金 日 成

茂山鉱山のすべての労働者、技術者、事務員に送る祝賀文
−1956年6月1日− 
 
 わが国の製鉄工業の発展において重要な位置を占める茂山鉱山選鉱場の操業式に際し、私は、朝鮮労働党中央委員会と共和国政府の名において、みなさんの輝かしい労働の偉勲をたたえ、熱烈な祝賀と感謝を送ります。

 みなさんは戦時中、大切な機械設備を迅速に疎開して、アメリカ帝国主義者の野蛮な爆撃から守り、戦後の復興建設期には、あらゆる困難と障害を打開しつつ愛国的献身性を発揮して、短期間に茂山鉱山を近代的に復旧改造しました。

 茂山鉱山の復旧改造は、共和国北半部において社会主義を建設している英雄的労働者階級がかち得たいま一つの勝利であります。

 私は、みなさんがこれまでの成果におごることなく作業の機械化をさらに完成し、技術・技能と技術管理水準を不断に高めて採鉱および鉱石運搬作業をいっそう能率的におこない、選鉱実収率を高め、高品位の精鉱を大量生産して増大する国家的需要を円滑にみたすものと確信します。

 国の社会主義的工業化を促進し、祖国の平和的統一独立をめざすみなさんの闘争において、さらに大きな成果をおさめるよう望みます。
                                               
出典:『金日成著作集』10巻 

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