編集:卓成日
翻訳:金時習
外国文出版社
2018年11月


 
写真集
まえがき


 人民の子!

 これは、何らかの官職でも名誉でもない。人民を限りなく重んじ、愛し、人民に献身的に尽くす、そういう人たちだけに付けられる呼称である。

 一国の領袖を指して人民の子とたたえる時、それは領袖が人民のために自己のすべて、ひいてはわが生涯のすべてを余さずにささげる献身的服務者の最高の亀鑑だということである。領袖は、みずからを人民の子だと称して人民のための献身的な服務の道を歩み、人民は領袖を父と呼んで高潔な衷情と信義を尽くしているのがまさに、領袖を中心として一つの大家庭をなした朝鮮の社会の真正な姿である。

 朝鮮の最高指導者金正恩委員長は次のように述べている。

 「わたしは、金正日同志からゆだねられた社会主義祖国と人民のためにすべてをささげるでありましょう」

 人民が初めてまみえた委員長の姿は、指導者としての姿である前に、献身的服務者の姿であった。

 金正恩委員長は、わが金日成民族、金正日朝鮮が戴いた、いま一人の偉大な人民の子である。

 
目 次
衝 撃
凍てつく胸中に
以民為天にもとづく人民観
最も優れた人民
わたしの祖父、父親として
愛のねぐら
未来を愛せよ
われら幸せ歌う
大会場にて名付けられた新生児の名
あいさつの言葉を伝えるべく
「ご苦労さんです」
人民にささげるあいさつ
目が開いたいきさつ
驚天動地の新しい歴史


むすび


 最近、この地球上の西側で驚くべき出来事が報道されて人々の注目を引いた。

 西ヨーロッパのある探検家が南極大陸の人類未踏の地点に到着したニュースが流されたが、ここで人々を驚かせたのは、探検家が人類未踏の極地点に到達した事実の標識としてそこに立てた旗がなんと朝鮮民主主義人民共和国の国旗だということであった。

 この一見特異な事実に対して世界のメディアは、ヨーロッパの著名な探検家がどういうわけで南極大陸の探検に際して極東の一国朝鮮民主主義人民共和国の国旗を携えて行ったのかということに注目した。

 西側の某通信は、このことは朝鮮が地球を代表する国だと見る世界の民心を反映したものだと報じた。

 地球を代表する国───朝鮮!

 朝鮮を含むこの地球は、ほかならぬ人間、人類が生存する唯一の惑星である。人類がこの惑星上でいつまでもむつまじく幸せに暮らすためには、人間、人類を最高に重んじ、人民にすべてを従わせる思想がわが惑星を支配すべきだということが人類の絶対多数の主張である。

 金正恩委員長は、次のように述べている。

 「働く人民が永遠であるように、人民のために、人民とともにたたかうことに永遠の正義と勝利があります」

 太陽を中心にして地球が公転していると主張したコペルニクスの地動説が真理として公認されるまでには実_に長い歳月が流れた。

 ところで、人民大衆を中心に置き、すべてのものが人民に服務しなければならないというチュチェの真理は、わずか数年にして世界の人民の心を強くとらえているのである。

 こんにち、自主、平和、社会主義をめざしてたたかっている進歩的人類が朝鮮に賛嘆の目を向けているのは、金正恩委員長がチュチェの人民観、人民哲学が最高に具現された人民大衆中心の社会主義を実現すべく鋭意努めていることと無関係ではない。

 指導者は自身を人民の子として人民に滅私奉仕し、人民は指導者を慈父とみなして忠誠を尽くす一心団結の国、人民の国こそがわが朝鮮である。






inserted by FC2 system