金 日 成 |
祖国解放戦争の偉大な勝利を祝う |
−朝鮮人民軍最高司令官命令第470号− |
1953年7月27日 |
勇敢な朝鮮人民軍の兵士、下士官、将校、将官諸君! 7月27日、朝鮮人民軍と中国人民志願軍の代表を一方にし、アメリカ帝国主義者をかしらとする武力侵略軍代表を他方にして、停戦協定が調印された。 アメリカ帝国主義武力侵略者とその手先、かいらい李承晩一味に反対する正義の祖国解放戦争は朝鮮人民の勝利に終わった。 停戦協定が調印された事実は、アメリカ帝国主義武力侵略者とその手先、かいらい李承晩一味の軍事的・政治的・道徳的敗北を示すものである。 朝鮮人民は3年間の祖国解放戦争において、世界の平和愛好民主陣営諸国人民から私心のない精神的・物質的援助を受けつつ英雄的な戦いを繰り広げ、祖国──朝鮮民主主義人民共和国の栄誉と自由と独立を守り勝利をかちとった。 アメリカ帝国主義者は、日本帝国主義の植民地奴隷のくびきに苦しんでいた朝鮮人民を自分たちの奴隷にし、朝鮮を植民地に変え、ひいては中国とソ連に反対する戦争の基地にしようとしたが、その目的は達成できなかった。 朝鮮民主主義人民共和国に対する侵略戦争において、アメリカ帝国主義者は朝鮮人民の凶悪な敵であるばかりでなく、全世界自由愛好諸国人民の凶悪な敵であることをみずから実証した。 朝鮮人民軍将兵は、不屈の堅忍さを発揮して英雄的に戦い、アメリカ帝国主義者の「技術万能」「不敗性」の神話をうちくだき、彼らを停戦協定の調印へと追い込んだ。 私は、献身的で英雄的な戦いを展開して、アメリカ帝国主義武力侵略者とその手先、かいらい李承晩一味を撃破し、祖国解放戦争で栄誉ある勝利をかちとった朝鮮人民軍将兵を熱烈に祝賀し、謝意を表するものである。 私はまた、全朝鮮人民の名において、正義の祖国解放戦争で我々に貴重な援助を与えた勇敢で不屈の兄弟の中国人民志願軍将兵に熱い謝意を表するものである。 停戦が実現した今日、人民軍将兵には常に敵の策動を高度の警戒心をもって注視し、万端の戦闘態勢を堅持すべき任務が提起されている。 我々は、アメリカ帝国主義武力侵略者とその手先が朝鮮民主主義人民共和国に対し再び戦争を挑発するときには、彼らを最終的に壊滅させずにはおかないという確信をもつべきである。 私は、アメリカ帝国主義武力侵略者とその手先李承晩かいらい一味に反対する祖国解放戦争の勝利を記念するために、次のように命令する。 本日の21時、祖国の民主首都平壌で124門の大砲がそれぞれ一斉に24発の祝砲をうち上げること。 栄えある祖国──朝鮮民主主義人民共和国万歳! 英雄的朝鮮人民軍万歳! 勇敢な中国人民志願軍万歳! 祖国の自由と独立を守る崇高な祖国解放戦争に生命をささげた朝鮮人民軍と中国人民志願軍の将兵に不滅の栄光あれ! |
出典:『金日成著作集』7巻 |
ページのトップ |