金 日 成 | ||
米はすなわち社会主義である | ||
―平安南道党委員長への書簡― | ||
1956年1月28日 | ||
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私は、同志たちがいま、道党委員会総会をおこなっていることを知りました。 私は、全国建築家および建設者会議に参加しているので、同志たちの会議に参加したくても事情が許しません。 そこで、同志たちの会議に私の意見を伝えてくれるよう願います。 今年の穀物増産で重要な問題は、畑にトウモロコシを多く植えることです。ですから、このことを強調する必要があります。 トウモロコシは、日照りに強く、雑草にもまけない生命力の強い作物です。それに、トウモロコシは収穫率が高く、茎は家畜の飼料として最適です。平安南道でも、是非ともこれを多く栽培すべきです。 私の意見では、平安南道の畑地総面積の50%以上にトウモロコシを植えるよう奨励し、これを強調すべきだと思います。 次に、昨年の党中央委員会常務委員会の決定によって着手した潅漑施設工事を期限前に完工し、工事が終わりしだい田作りをおこなって、寸土も余さず有効に使うよう、総会で強調してください。潅漑工事をおこなわなければ、すべての水田を水利完全田につくりかえることができません。水利完全田にできるものを、遊ばせておく理由はありません。必ず田作りをおこなって、例え、数トンの米でも増産するよう努力しなければなりません。 すべての同志に、決意をかためて邁進するよう、アピールすべきです。 米は、すなわち社会主義です。社会主義を建設するには米がなければなりません。 穀物増産のため、党中央のアピールにこたえて、ともに勇往邁進するよう希望します。 同志たちの会議の成果を期待します。 会議が終わりしだい、その結果を報告してください。 |
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出典:『金日成著作集』10巻 | ||
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