『金日成主席革命活動史』

第4節 朝鮮労働党を永遠にチュチェの革命的党に
強化、発展させるための活動
 

 金日成主席は、人民大衆の自主偉業を達成し、党を永遠にチュチェの革命的党に強化、発展させるため、党の唯一思想体系、チュチェの思想体系を確立する活動を引き続き力強く推し進めた。

 主席は、1983年に発表した古典的著作『チュチェ思想を具現するための朝鮮人民のたたかいについて』をはじめ一連の著作で、チュチェ思想を具現した朝鮮労働党の路線と政策の正当性と生命力を朝鮮革命の実践的経験にもとづいて論証し、党員と勤労者にチュチェ思想の優越性と独創性に対する信念をもたせるようにした。

 主席は、チュチェの思想体系を確立する一方、党と革命隊伍の統一・団結をたえず強化していくようにした。

 主席は、朝鮮労働党の指導者である金正日同志を中心とする全党の思想・意志の統一・団結をあらゆる面から強化するようにした。

 主席は、1983年12月下旬の朝鮮労働党中央委員会政治局会議でおこなった演説と1984年3月中旬の政務院の責任幹部への談話で、現時点において特に重要なことは、全党と全人民を党中央委員会の金正日同志のまわりにかたく団結させることであるとし、すべての幹部と党員は、金正日同志を中心とする全党の統一と団結を大切にしなければならないと指摘し、抗日革命闘争の時期に青年共産主義者が領袖に忠誠をつくしたように、指導者に心から忠誠をつくすべきだと強調した。

 主席は、すべての活動を金正日同志に報告し、その唯一的結論に従って処理する革命的な秩序と規律を打ち立てるうえで実践的模範を示した。現地指導に出向いたり、いっとき休息を取ったりするときにも金正日同志に知らせ、外国訪問を終えて帰ってきても、まず金正日同志に訪問の結果を通報した。

 こうして、幹部と党員、勤労者の間で、金正日同志の指導に忠実に従い、チュチェの革命偉業のためにすべてをささげてたたかう革命的気風が確立された。

 主席は、党と革命隊伍の統一・団結を強化するため、大衆との活動に力を入れて広範な大衆を党のまわりにかたく結集させるようにした。

 広範な大衆を党のまわりにかたく結束させるため、勤労者団体の活動を改善、強化するよう導いた。

 主席は1981年10月下旬、朝鮮社会主義労働青年同盟第7回大会での演説『青年はチュチェの革命偉業の頼もしい継承者になろう』と、同年11月末の朝鮮職業総同盟第6回大会での演説『労働者階級は全社会のチュチェ思想化をめざす闘争で中核部隊となろう』など一連の著作で、党と革命発展の要請に即して勤労者団体の役割を高めるための課題と方法を全面的に示し、党中央委員会政治局常務委員会と政治局会議、書記局会議で、勤労者団体の活動に対する党の指導をさらに強化するための組織的な対策を講じた。

 主席は、広範な大衆を党のまわりに結束させるため、党活動家の役割を一段と高めるようにした。

 主席は、党が人民大衆の運命に責任をもつ母なる党としての本分を果たすようにするため、党活動家が革命的な大衆観点を打ち立てて真の人民の忠僕となり、人民と生死・苦楽をともにしながら大衆を教育し、彼らから学び、大衆の力に依拠して、すべての問題を解決していくようにした。同時に、幹部の間で権柄と官僚主義、主観主義と要領主義などあらゆる誤った活動方法と作風を一掃し、党の伝統的な革命的活動方法と作風を確立するための思想教育と思想闘争を強く繰り広げるようにした。その結果、領袖、党、大衆が一つの社会的・政治的生命体として一心団結した力で、革命と建設における困難かつ膨大な課題を立派に遂行していけるようになった。

 主席は、朝鮮労働党の栄えある革命伝統を擁護し、それを立派に継承、発展させていくよう導いた。

 主席は、革命戦跡と革命史跡をはじめ、革命伝統教育の拠点を立派に整備するようにした。

 1982年10月に大城山革命烈士陵を改築、拡張する方向と方法を示し、党中央委員会書記局の指示文をくだして、この工事が、全党、全国家的な事業として進められるようにし、1984年4月には愛国烈士陵の建設を発起した。

 こうして、大城山革命烈士陵は1985年10月に立派に改築、拡張され、1986年9月には愛国烈士陵が落成した。

 この時期、主席は、革命伝統を継承、発展させるため、抗日革命闘争の時期に朝鮮革命の中心的指導拠点であった白頭山密営を見つけ出すことに格別な関心を払った。

 主席は1986年8月、白頭山地区を訪れ、抗日革命闘争の事績が秘められている革命戦跡を見て回った。8月中旬のある日、小白水(ソペクス)橋を渡りながらふと足を止め、この谷間は見覚えがある、調査してみるようにと指示した。その後、小白水谷の発掘作業と抗日革命闘士の実地考証により、そこが朝鮮革命の司令部の位置していた白頭山密営であったことが証明され、金正日同志が誕生した丸太小屋の跡も見つけ出すことができた。

 主席は1988年7月下旬、白頭山革命戦跡建設総合計画模型を前にして、白頭山地区を革命伝統教育の拠点として立派に整備するよう指示した。

 そして、同年8月10日には復元された白頭山密営を訪れ、貴重な革命事績を全面的に考証し、それを通じて党員と勤労者に対する革命伝統教育を強化するよう指示した。その日、主席は、全党、全軍、全人民の一致した意思と念願を反映して金正日同志の生家の後ろの峰を「正日峰」と名づけ、その岩壁に「正日峰」という文字を刻むようにした。

 主席は、党員と勤労者の間で革命伝統教育をさまざまな形式と方法で行い、彼らが党の栄えある革命伝統でしっかり武装し断固擁護するようにし、「生産も学習も生活も抗日遊撃隊式に!」という革命的なスローガンを高く掲げて、抗日の革命伝統を社会生活の各分野で具現していくよう導いた。

 主席は、朝鮮労働党を永遠にチュチェの革命的な党に強化、発展させるため、党建設の歴史的経験を全面的に集大成し、それをもって幹部と党員をしっかり武装させるようにした。

 主席は1986年5月31日、古典的著作『朝鮮労働党建設の歴史的経験』を発表した。

 主席は著作で、革命的な党建設の経験を全面的に総括、分析し、朝鮮労働党をチュチェ型の革命的な党に、社会主義社会の導き手に建設するうえで提起される原則的な問題に科学的な解明を与えた。

 朝鮮労働党の本質的特性と基本的使命を明らかにし、対人活動を基本とし、全社会に対する政治的指導を実現するのが労働者階級の党建設の根本原理であるとした。

 そして、朝鮮労働党が党建設で堅持している基本原則は、第1に党内に唯一思想体系を確立することであり、第2に、党が大衆と渾然一体となることであり、第3に党建設において継承性を保つことであると述べた。

 また、党の隊伍を、組織的、思想的に強化することを党建設の基本的内容、党活動の中心的課題として力強く展開する過程で得た経験、党と人民大衆の統一・団結を実現することを党建設の重要な原則、党と革命隊伍を強化する決定的な保証とし、党と人民大衆の統一・団結を実現した経験、革命と建設において正確な路線と政策を策定、提示し、それらを実行する闘争を巧みに指導した党の指導の経験を集大成した。

 そして、チュチェの指導芸術を確立するための我が党の闘争経験を広め、党活動体系と活動方法、活動作風の原則的な要求と基本的内容を全面的に明らかにした。

 主席はまた、党を社会主義社会の導き手にする展望をもって建設していく問題を示し、そのためには、党の偉業を世々代々継承していかなければならないとし、ここで基本となる政治的領袖の後継者問題を立派に解決した党の貴重な経験と、党が革命伝統の純潔性を固守した経験を分析した。

 そして、党を見通しをもって建設するためには、全党をチュチェ思想化し、社会主義社会本来の要求に即して主体的な党建設思想と理論をさらに発展させ、完成させていかなければならないと強調した。





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