活動が保障され、北半部でも南朝鮮各政党の自由な活動が認められなければなりません。

 このような情勢を見通して、我々は、党を強化し、党隊列を整備すべきです。すべての党員を、党性が強く大衆との活動を立派におこない、いかなる党派ともたたかえる闘士に育成するならば、我々に恐れるものはありません。各党組織でこのような党員を30%程度だけもつとしても、その党組織は強力であると言えます。もちろん、すべての党員がそのようになれば、それにこしたことはありません。

 まだ南北間の往来が実現されず、北半部に競争者がない現在、我々は全力をつくして党組織を強化しなければなりません。わが党を質的に強化すれば、北半部の全人民大衆を党のまわりに結集し、さらには、南半部の広範な大衆までも獲得して、祖国の平和的統一を実現することができます。

 現在、競争者がないということで、のんびりと過ごしてはなりません。南北の門戸が開放されたときには競争者があらわれます。いま、党を強化せずにのんびりしていたのでは、そのときになって大衆を失いかねないことを知るべきです。

 我々は、百万の党員がいると万歳を叫ぶだけではいけません。重要なのは党員数ではなく、党の質的構成であります。

 朴憲水は、南朝鮮に党員が多いと自慢しました。彼はそれで自分の名を売るため、「5倍加運動」「10倍加運動」をおこない、党員数を増やそうと党内においてまで競争をくりひろげました。その結果、敵の脅かしがあるたびに「党員」が脱落し、投降して「保導連盟」に加入し、結局は党を破壊に導きました。もし、南朝鮮労働党が党員の党性を鍛え、政治的・思想的水準を高める活動を正しくおこなっていたならば、南朝鮮で党は崩壊しなかったでしょう。

 一部の人は、南朝鮮で党組織が破壊されたのは、敵の過酷な弾圧のためであると言っています。弾圧が厳しかったのは確かです。しかし、問題はそれだけにあるのではありません。帝国主義の元凶であるアメリカやイギリス、日本のような国にも共産党の組織があり、帝国主義とたたかっているではありませんか。要は、党を立派に組織し、党内部をかためることであります。

 政治活動は短時日で効果があらわれるものでなく、長期にわたる粘り強い闘争なしには党を強化することができません。それゆえ、党を強化するため、全党がたゆまず努力すべきであります。

 党を強化し、政治活動を順調におこなうのは難しいことであり、目に見えて効果があらわれるものではありませんが、これには是が非でも力を入れなければなりません。各党組織に党性が強く、政治・思想水準が高く、大衆との活動を立派におこない、生産に積極的に参加する党員が多くなければならず、そのような中核党員の数がたえず増えなければなりません。

 そのためには、市・郡党委員長が現在のように行政活動を代行するのではなく、党の組織・政治活動に力を入れるべきです。行政活動を代行してはならないと数年前から強調していますが、いまなお完全に是正されていません。だからといって、行政経済活動から手を引けというのではありません。行政経済活動の指導はするが、行政を代行するのでなく政治的方法で指導しなければなりません。

 道・市・郡党委員会は、行政活動を指導し統制する位置にあります。例えば、農産計画を作成するにあたり、郡党委員会はそれを直接、自分で立てようとせずに、郡人民委員会にその方向を示し、計画を正しく立てるように指導し統制すべきです。郡党委員会は、下部に多くの党組織をもっているだけに、郡内の実情を誰よりもよく知っています。したがって、上部の意図と下部の実情を考慮して行政活動家を正しく指導すべきであります。こうして計画が立てば、それを検討して誤りを正し、その計画が正しく遂行されるよう監督し、大衆を奮い立たせる政治活動をおこなうべきです。また、活動過程にあらわれる欠点を適時にとらえて、正し、すぐれた経験は一般化し、発展させるよう援助すべきであります。

 しかし、多くの場合、党活動家は経済キャンペーンに片寄り、党活動に力を入れていません。このような傾向はかなり是正されつつありますが、さらに大胆に改めなければなりません。

 行政経済活動を郡人民委員会に一任していけないわけはありません。郡人民委員会は、郡党委員会に比べ人員も多く、行政経済活動を専門に実行する人が多いだけに、仕事を十分独自におこなうことができます。少人数の郡党委員会が、それを代行して順調にゆくはずがありません。仕事を満足に処理できないにもかかわらず、それを代行しようとするのは、極めて有害です。

 市・郡党委員会は、党の経済政策を関係部門の活動家に十分解説し、その実行いかんを監督する活動を強化すべきです。すなわち、彼らに方向を示し、党の任務分担を与え、みずからそれを直接、実行するのではなく、彼らの実行状況に細かく気を配り、指導すべきであります。

 このように、市・郡党委員会は、初級党組織を強化し、大衆を党のまわりに結集し、経済課題の遂行を政治的方法で指導することに主力を注ぐべきであることを、重ねて強調しておきます。

 2 工業建設に対する党の指導

 何よりもまず、党の経済政策の実行において、党性を強めることが重要です。

 3か年計画の実行総括が示しているように、この期間に我々は驚くべき成果を達成しました。外国人は言うに及ばず、我々自身でさえ、その実績に驚かざるをえません。これは、誰も否定できない成果であります。

 しかし、第1次5か年計画の遂行に着手し、特に、党中央委員会1956年12月総会決定の実行過程に露呈されたように、我々には欠点もかなりありました。

 主な欠点は、経済活動家に党政策を貫こうとする努力が欠け、経済建設で党性が弱いことです。特に、党のオルグや各省党委員会の活動家たちが、党の経済政策の実行で、幹部の党性を強める活動を満足におこなわなかったことを指摘せざるをえません。

 例えば、電気省の幹部は、既存設備では発電量不足のため、新たに拡張される化学工業への電力供給が困難だとして、設備を最大限に利用する方途は探しだそうとせず、大規模発電所を新設する計画を立てました。しかし、1956年12月総会の決定主旨に即し、電気部門の労働者たちが潜在力を積極的に探求した結果、現存の設備をもってしても、はるかに多い電力を生産できることが明確になりました。

 水産省では、西海の漁業を発展させ、深海漁業と中小漁業に力を入れるよう党が繰り返し強調したにもかかわらず、それを実行しませんでした。

 金属工業省にも、こうした傾向はかなりありました。党中央委員会組織委員会では、黄海製鉄所の溶鉱炉復旧工事を翌年のメーデーまでに完了することを決定しました。党は戦後の経済建設で大量の鋼鉄と銑鉄が必要なので、その解決策を関係部門の技術者たちと慎重に討議しました。この討議で彼ら自身が翌年のメーデーまで完工すると述べ、また彼らの提起によって党中央はそうすることに踏み切りました。ところが、金属工業省のある副相が現地に出向き、翌年のメーデーまで操業を開始するのはとうてい不可能なことだと言って、党の決定に反して8・15解放記念日まで完工するようにと自分勝手な指示を与えました。ところが、この工場の党オルグと松林市党委員長は、党の決定に対するでたらめな変更を知りながらもそれを放任しました。これと類似した傾向はほかにもあらわれています。

 経済建設分野で幹部の党性を強めずには、5か年計画を円滑に実行することはできません。

 我々が、3か年計画をはじめて提起したとき、一部の幹部のなかには動揺する向きがありました。党内にもそのような気配がありましたが、民主党の一部の幹部は「できもしないのに騒ぎたてる」と言いました。果たして結果はどうなったでしょうか。3か年計画は極めて立派に遂行されたばかりでなく、超過完遂されました。

 5か年計画初年度の今年度計画を作成するときにも動揺がありました。一部の人は、計画があまり膨大で実行できないと言い張りました。

 例えば、金属工業省では、最初、金策製鉄所の銑鉄生産能力は19万トンにしかならず、それ以上は技術的に見て不可能であると言いました。12月総会の討議後にようやく23万トンにまで計画を高めました。

 党は、生産者である労働者に党中央の意図を知らせ、彼らと協議してみることにしました。党中央委員会の常務委員たちが直接現場に出向き、労働者たちと討議した結果、どうなったでしょうか。労働者は、党中央の要望であれば、もっと生産しようと熱烈に呼応しました。こうして、銑鉄を23万トンではなく、27万トンまで生産することを決意し、いまそれを成功裏に実行しています。

 上半期の計画遂行予定実績によれば、水産省を除いたすべての部門で国家計画はもちろん、増産計画までも成功裏に実行し、総体的には102%に超過遂行することが見込まれています。

 もちろん、個々の企業所をとってみれば、立ち後れているところもあります。万年鉱山のようなところでは、人がやるから私もやるといった風に、具体的な見積りもなしに増産計画を立てた結果、いまになって計画の一部削減を求めています。

 ともあれ、我々は、上半期に大きな成果を達成しました。これは、はじめ動揺していた一部の幹部に極めてよい教訓となります。経済建設で動揺するのは、結局、党の経済政策の正しさに確信をもてず、大衆の力と創意を信じないところに原因があります。

 基本建設分野における党政策の貫徹で重要な意義をもつのは、浪費行為とたたかうことです。

 最近、党中央委員会常務委員会の委任によって南浦地区の工場、企業所を指導したところ、建設分野で浪費が極めて多いことを知りました。南浦ガラス工場では、さほど複雑でもない職場、例えば、ガラス管を作る職場が非常に大きな建物を占めていました。また必要以上の大修理工場をもっており、切削機を25台も設置することを予定して大きな建物を建てました。党活動家は、こうした事実に目をつぶっています。これは、党活動家がことの是非を識別できないところにも原因があります。

 この工場が必要以上にもっている建物を、2つの他の工場が使用するようにしました。このようにして1億5千万〜2億円(ウォン)を浮かしました。

 南浦造船所でもこのような傾向が見られました。党が西海漁業の発展について強調したところ、この部門では西海岸でより多くの船舶を建造すべきであるとし、具体的な検討もなしに新義州にいま一つの造船所を新設しようとしました、これに対し、国家計画委員会は、党中央委員会4月総会の決定にそう措置として無条件承認しようとし、そこに7千万円の投資を予定していました。

 しかし、我々が検討してみると、南浦造船所だけでも、そこに2千万円ほど追加投資するならば、西海漁業に必要な船舶を十分建造できるという結論を得ました。こうして、5千万円を節約しました。

 なぜ、このように不必要な建設をしなければならないのでしょうが。不必要な対象は切り捨て、直ちに必要な建設から先にすべきです。

 経済建設には、このように責任感に欠けた傾向が多分にあります。したがって、経済建設で幹部の党性を強めるのは極めて重要なことです。これは結局、すべての幹部を党政策に忠実であるように教育し、党政策の貫徹であらゆる不誠実な態度と断固たたかうようにすることを意味します。

 5か年計画の遂行で何よりも重要なのは、この計画をすべての大衆に明確に知らせ、その正しさを十分に認識させることです。すべての勤労者に、5か年計画が社会主義の経済的基盤を強化し、国を工業・農業国に変え、人民の衣食住問題を基本的に解決する重要な計画であることを正しく理解させるべきです。

 5か年計画はわが国で初めてのことなので、これは、なおのこと重要です。潜在力と技術、労働力をことごとく引き出し、全党を動員して5か年計画を必ず完遂すべきであります。まだ、潜在力をすべて動員しているとは言えません。また、5か年計画が容易に遂行できるものと考えてはなりません。したがって、潜在力をすべて動員するためにひきつづき努力し、この過程には困難も多いということを勤労者に認識させるべきです。困難を克服するための思想啓発に力を入れ、動揺するあらゆる傾向と強くたたかうべきであります。

 また、計画の実行を破綻させようとするあらゆる反革命的害悪行為を防止するため、大衆の政治的自覚を高めるべきです。黄海製鉄所の混銑炉建設、東平壌の住宅建設をはじめ、多くの建設工事に害悪行為があらわれていますが、党組織はこのような事実から教訓をくみ取るべきであります。

 次に、労働者の生活の改善に深い関心を払うべきです。

 人民生活の向上は、生産力の発展に伴い順次実現されるものであり、勤労者の生活を主観的欲求によって一度に向上させることはできないことを正しく理解しなければなりません。

 人民生活を向上させるためには、国家の蓄積を増大させ、生産を発展させなければなりません。社会主義的蓄積は、生産力を発展させることによって、結局は人民生活の向上に奉仕します。したがって、人民生活の問題は、生産の増大、国家蓄積の増大と結びつけて見るべきであります。

 ここで特に強調すべきことは、国から与えられた条件と企業所のもっている可能性を極力利用して、労働者の生活条件を改善することです。多くの企業所の幹部はこれにあまり注意を払っていません。

 労働者に満足な休息条件も与えず、清潔にできるはずの寮や住宅も管理がゆきとどかず、不潔なところに住まわせる傾向がかなりあります。

 最近、私は、茂山地区を視察しましたが、そこの鉄道乗務員寮はうす暗く不潔であり、雨もりがし、寝具も汚れ、休息できる条件が整っていませんでした。このようなところで、十分な睡眠をとり、楽しくくつろげるはずはありません。睡眠不足で機関車を運転するので事故を起こすのです。事故をなくせと訴えることばかりせず、まず、このようなところに関心を払う必要があります。

 船で働く水産労働者に対しても、幹部は関心を払っていません。彼らが長いあいだ、海上で苦労して帰ってきても、埠頭には満足な休息の場さえありません。これは、何も大金がかかることでもありません。問題は、幹部が関心を払わないところにあります。

 また、工場に行って見ると、労働者に立派な家を建ててやりながら、幹部が無関心をため、その住宅が有効に使われていません。

 製鉄所や製鋼所では、高熱職場の労働者に飲料水さえ満足に供給していません。演説をしても喉が渇くのに、溶鉱炉の前で汗を流しながら働く労働者が水も飲まずに働けるものでしょうか。彼らに小部屋をつくつて与え、そこで休息をとらせ、食事をしたり新聞を読んだり談笑できるような条件をつくるくらいのことが難しいとは言えないはずです。

 党活動家が労働者のために働くと言いながら、どうしてこのようなことに気を配らないのでしょうか。これは、日本帝国主義支配当時、労働者をこき使った古い思想の影響が残っているからです。今後、企業所経理員講習会を組織し、労働者の生活に細かく関心を払うよう正しく教育する必要があります。

 最後に、党活動家が経済知識を所有することについて若干述べようと思います。

 党活動家は、経済建設の知識を学ぶべきです。こうすれば、経済建設で活動家の党性を強め、党の経済政策貫徹のためにたたかうことができます。

 党活動家は、農業については多少の知識がありますが、工業管理についてはほとんど無知だと言えます。

 かつて、政権を掌握できず地下活動をしたときには、大衆のなかで扇動さえ巧みにすればよかったし、パルチザン闘争のときには日本帝国主義者を撃滅すればよかったのですが、こんにちではこれだけでは足りず、経済建設ができなければなりません。これが巧みであれば勝利し、下手であれば失敗します。党活動家は、専門家にはなれないまでも、経済建設についての初歩的な知識はなければなりません。特に、党の経済政策に精通し、技術を所有するために努力しなければなりません。

 どの市や郡でも経済建設の進められないところはありません。したがって、重要な課題の一つは、党および国家機関の活動家が経済活動を指導できるようにすることです。そうしなければ社会主義建設で勝利者になれません。戦闘のときは戦闘ができ、経済建設のときは経済知識と技術を学んで経済指導ができなくてはなりません。いまでは、経済知識がなくては一歩も前進できません。

 党中央では経済建設に関する学習資料を多く出版するようにしますが、すべての活動家はまた、学ぶためにたゆまず努力すべきであります。

 3 農業に対する党の指導

 3か年計画期間、我々は、農業部門、特に農村の社会主義的改造で、大きな成果をおさめました。もし、協同化を進めなかったならば、農業でこんにちのような成果は達成できなかったでしょう。

 停戦直後、農村の事情は困難を極めていました。何よりも労働力が不足していたうえに、その大部分が婦人や年寄りでした。戦禍によって、役牛も大変不足し、農業機械もすべて破壊され、肥料もなければ食糧も不足していました。農村では、多くの農民が貧しい生活をしていました。党中央委員会第6回総会当時の調査資料によれば、生活の苦しい貧農が約40%を占め、かろうじて口すぎをする農民が50%程度であり、多少余裕のある農民は10%程度に過ぎませんでした。このような状態で農業の復興に着手したため、多くの困難が伴いました。

 党は協同化政策を実施して、この難関を切り抜けました。事実、協同化を実施すると、労働力や役牛の不足も解決され、他の難関も容易に克服することができました。

 農村で生活の困難な貧農が真っ先に協同化運動を支持しました。実験的段階をへて、この運動を大衆的に発展させた結果、こんにちでは全農家の85.5%が協同経営に加入しました。我々が短時日に穀物生産で戦前の水準を上回り、農民の生活を急速に安定向上させた主な要因はまさにここにあります。

 農業協同組合の分配実績を見れば、1955年には1戸当たり1トン250キログラムの穀物が分配されましたが、1956年には1トン616キログラムに増大しました。これは協同経営の優位性を明示するものであります。

 全党が協同化運動に力を注ぐとともに、この運動をあせらず、漸進的に、農民の自発性の原則を厳格に踏まえて進めたため、大した失敗もありませんでした。

 黄海南道白川郡でこの運動が思わしくありませんでしたが、調べてみると、それは高鳳基の仕業によるものでした。咸鏡南道でも農業協同組合を急いで統合した事実がありましたが、それは直ちに是正されました。

 我々が協同化運動をこれといった失敗もなく進めることができたのは、農業協同化運動史上、一つの模範的な事例になると言えます。これは、党がこの運動を正しく指導した結果であり、祖国解放戦争を通じて農民が政治的に自覚し鍛えられ、集団の力の偉大さを体験した結果であります。戦争の困難な試練をへた人民はやはり違います。これが、わが国における特殊な事情であります。

 また重要なのは、これまでのわが党の農村政策が正しかったということです。農民は、土地改革をはじめ、わが党のすべての政策が正しいことを経験を通じて十分に知っていたため、農業協同化政策を全面的に支持したのです。

 咸鏡南道洪原郡に行き、農民と話し合ったとき、70歳を越した一人の年寄りは、「私らの政府のような立派な政府がどこにありましょうか、我々、農民に土地はくれる、生活を豊かにする協同化は実施する、年寄りは敬う、このうえまた、何が必要でしょうか」と言いました。咸鏡北道に行ったときにも、年寄りたちと話し合ってみました。そのとき一人の年寄りは、自分の生涯を通じて最もうれしかったことが二度あったが、一度は土地改革によって土地を分与された日であり、いま一度は農業協同組合に加入した日であったと言いました。

 このように農民は、わが党の政策の正しさを確信しており、それを心から支持しています、このようにして、農業の協同化は極めて短時日に、スムーズに進められたのです。

 農民たちは、将来を楽観しており、自信をもっています。現在、農村における社会主義的改造は、高揚期に達していると言えます。

 我々の課題は、協同化運動で既に達成した勝利を強固にし、それを発展させることであります。これは極めて重要なことです。自己満足してはなりません。未加入の農民を組合に受け入れて協同化を完成すべきであります。この活動もまた、あせらずに漸進的に進めるべきであります。

 ところで、いまなお組合に加入していない人たちは、少々受け入れにくい人たちであることを知るべきです。それは、彼らの一部は、比較的裕福な暮らしをしている人たちであり、また一部は自然条件に恵まれないため、組合の組織が困難な一部山間部の農民であり、また一部は、まだ協同組合のよさを知らない一部の新解放地区の農民であるからです。

 彼らを獲得できるでしょうか。もちろんできます。そのためには、経済的面で協同経営の優位性を明確に示さなければなりません。協同組合員の方が彼らより裕福な暮らしをしていることを示しさえすれば、問題はありません。

 山間部では、自然条件を克服する対策を研究し、散在している農民を順次、組合に受け入れる方法を考えだすべきです。

 都市の周辺で農業と商業を半々に兼ねている人も、これからは協同組合に加入させるべきです。農業協同組合に加入させてもよく、半生産・半販売協同組合のような形態を考案してみるのもよいでしょう。これとあわせて、都市の手工業者や行商たちも教育し、説得して漸次協同組合に加入させるべきです。

 こうして近いうちに、社会主義的協同化を完了すべきです。この活動は、機械的におしつけようとせず、実情に即した方法で慎重におこなうべきであります。

 このような組織活動をおこなうとともに、既に組織された農業協同組合を強化することが極めて重要です。

 何よりも、郡党委員会と郡人民委員会の活動家は、こんにちの共和国の農村は、大部分の農民が農業協同組合に加入している社会主義的農村であることを知るべきです。したがって、すべての活動家は、社会主義的農村に変わったこんにちの新しい環境に対応する活動体系と活動方法を学ばなければなりません。しかし、いまなお、多数の農村の幹部は、個人農経営のときと変わらない従来の方法で活動しています。新しい環境と新しい条件に対応する新しい活動体系と活動方法が必要とされます。それゆえ、まず活動体系と活動方法を改善することが重要であります。こうしてのみ、農村での社会主義の勝利を強固にすることができます。

 では、何をなすべきでしょうか。農業が社会主義的経営になったのですから、まず農業で計画経済を正しく実施すべきであります。社会主義社会では、計画なしには経済を発展させることができません。

 郡人民委員会では、農業協同組合を計画的に運営するよう、指導すべきですが、それが円滑におこなわれていません。市・郡人民委員会計画委員会の活動家と話し合ってみると、現在、それでなくても計画部門の職員が不足しているところへ、彼らに他の任務を多く与えて本務を遂行できなくしています。彼らは、市・郡人民委員長に、計画事業の重要性と、郡人民委員会計画委員会の任務を教えてやってくれと、私に頼んでいます。郡人民委員会計画委員会の活動を決定的に強化すべきであります。

 現在、郡党委員会と郡人民委員会の幹部は、計画をもたずに仕事をしています。計画があるとすれば、穀物の増産高やまきつけをおこなう面積、ヘクタールあたりの増収量といった程度の計画だけです。彼らは、所与の自然地理的条件の下で、何を増産し、農村で求めている商品はどんなもので、それをどのような方法で供給すべきかを、十分に検討せずに活動しています。

 過去には、机の上で生産計画を立て、計画経済を実施できない個人農におしつけていたので、そのような計画をおろさないように指示しました。いまは、協同化された状況下において農村のすべての活動を計画的に組織し、指導することができ、また当然そうしなければなりません。

 現在、農機具の売れゆきが悪い理由も、それを無計画に生産するところにあります。岐陽機械工場には、多くの農機具がストックされており、工場では大きな倉庫を建てたいと要請しています。倉庫の建設が問題なのではなく、農機具の生産に先立ち、農村の実情を十分調べ、農民とあらかじめ協議して彼らの求める農機具を計画的に生産することが重要です。そうして、生産された農機具を倉庫に積んでおかず、計画的に直接農村に送るようにすべきです。

 すべての郡と農業協同組合で、農業発展に関する5か年展望計画を正しく立案すべきであります。郡は、この仕事を事務室で指導せずに、各協同組合に出向いてすべての条件を調査、分析し、組合員と話し合って具体的な方向を定めるようにすべきです。穀物増産は言うに及ばず、リンゴ、ブドウ、栗、アンズなどの果物年産の見通しや、畜産、養蚕、潅漑工事、河川整理、農村建設、組合の収益増大といったすべての活動にわたって計画を緻密に立てるようにすべきです。5か年計画を正しく立てれば、将来それにもとづいて10か年展望計画も立てることができます。

 5か年計画期間に果樹園を10万ヘクタールに拡張する計画ですが、これも具体的な計画のもとに進めるべきです。我々の力では、これが極めて膨大な仕事であることを銘記すべきです。この仕事は、具体的な調査と綿密な計画のもとに、全人民的運動として展開すべきです。苗木も準備し、栽培地も正しく選定し、技術者も要請すべきです。机の上で計画数字を細分する方法では、これを保障することができません。

 次に、農村を社会主義的に改造するためには、消費協同組合と信用協同組合をともに発展させなければなりません。部分的ではありますが、農村にはいまなお高利貸行為が残っています。高利貸業者もそれを秘密裏におこなっており、農民もまた、よそでは金の工面ができないので、その秘密を守ってやります。農民銀行は、まさにこのような問題を解決するために組織されたものであるのに、他国の経験を教条主義的に受け入れたので、高利貸行為と効果的にたたかえず、農民の切実な問題を適時に解決してやれずにいます。

 そうであるなら、農民銀行を改編しなければなりません。農民銀行を国営の農業銀行に切り替え、農民銀行の株主には清算をしてやるべきです。そうして、彼らにその金で農村の各里に信用協同組合を組織させるべきです。信用協同組合は、組合員を対象にして小額の資金の解決に援助を与えるべきです。信用協同組合の資金源は、株金で解決し、それで不足するときは、農業銀行も多少援助を与えることができます。信用協同組合では、貯金も取り扱うべきです。農業銀行は、農業協同組合と消費協同組合を対象にして農村の全般的金融活動に奉仕するようにすべきです。このようにすれば、農村での高利貸行為を早急に一掃することができます。

 また、消費協同組合を強化し、農村の悪徳商人と効果的にたたかわなければなりません。生産物はすべて、消費協同組合を通じて売買するようにすべきです。農村で農産物を買い付けて都市に送り、都市の工業製品を農民に供給するに当たって、消費協同組合の役割を高めなければなりません。

 社会主義を建設するには、いっさいの搾取行為を一掃しなければなりません。我々は、農業協同組合を組織して、農村における搾取の根源を基本的に一掃しました。しかし、これだけでは不十分です。信用協同組合を組織して残存する高利貨的搾取を一掃し、消費協同組合を強化して悪徳商人の搾取を一掃すべきです。このようにしなければ、農村における社会主義の勝利を強固にすることはできません。

 これらのことを円滑におこなうためには、農業生産に限らず、買い付け、供給をはじめ、すべての活動を計画化しなければなりません。計画的生産、計画的買いつけ、計画的消費、これが円滑におこなわれれば、農業を早急に発展させ、協同経営を強化し、農民の生活を裕福にすることができます。

 農業の社会主義的改造とともに、農村での思想活動と文化活動を改善しなければなりません。農業の社会主義的改造の速度に比べ、思想活動と文化活動は立ち後れています。

 農業協同組合を組織するだけでは、農村陣地は強化されません。組合を経済的に強化するとともに、組合員の思想・意識水準を高めなければなりません。すべての組合員が、社会主義建設者となった誇りをもち、農村で搾取制度を永久に一掃し、その復活を企む者と強くたたかうよう、階級意識を高めなければなりません。また、農民のあいだに残っている利己主義と投機的思想を根絶するよう、思想教育を強化すべきであります。

 農村学校の運営を改善し、教員の思想教育を強化することが重要です。教員のなかにはまだ思想改造がなされていない人もいます。したがって、教員を政治的、思想的に鍛練し、生徒の社会主義教育を立派におこなうよう、あらゆる面から援助すべきであります。また、教科書と授業内容に農業協同組合の問題を織り込むよう、対策を講じるべきです。こうして、子供たちに搾取階級と搾取制度に対する憎悪心を植えつけるべきであります。

 組合員の文化水準を高めるため、たゆみない努力を傾けるべきです。このために、中学校卒業生を農村に多く配置すべきです。既に平安南道農業協同組合管理幹部会議でも述べたことですが、一部の青年は、「農業を営むつもりで勉強するのか」「学校を卒業して、何のために農村に行くのか」と言って、農村に行くのを嫌っています。これはみな、古い思想の影響です。過去のわが国の農村は悲惨なものであったし、農業は卑しいものとみなされました。そこで親たちは、息子や娘を育てながらも、大きくなって遊んで暮らす人間になることを望んだし、娘が生まれれば、金持ちの家に嫁がせることを望みました。しかしいまは、農民が土地の主人、農村の主人となり、みずから自由で幸せな新生活を創造するすばらしい世の中になりました。したがって、抑圧され、さげすまれた古い時代の考え方を捨てるよう、農民やその息子、娘たちを教育すべきであります。

 一部の青年は、農村より都市の方がよいと考え、農村に行くことを嫌います。しかし、我々は、将来、都市と農村の差をなくすためにたたかっています。

 知識水準の高い多くの青年が農村に入っていくべきです。そうしなければ、農村の電化と機械化を実現し、農民の文化水準を急速に高めることはできません。

 農民の文化水準を高めるため、農村で夜間学校と移動講習会を組織するのがよいと思います。

 また、初級中学義務教育制実施の準備に力を入れるべきです。第3回党大会が提示したように、5か年計画期間に初級中学義務教育制が実施されます。このように、初級中学義務教育制を早急に実施しようとするのは、我々の生活水準が特別に高いからでもなく、国家蓄積が多いからでもありません。朝鮮人民の教育熱が高いのと、もともと国が立ち後れているため急速に発展する必要があるから、そのような措置をとるのです。急速な発展を遂げるためには、人民の文化水準を高めなければなりません。

 しかし、これは決して簡単な事業でないため、十分な準備をすることが大切です。何よりも計画を正しく立てなければなりません。初級中学義務教育制を実施するためには、学校も多く建設し、教員も多数要請し、教科書も多く出版しなければなりません。これらすべての準備をいまからしなければなりません。国家の負担だけで不足分の教室を全部建てることはできません。したがって、いまから各農業協同組合で学校基金蓄積運動を起こす必要があります。例えば、すべての農業協同組合で民青員を動かして共同で豚を3、4匹ずつ飼育し、それを学校基金として振り込むこともできます。大事のためには、計画を綿密に立て、その準備に万全を期さなければなりません。

 最後に、農村建設について簡単に述べようと思います。いま農村では、多くの住宅が建てられていますが、これを誰も指導せず農民のなすがままに放任しています。こうしてはなりません。社会主義を建設するには、1軒の住宅でも無計画に建ててはなりません。少々努力し、いま少し資材を使えば立派な住宅になるものを、そのまま放任しているので、旧来の住宅が建てられています。このようにせず、どこにどのような様式で、どんな住宅を建設すべきかを計画化しなければなりません。

 例え、小さな住宅であっても、一定の設計と計画により、見通しをもって文化的に建設すべきです。5か年計画期間に約20万戸の農村住宅の建設を予定しているだけに、あらかじめ十分な見通しのもとに、正しい指導をおこなうべきであります。

 郡機関所在地の建設も正確を計画にもとづいて指導すべきです。多くの郡機関所在地では、将来の高層建築を予定して中心通りを空地にしています。黄海南道載寧邑では、農業機械貸耕所までも邑外に移設させました。しかし、中心通りに残した空地の具体的な建設設計案がありません。そこに大きな工場を建てる当てもなく、だからといって邸宅を建てられるような人もいません。したがって、空地のままにしておかず、平屋でも整然と計画的に建てるべきです。

 農村建設を強力に進めるため、農業協同組合に建設作業班を組織する問題も研究してみる必要があります。農業生産に支障を与えない限り、建設作業班を運営するのは、どの面から見ても合理的だと思われます。

 すべての郡党組織は、美しい文化的農村を建設する仕事を、計画的かつ慎重に指導すべきであります。

 私は、各道・市・郡党委員会と工場、企業所の党委員会が党組織を組織的、思想的に強化し、経済建設で活動家の党性を強め、わが党の経済政策の実行で大きな成果をおさめるよう期待します。
                                                
出典:『金日成著作集』11巻


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